電話機
【課題】夜中の迷惑電話の被害や、電話によるトラブルを防止することが可能な電話機を開発することを目的とする。
【解決手段】電話機は、電話番号を登録する記憶回路と、記憶回路に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御回路とを備える。前記記憶手段が、複数の電話番号グループを有し、電話番号が、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶され、前記制御手段は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御する。
【解決手段】電話機は、電話番号を登録する記憶回路と、記憶回路に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御回路とを備える。前記記憶手段が、複数の電話番号グループを有し、電話番号が、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶され、前記制御手段は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、通常の電話機は、通信可能状態で特別な操作をしなければ、自ら何時でも電話をかけることもできる。昼夜問わず不特定の相手からも電話がかかってくる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007‐111142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、通常の電話機は、昼夜問わず不特定の相手からも電話がかかってくる可能性がある。
【0005】
従来の電話は昼夜に関わらず、電話をかける意思があれば、不特定多数の人々からかかってきた通話を受信できた。そのため、迷惑電話や、電話によるトラブル等が続発している。したがって、迷惑電話や、電話によるトラブルを避ける為には、親子兄弟や親戚、或いは関係者以外からの電話が繋がらない電話機が求められていた。
【0006】
従来の電話機では、高齢者など耳が遠くなっている方は、かかってきた電話を家族(子供)や孫の声に勘違いして信じてしまう可能性があり、電話による損害や被害等が発生する可能性があった。このため、警察などの国家機関や、銀行等は、電話による被害防止に努力している。
【0007】
このように、警察などの国家機関や、銀行等が総力を挙げている社会的問題を解消することが可能な電話機の開発が求められている。
【0008】
従来の各電話会社(企業)も電話トラブルを防止するための機能が開発されつつあるが、トラブルを解消させるためには、未だ、若干の盲点や弱点があるため、更なる技術開発が必要である。
【0009】
また、初めてかかってくる電話の中には、高齢者を対象にした電話ばかりではなく、電話による商品の販売等もある。
【0010】
さらに、初めての電話やセールス等の余計な電話が入ると、その度に電話対応をしなければならない。
【0011】
従来の電話機としては、一旦入ってきた電話に対して、ある数字を入力することによって、その電話番号から再度電話が入らない様になる電話機があった。しかし、この電話機では、必ず最初の一回は電話が入るため、その一回目の通話によって、トラブルが発生されたのでは安全な電話としては役に立たない。
【0012】
また、迷惑電話が入らない電話機もある。しかし、この電話機では、入電防止すると他の電話が入らないと言う問題(欠陥)も発生した。そのため、迷惑電話の防止を一回行うと、他の電話を受けられなくなり、親戚等からの電話が入らないと言う苦情等が発生する場合もある。このように、電話トラブルを防止するための電話機であっても、様々な改善点がある。
【0013】
電話によるトラブルは、親子・兄弟、親戚・あるいはごく親しい人からの電話による問題は全体的に少ない。このため、初めての電話に注意する必要がある。
【0014】
また、電話機は情報連絡、情報伝達・情報収集等様々な目的で連絡する機能が必要と共に、同時に迷惑や、いたずら電話も防止できる機能が必要である。そのため、迷惑防止の操作した場合に、それを操作(作動)したことにより自分の親戚等の電話がかけられる必要がある。
【0015】
本発明は、迷惑電話を防止し、安全、安心に取扱い(使用)できることが可能な電話機を開発することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本願発明者は、従来の電話機の様に、広範囲に全て入電する電話機能ではなく、親子兄弟、親戚、友人知人等のごく僅か(無線機の様に狭い通信通話)の登録式電話を開発した。つまり、未登録(他人)の電話は入らない様にした電話機を開発した。
【0017】
本発明にかかる電話機は、電話番号を登録する記憶手段と、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする電話機である。
【0018】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、複数の電話番号グループを有し、電話番号が、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶され、前記制御手段は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御することを特徴とする電話機であってもよい。
【0019】
本発明にかかる電話機は、複数の識別手段と、時間を計測する計時手段と、を備え、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、特定の識別手段を作動させる制御を行い、前記計時手段によって計測された時間に応じた制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0020】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、利用者がかけた電話番号を自動的に登録するとともに、利用者による操作手段の操作に応じて電話番号を登録することを特徴とする電話機であってもよい。
【0021】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、利用者による操作手段の操作に応じて登録されている電話番号が関連付けられる前記電話番号グループを変更することが可能であることを特徴とする電話機であってもよい。
【0022】
本発明にかかる電話機は、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、ベルを作動させたのち、所定の識別手段を作動させる制御、または、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させたのち、ベルを作動させる制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0023】
本発明にかかる電話機は、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させる制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0024】
本発明にかかる電話機は、表示手段を備え、前記記憶手段が、電話番号に関連づけて画像情報を記憶し、前記制御手段は、着信した電話番号に応じた画像情報を表示手段に表示する制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0025】
本発明にかかる電話機は、FAX機能を備え、前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合にFAX受信可能に制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0026】
本発明にかかる電話機は、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、所定の音声を発信者側に送る制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0027】
本発明にかかる電話機は、前記識別手段が、電話機本体に所定の角度で設置されていることを特徴とする電話機であってもよい。
【0028】
本発明にかかる電話機は、前記識別手段の角度が、変更自在であることを特徴とする電話機であってもよい。
【0029】
本発明にかかる電話機は、複数の入力領域を有するタッチパネルを備え、前記制御手段が、前記入力領域の大きさを変更する制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0030】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、カレンダー情報を記憶し、前記制御手段が、前記カレンダー情報に応じて、報知制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0031】
本発明にかかる電話機は、銀行サーバと通信回線網を介して接続され、操作手段の操作に応じて、銀行情報を表示可能な表示手段を備えることを特徴とする電話機であってもよい。
【発明の効果】
【0032】
このように、本発明にかかる電話機によって、電話によるトラブルを防止することが可能な電話機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図2】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図3】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図4】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図5】本発明の第一実施形態にかかる電話機の処理フロー図
【図6】本発明の第一実施形態にかかる電話機の処理フロー図
【図7】本発明の第一実施形態にかかる電話機の処理フロー図
【図8】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図9】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図10】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図11】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図12】本発明の第三実施形態にかかる電話機の外観図
【図13】本発明の第三実施形態にかかる電話機の外観図
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
図1は、本発明にかかる電話機1の外観図である。図1に示すように、本発明にかかる電話機1は、本体の左側にハンドセット2が設置され、ハンドセット2の上部には、白色のLED照明50が設置されている。本体の右側下部にタッチパネル式のディスプレイ30が設置され、本体の右側上部に左から、タッチパネル式のディスプレイ52、タッチパネル式のディスプレイ54、タッチパネル式のディスプレイ56、タッチパネル式のディスプレイ58が設置されている。また、電話機1の内部には、様々な制御を行う制御回路20(図示せず)と、記憶回路25(図示せず)が内蔵されている。
【0035】
これらのディスプレイ52〜ディスプレイ58は、後述のように、登録された電話番号に関連付けられたグループに対応している識別表示灯として機能する。より具体的には、親子兄弟グループとして登録された電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ52が青色に点灯する。親戚グループとして登録された電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ54が緑色に点灯する。友人・知人グループとして登録された電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ56が黄色に点灯する。他人グループとして登録された電話番号や未登録の電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ58が赤色に点灯する。また、一度電話をかけたが、グループに関連付けられていない電話番号から電話がかかってきた場合には、LED照明50が点灯する。
【0036】
図2に示すように、ディスプレイ52の下部は、連結部52aを介して、電話機1の本体と連結している。連結部52aは、弾性部材(例えば、コイルスプリングや弾性プラスチックやシリンダーなど)が含まれている。この弾性部材の働きによって、連結部材52aは、電話機1の本体に押しつけられ、図3,図4に示すように、利用者の所望の角度で固定できる。
【0037】
このように、ディスプレイ52からディスプレイ58が電話機1の本体に対して、直角あるいは、角度傾斜をつけることによって、遠く(例えば、壁などがない室内や廊下)から、青、緑、黄色、赤の点灯を確認できる。また、ディスプレイ52からディスプレイ58を立てたり倒したり、角度を自由に調節できるため、高齢者や耳が不自由な方が、点灯を容易に気づくことができ、利便を提供できる。また、子供も電話機が様々な色に点灯するため、興味を持ち家族間の会話の話題を提供できる。
【0038】
このように、ディスプレイ50からディスプレイ58は、複数の識別手段の一例である。このように、ディスプレイ52からディスプレイ58は、電話機本体に所定の角度で設置されている識別手段の一例である。このように、ディスプレイ50からディスプレイ58は、角度が変更自在である識別手段の一例である。
【0039】
