説明

非接触読取書込装置

【課題】 特性の異なる複数の非接触ICカードを使用しても、非接触ICカードリーダ/ライタとの間で良好な通信を行うことを可能とする。
【解決手段】 非接触ICカードリーダ/ライタ1は上下振動装置32により上下方向に往復移動する。非接触ICカードリーダ/ライタ1が最も下に下がった場合、感度の高い非接触ICカードの不感帯範囲が完全に筐体面34の下側になり、かつ感度の高い非接触ICカードの反応可能範囲が十分広く取れる状態になる。非接触ICカードリーダ/ライタ1が最も上に上がった場合は、感度の低い非接触ICカード5が反応可能な範囲が筐体面34の上方に広く取れる状態になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触ICカードや非接触ICタグとの間でデータの送受信を行う非接触読取書込装置に関し、特に非接触ICカードや非接触ICタグとの間でデータの送受信を良好にする非接触読取書込装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より非接触ICカードとの間でデータの送受信を行う非接触ICカードリーダ/ライタが知られている。図7に従来の一般的な非接触ICカードリーダ/ライタを示す。図7において、非接触ICカードリーダ/ライタ1には制御回路2、変調/復調回路3およびアンテナ4が設けられており、制御回路2は上位装置に接続されている。また非接触ICカード5には、制御回路6、メモリ7、変調/復調回路8およびアンテナ9が設けられている。そして非接触ICカードリーダ/ライタ1には電源が供給されるが、非接触ICカード5には電源は供給されない。非接触ICカードリーダ/ライタ1から発せられる電磁波により非接触ICカード5が動作するようになっている。
【0003】
非接触ICカード5は次のように動作する。まず非接触ICカードリーダ/ライタ1側で上位装置からデータを受信し、受信したデータは変調/復調回路3で変調され、アンテナ4より電磁波10が発信される。変調周波数は一般的に13.56MHzが使用されている。
非接触ICカード5のアンテナ9が非接触ICカードリーダ/ライタ1からの電磁波10を受信する。このとき電磁誘導により非接触ICカード5のアンテナ9に電力が発生する。発生した電力により非接触ICカード5の制御回路6が動作を開始し、電磁波で受信したデータを変調/復調回路8で復調し、データとして受信する。
非接触ICカード5からデータを送信する場合は、変調/復調回路8で送信するデータを変調し、アンテナ9から電磁波を発信する。そして非接触ICカードリーダ/ライタ1のアンテナ4で電磁波を受信し、変調/復調回路3で復調してデータとして受信する。
【0004】
図8に非接触ICカードを非接触ICカードリーダ/ライタに対して動作させる状態を示す。図において、非接触ICカードリーダ/ライタ1が発する電磁波の有効範囲11が示されている。非接触ICカード5がこの有効範囲11の内側に入っていれば反応して動作を開始する。しかしながら非接触ICカード5が有効範囲11の外側にある場合は反応せず、したがって動作しない。非接触ICカードリーダ/ライタ1のアンテナ4に近いほど電磁波の強度が強く、アンテナ4から離れるほど電磁波の強度は低下する。
【0005】
また、非接触ICカードの特性、つまり電磁波に反応する感度がカードの種類により異なっている。したがって、非接触ICカードリーダ/ライタの出力の大きさが同じ場合、非接触ICカードの種類によって反応するカードと反応しないカードがある。例えばここに、感度の高い非接触ICカードAと感度の低い非接触ICカードBがあり、両方のカードA、Bを同一の非接触ICカードリーダ/ライタで使用する場合、感度の低い非接触ICカードBに合わせて非接触ICカードリーダ/ライタの出力を大きくなるように調整すると、図9(a)に示すように、感度の低い非接触ICカードBが反応する範囲20はある程度広く確保できるが、感度の高い非接触ICカードAについては非接触ICカードリーダ/ライタに近接した範囲21では非接触ICカードAの規定を超える電磁波出力となり、この範囲(不感帯範囲)21では非接触ICカードAはデータの送受信を行えない。そのため非接触ICカードAは不感帯範囲21の外側の範囲22でデータの送受信を行わざるを得ない。なお図9は非接触ICカードリーダ/ライタの出力状態を示す説明図である。
【0006】
