説明

非侵襲性の脂肪除去

皮膚をマッサージする装置であって、皮膚の脂肪層の脂肪組織を加熱すべく高周波AC電流を発生するように適合されたRF発生器と、脂肪層下方の筋肉に対して電気的筋肉刺激を提供すべくDC電流パルスを発生するように適合された電気パルス発生器と、使用者の皮膚に接触して配置されるように適合された1または複数のヘッドを備えるアプリケータとを備え、上述したヘッドは、脂肪層より上方の使用者の外層をマッサージするマッサージ接触部として、または、AC電流およびDC電流を伝達する電極として、または、これらの両方として機能する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広く非侵襲性の脂肪除去のためのシステムおよび方法に関し、より詳しくは、リンパ系の脂肪排出を向上させるシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚組織は、真皮層を覆う外側の表皮層を備えている。真皮層は、脂肪組織と言われる皮下脂肪層に接している。皮膚のマッサージは、皮下脂肪組織における血液循環を向上させるとともに、脂肪組織細胞から周囲の細胞マトリックスへの脂肪の排出を促進することが知られている。その後、脂肪は身体のリンパ系により除去される。
【0003】
ギティ(Guitay)による特許文献1は、マッサージ中に使用者の皮膚に対して負圧が付与されるマッサージ装置を開示している。この組み合わされた処置は、皮下脂肪組織における血液循環を上昇させるとともに、組織内の脂肪細胞間の結合を破壊する。
【0004】
アルトシュラー(Altshuler)らによる特許文献2は、皮膚疾患の処置のため、光エネルギーと負圧とを同時に使用者の皮膚に与えることについて開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第5,961,475号明細書
【特許文献2】米国特許第6,273,884号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、脂肪組織からの脂肪放出を増大させることができるとともにリンパ系の排出を増大させることのできる改良された方法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態の一態様は、リンパ系の排出を促進させる装置および方法に関する。この方法は、脂肪層を加熱するRFエネルギーを付与することを含む。追加的に、この方法は、RFエネルギーにより加熱される領域より上方の皮膚をマッサージすることを含む。さらに追加的に、この方法は、加熱される領域より下方の筋肉を収縮させ、これにより脂肪層に対して下方から圧力を付与する電気的筋肉刺激(EMS)を含む。本装置は上記の3方法を、別々に、あるいはこれらを任意に組み合わせて同時に、適用するように構成されている。すなわち、本装置は、上方から皮膚をマッサージし、下方から電気的筋肉刺激を生じさせ、RF放射により脂肪組織を加熱する。
【0008】
本発明の例示的な実施形態では、RFエネルギーは、高周波AC電流で提供されるとともに、EMSエネルギーは、低電流のDCパルス信号で提供される。任意で、上述した電気エネルギー(RFおよびEMS)は、単極構成により提供される。この構成では、使用者の皮膚に適用される装置は、一方の極に相当する第1の電極を備える。そして、反対極に相当する第2の電極は、閉回路を形成するために使用者に付着されるか、使用者により掴まれる。あるいは、電気エネルギーは、二極構成で提供される。この構成では、使用者の皮膚に適用される装置が、該装置や使用者の身体に外部電極を付着させることなく閉回路を形成する2つの電極を備えている。本発明のいくつかの実施形態では、装置は、多極構成を採用する。この構成では、回路の両極に相当する複数の電極を備えている。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態では、いくつかの電極がRFエネルギーを提供し、他の電極がEMSエネルギーを提供する。あるいは、装置の制御に応じて、同一の電極が、パルスを同期するとともに、上述した2つの電流のいずれかを伝達するように構成される。
【0010】
本発明の例示的な実施形態では、皮膚マッサージは、振動させる(vibration)、押す(pushing)、叩く(pounding)などの形態で正圧を付与することにより実行され得る。皮膚マッサージは、これに代えて、またはこれに加えて、真空または吸引などを使用して負圧を付与することによって実行され得る。任意で、圧力を付与する装置の構成要素が、圧力の付与中に加熱されたり冷却されたりすることができる。
【0011】
本発明の例示的な実施形態では、上記装置が使用者の皮膚に配置される時に、電気回路が形成されるとともに、使用者に対して電極から自動的に電流が流れる。任意で、RFエネルギーは、EMSエネルギーに調和されることができ、これにより、RFエネルギーおよびEMSエネルギーが同時にまたは別々に装置の制御を通じて作動される。