図5は、電話が着信(入電)した際の処理を示すフローである。まず、入電した場合、ステップS10に示すように、制御回路20は、利用者によるディスプレイ30の操作によって、いたずら電話防止機能が作動しているか否かを判定する。制御回路20が、いたずら電話防止機能が作動していると判定した場合には、ステップS12に処理を移し、作動していると判定しない場合には、ステップS14に処理を移す。
【0040】
ステップS12において、制御回路20は、入電した電話番号が、初めての電話番号か否かを判定する。より具体的には、制御回路20は、入電した電話番号が、記憶回路25に登録されている電話番号か否か判定する。制御回路20が、初めての電話番号または、他人グループとして登録された電話番号の場合には、ステップS16に処理を移し、それ以外の登録された電話番号と判定した場合には、ステップS18に処理を移す。
【0041】
ステップS14において、制御回路20は、ベルを鳴らし、通常の受信処理を行う。
【0042】
ステップS16において、制御回路20は、ベルを鳴らさず、ディスプレイ58を一定期間、点灯する。より具体的には、制御回路20は、内蔵時計を参照し、午前9時から午後8時までの場合には、留守番メッセージを発声した後、自動的に切断し、午後8時から午前9時のいわゆる夜間の場合には、ベルを鳴らさず一定期間受信する。夜間にかかってくる電話のほとんどがいたずら電話のため、着信後メッセージを付加し自動で切断する。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、所定の音声を発信者側に送る制御を行う制御手段の一例である。このように、制御回路20は、時間を計測する計時手段の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、特定の識別手段を作動させる制御を行い、計時手段によって計測された時間に応じた制御を行う制御手段の一例である。このように、記憶回路25は、電話番号を記憶する記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御手段の一例である。
【0043】
ステップS18において、制御回路20は、記憶回路25に登録されたグループに対応するディスプレイを一定期間点灯し、その後、ベルを鳴らす。さらに、記憶回路25に電話番号に関連付けられて画像や、名前のデータが記憶されている場合には、画像や名前をディスプレイ30に表示する。また、FAX機能がある場合には、FAXを受信する。なお、本実施例においては、ディスプレイを点灯後にベルを鳴らしているが、本発明はこれに限定されず、ベルを鳴らした後に、ディスプレイを点灯してもよい。
【0044】
これらの処理によって、昼の場合、初めて入って来た電話は、メッセージを付加して自動で切断し、真夜間の初めてかかってくる電話は、いたずら電話がほとんどであるため、ベルがならない様に受信後に電話切断する。
【0045】
このように、初めて入って来た電話、つまり、未登録の電話機からの通話は、昼夜に関わらず、受信側の呼び出しベルや呼び出しメロデイー等は鳴動せず、お断り等のメッセージを付加して自動で切断する様になっている。
【0046】
このため、未登録の電話機から電話がかかってきた場合に、子供や高齢者が受話器を上げても(取っても)相手の声がお互いに聞こえず、メッセージを付加し、自動的に切断する様になっているため、子供や高齢者を保護することができる。
【0047】
例えば、「この電話機は、親子や登録された方々しか受付しない電話機になっております。」と言うような、同じ断りのメッセージを何回も繰り返し、1回目のメッセージより2回目のメッセージの音量が下げられ、2回目のメッセージより3回のメッセージの音量が下げられると言う様に、言葉(メッセージ)を繰り返す度に音量を下げて(低くし)自然に切断する。この場合、言葉(メッセージ)を繰り返している最中に、子供や高齢者が受話器を上げても、お互い(相手や自分の家族)通話できず、相手に対する言葉(メッセージ)は続けられて自動で切断する様になっている。
【0048】
また、未登録の相手の電話に受信しない旨のメッセージを発信(伝送)している最中(場合)に、登録された電話機から電話が入った場合は、未登録電話機に対して、その時に流れている断りのメッセージが終了したら、「只今の時間は受付いたしておりません。」と言う、メッセージを1回から2回位、付加して通話を遮断し、登録電話機からの発話を受信できる。なお、断りのメッセージは固定したものではなく、必要に応じてメッセージに変更できる。
【0049】
昼と夜で、初めてのかかってくる電話を区別している理由は、昼の場合は、良心的な方から電話がかかる場合があるため、メッセージを付加し切断する。夜間の初めての電話あるいは、登録されていない電話はほとんどが、迷惑やいたずら電話である。このため、ベルが鳴らない様にして切断する。
【0050】
なお、初めてかかってくる電話は、昼夜に関係なく録音式等で伝言を受け付けないのがトラブルを防止する上で重要である。初めてかかってくる電話を留守電で伝言を受けるのは、大変危険である。その理由は、初めてのかかって来た電話を録音式等で伝言を受けると、「あなた様の息子様の件でお話がありますのでOOO−xxxまでご連絡ください。急用な用件なので至急お電話下さい。」等という電話が入る可能性がある。従って、技術者(開発者)が安全な電話を開発しても、利用者の使い方によっては安全に役に立たなくなるので、盲点や弱点(隙)を作らないことが重要である。
【0051】
上述のように、従来の電話機は、相手が誰であろうと、相手に電話をかける意思があれば、全ての電話を受信する可能性があった。そのため、迷惑電話や電話によるトラブル等が続発し大きな社会問題になった。このような問題を解決し、安心して使用できる電話機が求められており、本発明はこれを解決するために開発された。
【0052】
このように、記憶回路25は、複数の電話番号グループを有し、電話番号は、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶される記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御する制御手段の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合に、ベルを作動させたのち、所定の識別手段を作動させる制御、または、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させたのち、ベルを作動させる制御を行う制御手段の一例である。
【0053】
このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させる制御を行う制御手段の一例である。このように、ディスプレイ30は、表示手段の一例である。このように、記憶回路25は、電話番号に関連づけて画像情報を記憶する記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、着信した電話番号に応じた画像情報を表示手段に表示する制御を行う制御手段の一例である。このように、電話機1は、FAX機能を備える電話機の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合にFAX受信可能に制御を行う制御手段の一例である。
【0054】
図6は、電話番号を入力した際の処理を示すフローである。ステップS22において、利用者は、ディスプレイ30を操作して、電話番号を入力する。この処理が終了した場合には、ステップS24に処理を移す。
【0055】
ステップS24において、制御回路20は、利用者がディスプレイ52からディスプレイ58を押した場合、入力された電話番号を、押されたディスプレイに対応づけられたグループと関連付ける。より具体的には、電話番号を入力後、ディスプレイ52が押された場合には、その電話番号を親子兄弟グループとして関連付ける。この処理が終了した場合には、ステップS26に処理を移す。
【0056】
ステップS26において、制御回路20は、オンフックか否かを判定する。制御回路20が、オンフックと判定した場合には、ステップS29に処理を移し、オンフックと判定しない場合には、ステップS28に処理を移す。
【0057】
ステップS28において、制御回路20は、入力された電話番号に応じて発信する。通話終了後に、ステップS29に処理を移す。
【0058】
ステップS29において、制御回路20は、入力された電話番号や、電話番号とグループとの関連づけを記憶回路25に記憶(または更新)する。さらに、電話番号に対応して、名前や画像データなども必要に応じて記憶回路25に記憶する。この処理によって、電話番号とグループの対応関係が謝って記憶されていたとしても、、受話器を上げないで修正する電話番号OOO−xxxを入力し、識別表示の青色を入力し、その後決定(登録)を押すことよって修復できる。
【0059】
このように、記憶回路25は、利用者がかけた電話番号を自動的に記憶するとともに、利用者による操作手段の操作に応じて電話番号を記憶する記憶手段の一例である。このように、記憶回路25は、利用者による操作手段の操作に応じて記憶されている電話番号が関連付けられる電話番号グループを変更することが可能である記憶手段の一例である。
【0060】
図7は、グループと電話番号の対応関係が謝って記憶されていた場合に修正するためのフローである。ステップS32において、利用者は、修正したい電話番号が記憶されているグループに対応する。ディスプレイ52からディスプレイ58のいずれかを押す。
【0061】
ステップS34において、利用者は、ディスプレイ30を用いて修正したい電話番号を入力する。ステップS36において、制御回路20は、入力された電話番号を押されたディスプレイに対応するグループに関連付けて、記憶回路25のデータを更新する。
【0062】
この処理によって、表示灯の色を間違えて操作した場合、例えば、青を押すべきなのに黄色を押した場合には、受話器を上げないで修正したい識別表示(表示灯)の色を押して、修正する電話番号000ーxxxを入力し、決定(登録)を押すことにより修正できる。さらに、この処理によって、一度電話をかけて登録しても、登録を解除したい場合は、受話器を上げないで解除したい表示灯のボタンを押してから解除番号OOO−xxxの番号を入力して決定(登録)を押すことにより、電話番号を簡単に解除できる。このように、記憶回路25は、利用者による操作手段の操作に応じて記憶されている電話番号が関連付けられる電話番号グループを変更することが可能である記憶手段の一例である。
【0063】
このように、本発明にかかる電話機は、登録電話以外は入電しない電話である。さらに、本発明にかかる電話機は、識別(色別)表示灯が表示され、親子兄弟、親戚、友人知人等が、色別に発光することで瞬時に判る様になっている。従って、電話がかかれば識別(色別)表示灯が表示され、その後は好みにより名前や電話番号を組み合わせて表示する電話機であってもよい。
【0064】
具体的には、親戚の場合は、識別が「緑色灯と名前」が表示される。または、識別が「緑色灯と電話番号」または、識別が「緑色灯と名前と電話番号」の全てが表示されてもよく、また、識別(緑色灯)だけでも良い。さらには、親戚の場合に識別(緑色灯)を基本にして他の項目(音声、メロデイ一等)と組み合わせても効果がある。
【0065】
従来(旧式)の電話は、ベルやメロデイー等が鳴動した場合に、受話器を取って相手の話を聞くまでは、どこから誰からの電話なのかが判らなかった。しかし、本発明は、電話が入電(受信)と同時に、色別灯(青、緑、黄、赤)で表示されるため、どのグループからの電話かが判るので安心して電話にでることができる。
【0066】
さらに、自分が本発明にかかる電話機を用いて、外部にかける場合は何の制限もなく電話をかけることができる。本発明にかかる電話機は、従来の電話機と異なり、受信可能な電話番号が事前登録式(登録方式)のため、外部(他人)からの迷惑電話は入らないことが、特徴の一つである。
【0067】
また、毎日、自宅に兄弟や親戚、友人知人等から沢山電話がかかってくる中で、未登録(他人)の電話が入る度に、「電話あり着信ありの」明確しない不明のメッセージが記録されると、外出などから帰宅した場合等、誰から電話がかかって来たのか判らないばかりでなく、余計な心配や、不安に陥り、場合によっては心理的に惑わされて自ら、電話を掛けてきたと思われる相手に電話をして、相手に迷惑をかけないとも限らない。このため、本発明にかかる電話機は、未登録(他人)の電話が、「電話あり着信ありの」メッセージ等の記録を残さない機能を付けてもよい。
【0068】
例えば、1.自分の子供が就職したばかりで、毎日、自分の家族に電話を掛けてくる場合や、2.親戚の方が病気で入院し、その状況について時々電話がかかってくる。3.会社の新たな企画相談(会議)等について電話がかかってくる予定の場合。4.町会の清掃や花壇の手入れに人手不足の為、応援依頼の電話がかかってくる可能性がある場合。5.仲の良い友人から時々電話がかかってくる。6.お中元を何人かの方に贈ったので、届いたことの連絡がある可能性がある場合等、いくつもの電話がかかってくる可能性がある場合に、未登録(他人)の電話が入る度に「電話あり、着信ありの」明確しない不明の記録があると、自分や家族がどこからの電話からなのか判らないばかりでなく、心配や不安になる場合がある。
【0069】
このような、不安や心配を取り除く為には、少なくとも、着信時に、親子兄弟、親戚、友人知人や他人等のどのグループかわかる識別表示(例えば、親子兄弟は青、親戚は緑、友人知人は黄色、他人は赤等の識別表示)があれば、受話器を取る前からある程度どこのグループからかかってきたのかが判るので安心感が向上する。また、外出から帰宅した場合でも、識別表示(例えば、親子兄弟は青、親戚は緑、友人知人は黄色、他人は赤等の識別表示)される識別表示灯と電話番号、或いは、識別表示灯と名前が記録されていれば、安心して折り返し相手に電話をすることも可能になる。
【0070】
また、初めてかかってくる他人の未登録の電話(識別表示灯の赤)は、着信時にベルやメロデイーが鳴動ぜず、着信記録が残らない。さらに、メッセージを付加して自動で切断される様になっていれば、電話による不安や心配が発生しない。