上記不感帯範囲21の発生を防止するには非接触ICカードリーダ/ライタの出力を弱めるようにすればよい。しかしながら非接触ICカードリーダ/ライタの出力を低下させると、図9(b)に示すように、感度の低い非接触ICカードBが反応する範囲20が狭くなり、安定した動作が行えなくなる。
【0007】
この問題を解決するものとして、例えば特開2001−357361号公報に開示されるものがある。これは非接触ICカードリーダ/ライタの出力を大きくしつつ、非接触ICカードリーダ/ライタの近傍にカードの位置を規制する部材を設け、非接触ICカードのアンテナが受ける磁界強度が所定値以下になるようにしたものである。
【特許文献1】特開2001−357361号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上記文献に開示されるものにおいては、図9(a)で説明すると、不感帯範囲21が使用されないのと同じ状態となるので、感度の低い非接触ICカードBを使用する場合、カードBの反応可能範囲20のうち不感帯範囲21を除いた狭い領域でデータの送受信を行わなければならず、安定した送受信が行えなくなり、非常に使い勝手の悪いものになるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、非接触通信体を接近させて該非接触通信体との間で通信を行う非接触読取書込部を有する非接触読取書込装置において、前記非接触通信体と前記非接触読取書込部との距離を周期的に変動させる距離変更手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
また他の発明は、非接触通信体を接近させて該非接触通信体との間で通信を行う非接触読取書込部を有する非接触読取書込装置において、前記非接触読取書込部の読取書込面に対して角度を持ち、複数の前記非接触通信体の反応範囲を通過する非接触通信体用走行路を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
さらに他の発明は、非接触通信体を接近させて該非接触通信体との間で通信を行う非接触読取書込部を有する非接触読取書込装置において、前記非接触読取書込部の電磁波出力を周期的に変化させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
上記構成の本発明によれば、距離変更手段により非接触通信体と非接触読取書込部との距離を周期的に変更するようにしたので、感度の高い非接触通信体も感度の低い非接触通信体も広い反応可能範囲が得られ、安定した動作を行うことが可能となる。
【0013】
また他の発明によれば、複数の前記非接触通信体の反応範囲を通過する非接触通信体用走行路を設けたので、感度の高い非接触通信体も感度の低い非接触通信体も確実に反応可能範囲が得られ、安定した動作を行うことが可能となる。
【0014】
さらに他の発明によれば、非接触読取書込部の電磁波出力を周期的に変化させるようにしたので、感度の高い非接触通信体は不感帯範囲の発生しない状態で送受信が可能となるとともに、感度の低い非接触通信体においては広い反応可能範囲が得られ、安定した動作を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態を図面に従って説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置の要部を示す構成図である。以下に説明する各実施の形態においては、非接触読取書込装置として非接触ICカードリーダ/ライタ装置を例にして説明する。
【0016】
図1において、第1の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置30には、装置30の動作制御を行う制御部31に上下振動装置32が接続されている。上下振動装置32にはブラケット33が取付けられており、上下振動装置32はブラケット33を上下動させるもので、例えばモータによりカムシャフトを回転させる機構で構成される。非接触ICカードリーダ/ライタ1はブラケット33上に載置され、図示しない固定手段により固定され、ブラケット33とともに上下動するようになっている。
【0017】