【0012】
本発明の例示的な実施形態では、RFエネルギーの周波数は、使用者の皮膚であって装置下に位置する脂肪層を主に加熱すべく選択される。EMSフローは、脂肪層より下方の筋肉を収縮させ、これにより下方から脂肪細胞を加圧すべく構成される。
【0013】
本発明のいくつかの実施形態では、種々の使用者に対して、および使用者の身体の種々の位置に対して装置の使用法を最適化すべく、信号強度、周波数、期間などのRFエネルギーに関連するパラメータは、使用者が選択し得る。任意で、EMSエネルギーに関連するパラメータは、強度、周波数、期間などを選択することにより、使用者の必要に合わせて修正され得る。
【0014】
本発明のいくつかの実施形態では、振動速度、振動期間、強度、マッサージ要素の温度などの皮膚マッサージに関連するパラメータは、使用者が選択し得る。あるいは、使用者の皮膚に対して装置を押しつけるとともに、それを指定された領域上で動かすことにより、手動的にマッサージが実行され得る。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の例示的な実施形態にかかり、使用者の皮膚に配置された脂肪減少装置の略図。
【図2】本発明の例示的な実施形態にかかり、脂肪減少装置の使用に応じて脂肪細胞から細胞外マトリックスに排出される液化した脂肪の略図。
【図3】本発明の例示的な実施形態にかかり、使用者の筋肉を刺激する電流を付与する脂肪減少装置の略図。
【図4】本発明の例示的な実施形態にかかり、脂肪減少装置の使用後における脂肪減少装置および使用者の皮膚の略図。
【図5】本発明の例示的な実施形態にかかり、脂肪減少装置の構成要素のブロック図。
【図6】本発明の例示的な実施形態にかかり、EMS信号に組み合わされたRF信号の略図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、図面とともに以下の詳細な説明が考慮されることによって理解されるとともに、より良く認識されるだろう。同一の構造、要素、または部品であって、2以上の図において示されるものは、それらが示されるすべての図において、同一または同様の符号で表示される。
【0017】
図1は、本発明の例示的な実施形態にかかり、使用者の皮膚120に配置された脂肪減少装置110の略図である。皮膚120は、上部の表皮層160と、下部の真皮層170と、脂肪層140(脂肪組織層)とを備えている。筋肉150は、脂肪層140より下方に位置している。
【0018】
本発明の例示的な実施形態では、脂肪減少装置110は、1または複数のヘッド115を備えており、これは、マッサージの接触部として機能するとともに、任意で電気エネルギーを付与する電極としても機能する。脂肪減少装置110は、任意で少なくとも以下の3つの動作を実行するように適合されている:
1.皮膚120の外層をマッサージすること、
2.RFエネルギー130(例えば、周波数0.5MHz〜2MHz)を使用して脂肪層140を加熱すること、
3.電気的筋肉刺激(EMS)信号(例えば、±500mAの間のDC電流パルス)により、脂肪層140より下方の筋肉150を刺激すること。
【0019】
本発明の例示的な実施形態では、脂肪減少装置110は、使用者の皮膚120上に配置されるとともに、皮膚120をマッサージするためにヘッド115により圧力を付与する。こうした圧力は、任意で、振動させる、押す、叩く、またはその他の触感形態であり得る。これに代えて、またはこれに加えて、マッサージは、真空、吸引、または同様の形態を適用した負圧形態であることもできる。図1は、物理的圧力が加えられることにより、どのように皮膚120が不規則形状をとるのかを示している。本発明のいくつかの実施形態では、脂肪減少装置110は、圧力を付与する構成を備えている。こうした構成としては、例えば、モータ、圧電チップ、または当分野で公知の他の装置が挙げられる。あるいは、使用者の皮膚に対してヘッド115が手動で押し付けられることにより圧力がかけられるようにしてもよい。
【0020】
本発明の例示的な実施形態では、RFエネルギー130は、脂肪層140に対して皮膚を通じて伝達される。このRFエネルギー130は、生来の脂肪細胞代謝を促進し、これにより、液化した脂肪が細胞から細胞外マトリックスに放出される。さらに、RFエネルギー130は、コラーゲン繊維を加熱するとともに、繊維芽細胞の代謝を刺激する。これにより、皮膚120が引き締まるとともに、新しいコラーゲン生成が増大する。
【0021】
任意で、物理的圧力は、脂肪細胞間の結合を緩めるとともに、RFエネルギー130からの加熱と協働して、液化した脂肪の脂肪細胞からの放出を促進する。また、加熱およびマッサージにより、血流も向上する。これにより、当該領域に対して栄養物がより供給されるとともに、脂肪細胞や他の不純物の除去速度が向上する。
【0022】