【0071】
また、他人の識別表示灯(赤)が、頻繁に電話が入電し、チカチカして赤色灯が邪魔に感じる場合は、識別表示灯(赤灯)を表示しない(消す)こともできる。
【0072】
また、直接の電話問題がなくても、忙しい時に商品のセールス等の電話が入ればその都度、対応しなければならないばかりでなく、来客がいた場合や、急用で出掛けなければならない場合、また、子供や病人が寝ていた場合、さらには、夜勤から帰宅して疲れて寝ていた場合など、色々な支障がある場合がある。
【0073】
また、未登録の判らない、「電話あり、着信あり」表示では、心配や不安になる場合も考えられる。
【0074】
このような状況の場合に、電話を掛けてくると思われる方を順番に自分の方から電話をかけたが、結果的に誰も自宅に電話していない場合もあり、自分の行動(電話を掛けたこと)が迷惑になりかねない。
【0075】
仮に、電話機本体に受信記録を残すのであれば、受信方式を登録式にし、家族が帰宅した場合に、安心できる表示にする必要がある。つまり、一目瞭然にわかる方式にすることが好ましい。
【0076】
具体的には、本発明の様に、1.色別、青、緑、黄色等の識別表示灯が点灯する。2.電話番号が記載される。3.名前が記載される。また、「○○からお電話がありました。」等のメッセージが付加されれば、さらに効果がある。
【0077】
この様に、識別表示が最も安心感があって判りやすく、それに付加して名前や電話番号等を表示されていれば、不在時に電話がかかって来ても、何一つ心配や不安視することなく、安心して、折り返し相手に電話をすることができる。
【0078】
また、登録電話であっても夜間は呼び出し、ベルやメロデイーは鳴動しないが、親子兄弟、親戚関係等の近親については、呼び出しベルやメロデイーを鳴動するように設定できる。
【0079】
従来の電話着信手段は、自宅の受話器を上げなければ、着信あり等のメッセージが明確に表示されないので判らないばかりでなく、識別表示(青、緑、黄色)や氏名等が表示されないので、どこから誰からの電話からかかって来たのか、判らなかった。また、従来の電話機は、着信あり等のメッセージが記載されても、一度、受話器を上げないとメッセージがディスプレーに明確と表示されない。このため、家族等が外出から帰宅しても、電話を掛けることが無ければ(受話器を上げなければ)何時までも電話がかかってきたことがわからない。
【0080】
本発明にかかる電話機は、自宅に誰もいない場合は、消費電力を節約する為に液晶(ディスプレー)に表示せず、家族が帰宅して、自宅の電話に近づくと、人の検出センサーや話し声の検出センサーにより、識別表示灯(青、緑、黄色等)や電話番号、氏名等が表示される様になる機種(装置)にしても良い。
【0081】
なお、未登録の電話は、メッセージ等の記録を残さない一方、メッセージ等が残るのが親子、兄弟や親戚、友人、知人などの限られたグループからの電話のみなので、その後の家族の電話対応(折り返しの電話等)は、安心してできる。
【0082】
図8は、本発明にかかる電話機の第二実施形態の外観である。第一実施形態と同一の符号は、略同一のため、説明は省略する。電話機2の上部には、第一実施形態のディスプレイ52からディスプレイ58の代わりに左から青色のLED照明ボタン152、緑色のLED照明ボタン154、黄色のLED照明ボタン156、赤色のLED照明ボタン158が設けられている。各LED照明ボタンは、青色のLED照明ボタン152は、親子兄弟グループからの入電に対応して点灯する。緑色のLED照明ボタン154は、親戚グループからの入電に対応して点灯する。黄色のLED照明ボタン156は、知人グループからの入電に対応して点灯する。赤色のLED照明ボタン158は、他人グループとして登録された電話番号や未登録の電話番号からの入電に対応して点灯する。各LED照明ボタンを操作することによって、電話番号のグループ分けを行うことができる。第二実施形態の電話機は、タッチパネルディスプレイではなく、LED照明ボタンを用いることによって、製造コストを削減可能であるとともに、構造がより単純となるため、故障が少なくなり製品寿命を延ばすことが可能になる。
【0083】
図9に示すように、電話機2は、通信回線網を介して、銀行サーバと接続されている。そして、利用者によるディスプレイ30の操作によって、銀行口座など、銀行情報など見ることができる。このように、電話機1は、銀行サーバと通信回線網を介して接続される電話機の一例である。このように、ディスプレイ30は、操作手段の操作に応じて、銀行情報を表示可能な表示手段の一例である。
【0084】
図10に示すように、電話機2は、記憶回路25に利用者のスケジュール情報を記憶できる。利用者によるディスプレイ30の操作に応じて、カレンダー表示領域が拡大して、ディスプレイ30に表示される。また、カレンダーを検索し選定すれば、一月ごとのカレンダーが表示され、電話(携帯電話)の画面を右あるいは左に移動すると他の月のカレンダーが判る。
【0085】
自分が予定や計画をしている月を指定したい場合、例えば、12月を指定したい場合は、12を指定して12を入力また、は、カレンダーの12をタッチ(押す)すると12月のカレンダーだけが拡大されて表示される。
【0086】
さらに12月17日の研修会に参加を予約している場合は、17日の表示されている17をタッチすると日にち毎の行事予定表が表示され、自分の必要な事項「例えば、最寄り駅、集合時間、開始時間,筆記用具J等自分の予定日や準備するものを忘れないために入力できる。また、1日前、あるいは7日前に、知りたい日を設定(指定)すると、例えば準備のため、7日前に知りたい場合は、7日前にアラームや表示灯が点滅して予定等を報知する様に設定すれば、指定した7日前にアラームや表示灯が点滅して報知する。また、1日前に確認したい場合は、1日前にアラーム(メロデイー)が成る様に設定(指定)すれば、1日前にアラームや表示灯が点灯して報知する。
【0087】
このように、記憶回路25は、カレンダー情報を記憶する記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、カレンダー情報に応じて、報知制御を行う制御手段の一例である。このように、ディスプレイ30は、複数の入力領域を有するタッチパネルの一例である。このように、制御回路20は、入力領域の大きさを変更する制御を行う制御手段の一例である。
【0088】
図11に示すように、電話機2のディスプレイ30には次の様に表示される。まず、グループ(識別表示)が表示され、その下に名前、名前の無い場合は男女の人形、その下に電話番号、最下部に電話経過時間表が表示される。
【0089】
電話経過時間表は、細長い長方形の枠があり、左あるいは右のいずれかの一方から、電話する時聞が経過する毎に、白い表示が進んできて時間経過を表示する。例えば、表示される時間は、10分の時間表示になって、0からスタートして、1分毎に白い表示が進み、10分に達すると、また、0からスタートする。この時、一回目の10分になった時点で、電話経過時間表の上等に10分と言う数字が表示される。従って、一回終わって、2回目の8分を表示している場合は、18分電話をかけていることになる。また、3回終わると30分電話をかけたことになる。
【0090】
また、電話利用者に時間をさらに印象づけるために10分、20分と表示する時間の分のみを点滅させることも出来、さらに、クイックマークにして、クイックマークのみを点滅させる方法等もある。
【0091】
また、ディスプレイ30は、名前を入力する場合に、文字を入力して名前を登録する方法と、文字を書いて登録する方法などあり、どちらかを選定しでも入力できる。この場合、文字入力か、手書きかを選定すると、ディスプレイにどちらかが表示される。電話利用者がどちらも選択できる。また、文字を書いて登録する場合に余り上手でない文字でも、電話利用者がディスプレイ30に記入した文字を、読み取り機能が認識すると、コンピューターが正しい文字に修正する。具体的には、斜めになって海城海子と名前を書いた場合にコンピューターが海城海子と認識出来れば正しい文字になる。また、名前を登録する場合に必ずフルネームにしなくても海城だけでも入力できる。また、難しい名前の場合は、ひらがなやカタカナで登録できる。
【0092】
次に相手の電話番号OOOO−xxxxを入力し、相手と通話した場合は、次回同じ相手から電話がかかってきた場合に、相手側が名前を入力しなくても、こちらで入力した場合は、既に相手の名前が記録されているので、次回同じ相手から電話がかかってきた場合は、相手の名前と相手の電話番号等が同時に表示される。
【0093】
そのため、相手の名前を登録した場合は、(1)識別表示灯が点灯する。(2)相手の名前が表示される。(3)相手の電話番号が表示される。(4)通話経過時間表が記載される。(5)録音装置が作動する。の5項目が同時に表示や作動される。
【0094】
また、通常の電話は、電話着信時に相手の電話番号や時間位しか表示されないが、本発明は、受話器を上げなくても着信と同時に電話本体に、織別表示灯や名前、電話番号等が表示されるので、電話の受話器を取る前に電話対応(心の準備)をできると言う効果があるので従来の電話機と比べ安心して電話ができる。
【0095】
図12は、本発明にかかる電話機の第三実施形態の外観である。第一実施形態と同一の符号は、略同一のため、説明は省略する。電話機3の上部には、第一実施形態のディスプレイ52からディスプレイ58の代わりに左から青色のLED照明ボタン252、緑色のLED照明ボタン254、黄色のLED照明ボタン256、赤色のLED照明ボタン258が、回転台260の上に設けられている。そして、図13に示すように、回転台260を回転させることによって、利用者がLED照明ボタンを見やすい角度に自由に調節することが出来る。なお、識別表示灯の表示方法は、ディスプレイや、四角形や長方形や略円筒形のLED照明ボタンに限らず、例えば、動物や花などの形状でもよく。
【0096】
このように、本発明にかかる電話機1から電話機3は、初めて入ってきた電話に対して、電話を受けた側が対話をしたり対応したり出来ない。このため、子供や痴呆のお年寄りの方が受話器を取っても通話や通信が出来ない様できる。様になっており
【0097】
電話の利用者によっては、それでは、重要な連絡が入らないのではないかと言う疑問を感じる人がいるかも知れないが、本発明は、そのための機能を導入している。
【0098】
まず、自分や家族が毎日相手にかけている親戚や、友人・知人、あるいは仕事や商売等で使用している電話(電話番号)は、一回電話をかけると自動で登録される。その後は、相手が電話をかける意思があれば何時でも電話が入る。また、FAXがあれば登録されているFAXも入る。
【0099】
また、わざわざ、親戚や友人・知人に電話をかけなくても、受話器を上げないで識別番号を入力して識別表示(識別表示灯)に指定して登録のボタン等を指定して押すことにより、電話をかけなくても電話登録ができる。電話は全て登録式(登録方式)になっており、登録以外の電話はかからない(電話が入らない)。また、自分や家族がかけた通話は無制限に登録されるが、同じ番号は一つに統合されて一つとして登録される。また、自分や家族が電話をかけた電話は識別に登録されると、その後電話がかかってくる場合は、識別・色別になって識別表示灯(青、緑、黄色、赤)が点置するので、少し離れていても、青や緑、黄色、赤等の表示灯が点灯するので、ある程度、何処からの電話であるかが判るので、安心して電話に出ることができる。例えば、青は親子兄弟、緑は親戚、黄色は友人・知人、赤は他人の電話というように、表示灯の色で、どこから電話がかかってきたかわかる。また、初めての電話や登録されていない電話は入電時にベルやチャイムがならない。
【0100】
これからの電話は、自分や家族が必要な時にのみ電話をかけることが出来て、普段は他人や第三者等に邪魔されたりトラブルに巻き込まれたり、他人に利用されない電話が必要にある。つまり、電話をかけるのも自由だが、受信しない自由もあり、自分や家族のための電話を提供することが必要である。さらに、仮に、第三者が電話出来なくても,本当にお連絡が必要ならば、当該第三者は、直接訪問することも、手紙などの郵便物を送ることも出来る。現在、日本国内では、郵便物は、通常2〜3日で到着するため、当該第三者が知人であれば、連絡をすることが可能である。
【0101】
本発明は登録された電話番号に関連づけられた識別表示による識別表示灯を備えており、少し離れた位置からも青、緑、黄色、赤と言う様に識別表示灯が点灯するので、点灯によってある程度何処からの電話から入って来たかが判り、従来の電話機と比較して安心して電話対応ができる。
【0102】
本発明をより詳細に説明すれば、本発明は、全ての電話番号が登録式になっており、登録された番号以外の電話はかからない(電話の通話が出来ない)。本発明は、識別表示灯によって、かかってきた電話を識別できる。例えば、親子兄弟は青色、親戚は緑色、友人・知人は黄色、初めての電話は、赤色等に分類されている。電話をかける時に、識別表示のボタンを押してから電話をかけると、その電話番号が自動的に識別系統・識別表示灯に対応付けて登録される。
【0103】
また、相手に電話をかけた場合に、急いで電話をかけたときや、識別表示を押し忘れて電話をかけたとき等、何も操作をしないで電話をかけたときは、何の問題も無く通話できるが、総合表示灯(白色灯=総合灯)に関連付けて登録される。このため、その電話番号は、その後に電話が入った場合に、総合表示灯に表示されるので、通常(一般)の電話の様に受話器を持って話を聞かないと、どこからの電話であるか判らない。
【0104】
この場合(上記)の様に、何も操作をしない場合は、総合表示灯(白色灯LED50)に電話が表示されるので、この場合は、あわてないでゆっくり修正できるので、修正すると、次回からかかってくる場合は、青、緑、黄、赤と言う様に識別されて発光して判りやすく表示されるので修正することが好ましい。
【0105】
修正方法は、上述のように通り(図7のステップS32からステップS36)となる。