非接触ICカードリーダ/ライタ1の上方には装置30の筐体面34が設けられており、筐体面34の上部に非接触ICカード5がかざされる。なお非接触ICカード5は筐体面34に接触する場合もあれば、接触しないで読取等を行う場合もある。筐体面34には異なる2色の光を発する表示ランプ35が取付けられている。表示ランプ35は緑色と赤色の光を発する発光ダイオードにより構成され、制御部31によりオン/オフ制御される。
【0018】
次に第1の実施の形態の動作をさらに図2にしたがって説明する。図2は第1の実施の形態の動作を示す説明図である。制御部31の制御により上下振動装置32が動作を開始すると、ブラケット33および非接触ICカードリーダ/ライタ1が図1における上下方向に往復移動をする。
通常、利用者は、図1に示すように、筐体面34の上部に非接触ICカード5を接触させてデータの送受信を行う。したがって、非接触ICカード5は筐体面34に接触した状態にあるものとして説明する。非接触ICカードリーダ/ライタ1は上下振動装置32により図2(a)に示す位置と図2(b)に示す位置との間を往復移動する。
【0019】
図2(a)に示す位置は、非接触ICカードリーダ/ライタ1が最も下に下がった位置で、このとき非接触ICカードリーダ/ライタ1は筐体面34から所定の距離だけ離れている。所定の距離は上述した不感帯範囲21が完全に筐体面34の下側になり、かつ感度の高い非接触ICカードの反応可能範囲22が筐体面34の上方に十分広く取れるだけの距離である。また図2(b)に示す位置は、非接触ICカードリーダ/ライタ1が最も上に上がった位置で、このとき非接触ICカードリーダ/ライタ1は筐体面34の下側にほぼ接触した状態にある。なお本実施の形態においては、非接触ICカードリーダ/ライタ1は高出力としている。
【0020】
感度の高い非接触ICカード5が筐体面34上に置かれた場合、非接触ICカードリーダ/ライタ1が図2(a)に示す位置にきたときに正常に非接触ICカード5と非接触ICカードリーダ/ライタ1との間で通信が行われる。また感度の低い非接触ICカード5が筐体面34上に置かれた場合、非接触ICカードリーダ/ライタ1が図2(b)に示す位置にきたときに正常に非接触ICカード5と非接触ICカードリーダ/ライタ1との間で通信が行われる。
正常に通信が行われた場合、制御部31は表示ランプ35の緑色を点灯させる。また仮に正常に通信が正常に行われなかった場合は、制御部31は表示ランプ35の赤色を点灯させる。
【0021】
また非接触ICカード5が筐体面34から離れた状態で送受信を行おうとした場合でも、感度の高い非接触ICカード5も感度の低い非接触ICカード5も反応可能な範囲が十分に確保されているので、非接触ICカードリーダ/ライタ1との間で正常に通信が行われる。
【0022】
非接触ICカードリーダ/ライタ1は図2(a)に示す位置と図2(b)に示す位置との間を周期的に往復する。本実施の形態では、例えば1秒周期で往復移動させる。例えば改札や入場の場合のようにデータの転送量が少ない場合には、カード認証を含めて0.2秒程度で処理が完了するので、1秒周期で非接触ICカードリーダ/ライタ1が往復移動すればどのような種類の非接触ICカードでも1秒以上筐体面34にかざしておけば処理が完了するのに十分である。
【0023】
非接触ICカードリーダ/ライタ1は構造的に、機械的に弱い部分は無く、また上下移動距離も数cm乃至5cm程度である。したがって繰り返し非接触ICカードリーダ/ライタ1を往復移動させても何ら問題は生じない。さらに上下振動装置32を常時作動させておくのではなく、制御部31に近接センサを接続して、人が装置30に接近するのを検出した時点で作動を開始するようにすることでさらに実用に向くものとなる。
【0024】
以上のように第1の実施の形態によれば、非接触ICカードリーダ/ライタが周期的に往復移動し、非接触ICカードとの距離を変更するので、特性の異なる複数の非接触ICカードに対して安定してデータの送受信を行うことが可能となる。また特性の異なる複数の非接触ICカードのそれぞれに対して個別に非接触ICカードリーダ/ライタを設ける必要が無く、1台の非接触ICカードリーダ/ライタで対応可能である。
【0025】