図2は、本発明の例示的な実施形態にかかり、脂肪減少装置110の使用に応じて脂肪細胞210から細胞外マトリックスに排出される液化した脂肪220の略図である。例示的な実施形態では、RFエネルギーは、皮膚の損傷を防ぐため、皮膚の表面温度が40℃〜45℃を超えない程度で脂肪細胞210を加熱するように設定される。任意で、短い期間、上記温度領域を超えることが可能である。
【0023】
図3は、本発明の例示的な実施形態にかかり、使用者の筋肉150を刺激する電流310を付与する脂肪減少装置110の略図である。例示的な実施形態では、電気的筋肉刺激(EMS)パルス由来の電流310により、筋肉150が脂肪層140より下方で収縮する。これにより、脂肪細胞210に対して、2つの力が付与される。上方から、脂肪層140は、脂肪減少装置110による物理的圧力を受ける。また、下方から、脂肪層140は、EMS信号に起因して筋肉150が付与する圧力を受ける。いくつかの実施形態では、RFエネルギー130および/またはEMSパルスは、脂肪減少装置110の作動スイ
ッチにより作動する。あるいは、使用者の皮膚との接触に伴って、例えば、使用者の皮膚を通じた回路が閉じられることにより、または脂肪減少装置110のヘッドに圧力がかかることにより、RFエネルギー130および/またはEMSパルスが作動するようにしてもよい。
【0024】
図4は、本発明の例示的な実施形態にかかり、脂肪減少装置110の使用後における脂肪減少装置110および使用者の皮膚120の略図である。任意で、脂肪減少装置110の適用後には、脂肪層140の脂肪細胞210から液化した脂肪が排出されることにより、筋肉150と表皮層160との間の距離が低下する。さらに、表皮層160は、上述したように、コラーゲン生成の結果引き締まることにより、より滑らかになる。
【0025】
図5は、本発明の例示的な実施形態にかかり、脂肪減少装置110の構成要素のブロック図である。例示的な実施形態では、脂肪減少装置110は、使用者の皮膚120を加熱すべく、高周波(RF)電気パルスの形状でAC電流を提供するRF発生器510を備えている。任意で、使用者の皮膚への損傷を防ぐため、上記AC信号は低電流信号であって、例えば、約1〜10mA,24VのAC,周波数0.5〜2MHzの信号とされる。本発明の例示的な実施形態では、脂肪減少装置110は、筋肉150を拡張および収縮させるべく、例えば+500mA〜−500mAの低電流のDCパルス信号を提供する電気パルス(EP)発生器520を含むこともできる。本発明の例示的な実施形態では、脂肪減少装置110は、本装置の動作を決定する制御盤530を含む。任意で、制御盤530は、汎用コンピュータまたは専用回路であることができる。制御盤530は、筋肉150を刺激するための電流310の電気パルスに関し、および脂肪層140を加熱するためのRFエネルギー130に関し、それらの期間、強度、周波数、およびその他のパラメータを制御する。さらに、制御盤530は、EP信号およびRF信号を付与するタイミングを決定する。いくつかの実施形態では、制御盤530は、CPU、メモリ、およびキーパッドやスクリーンなどの入力/出力装置を備えている。
【0026】
本発明のいくつかの実施形態では、制御盤は、種々のセンサからの測定値を受信するとともに、それらの測定値に応じて脂肪減少装置110を制御する。こうした測定値の例としては、例えば、温度センサ550からの温度測定値があり、温度センサ550は、皮膚の温度を監視するサーミスタまたは熱電対を含むことができる。任意で、これらのセンサは、例えば電極近傍のヘッド115に配置されることができる。
【0027】
本発明の例示的な実施形態では、脂肪減少装置110は、上述した動作を適用するためのアプリケータ540を含む。本発明の例示的な実施形態では、脂肪減少装置110は、電源590から給電される。この電源590は、任意で、例えばバッテリなどの内部電源であることができる。あるいは、この電源590は、例えば、標準的な家庭用電源コンセントに電源ケーブルを接続させることにより提供される外部電源であることもできる。
【0028】
本発明の例示的な実施形態では、アプリケータ540は、マッサージの接触部または電極として機能する1または複数のヘッド115を含む。いくつかの実施形態では、アプリケータは、脂肪減少装置110を作動または停止させる作動スイッチ580を含むことができる。任意で、作動スイッチ580は、使用者により独立して制御されることができる。あるいは、脂肪減少装置110が使用者の身体に接触して配置されて電気回路が形成されることにより、または、脂肪減少装置110が使用者の身体に対して押し付けられて作動スイッチ580が押し下げられることにより、作動スイッチ580が自動的に制御されるようにしてもよい。
【0029】
いくつかの実施形態では、脂肪減少装置110は、単極構成を採用することができる。この構成では、回路の一方の極がヘッド115の1または複数の電極により具現化される