(1)受話器を上げないで、対応するグループを選定してディスプレイや、LED照明ボタンなどを押す。例えば、友人・知人の場合は、黄色のボタンを押す。
(2)総合表示灯(白色)から識別表示灯(黄色)に変更する電話番号を入力する。ooo−xxx。
(3)登録また、はディスプレイ30の所定領域(あるいは確定ボタン)を押す。
以上の3つの操作で簡単に修正が完了する。
【0106】
さらに、本発明は電話着信時に(1)識別表示灯、(2)相手の名前、(3)相手の電話番号、(4)通話経過時間表、(5)録音装置の5項目を着信と同時に表示し、作動できる。
【0107】
5項目同時に作動(表示)させるためには、名前を入力しなければならないので、まず、電話をかける前に、電話をかける相手の名前を入力する必要がある。名前を入力する方法は、ディスプレイ30の側に入力式、手書き式を選定して指定すれば、何れかの表示が現れる。例えば、文字入力を選定すればディスプレイ30にあいうえおの文字が表示される。また、手書きを指定すれば液品画面に手書き文字が書けるディスプレイ30に表示される。なお、文字入力も手書き入力も漢字、ひらがな、カタカナ等好きな文字が入力できる。
【0108】
なお、名前を入力する場合は、受話器を上げても、受話器を上げなくても入力できる。名前を入力したら、識別表示(青、緑、黄)を押して電話番号を入力すれば電話がかかり5項目が登録(作動)されるが、必ず名前を入力しなくても電話で話せる。この場合、識別表示と電話番号のみで名前を入れないで電話をかけた場合は、ディスプレイに識別と電話番号、通話経過時間表が表示されて、名前の部分には、男女のマーク(名前がないのでクエッションマーク代わり)が表示される。
【0109】
また、電話の録音装置は、受話器を上げて自分あるいは、相手のどちらかが話をすると録音と修正が完了する。また、この反対に装置が自動で作動さする。録音装置には電話がかかって来た着信時間(区切り)が記載される。この録音装置の着信時間と電話本体に表示される電話は離れ(別)ているが、2つの電話は連動している。録音が沢山録音されていて、新たな録音がある場合に、他の所へ電話する時に、受話器を上げれば録音ありと言うメッセージが表示される。
【0110】
この場合、急ぎの用で電話をかける時はそのまま電話をかけ、電話が終わってから録音のメッセージを確認できる。録音の前に、必ず区切り時間のメッセージを音声で知らせるので、いつの日に、何時にかかってきたか判る。
【0111】
本発明は、全ての電話番号が自動登録式となっている。このため、普段通りに電話をかければ、自動的にかけた電話番号が登録される。また、受話器を上げないで識別装置を指定し、該当する識別ボタンを押し、その後、電話番号を入力後、登録または確定ボタンを押すことにより、電話番号が識別装置に関連付けられて登録される。
【0112】
一方、従来の電話は、親子兄弟を初め、親戚、友人.知人、さらには色々なセールスなど色々な電話が無差別にかかって来て、電話の度に受話器を取って対応しなければならないばかりでなく、場合によっては電話によるトラブルに巻き込まれるケースも発生している。また、電話によっては、着信時に相手の電話番号が記載される電話も存在するが、この場合は電話の側に行かないと番号が判らないばかりでなく、初めての電話番号や、年に一二回しかかけて来ない電話番号は、着信時の得号を見ただけでは誰からの電話なのかが判らないと言う問題がある。本発明は、少し離れていても特定者は判らないものの、ある程度、何処からの電話からかかってきたのかが判るので安心して電話に出ることができる。つまり、識別表示灯が、例えば、青は親子兄弟、緑は親戚、黄色は友人.知人、赤は他人と言う様に、少し離れていてもある程度何処からの電話なのかが判る。また、電話に近づけば、名前も表示されるため、安心して対応ができる。また、初めてかかって来た電話の、赤色(拒絶電話)は登録されていない電話なので、電話口まで行かなくても無視しておけば、自動で切断する。
【0113】
従来の電話は、全てかかってきた電話を、受話器を取って話を聞かなければならなかったが、本発明は、初めての電話や怪しげな電話は受けないので、電話がかかってきても電話の側にいかなくても良いと言う効果と、いちいちセールスの話を聞かないで済むと言う効果がある。また、色々なセールス等の話をされると、その話を断れない性格の人は、本発明はその人にとって電話だけでなく身を守る安全な装置となる。
【0114】
本発明は、メモリ25上で登録された電話番号を幾つかのグループ(区分け)にわかれている。このグループ(区分け)を識別表示、あるいは識別表示灯と言う。外部から電話が入ると、識別系統・識別表示灯に指定登録されて、登録された電話は、自動で指定された識別系統・識別表示灯(青、緑、黄、赤色等)の回線に入り、指定されたランプが点灯し、受信して受話ができる。また、初めての電話はベルがならず電話入電後、拒絶系統(赤色)に振り分け、昼はメッセージを付加してその後、自動で切断し、夜間はベルが成らない様に電話入電し、その後、自動で電話を切断する。
【0115】
このように、知らない電話や初めての電話は1本も受話が出来ない様に設定可能である。また、本発明は、室内等の騒音を少なくするために、登録電話のみ数回呼び出し、ベルをならして、その後、識別表示灯に変更して相手を呼び出してもよい。あるいは、呼び出しベルが全くならないで、識別表示灯のみで相手を呼び出してもよい
【0116】
また、家族同士が電話をした場合、例えば、母親と娘が電話をした場合に、予め家族(娘の写真を電話の画像として登録しておき)娘から電話がかかって来た場合は、電話に入れておいた画像が移し出す方法もある。あるいは、娘が自宅で扱っている愛犬を可愛がっていたら、愛犬の写真等を画像として登録しておいて、娘が電話をかけてきたら娘の代わりに愛犬の写真が写し出され、母親は娘からの電話だと言う方法もある。さらに、本発明は電話、FAXの連動式は、登録電話以外のFAXは入らない、迷惑やいたずら等の文や文字は一切受信しない。
【0117】
さらに、本発明は、夜間のいたずら電話等は、ベルがならない様にして、お断りなどのメッセージを付加して切断する方法もある。
【0118】
また、識別表示灯が電話本体に対し、直角あるいは、角度傾斜を付けて遠く(遠くと言っても壁などが無い廊下や室内程度)から、青、緑、黄、赤等の識別表示灯が確認できる様にできる。また、識別表示灯を立てたり倒したり、角度を自由に調節できるので、お年寄りや耳の不自由な方には識別(色別)がはっきり判るように調節する機能を提供できる。また、小さい子供等も色々な色が光るので興味を持ち、安全性を高めることができる。
【0119】
さらに本発明は、自分の電話と銀行のATMに有線あるいは電波で接続され、指定電話番号に電話をし、自分の電話番号、自分の暗証番号等を入力すると自分が預金している銀行の自分の預金残高を知ることができる。従って、銀行に遠い場合や、雨や雪の場合等鮒Tに行かなくても自宅や買い物途中、さらには喫茶庖でコーヒーを飲みながら自分の預金残高を知ることができる。なお、本実施形態において、銀行の例を記載したが、本発明はこれに限らず、信託銀行、証券会社などの他の金融機関のシステムとも接続できる。
【0120】
従来の電話は、一部の電話を除いて全ての電話が入って来た。そのため、迷惑やいたずらさらに、電話によるトラブルまで発生した。また、従来の電話はいたずらする人が、夜中に数回ベルをならして電話をかけてきた場合に、寝ている相手が受話器を取る前に電話を切ればいたずらする人は1円も電話代がかからず相手にいたずらしたと言う満足感があり、いたずらする人が一方的に有利であった。しかし、本発明は、いたずらしてもベルがならないばかりでなく、かかって来た電話は、全てメッセージを付加して自動で切断するようになっている。
【0121】
このように、迷惑やいたずら等の電話や初めての電話は一切受け付けない安全、安心対策のための電話である。
【0122】
このように、本電話は忙しいサラリーマンや予定が沢山ある場合等アラーム(メロデイー)あるいは、表示灯が表示する様になって、忘れかけていた予定日や準備品を知らせてくれるので、忙しいサラリーマン等には効果的な予定の報知手法になり万全な態勢で、研修会、会議、会合さらに、仕事等ができる電話になっている。全て入力の設定を終了して、確定あるいは登録すれば最初の画面(戻る)が表示される。
【0123】
本来、電話と言うものは、情報連絡、情報伝達、情報収集等、自分や家族の利便性のものであるべきであるが、近年は、他人や第三者に、本人の所在確認や在室確認のため、匿名で電話をかけられたりあるいは無言電話等で悪用されたり、さらには、色々なトラブルに巻き込まれるケースが多発している。このような状況を総研すれば、電話は他人や、第三者、あるいは見知らぬ人に利用されるものではなく、自分や家族を守る機器にする必要がある。
【0124】
本発明を総論すれば、これまでの様々な問題を研究して、迷惑やいたずら電話、さらには未登録の電話がかからない様にし、新たなトラブル防止機能を高めた電話を開発した。
【0125】
さらに、本発明は、忙しいサラリーマン等のために、カレンダーを導入して、忘れかけた予定や計画を報知する様になって、予定通りに計画等ができるさらに本発明は、銀行に行かなくても、自分の電話(携帯電話)から銀行に預金している自分の残高が判る。
【0126】
本発明は、自分や家族が電話をかける場合は、通常の電話と同様に何処へでもかけることができる。例えば、親子兄弟、親戚、友人知人を初め、全国の役所、警察署、消防署、旅行代理店、さらにはテレビの問い合わせのため、NHK等のテレビ局にもかけることができる。国内を始め全世界へ何処へでも自由にかけることができる電話である。他の電話と違う点は、迷惑やいたずら電話は完全に撃退して一切受けない、受話の出来ないのが特徴である。このように、本発明は、迷惑やいたずら電話を厳しく制限しトラブル防止を可能とする電話機である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、通常の電話機は、通信可能状態で特別な操作をしなければ、自ら何時でも電話をかけることもできる。昼夜問わず不特定の相手からも電話がかかってくる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007‐111142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、通常の電話機は、昼夜問わず不特定の相手からも電話がかかってくる可能性がある。
【0005】
従来の電話は昼夜に関わらず、電話をかける意思があれば、不特定多数の人々からかかってきた通話を受信できた。そのため、迷惑電話や、電話によるトラブル等が続発している。したがって、迷惑電話や、電話によるトラブルを避ける為には、親子兄弟や親戚、或いは関係者以外からの電話が繋がらない電話機が求められていた。
【0006】
従来の電話機では、高齢者など耳が遠くなっている方は、かかってきた電話を家族(子供)や孫の声に勘違いして信じてしまう可能性があり、電話による損害や被害等が発生する可能性があった。このため、警察などの国家機関や、銀行等は、電話による被害防止に努力している。
【0007】
このように、警察などの国家機関や、銀行等が総力を挙げている社会的問題を解消することが可能な電話機の開発が求められている。
【0008】
従来の各電話会社(企業)も電話トラブルを防止するための機能が開発されつつあるが、トラブルを解消させるためには、未だ、若干の盲点や弱点があるため、更なる技術開発が必要である。
【0009】
また、初めてかかってくる電話の中には、高齢者を対象にした電話ばかりではなく、電話による商品の販売等もある。
【0010】
さらに、初めての電話やセールス等の余計な電話が入ると、その度に電話対応をしなければならない。
【0011】
従来の電話機としては、一旦入ってきた電話に対して、ある数字を入力することによって、その電話番号から再度電話が入らない様になる電話機があった。しかし、この電話機では、必ず最初の一回は電話が入るため、その一回目の通話によって、トラブルが発生されたのでは安全な電話としては役に立たない。
【0012】
また、迷惑電話が入らない電話機もある。しかし、この電話機では、入電防止すると他の電話が入らないと言う問題(欠陥)も発生した。そのため、迷惑電話の防止を一回行うと、他の電話を受けられなくなり、親戚等からの電話が入らないと言う苦情等が発生する場合もある。このように、電話トラブルを防止するための電話機であっても、様々な改善点がある。
【0013】
電話によるトラブルは、親子・兄弟、親戚・あるいはごく親しい人からの電話による問題は全体的に少ない。このため、初めての電話に注意する必要がある。
【0014】
また、電話機は情報連絡、情報伝達・情報収集等様々な目的で連絡する機能が必要と共に、同時に迷惑や、いたずら電話も防止できる機能が必要である。そのため、迷惑防止の操作した場合に、それを操作(作動)したことにより自分の親戚等の電話がかけられる必要がある。
【0015】
本発明は、迷惑電話を防止し、安全、安心に取扱い(使用)できることが可能な電話機を開発することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本願発明者は、従来の電話機の様に、広範囲に全て入電する電話機能ではなく、親子兄弟、親戚、友人知人等のごく僅か(無線機の様に狭い通信通話)の登録式電話を開発した。つまり、未登録(他人)の電話は入らない様にした電話機を開発した。
【0017】
本発明にかかる電話機は、電話番号を登録する記憶手段と、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする電話機である。
【0018】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、複数の電話番号グループを有し、電話番号が、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶され、前記制御手段は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御することを特徴とする電話機であってもよい。
