説明

頭巾とスリッパの機能付き防災座布団

【課題】 震災時に備え身近に置いておきたい防災頭巾とスリッパを一体化させた防災座布団を提供する。
【解決手段】 防災頭巾(1)の内側にマジックテープ(2)を設け、また、その対となるマジックテープ(3)を着けた二個のクッション(4)が、簡単なスリッパとなることを特徴とする座布団。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この発明は、震災時に備え、身近に置いておきたい防災頭巾とスリッパを一体化した防災座布団に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来では学校などと違い地震などに備え、常に身近に防災頭巾や履物を準備してある一般家庭は少なかった。また、すぐに使用できる場所にないことが多く、役立たないこともある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
イ.手のとどく場所に防災頭巾を置いておく一般家庭が少なかった。
ロ.地震により、家屋などが倒壊し、ガラスの破片などが散乱した場合、履物がないと足を傷つけてしまっていた。
ハ.座布団を他に活用できる商品自体少なかった。
本発明は、以上の欠点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
防災頭巾(1)の内側にマジックテープ(2)を設ける。そして、その隣に対となるマジックテープ(3)を着けた簡単なスリッパとなる二個のクッション(4)を設ける。このクッションの内側にカラーゴム(5)をそれぞれ二本渡す。さらに、防災頭巾の間に軍手(6)を入れる。
本発明は、以上の構成よりなる頭巾とスリッパの機能付防災座布団である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)座布団の約三分の二部分が防災頭巾(1)となり、バランスをとるためと綿のずれ防止のために中心に縫い目(7)を入れ、内側にマジックテープ(2)を設ける。
(ロ)残りの三分の一の部分は、長方形のクッション(4)を二個設け、防災頭巾(1)と脱着できるよう対となるマジックテープ(3)を着け、さらに内側に2.5cm幅位のカラーゴム(5)を二本着ける。これがスリッパとなる。
(ハ)スリッパの形態にするために、クッションの先端(8)から約三分の一部分を折り曲げ、カラーゴム(5)を裏返しながら、その部分をとめる。
(ニ)上記、頭巾(1)とクッション(4)をマジックテープ(2)、(3)により合体させ、横54cm・縦58cmとする。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、普段は座布団として家にに置いておくだけで、次のようにして震災時に役立てられる。
頭を保護するための頭巾(1)と長方形のクッション(4)に分割し、クッションの先端(8)から三分の一を折り曲げ、裏に着いているカラーゴム(5)を返しながら曲げた部分をとめる。これにより簡単なスリッパになるため非常時に足を保護することができる。また、内部に軍手(6)を入れ、市販の座布団カバーも使用可能である。
【発明の効果】
【0006】
本発明を使用することによって、座布団を活用することができる。
また、身近に置いておけるため、すぐに使用でき、頭や足の保護ができる。さらに、これまでの震災時の不安を和らげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の分解斜視図
【図3】 本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 防災頭巾
2 マジックテープ
3 対となるマジックテープ
4 長方形のクッション
5 カラーゴム
6 軍手
7 縫い目
8 クッションの先端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軍手(6)入りの防災頭巾(1)の内側に、マジックテープ(2)を着け、その隣に対となるマジックテープ(3)を設けたカラーゴム(5)を有するクッション二個(4)が、簡単なスリッパとなる防災座布団。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2006−187565(P2006−187565A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−25674(P2005−25674)
【出願日】平成17年1月4日(2005.1.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(505039859)
【Fターム(参考)】