とともに、使用者の皮膚に接触して配置される。任意で、反対極は、使用者の身体にパッチとして配置されるか、脂肪減少装置110を掴むハンドルに配置されて、閉回路が形成される。あるいは、脂肪減少装置110は、二極構成を採用することができる。この構成では、両方の極が、装置のヘッド115の複数の電極により具現化されるとともに、外部の電極は必要とされない。いくつかの実施形態では、複数の電極を有する多極構成が採用される。この構成では、ヘッド115のいくつかの電極が回路の第1の極に相当し、またいくつかの電極が反対極に相当する。任意で、電極の極性は、制御盤530で制御されるとともに、それらの極性が、脂肪減少装置110の使用中において変化するようにしてもよい。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態では、いくつかの電極がRFエネルギー130を伝達し、またいくつかの電極が電流310を伝達する。あるいは、同一の電極がRFエネルギー130と電流310とを断続的に伝達するようにしてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、電気的筋肉刺激(EMS)からの電流310は、RFエネルギー信号130とは独立して付与される。
【0031】
本発明の例示的な実施形態では、制御530は、マッサージ接触部560の動作を制御する。任意で、マッサージ接触部560は、正圧的にまたは負圧的に使用者の皮膚をマッサージするためのモータ、圧電素子、吸引、真空、またはその他の装置を含むことができる。本発明の例示的な実施形態では、脂肪層が双方から同時に加圧されるように、マッサージ接触部560の動作は、電気的筋肉刺激(EMS)と同期される。あるいは、それぞれの機能が、独立して作動しても良い。本発明のいくつかの実施形態では、マッサージ接触部560が使用者の皮膚120に対して押し付けられるとともに、このマッサージ接触部560が任意で使用者の皮膚120に対して前後に動かされることにより、マッサージが手動で適用される。マッサージ接触部560は、任意で、使用者の皮膚120のマッサージ中にこの使用者に対して快適感を提供するために選択された軟質材料または硬質材料で形成されることができる。本発明のいくつかの実施形態では、マッサージ接触部560は、マッサージの快適さおよび/または効果を向上させるべく接触点を暖めるヒーターを含むことができる。
【0032】
図6は、本発明の例示的な実施形態にかかり、EMS信号に同期されたRFエネルギー信号の略図である。例示的な実施形態では、RFエネルギー信号620が例えば9msの間作動された後の1msの休止期間において、例えば100マイクロ秒の電気パルス610が提供される。こうした流れは、脂肪減少装置の作動期間中、繰り返し実行される。任意で、他の期間が採用されてもよい。例えば、電気パルス610の期間がRF放射信号620の期間よりも長くされても良いし、その反対にされてもよい。
【0033】
上述した手段や装置は、多くの点で変更されることができ、工程を省略したり、追加したり、工程の順序や使用される装置のタイプを変更したりすることを含む旨理解されるべきである。異なる特徴を異なる方法で組み合わせることができる旨理解されるべきである。特に、特定の実施形態において上で示したすべての特徴が、本発明のあらゆる実施形態において必ずしも要するわけではない。上記特徴のさらなる組み合わせについても、本発明のいくつかの実施形態の範囲に含まれるとみなされる。
【0034】
本明細書の上で特に示して述べた内容に本発明が限定されない旨は、当業者には理解されるだろう。むしろ、本発明の範囲は、下の特許請求の範囲によってのみ定義される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚をマッサージするための装置であって、
前記皮膚の脂肪層の脂肪組織を加熱すべく高周波AC電流を発生するように適合されたRF発生器と、
前記脂肪層より下方の筋肉に対して電気的筋肉刺激を提供すべくDC電流のパルスを発生するように適合された電気パルス発生器と、
使用者の前記皮膚に接触して配置されるように適合された1または複数のヘッドを備えるアプリケータとを備え、
前記ヘッドは、前記脂肪層より上方の使用者の外層をマッサージするマッサージ接触部として、または、前記AC電流および前記DC電流を伝達する電極として、または、これらの両方として機能する
装置。
【請求項2】
前記電極は、前記AC電流および前記DC電流を断続的に印加するように適合されている
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記電極は、前記AC電流および前記DC電流を同時に印加するように適合されている
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記マッサージ接触部は、前記皮膚の前記外層を振動させるように適合されている
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記マッサージ接触部は、前記皮膚に対して負圧を付与するように適合されている