【0019】
本発明にかかる電話機は、複数の識別手段と、時間を計測する計時手段と、を備え、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、特定の識別手段を作動させる制御を行い、前記計時手段によって計測された時間に応じた制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0020】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、利用者がかけた電話番号を自動的に登録するとともに、利用者による操作手段の操作に応じて電話番号を登録することを特徴とする電話機であってもよい。
【0021】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、利用者による操作手段の操作に応じて登録されている電話番号が関連付けられる前記電話番号グループを変更することが可能であることを特徴とする電話機であってもよい。
【0022】
本発明にかかる電話機は、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、ベルを作動させたのち、所定の識別手段を作動させる制御、または、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させたのち、ベルを作動させる制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0023】
本発明にかかる電話機は、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させる制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0024】
本発明にかかる電話機は、表示手段を備え、前記記憶手段が、電話番号に関連づけて画像情報を記憶し、前記制御手段は、着信した電話番号に応じた画像情報を表示手段に表示する制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0025】
本発明にかかる電話機は、FAX機能を備え、前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合にFAX受信可能に制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0026】
本発明にかかる電話機は、前記制御手段が、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、所定の音声を発信者側に送る制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0027】
本発明にかかる電話機は、前記識別手段が、電話機本体に所定の角度で設置されていることを特徴とする電話機であってもよい。
【0028】
本発明にかかる電話機は、前記識別手段の角度が、変更自在であることを特徴とする電話機であってもよい。
【0029】
本発明にかかる電話機は、複数の入力領域を有するタッチパネルを備え、前記制御手段が、前記入力領域の大きさを変更する制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0030】
本発明にかかる電話機は、前記記憶手段が、カレンダー情報を記憶し、前記制御手段が、前記カレンダー情報に応じて、報知制御を行うことを特徴とする電話機であってもよい。
【0031】
本発明にかかる電話機は、銀行サーバと通信回線網を介して接続され、操作手段の操作に応じて、銀行情報を表示可能な表示手段を備えることを特徴とする電話機であってもよい。
【発明の効果】
【0032】
このように、本発明にかかる電話機によって、電話によるトラブルを防止することが可能な電話機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図2】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図3】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図4】本発明の第一実施形態にかかる電話機の外観図
【図5】本発明の第一実施形態にかかる電話機の処理フロー図
【図6】本発明の第一実施形態にかかる電話機の処理フロー図
【図7】本発明の第一実施形態にかかる電話機の処理フロー図
【図8】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図9】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図10】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図11】本発明の第二実施形態にかかる電話機の外観図
【図12】本発明の第三実施形態にかかる電話機の外観図
【図13】本発明の第三実施形態にかかる電話機の外観図
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
図1は、本発明にかかる電話機1の外観図である。図1に示すように、本発明にかかる電話機1は、本体の左側にハンドセット2が設置され、ハンドセット2の上部には、白色のLED照明50が設置されている。本体の右側下部にタッチパネル式のディスプレイ30が設置され、本体の右側上部に左から、タッチパネル式のディスプレイ52、タッチパネル式のディスプレイ54、タッチパネル式のディスプレイ56、タッチパネル式のディスプレイ58が設置されている。また、電話機1の内部には、様々な制御を行う制御回路20(図示せず)と、記憶回路25(図示せず)が内蔵されている。
【0035】
これらのディスプレイ52〜ディスプレイ58は、後述のように、登録された電話番号に関連付けられたグループに対応している識別表示灯として機能する。より具体的には、親子兄弟グループとして登録された電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ52が青色に点灯する。親戚グループとして登録された電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ54が緑色に点灯する。友人・知人グループとして登録された電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ56が黄色に点灯する。他人グループとして登録された電話番号や未登録の電話番号から電話がかかってきた場合には、ディスプレイ58が赤色に点灯する。また、一度電話をかけたが、グループに関連付けられていない電話番号から電話がかかってきた場合には、LED照明50が点灯する。
【0036】
図2に示すように、ディスプレイ52の下部は、連結部52aを介して、電話機1の本体と連結している。連結部52aは、弾性部材(例えば、コイルスプリングや弾性プラスチックやシリンダーなど)が含まれている。この弾性部材の働きによって、連結部材52aは、電話機1の本体に押しつけられ、図3,図4に示すように、利用者の所望の角度で固定できる。
【0037】
このように、ディスプレイ52からディスプレイ58が電話機1の本体に対して、直角あるいは、角度傾斜をつけることによって、遠く(例えば、壁などがない室内や廊下)から、青、緑、黄色、赤の点灯を確認できる。また、ディスプレイ52からディスプレイ58を立てたり倒したり、角度を自由に調節できるため、高齢者や耳が不自由な方が、点灯を容易に気づくことができ、利便を提供できる。また、子供も電話機が様々な色に点灯するため、興味を持ち家族間の会話の話題を提供できる。
【0038】
このように、ディスプレイ50からディスプレイ58は、複数の識別手段の一例である。このように、ディスプレイ52からディスプレイ58は、電話機本体に所定の角度で設置されている識別手段の一例である。このように、ディスプレイ50からディスプレイ58は、角度が変更自在である識別手段の一例である。
【0039】
図5は、電話が着信(入電)した際の処理を示すフローである。まず、入電した場合、ステップS10に示すように、制御回路20は、利用者によるディスプレイ30の操作によって、いたずら電話防止機能が作動しているか否かを判定する。制御回路20が、いたずら電話防止機能が作動していると判定した場合には、ステップS12に処理を移し、作動していると判定しない場合には、ステップS14に処理を移す。
【0040】
ステップS12において、制御回路20は、入電した電話番号が、初めての電話番号か否かを判定する。より具体的には、制御回路20は、入電した電話番号が、記憶回路25に登録されている電話番号か否か判定する。制御回路20が、初めての電話番号または、他人グループとして登録された電話番号の場合には、ステップS16に処理を移し、それ以外の登録された電話番号と判定した場合には、ステップS18に処理を移す。
【0041】
ステップS14において、制御回路20は、ベルを鳴らし、通常の受信処理を行う。
【0042】
ステップS16において、制御回路20は、ベルを鳴らさず、ディスプレイ58を一定期間、点灯する。より具体的には、制御回路20は、内蔵時計を参照し、午前9時から午後8時までの場合には、留守番メッセージを発声した後、自動的に切断し、午後8時から午前9時のいわゆる夜間の場合には、ベルを鳴らさず一定期間受信する。夜間にかかってくる電話のほとんどがいたずら電話のため、着信後メッセージを付加し自動で切断する。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、所定の音声を発信者側に送る制御を行う制御手段の一例である。このように、制御回路20は、時間を計測する計時手段の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、特定の識別手段を作動させる制御を行い、計時手段によって計測された時間に応じた制御を行う制御手段の一例である。このように、記憶回路25は、電話番号を記憶する記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御手段の一例である。
【0043】
ステップS18において、制御回路20は、記憶回路25に登録されたグループに対応するディスプレイを一定期間点灯し、その後、ベルを鳴らす。さらに、記憶回路25に電話番号に関連付けられて画像や、名前のデータが記憶されている場合には、画像や名前をディスプレイ30に表示する。また、FAX機能がある場合には、FAXを受信する。なお、本実施例においては、ディスプレイを点灯後にベルを鳴らしているが、本発明はこれに限定されず、ベルを鳴らした後に、ディスプレイを点灯してもよい。
【0044】
これらの処理によって、昼の場合、初めて入って来た電話は、メッセージを付加して自動で切断し、真夜間の初めてかかってくる電話は、いたずら電話がほとんどであるため、ベルがならない様に受信後に電話切断する。
【0045】
このように、初めて入って来た電話、つまり、未登録の電話機からの通話は、昼夜に関わらず、受信側の呼び出しベルや呼び出しメロデイー等は鳴動せず、お断り等のメッセージを付加して自動で切断する様になっている。
【0046】
このため、未登録の電話機から電話がかかってきた場合に、子供や高齢者が受話器を上げても(取っても)相手の声がお互いに聞こえず、メッセージを付加し、自動的に切断する様になっているため、子供や高齢者を保護することができる。
【0047】
例えば、「この電話機は、親子や登録された方々しか受付しない電話機になっております。」と言うような、同じ断りのメッセージを何回も繰り返し、1回目のメッセージより2回目のメッセージの音量が下げられ、2回目のメッセージより3回のメッセージの音量が下げられると言う様に、言葉(メッセージ)を繰り返す度に音量を下げて(低くし)自然に切断する。この場合、言葉(メッセージ)を繰り返している最中に、子供や高齢者が受話器を上げても、お互い(相手や自分の家族)通話できず、相手に対する言葉(メッセージ)は続けられて自動で切断する様になっている。
【0048】
また、未登録の相手の電話に受信しない旨のメッセージを発信(伝送)している最中(場合)に、登録された電話機から電話が入った場合は、未登録電話機に対して、その時に流れている断りのメッセージが終了したら、「只今の時間は受付いたしておりません。」と言う、メッセージを1回から2回位、付加して通話を遮断し、登録電話機からの発話を受信できる。なお、断りのメッセージは固定したものではなく、必要に応じてメッセージに変更できる。
【0049】
昼と夜で、初めてのかかってくる電話を区別している理由は、昼の場合は、良心的な方から電話がかかる場合があるため、メッセージを付加し切断する。夜間の初めての電話あるいは、登録されていない電話はほとんどが、迷惑やいたずら電話である。このため、ベルが鳴らない様にして切断する。
【0050】
なお、初めてかかってくる電話は、昼夜に関係なく録音式等で伝言を受け付けないのがトラブルを防止する上で重要である。初めてかかってくる電話を留守電で伝言を受けるのは、大変危険である。その理由は、初めてのかかって来た電話を録音式等で伝言を受けると、「あなた様の息子様の件でお話がありますのでOOO−xxxまでご連絡ください。急用な用件なので至急お電話下さい。」等という電話が入る可能性がある。従って、技術者(開発者)が安全な電話を開発しても、利用者の使い方によっては安全に役に立たなくなるので、盲点や弱点(隙)を作らないことが重要である。
【0051】
上述のように、従来の電話機は、相手が誰であろうと、相手に電話をかける意思があれば、全ての電話を受信する可能性があった。そのため、迷惑電話や電話によるトラブル等が続発し大きな社会問題になった。このような問題を解決し、安心して使用できる電話機が求められており、本発明はこれを解決するために開発された。
【0052】