次に第2の実施の形態を説明する。図3は第2の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置の要部を示す構成図である。図3において、第2の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置40には、カード走行路41が設けられている。カード走行路41は非接触ICカードが走行する走行路で、非接触ICカードリーダ/ライタ1の読取面1aに対して所定の角度を持った状態で配設されている。カード走行路41はカード挿入口42とカード取出口43とを有し、カード挿入口42から挿入された非接触ICカードがカード走行路41内を滑り落ちてカード取出口43から抜け出るようになっている。
【0026】
次に第2の実施の形態の動作を図4にしたがって説明する。図4は第2の実施の形態の動作を示す説明図である。図4において、非接触ICカードリーダ/ライタ1は高出力に設定されている。したがって、図に示すように、感度の高い非接触ICカードが反応しない不感帯範囲21が発生している。カード走行路41は、感度の高い非接触ICカードの反応可能範囲22と、感度の低い非接触ICカードの反応可能範囲20とを通過し、かつ、感度の高い非接触ICカードが反応しない不感帯範囲21を通過しないように配設されている。
【0027】
カード挿入口42から非接触ICカード5を挿入すると、挿入された非接触ICカード5はカード走行路41を滑り落ちる。このとき非接触ICカード5は感度の高い非接触ICカードの反応可能範囲22と、感度の低い非接触ICカードの反応可能範囲20とを通過し、カード取出口43から抜け出てくる。したがって非接触ICカード5が感度の高いものであっても、感度の低いものであっても、非接触ICカードリーダ/ライタ1との間で通信を行うことが可能である。
【0028】
具体的に説明すると、非接触ICカード5が感度の高いものである場合は、カード走行路41のaの位置付近にあるときに良好に通信を行うことが可能であり、また非接触ICカード5が感度の低いものである場合は、カード走行路41のbの位置付近にあるときに良好に通信を行うことが可能である。
【0029】
図4に示す実施例は、カード走行路41にローラは設けずに、非接触ICカード5を滑り落とすようにしているが、図5に示すように、カード走行路41に複数の回転自在なローラ44を設けて、非接触ICカード5の走行を助けるようにしてもよい。さらにカード走行路41に設けたローラをモータで駆動するようにしてもよい。このようにすれば非接触ICカード5の安定した走行が可能であり、より良好な通信が可能となる。なお図5は第2の実施の形態の変形例を示す説明図である。
【0030】
以上のように第2の実施の形態によれば、特性の異なる複数の非接触ICカードの反応可能範囲を通過するカード走行路41を設けたので、何れの非接触ICカードを使用しても、非接触ICカードリーダ/ライタ1との間で良好な通信を行うことが可能となる。また機械的な機構も不要であるので、安価で信頼性の高い装置を実現することができる。
【0031】
次に第3の実施の形態を説明する。図6は第3の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置の要部を示す構成図であり、図6(a)は非接触ICカードリーダ/ライタが高出力の場合を示し、図6(b)は非接触ICカードリーダ/ライタが低出力の場合を示す。第3の実施の形態は、非接触ICカードリーダ/ライタが周期的に高出力と低出力を切り替えるようにしたものである。
【0032】
図6において、非接触ICカードリーダ/ライタ1は装置の筐体面34に近接して設けられている。非接触ICカードリーダ/ライタ1が高出力の場合、図6(a)に示すように、筐体面34の上方に、感度の低い非接触ICカードが反応する範囲20を広く確保するようにしている。したがってこの状態で、感度の低い非接触ICカードが反応するようにしている。そしてこの場合、感度の高い非接触ICカードの不感帯範囲21も筐体面34の上方に存在する。しかしながら、非接触ICカードリーダ/ライタ1を低出力にすると、図6(b)に示すように、少なくとも筐体面34の上方には不感帯範囲21は存在しなくなり、感度の高い非接触ICカードが良好に通信可能になる。
【0033】
非接触ICカードリーダ/ライタ1の高出力と低出力の切り替えの周期は、第1の実施の形態の場合と同様に、例えば1秒周期で往復移動させる。改札や入場の場合のようにデータの転送量が少ない場合には、カード認証を含めて0.2秒程度で処理が完了するので、1秒周期で高出力と低出力を切り替えればどのような種類の非接触ICカードでも1秒以上筐体面34にかざしておけば処理が完了するのに十分である。なお非接触ICカードリーダ/ライタ1の出力の切り替えは装置内部での制御により行い、上位装置からの制御には依らない。