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記AC電流および前記DC電流は、前記装置を前記使用者の皮膚に接触した状態に配置すると作動されるように適合されている
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記AC電流および前記DC電流は、スイッチを作動させることにより作動されるように適合されている
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記装置の前記アプリケータにおける前記電極は、両極となって閉回路を形成する
請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記装置の前記アプリケータにおける前記電極は第1の極となり、前記アプリケータの外部の電極は反対の極を提供して、閉回路を形成する
請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記皮膚の前記脂肪層が上方および下方から同時に加圧されるように、前記電気的筋肉刺激は前記マッサージ接触部と同期される
請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ヘッドの少なくともいくつかは、マッサージ接触部としてのみ機能し、前記ヘッドのまたいくつかは、電極としてのみ機能する
請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記電極のいくつかはAC電流のみ伝達し、またいくつかはDC電流のみ伝達する
請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記使用者の前記皮膚の表面の温度測定値に応じて前記装置の動作を制御するように適合された制御盤をさらに備える
請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記皮膚の前記表面の温度測定値を提供する温度センサを前記アプリケータにさらに備える
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
皮膚を施術する方法であって、
前記皮膚の外層をマッサージ要素でマッサージする工程と、
マッサージされる領域より下方の前記皮膚の脂肪層を、RFエネルギーを提供する1または複数の電極を用いて加熱する工程と、
前記脂肪層より下方の筋肉を、1または複数の電極により提供される電流パルスで刺激する工程とを備え、
前記マッサージ、前記加熱、および前記刺激は、単一の装置により実行される
方法。
【請求項16】
前記加熱および前記刺激が断続的に作動されるように適合されている
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記加熱および前記刺激が同時に作動されるように適合されている
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記マッサージは、前記皮膚の前記外層を振動させることを含む
請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記マッサージは、前記皮膚に対して負圧を付与することを含む
請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記加熱および前記刺激は、前記装置が使用者の皮膚に接触して配置されている時に作動されるように適合されている
請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記加熱は、複数の電極により実行される
請求項15に記載の方法。
【請求項22】
前記電極のいくつかは、刺激および加熱を実行し、前記電極のまたいくつかは、前記使用者の身体を通じて閉回路を形成する
請求項15に記載の方法。
【請求項23】
前記電極のすべてが、刺激および加熱を実行するように適合されている
請求項15に記載の方法。
【請求項24】
前記皮膚の前記脂肪層が上方および下方から同時に加圧されるように、前記マッサージおよび前記刺激が同期される
請求項15に記載の方法。
【請求項25】
皮膚の引き締めおよび新しいコラーゲン生成を引き起こす繊維芽細胞の代謝を刺激すべく、コラーゲン繊維を加熱する工程をさらに備える
請求項15に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−510635(P2013−510635A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538469(P2012−538469)
【出願日】平成22年11月16日(2010.11.16)
【国際出願番号】PCT/IL2010/000947
【国際公開番号】WO2011/058565
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(508004306)ポロゲン リミテッド (3)
【Fターム(参考)】