このように、記憶回路25は、複数の電話番号グループを有し、電話番号は、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶される記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御する制御手段の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合に、ベルを作動させたのち、所定の識別手段を作動させる制御、または、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させたのち、ベルを作動させる制御を行う制御手段の一例である。
【0053】
このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させる制御を行う制御手段の一例である。このように、ディスプレイ30は、表示手段の一例である。このように、記憶回路25は、電話番号に関連づけて画像情報を記憶する記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、着信した電話番号に応じた画像情報を表示手段に表示する制御を行う制御手段の一例である。このように、電話機1は、FAX機能を備える電話機の一例である。このように、制御回路20は、記憶手段に記憶された電話番号から着信した場合にFAX受信可能に制御を行う制御手段の一例である。
【0054】
図6は、電話番号を入力した際の処理を示すフローである。ステップS22において、利用者は、ディスプレイ30を操作して、電話番号を入力する。この処理が終了した場合には、ステップS24に処理を移す。
【0055】
ステップS24において、制御回路20は、利用者がディスプレイ52からディスプレイ58を押した場合、入力された電話番号を、押されたディスプレイに対応づけられたグループと関連付ける。より具体的には、電話番号を入力後、ディスプレイ52が押された場合には、その電話番号を親子兄弟グループとして関連付ける。この処理が終了した場合には、ステップS26に処理を移す。
【0056】
ステップS26において、制御回路20は、オンフックか否かを判定する。制御回路20が、オンフックと判定した場合には、ステップS29に処理を移し、オンフックと判定しない場合には、ステップS28に処理を移す。
【0057】
ステップS28において、制御回路20は、入力された電話番号に応じて発信する。通話終了後に、ステップS29に処理を移す。
【0058】
ステップS29において、制御回路20は、入力された電話番号や、電話番号とグループとの関連づけを記憶回路25に記憶(または更新)する。さらに、電話番号に対応して、名前や画像データなども必要に応じて記憶回路25に記憶する。この処理によって、電話番号とグループの対応関係が謝って記憶されていたとしても、、受話器を上げないで修正する電話番号OOO−xxxを入力し、識別表示の青色を入力し、その後決定(登録)を押すことよって修復できる。
【0059】
このように、記憶回路25は、利用者がかけた電話番号を自動的に記憶するとともに、利用者による操作手段の操作に応じて電話番号を記憶する記憶手段の一例である。このように、記憶回路25は、利用者による操作手段の操作に応じて記憶されている電話番号が関連付けられる電話番号グループを変更することが可能である記憶手段の一例である。
【0060】
図7は、グループと電話番号の対応関係が謝って記憶されていた場合に修正するためのフローである。ステップS32において、利用者は、修正したい電話番号が記憶されているグループに対応する。ディスプレイ52からディスプレイ58のいずれかを押す。
【0061】
ステップS34において、利用者は、ディスプレイ30を用いて修正したい電話番号を入力する。ステップS36において、制御回路20は、入力された電話番号を押されたディスプレイに対応するグループに関連付けて、記憶回路25のデータを更新する。
【0062】
この処理によって、表示灯の色を間違えて操作した場合、例えば、青を押すべきなのに黄色を押した場合には、受話器を上げないで修正したい識別表示(表示灯)の色を押して、修正する電話番号000ーxxxを入力し、決定(登録)を押すことにより修正できる。さらに、この処理によって、一度電話をかけて登録しても、登録を解除したい場合は、受話器を上げないで解除したい表示灯のボタンを押してから解除番号OOO−xxxの番号を入力して決定(登録)を押すことにより、電話番号を簡単に解除できる。このように、記憶回路25は、利用者による操作手段の操作に応じて記憶されている電話番号が関連付けられる電話番号グループを変更することが可能である記憶手段の一例である。
【0063】
このように、本発明にかかる電話機は、登録電話以外は入電しない電話である。さらに、本発明にかかる電話機は、識別(色別)表示灯が表示され、親子兄弟、親戚、友人知人等が、色別に発光することで瞬時に判る様になっている。従って、電話がかかれば識別(色別)表示灯が表示され、その後は好みにより名前や電話番号を組み合わせて表示する電話機であってもよい。
【0064】
具体的には、親戚の場合は、識別が「緑色灯と名前」が表示される。または、識別が「緑色灯と電話番号」または、識別が「緑色灯と名前と電話番号」の全てが表示されてもよく、また、識別(緑色灯)だけでも良い。さらには、親戚の場合に識別(緑色灯)を基本にして他の項目(音声、メロデイ一等)と組み合わせても効果がある。
【0065】
従来(旧式)の電話は、ベルやメロデイー等が鳴動した場合に、受話器を取って相手の話を聞くまでは、どこから誰からの電話なのかが判らなかった。しかし、本発明は、電話が入電(受信)と同時に、色別灯(青、緑、黄、赤)で表示されるため、どのグループからの電話かが判るので安心して電話にでることができる。
【0066】
さらに、自分が本発明にかかる電話機を用いて、外部にかける場合は何の制限もなく電話をかけることができる。本発明にかかる電話機は、従来の電話機と異なり、受信可能な電話番号が事前登録式(登録方式)のため、外部(他人)からの迷惑電話は入らないことが、特徴の一つである。
【0067】
また、毎日、自宅に兄弟や親戚、友人知人等から沢山電話がかかってくる中で、未登録(他人)の電話が入る度に、「電話あり着信ありの」明確しない不明のメッセージが記録されると、外出などから帰宅した場合等、誰から電話がかかって来たのか判らないばかりでなく、余計な心配や、不安に陥り、場合によっては心理的に惑わされて自ら、電話を掛けてきたと思われる相手に電話をして、相手に迷惑をかけないとも限らない。このため、本発明にかかる電話機は、未登録(他人)の電話が、「電話あり着信ありの」メッセージ等の記録を残さない機能を付けてもよい。
【0068】
例えば、1.自分の子供が就職したばかりで、毎日、自分の家族に電話を掛けてくる場合や、2.親戚の方が病気で入院し、その状況について時々電話がかかってくる。3.会社の新たな企画相談(会議)等について電話がかかってくる予定の場合。4.町会の清掃や花壇の手入れに人手不足の為、応援依頼の電話がかかってくる可能性がある場合。5.仲の良い友人から時々電話がかかってくる。6.お中元を何人かの方に贈ったので、届いたことの連絡がある可能性がある場合等、いくつもの電話がかかってくる可能性がある場合に、未登録(他人)の電話が入る度に「電話あり、着信ありの」明確しない不明の記録があると、自分や家族がどこからの電話からなのか判らないばかりでなく、心配や不安になる場合がある。
【0069】
このような、不安や心配を取り除く為には、少なくとも、着信時に、親子兄弟、親戚、友人知人や他人等のどのグループかわかる識別表示(例えば、親子兄弟は青、親戚は緑、友人知人は黄色、他人は赤等の識別表示)があれば、受話器を取る前からある程度どこのグループからかかってきたのかが判るので安心感が向上する。また、外出から帰宅した場合でも、識別表示(例えば、親子兄弟は青、親戚は緑、友人知人は黄色、他人は赤等の識別表示)される識別表示灯と電話番号、或いは、識別表示灯と名前が記録されていれば、安心して折り返し相手に電話をすることも可能になる。
【0070】
また、初めてかかってくる他人の未登録の電話(識別表示灯の赤)は、着信時にベルやメロデイーが鳴動ぜず、着信記録が残らない。さらに、メッセージを付加して自動で切断される様になっていれば、電話による不安や心配が発生しない。
【0071】
また、他人の識別表示灯(赤)が、頻繁に電話が入電し、チカチカして赤色灯が邪魔に感じる場合は、識別表示灯(赤灯)を表示しない(消す)こともできる。
【0072】
また、直接の電話問題がなくても、忙しい時に商品のセールス等の電話が入ればその都度、対応しなければならないばかりでなく、来客がいた場合や、急用で出掛けなければならない場合、また、子供や病人が寝ていた場合、さらには、夜勤から帰宅して疲れて寝ていた場合など、色々な支障がある場合がある。
【0073】
また、未登録の判らない、「電話あり、着信あり」表示では、心配や不安になる場合も考えられる。
【0074】
このような状況の場合に、電話を掛けてくると思われる方を順番に自分の方から電話をかけたが、結果的に誰も自宅に電話していない場合もあり、自分の行動(電話を掛けたこと)が迷惑になりかねない。
【0075】
仮に、電話機本体に受信記録を残すのであれば、受信方式を登録式にし、家族が帰宅した場合に、安心できる表示にする必要がある。つまり、一目瞭然にわかる方式にすることが好ましい。
【0076】
具体的には、本発明の様に、1.色別、青、緑、黄色等の識別表示灯が点灯する。2.電話番号が記載される。3.名前が記載される。また、「○○からお電話がありました。」等のメッセージが付加されれば、さらに効果がある。
【0077】
この様に、識別表示が最も安心感があって判りやすく、それに付加して名前や電話番号等を表示されていれば、不在時に電話がかかって来ても、何一つ心配や不安視することなく、安心して、折り返し相手に電話をすることができる。
【0078】
また、登録電話であっても夜間は呼び出し、ベルやメロデイーは鳴動しないが、親子兄弟、親戚関係等の近親については、呼び出しベルやメロデイーを鳴動するように設定できる。
【0079】
従来の電話着信手段は、自宅の受話器を上げなければ、着信あり等のメッセージが明確に表示されないので判らないばかりでなく、識別表示(青、緑、黄色)や氏名等が表示されないので、どこから誰からの電話からかかって来たのか、判らなかった。また、従来の電話機は、着信あり等のメッセージが記載されても、一度、受話器を上げないとメッセージがディスプレーに明確と表示されない。このため、家族等が外出から帰宅しても、電話を掛けることが無ければ(受話器を上げなければ)何時までも電話がかかってきたことがわからない。
【0080】
本発明にかかる電話機は、自宅に誰もいない場合は、消費電力を節約する為に液晶(ディスプレー)に表示せず、家族が帰宅して、自宅の電話に近づくと、人の検出センサーや話し声の検出センサーにより、識別表示灯(青、緑、黄色等)や電話番号、氏名等が表示される様になる機種(装置)にしても良い。
【0081】
なお、未登録の電話は、メッセージ等の記録を残さない一方、メッセージ等が残るのが親子、兄弟や親戚、友人、知人などの限られたグループからの電話のみなので、その後の家族の電話対応(折り返しの電話等)は、安心してできる。
【0082】
図8は、本発明にかかる電話機の第二実施形態の外観である。第一実施形態と同一の符号は、略同一のため、説明は省略する。電話機2の上部には、第一実施形態のディスプレイ52からディスプレイ58の代わりに左から青色のLED照明ボタン152、緑色のLED照明ボタン154、黄色のLED照明ボタン156、赤色のLED照明ボタン158が設けられている。各LED照明ボタンは、青色のLED照明ボタン152は、親子兄弟グループからの入電に対応して点灯する。緑色のLED照明ボタン154は、親戚グループからの入電に対応して点灯する。黄色のLED照明ボタン156は、知人グループからの入電に対応して点灯する。赤色のLED照明ボタン158は、他人グループとして登録された電話番号や未登録の電話番号からの入電に対応して点灯する。各LED照明ボタンを操作することによって、電話番号のグループ分けを行うことができる。第二実施形態の電話機は、タッチパネルディスプレイではなく、LED照明ボタンを用いることによって、製造コストを削減可能であるとともに、構造がより単純となるため、故障が少なくなり製品寿命を延ばすことが可能になる。
【0083】
図9に示すように、電話機2は、通信回線網を介して、銀行サーバと接続されている。そして、利用者によるディスプレイ30の操作によって、銀行口座など、銀行情報など見ることができる。このように、電話機1は、銀行サーバと通信回線網を介して接続される電話機の一例である。このように、ディスプレイ30は、操作手段の操作に応じて、銀行情報を表示可能な表示手段の一例である。
【0084】
図10に示すように、電話機2は、記憶回路25に利用者のスケジュール情報を記憶できる。利用者によるディスプレイ30の操作に応じて、カレンダー表示領域が拡大して、ディスプレイ30に表示される。また、カレンダーを検索し選定すれば、一月ごとのカレンダーが表示され、電話(携帯電話)の画面を右あるいは左に移動すると他の月のカレンダーが判る。
【0085】
自分が予定や計画をしている月を指定したい場合、例えば、12月を指定したい場合は、12を指定して12を入力また、は、カレンダーの12をタッチ(押す)すると12月のカレンダーだけが拡大されて表示される。
【0086】
さらに12月17日の研修会に参加を予約している場合は、17日の表示されている17をタッチすると日にち毎の行事予定表が表示され、自分の必要な事項「例えば、最寄り駅、集合時間、開始時間,筆記用具J等自分の予定日や準備するものを忘れないために入力できる。また、1日前、あるいは7日前に、知りたい日を設定(指定)すると、例えば準備のため、7日前に知りたい場合は、7日前にアラームや表示灯が点滅して予定等を報知する様に設定すれば、指定した7日前にアラームや表示灯が点滅して報知する。また、1日前に確認したい場合は、1日前にアラーム(メロデイー)が成る様に設定(指定)すれば、1日前にアラームや表示灯が点灯して報知する。
