説明

音波治療器

【課題】周波数及び出力の調整が容易で静かなマッサージ振動を得るマッサージ器を提供する。
【解決手段】骨伝導スピーカーをマッサージ器の振動子として適用する。まず、骨伝導スピーカーを粘着性の高い貼付剤等で患部もしくはつぼに貼り付ける。その上で上記骨伝導スピーカーに、症状にあった周波数及び出力の信号を送り振動させる。粘着性の高い貼付剤は市販のものが利用できる程度の本体強度を確保する。また、高出力に耐えうる骨伝導スピーカーが適する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は周波数及び出力の変更が可能で大音響を発しないマッサージ器を提供する。
【背景技術】
【0002】
バイブレーターと呼ばれる治療器はその殆どがモーターによる駆動であり、出力を上げるということは回転数を上げる、つまり周波数を上げることに他ならない。さらに振動子とは別にモーター音の発生と、手で保持しなければならない欠点有り。
【0003】
骨伝導に関する特許は数多くあるが、この技術をマッサージ治療目的で利用するものは今のところ見当たらない。
【特許文献1】特開2003−61174
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のバイブレーター式マッサージ器は周波数及び出力の調整が困難で、症状に見合った周波数及び出力の設定が困難な上にモーター音が大きいため使用に適さない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明では骨伝導スピーカーをマッサージ器の振動子として利用することで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0006】
マッサージ振動周波数及び出力の調整がほぼ無段階で調整可能になった。
【0007】
音が静かである。
【0008】
貼付鎮痛消炎剤、スピーカーマグネットの相乗効果も期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
高出力に耐えうる骨伝導スピーカーがこの場合適している。
【0010】
粘着性の高い貼付剤は市販のものが利用できる程度の本体強度を確保する。つまり、使用後の貼付剤からの離脱時に崩壊するようでは話にならない。
【0011】
骨伝導スピーカーを粘着性の高い貼付剤等で患部もしくはつぼに貼り付ける。
【0012】
上記骨伝導スピーカーに、症状にあった周波数及び出力の信号を送り振動させる。
【実施例】
【0013】
上記装置は骨伝導スピーカーと、信号を記録したCD等と市販のCDプレーヤー等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る音波治療器の構成である
【図2】本発明に係る音波治療器の実施例を表す
【符号の説明】
【0015】
▲1▼骨伝導スピーカー
▲2▼ジョイント
▲3▼延長コード
▲4▼音波増幅器
▲5▼患部に貼付剤にて骨伝導スピーカーを装着
▲6▼トイレ時等、長いコードを持ち歩かないためのジョイント部分
▲7▼延長コードを介して音波増幅器に繋がれる

【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨伝導スピーカーを吸盤もしくは貼付剤もしくは装着具で固定して使う音波治療器
【請求項2】
請求項1で利用する音波治療器用信号データ

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−101018(P2012−101018A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−264310(P2010−264310)
【出願日】平成22年11月9日(2010.11.9)
【出願人】(503102962)
【Fターム(参考)】