【0034】
以上のように第3の実施の形態によれば、特性の異なる複数の非接触ICカードを使用しても、非接触ICカードリーダ/ライタ1との間で良好な通信を行うことが可能となる。また機械的な機構も走行路も不要であるので、安価で信頼性の高い装置を実現することができる。さらに非接触ICカードリーダ/ライタ1が自動的に出力を切り替え、上位装置からの制御が不要であるので、システムとしての負荷が増大することはない。
【0035】
上記各実施の形態では、非接触読取書込装置として非接触ICカードリーダ/ライタ装置を例とし、非接触通信体として非接触ICカードを例にして説明したが、これ以外に例えば非接触ICタグとこれとデータの送受を行うタグリーダにも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】第1の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置の要部を示す構成図である。
【図2】第1の実施の形態の動作を示す説明図である。
【図3】第2の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置の要部を示す構成図である。
【図4】第2の実施の形態の動作を示す説明図である。
【図5】第2の実施の形態の変形例を示す説明図である。
【図6】第3の実施の形態の非接触ICカードリーダ/ライタ装置の要部を示す構成図である。
【図7】従来の一般的な非接触ICカードリーダ/ライタを示す。
【図8】非接触ICカードを非接触ICカードリーダ/ライタに対して動作させる状態を示す図である。
【図9】非接触ICカードリーダ/ライタの出力状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0037】
1 非接触ICカードリーダ/ライタ
5 非接触ICカード
32 上下振動装置
34 筐体面
41 カード走行路
44 ローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触通信体を接近させて該非接触通信体との間で通信を行う非接触読取書込部を有する非接触読取書込装置において、
前記非接触通信体と前記非接触読取書込部との距離を周期的に変更させる距離変更手段を設けたことを特徴とする非接触読取書込装置。
【請求項2】
前記距離変更手段は、前記非接触読取書込部の位置を周期的に変更することにより前記非接触通信体と前記非接触読取書込部との距離を周期的に変更させる請求項1記載の非接触読取書込装置。
【請求項3】
前記距離変更手段は、装置筐体の一部を挟んで前記非接触通信体の反対側で前記非接触読取書込部の位置を周期的に変更する請求項2記載の非接触読取書込装置。
【請求項4】
前記非接触通信体と前記非接触読取書込部との間で通信の成否を示す報知をする請求項1記載の非接触読取書込装置。
【請求項5】
非接触通信体を接近させて該非接触通信体との間で通信を行う非接触読取書込部を有する非接触読取書込装置において、
前記非接触読取書込部の読取書込面に対して角度を持ち、複数の前記非接触通信体の反応範囲を通過する非接触通信体用走行路を設けたことを特徴とする非接触読取書込装置。
【請求項6】
前記非接触通信体用走行路にローラを回転自在に配置した請求項5記載の非接触読取書込装置。
【請求項7】
前記非接触通信体用走行路にモータにより回転駆動されるローラを配置した請求項5記載の非接触読取書込装置。
【請求項8】
非接触通信体を接近させて該非接触通信体との間で通信を行う非接触読取書込部を有する非接触読取書込装置において、
前記非接触読取書込部の電磁波出力を周期的に変化させることを特徴とする非接触読取書込装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−18357(P2007−18357A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−200433(P2005−200433)
【出願日】平成17年7月8日(2005.7.8)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【出願人】(591089556)株式会社 沖情報システムズ (276)
【Fターム(参考)】