【0087】
このように、記憶回路25は、カレンダー情報を記憶する記憶手段の一例である。このように、制御回路20は、カレンダー情報に応じて、報知制御を行う制御手段の一例である。このように、ディスプレイ30は、複数の入力領域を有するタッチパネルの一例である。このように、制御回路20は、入力領域の大きさを変更する制御を行う制御手段の一例である。
【0088】
図11に示すように、電話機2のディスプレイ30には次の様に表示される。まず、グループ(識別表示)が表示され、その下に名前、名前の無い場合は男女の人形、その下に電話番号、最下部に電話経過時間表が表示される。
【0089】
電話経過時間表は、細長い長方形の枠があり、左あるいは右のいずれかの一方から、電話する時聞が経過する毎に、白い表示が進んできて時間経過を表示する。例えば、表示される時間は、10分の時間表示になって、0からスタートして、1分毎に白い表示が進み、10分に達すると、また、0からスタートする。この時、一回目の10分になった時点で、電話経過時間表の上等に10分と言う数字が表示される。従って、一回終わって、2回目の8分を表示している場合は、18分電話をかけていることになる。また、3回終わると30分電話をかけたことになる。
【0090】
また、電話利用者に時間をさらに印象づけるために10分、20分と表示する時間の分のみを点滅させることも出来、さらに、クイックマークにして、クイックマークのみを点滅させる方法等もある。
【0091】
また、ディスプレイ30は、名前を入力する場合に、文字を入力して名前を登録する方法と、文字を書いて登録する方法などあり、どちらかを選定しでも入力できる。この場合、文字入力か、手書きかを選定すると、ディスプレイにどちらかが表示される。電話利用者がどちらも選択できる。また、文字を書いて登録する場合に余り上手でない文字でも、電話利用者がディスプレイ30に記入した文字を、読み取り機能が認識すると、コンピューターが正しい文字に修正する。具体的には、斜めになって海城海子と名前を書いた場合にコンピューターが海城海子と認識出来れば正しい文字になる。また、名前を登録する場合に必ずフルネームにしなくても海城だけでも入力できる。また、難しい名前の場合は、ひらがなやカタカナで登録できる。
【0092】
次に相手の電話番号OOOO−xxxxを入力し、相手と通話した場合は、次回同じ相手から電話がかかってきた場合に、相手側が名前を入力しなくても、こちらで入力した場合は、既に相手の名前が記録されているので、次回同じ相手から電話がかかってきた場合は、相手の名前と相手の電話番号等が同時に表示される。
【0093】
そのため、相手の名前を登録した場合は、(1)識別表示灯が点灯する。(2)相手の名前が表示される。(3)相手の電話番号が表示される。(4)通話経過時間表が記載される。(5)録音装置が作動する。の5項目が同時に表示や作動される。
【0094】
また、通常の電話は、電話着信時に相手の電話番号や時間位しか表示されないが、本発明は、受話器を上げなくても着信と同時に電話本体に、織別表示灯や名前、電話番号等が表示されるので、電話の受話器を取る前に電話対応(心の準備)をできると言う効果があるので従来の電話機と比べ安心して電話ができる。
【0095】
図12は、本発明にかかる電話機の第三実施形態の外観である。第一実施形態と同一の符号は、略同一のため、説明は省略する。電話機3の上部には、第一実施形態のディスプレイ52からディスプレイ58の代わりに左から青色のLED照明ボタン252、緑色のLED照明ボタン254、黄色のLED照明ボタン256、赤色のLED照明ボタン258が、回転台260の上に設けられている。そして、図13に示すように、回転台260を回転させることによって、利用者がLED照明ボタンを見やすい角度に自由に調節することが出来る。なお、識別表示灯の表示方法は、ディスプレイや、四角形や長方形や略円筒形のLED照明ボタンに限らず、例えば、動物や花などの形状でもよく。
【0096】
このように、本発明にかかる電話機1から電話機3は、初めて入ってきた電話に対して、電話を受けた側が対話をしたり対応したり出来ない。このため、子供や痴呆のお年寄りの方が受話器を取っても通話や通信が出来ない様できる。様になっており
【0097】
電話の利用者によっては、それでは、重要な連絡が入らないのではないかと言う疑問を感じる人がいるかも知れないが、本発明は、そのための機能を導入している。
【0098】
まず、自分や家族が毎日相手にかけている親戚や、友人・知人、あるいは仕事や商売等で使用している電話(電話番号)は、一回電話をかけると自動で登録される。その後は、相手が電話をかける意思があれば何時でも電話が入る。また、FAXがあれば登録されているFAXも入る。
【0099】
また、わざわざ、親戚や友人・知人に電話をかけなくても、受話器を上げないで識別番号を入力して識別表示(識別表示灯)に指定して登録のボタン等を指定して押すことにより、電話をかけなくても電話登録ができる。電話は全て登録式(登録方式)になっており、登録以外の電話はかからない(電話が入らない)。また、自分や家族がかけた通話は無制限に登録されるが、同じ番号は一つに統合されて一つとして登録される。また、自分や家族が電話をかけた電話は識別に登録されると、その後電話がかかってくる場合は、識別・色別になって識別表示灯(青、緑、黄色、赤)が点置するので、少し離れていても、青や緑、黄色、赤等の表示灯が点灯するので、ある程度、何処からの電話であるかが判るので、安心して電話に出ることができる。例えば、青は親子兄弟、緑は親戚、黄色は友人・知人、赤は他人の電話というように、表示灯の色で、どこから電話がかかってきたかわかる。また、初めての電話や登録されていない電話は入電時にベルやチャイムがならない。
【0100】
これからの電話は、自分や家族が必要な時にのみ電話をかけることが出来て、普段は他人や第三者等に邪魔されたりトラブルに巻き込まれたり、他人に利用されない電話が必要にある。つまり、電話をかけるのも自由だが、受信しない自由もあり、自分や家族のための電話を提供することが必要である。さらに、仮に、第三者が電話出来なくても,本当にお連絡が必要ならば、当該第三者は、直接訪問することも、手紙などの郵便物を送ることも出来る。現在、日本国内では、郵便物は、通常2〜3日で到着するため、当該第三者が知人であれば、連絡をすることが可能である。
【0101】
本発明は登録された電話番号に関連づけられた識別表示による識別表示灯を備えており、少し離れた位置からも青、緑、黄色、赤と言う様に識別表示灯が点灯するので、点灯によってある程度何処からの電話から入って来たかが判り、従来の電話機と比較して安心して電話対応ができる。
【0102】
本発明をより詳細に説明すれば、本発明は、全ての電話番号が登録式になっており、登録された番号以外の電話はかからない(電話の通話が出来ない)。本発明は、識別表示灯によって、かかってきた電話を識別できる。例えば、親子兄弟は青色、親戚は緑色、友人・知人は黄色、初めての電話は、赤色等に分類されている。電話をかける時に、識別表示のボタンを押してから電話をかけると、その電話番号が自動的に識別系統・識別表示灯に対応付けて登録される。
【0103】
また、相手に電話をかけた場合に、急いで電話をかけたときや、識別表示を押し忘れて電話をかけたとき等、何も操作をしないで電話をかけたときは、何の問題も無く通話できるが、総合表示灯(白色灯=総合灯)に関連付けて登録される。このため、その電話番号は、その後に電話が入った場合に、総合表示灯に表示されるので、通常(一般)の電話の様に受話器を持って話を聞かないと、どこからの電話であるか判らない。
【0104】
この場合(上記)の様に、何も操作をしない場合は、総合表示灯(白色灯LED50)に電話が表示されるので、この場合は、あわてないでゆっくり修正できるので、修正すると、次回からかかってくる場合は、青、緑、黄、赤と言う様に識別されて発光して判りやすく表示されるので修正することが好ましい。
【0105】
修正方法は、上述のように通り(図7のステップS32からステップS36)となる。
(1)受話器を上げないで、対応するグループを選定してディスプレイや、LED照明ボタンなどを押す。例えば、友人・知人の場合は、黄色のボタンを押す。
(2)総合表示灯(白色)から識別表示灯(黄色)に変更する電話番号を入力する。ooo−xxx。
(3)登録また、はディスプレイ30の所定領域(あるいは確定ボタン)を押す。
以上の3つの操作で簡単に修正が完了する。
【0106】
さらに、本発明は電話着信時に(1)識別表示灯、(2)相手の名前、(3)相手の電話番号、(4)通話経過時間表、(5)録音装置の5項目を着信と同時に表示し、作動できる。
【0107】
5項目同時に作動(表示)させるためには、名前を入力しなければならないので、まず、電話をかける前に、電話をかける相手の名前を入力する必要がある。名前を入力する方法は、ディスプレイ30の側に入力式、手書き式を選定して指定すれば、何れかの表示が現れる。例えば、文字入力を選定すればディスプレイ30にあいうえおの文字が表示される。また、手書きを指定すれば液品画面に手書き文字が書けるディスプレイ30に表示される。なお、文字入力も手書き入力も漢字、ひらがな、カタカナ等好きな文字が入力できる。
【0108】
なお、名前を入力する場合は、受話器を上げても、受話器を上げなくても入力できる。名前を入力したら、識別表示(青、緑、黄)を押して電話番号を入力すれば電話がかかり5項目が登録(作動)されるが、必ず名前を入力しなくても電話で話せる。この場合、識別表示と電話番号のみで名前を入れないで電話をかけた場合は、ディスプレイに識別と電話番号、通話経過時間表が表示されて、名前の部分には、男女のマーク(名前がないのでクエッションマーク代わり)が表示される。
【0109】
また、電話の録音装置は、受話器を上げて自分あるいは、相手のどちらかが話をすると録音と修正が完了する。また、この反対に装置が自動で作動さする。録音装置には電話がかかって来た着信時間(区切り)が記載される。この録音装置の着信時間と電話本体に表示される電話は離れ(別)ているが、2つの電話は連動している。録音が沢山録音されていて、新たな録音がある場合に、他の所へ電話する時に、受話器を上げれば録音ありと言うメッセージが表示される。
【0110】
この場合、急ぎの用で電話をかける時はそのまま電話をかけ、電話が終わってから録音のメッセージを確認できる。録音の前に、必ず区切り時間のメッセージを音声で知らせるので、いつの日に、何時にかかってきたか判る。
【0111】
本発明は、全ての電話番号が自動登録式となっている。このため、普段通りに電話をかければ、自動的にかけた電話番号が登録される。また、受話器を上げないで識別装置を指定し、該当する識別ボタンを押し、その後、電話番号を入力後、登録または確定ボタンを押すことにより、電話番号が識別装置に関連付けられて登録される。
【0112】
一方、従来の電話は、親子兄弟を初め、親戚、友人.知人、さらには色々なセールスなど色々な電話が無差別にかかって来て、電話の度に受話器を取って対応しなければならないばかりでなく、場合によっては電話によるトラブルに巻き込まれるケースも発生している。また、電話によっては、着信時に相手の電話番号が記載される電話も存在するが、この場合は電話の側に行かないと番号が判らないばかりでなく、初めての電話番号や、年に一二回しかかけて来ない電話番号は、着信時の得号を見ただけでは誰からの電話なのかが判らないと言う問題がある。本発明は、少し離れていても特定者は判らないものの、ある程度、何処からの電話からかかってきたのかが判るので安心して電話に出ることができる。つまり、識別表示灯が、例えば、青は親子兄弟、緑は親戚、黄色は友人.知人、赤は他人と言う様に、少し離れていてもある程度何処からの電話なのかが判る。また、電話に近づけば、名前も表示されるため、安心して対応ができる。また、初めてかかって来た電話の、赤色(拒絶電話)は登録されていない電話なので、電話口まで行かなくても無視しておけば、自動で切断する。
【0113】
従来の電話は、全てかかってきた電話を、受話器を取って話を聞かなければならなかったが、本発明は、初めての電話や怪しげな電話は受けないので、電話がかかってきても電話の側にいかなくても良いと言う効果と、いちいちセールスの話を聞かないで済むと言う効果がある。また、色々なセールス等の話をされると、その話を断れない性格の人は、本発明はその人にとって電話だけでなく身を守る安全な装置となる。
【0114】
本発明は、メモリ25上で登録された電話番号を幾つかのグループ(区分け)にわかれている。このグループ(区分け)を識別表示、あるいは識別表示灯と言う。外部から電話が入ると、識別系統・識別表示灯に指定登録されて、登録された電話は、自動で指定された識別系統・識別表示灯(青、緑、黄、赤色等)の回線に入り、指定されたランプが点灯し、受信して受話ができる。また、初めての電話はベルがならず電話入電後、拒絶系統(赤色)に振り分け、昼はメッセージを付加してその後、自動で切断し、夜間はベルが成らない様に電話入電し、その後、自動で電話を切断する。
【0115】
このように、知らない電話や初めての電話は1本も受話が出来ない様に設定可能である。また、本発明は、室内等の騒音を少なくするために、登録電話のみ数回呼び出し、ベルをならして、その後、識別表示灯に変更して相手を呼び出してもよい。あるいは、呼び出しベルが全くならないで、識別表示灯のみで相手を呼び出してもよい
【0116】
また、家族同士が電話をした場合、例えば、母親と娘が電話をした場合に、予め家族(娘の写真を電話の画像として登録しておき)娘から電話がかかって来た場合は、電話に入れておいた画像が移し出す方法もある。あるいは、娘が自宅で扱っている愛犬を可愛がっていたら、愛犬の写真等を画像として登録しておいて、娘が電話をかけてきたら娘の代わりに愛犬の写真が写し出され、母親は娘からの電話だと言う方法もある。さらに、本発明は電話、FAXの連動式は、登録電話以外のFAXは入らない、迷惑やいたずら等の文や文字は一切受信しない。
【0117】
さらに、本発明は、夜間のいたずら電話等は、ベルがならない様にして、お断りなどのメッセージを付加して切断する方法もある。
【0118】
また、識別表示灯が電話本体に対し、直角あるいは、角度傾斜を付けて遠く(遠くと言っても壁などが無い廊下や室内程度)から、青、緑、黄、赤等の識別表示灯が確認できる様にできる。また、識別表示灯を立てたり倒したり、角度を自由に調節できるので、お年寄りや耳の不自由な方には識別(色別)がはっきり判るように調節する機能を提供できる。また、小さい子供等も色々な色が光るので興味を持ち、安全性を高めることができる。
【0119】
さらに本発明は、自分の電話と銀行のATMに有線あるいは電波で接続され、指定電話番号に電話をし、自分の電話番号、自分の暗証番号等を入力すると自分が預金している銀行の自分の預金残高を知ることができる。従って、銀行に遠い場合や、雨や雪の場合等鮒Tに行かなくても自宅や買い物途中、さらには喫茶庖でコーヒーを飲みながら自分の預金残高を知ることができる。なお、本実施形態において、銀行の例を記載したが、本発明はこれに限らず、信託銀行、証券会社などの他の金融機関のシステムとも接続できる。
【0120】
従来の電話は、一部の電話を除いて全ての電話が入って来た。そのため、迷惑やいたずらさらに、電話によるトラブルまで発生した。また、従来の電話はいたずらする人が、夜中に数回ベルをならして電話をかけてきた場合に、寝ている相手が受話器を取る前に電話を切ればいたずらする人は1円も電話代がかからず相手にいたずらしたと言う満足感があり、いたずらする人が一方的に有利であった。しかし、本発明は、いたずらしてもベルがならないばかりでなく、かかって来た電話は、全てメッセージを付加して自動で切断するようになっている。
【0121】
このように、迷惑やいたずら等の電話や初めての電話は一切受け付けない安全、安心対策のための電話である。
【0122】
このように、本電話は忙しいサラリーマンや予定が沢山ある場合等アラーム(メロデイー)あるいは、表示灯が表示する様になって、忘れかけていた予定日や準備品を知らせてくれるので、忙しいサラリーマン等には効果的な予定の報知手法になり万全な態勢で、研修会、会議、会合さらに、仕事等ができる電話になっている。全て入力の設定を終了して、確定あるいは登録すれば最初の画面(戻る)が表示される。
【0123】
本来、電話と言うものは、情報連絡、情報伝達、情報収集等、自分や家族の利便性のものであるべきであるが、近年は、他人や第三者に、本人の所在確認や在室確認のため、匿名で電話をかけられたりあるいは無言電話等で悪用されたり、さらには、色々なトラブルに巻き込まれるケースが多発している。このような状況を総研すれば、電話は他人や、第三者、あるいは見知らぬ人に利用されるものではなく、自分や家族を守る機器にする必要がある。
【0124】
本発明を総論すれば、これまでの様々な問題を研究して、迷惑やいたずら電話、さらには未登録の電話がかからない様にし、新たなトラブル防止機能を高めた電話を開発した。
【0125】
さらに、本発明は、忙しいサラリーマン等のために、カレンダーを導入して、忘れかけた予定や計画を報知する様になって、予定通りに計画等ができるさらに本発明は、銀行に行かなくても、自分の電話(携帯電話)から銀行に預金している自分の残高が判る。
【0126】
本発明は、自分や家族が電話をかける場合は、通常の電話と同様に何処へでもかけることができる。例えば、親子兄弟、親戚、友人知人を初め、全国の役所、警察署、消防署、旅行代理店、さらにはテレビの問い合わせのため、NHK等のテレビ局にもかけることができる。国内を始め全世界へ何処へでも自由にかけることができる電話である。他の電話と違う点は、迷惑やいたずら電話は完全に撃退して一切受けない、受話の出来ないのが特徴である。このように、本発明は、迷惑やいたずら電話を厳しく制限しトラブル防止を可能とする電話機である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話番号を登録する記憶手段と、
前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする電話機。
【請求項2】
請求項1に記載の電話機において、
前記記憶手段は、複数の電話番号グループを有し、電話番号は、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶され、
前記制御手段は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御することを特徴とする電話機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電話機において、
複数の識別手段と、
時間を計測する計時手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、特定の識別手段を作動させる制御を行い、
前記計時手段によって計測された時間に応じた制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項4】
請求項1から請求項3いずれかに記載の電話機において、
前記記憶手段は、
利用者がかけた電話番号を自動的に登録するとともに、
利用者による操作手段の操作に応じて電話番号を登録することを特徴とする電話機。
【請求項5】
請求項2に記載の電話機において、
前記記憶手段は、利用者による操作手段の操作に応じて登録されている電話番号が関連付けられる前記電話番号グループを変更することが可能であることを特徴とする電話機。
【請求項6】
請求項3に記載の電話機において、
前記制御手段は、
前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、ベルを作動させたのち、所定の識別手段を作動させる制御、
または、
前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させたのち、ベルを作動させる制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項7】
請求項3に記載の電話機において、
前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させる制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項8】
請求項1から請求項7いずれかに記載の電話機において、
表示手段を備え、
前記記憶手段は、電話番号に関連づけて画像情報を記憶し、
前記制御手段は、着信した電話番号に応じた画像情報を表示手段に表示する制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項9】
請求項1から請求項8いずれかに記載の電話機において、
FAX機能を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合にFAX受信可能に制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項10】
請求項1から請求項9いずれかに記載の電話機において、
前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、所定の音声を発信者側に送る制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項11】
請求項3に記載の電話機において、
前記識別手段は、電話機本体に所定の角度で設置されていることを特徴とする電話機。
【請求項12】
請求項11に記載の電話機において、
前記識別手段の角度は、変更自在であることを特徴とする電話機。
【請求項13】
請求項1から請求項12いずれかに記載の電話機において、
複数の入力領域を有するタッチパネルを備え、
前記制御手段は、前記入力領域の大きさを変更する制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項14】
請求項1から請求項13いずれかに記載の電話機において、
前記記憶手段は、カレンダー情報を記憶し、
前記制御手段は、前記カレンダー情報に応じて、報知制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項15】
請求項1から請求項14いずれかに記載の電話機において、
銀行サーバと通信回線網を介して接続され、
操作手段の操作に応じて、銀行情報を表示可能な表示手段を備えることを特徴とする電話機。
【請求項1】
電話番号を登録する記憶手段と、
前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に通話不可能にする制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする電話機。
【請求項2】
請求項1に記載の電話機において、
前記記憶手段は、複数の電話番号グループを有し、電話番号は、いずれかの電話番号に関連付けられて記憶され、
前記制御手段は、複数の電話番号グループのうち、一部の電話番号グループに関連付けられた電話番号から着信した場合に通話可能に制御することを特徴とする電話機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電話機において、
複数の識別手段と、
時間を計測する計時手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、特定の識別手段を作動させる制御を行い、
前記計時手段によって計測された時間に応じた制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項4】
請求項1から請求項3いずれかに記載の電話機において、
前記記憶手段は、
利用者がかけた電話番号を自動的に登録するとともに、
利用者による操作手段の操作に応じて電話番号を登録することを特徴とする電話機。
【請求項5】
請求項2に記載の電話機において、
前記記憶手段は、利用者による操作手段の操作に応じて登録されている電話番号が関連付けられる前記電話番号グループを変更することが可能であることを特徴とする電話機。
【請求項6】
請求項3に記載の電話機において、
前記制御手段は、
前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、ベルを作動させたのち、所定の識別手段を作動させる制御、
または、
前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させたのち、ベルを作動させる制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項7】
請求項3に記載の電話機において、
前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合に、所定の識別手段を作動させる制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項8】
請求項1から請求項7いずれかに記載の電話機において、
表示手段を備え、
前記記憶手段は、電話番号に関連づけて画像情報を記憶し、
前記制御手段は、着信した電話番号に応じた画像情報を表示手段に表示する制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項9】
請求項1から請求項8いずれかに記載の電話機において、
FAX機能を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号から着信した場合にFAX受信可能に制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項10】
請求項1から請求項9いずれかに記載の電話機において、
前記制御手段は、前記記憶手段に登録された電話番号以外の電話番号から着信した場合に、所定の音声を発信者側に送る制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項11】
請求項3に記載の電話機において、
前記識別手段は、電話機本体に所定の角度で設置されていることを特徴とする電話機。
【請求項12】
請求項11に記載の電話機において、
前記識別手段の角度は、変更自在であることを特徴とする電話機。
【請求項13】
請求項1から請求項12いずれかに記載の電話機において、
複数の入力領域を有するタッチパネルを備え、
前記制御手段は、前記入力領域の大きさを変更する制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項14】
請求項1から請求項13いずれかに記載の電話機において、
前記記憶手段は、カレンダー情報を記憶し、
前記制御手段は、前記カレンダー情報に応じて、報知制御を行うことを特徴とする電話機。
【請求項15】
請求項1から請求項14いずれかに記載の電話機において、
銀行サーバと通信回線網を介して接続され、
操作手段の操作に応じて、銀行情報を表示可能な表示手段を備えることを特徴とする電話機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−186801(P2012−186801A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−31167(P2012−31167)
【出願日】平成24年2月15日(2012.2.15)
【出願人】(000166513)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年2月15日(2012.2.15)
【出願人】(000166513)
【Fターム(参考)】
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