説明

頭皮ケア用ヘアーブラシ

【課題】頭皮および頭髪を洗浄するに際し、頭皮の皮脂汚れを落とすことができ、頭皮をキズ付けず、頭皮に優しい頭皮ケア用ヘアーブラシを提供する。
【解決手段】複数の尖鋭化された合成繊維が植毛された頭皮ケア用ヘアーブラシ、さらに該頭皮ケア用ヘアーブラシを用いて洗髪する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭皮に付着した皮脂、特に毛根近傍に付着した皮脂汚れを効果的に除去できる頭皮ケアブラシ用品に関する。
【背景技術】
【0002】
頭髪および頭皮の洗浄は、通常シャンプーを併用して直接、手またはプラスチック製の突起のあるブラシ等を介して行われているが、頭皮および毛髪の汚れが残存せず、かつ頭皮に優しい感触を与え、洗浄後、爽快気分にさせる洗浄を実現する洗浄用具が求められている。
【0003】
しかし、シャンプーを併用して直接、手または爪などで頭皮及び髪の毛を洗浄した場合、頭皮には爪で掻いたキズ跡が残り頭髪に過度な力が加えられるため、抜け毛の原因になる問題があった。またプラスチック製の突起を有する種々のブラシについては頭皮表面を保護する目的で先端の突起部を丸くしたブラシ(例えば、特許文献1参照。)、頭髪の乱れも整えることができるブラシ(例えば、特許文献2参照。)、頭皮のマッサージと同時に育毛剤などの薬液と併用するブラシ(例えば、特許文献3参照。)などが提案されているが、これらのブラシによれば、爪先で洗髪する方法に比べ、頭皮への損傷、抜け毛などは、かなり軽減されるものの、頭皮および毛根近傍の皮脂および汚れなどを掻き取る工夫がなされておらず、必要以上に擦るため、頭皮への損傷や抜け毛は禁じ得ないものであり、さらに、皮脂汚れ、特に毛根近傍の皮脂汚れを完全に取り除くことができないため、結果として不満の残るものであった。
【特許文献1】特開平10−127344号公報
【特許文献2】特開2002−360334号公報
【特許文献3】実用新案登録第3069604号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、頭髪を洗浄するに際し、頭皮をキズ付けず、かつ、頭皮および頭髪の汚れ、特に毛根近傍の皮脂汚れが完全に除去可能な頭皮に優しく、抜け毛が少なく、洗髪後、爽快な感触を与える頭皮ケア用品を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するために下記の構成を有する。すなわち、
(1)先端が尖鋭化された合成繊維がブラシ台に植毛されてなる頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(2)前記合成繊維の尖鋭化された部分にミクロクレーター状の凹凸を有することを特徴とする請求項1に記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(3)前記合成繊維がポリエステル系繊維からなることを特徴とする(1)または(2)の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(4)前記合成繊維の尖鋭化された部分は先端に向けて次第に細くなり、尖鋭化された長さが1〜30mmであることを特徴とする(1)〜(3)に記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(5)前記合成繊維の尖鋭化された部分の最先端の最大径部の太さが10μm以下であることを特徴とする(1)〜(4)に記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(6)前記合成繊維の尖鋭化されていない部分の単繊維の最大径太さが0.01〜2.0mmであることを特徴とする(1)〜(5)に記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(7)前記尖鋭化された合成繊維の全体の長さが5〜50mmであることを特徴とする(1)〜(6)に記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(8)前記ブラシ台の一つの孔に植えられる前記尖鋭化された合成繊維の繊維本数が2〜100本であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(9)前記ブラシ台の一つの孔に植毛された尖鋭化された合成繊維束と、隣り合った尖鋭化された合成繊維束との最短距離が3〜30mmであることを特徴とする(1)〜(8)のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
(10)前記ブラシ台が合成樹脂からなることを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、複数の尖鋭化された合成繊維がブラシ表面を覆い、かつ、頭皮表面に届くように尖鋭化繊維の長さと、複数の尖鋭化繊維束の植毛点間隙を適正化することにより、頭皮表面および毛根近傍の皮脂汚れを効果的に除去することができる。
【0007】
また、毛根近傍の汚れは尖鋭化された表面のミクロクレーター状の凹凸、特に凹部で洗剤を保持した鋭く尖った尖鋭端が毛根の極めて近い部分にまで入り込んで洗浄と同時に効果的に掻き出す。さらに先端は非常にソフトで柔らかく頭皮を傷付けることがないため、頭皮に対し優しく接触し尖鋭端とミクロクレーター状の凸部マッサージ効果を与えることから、洗髪後、爽快感を得ることができるブラシを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明は、先端が尖鋭化された複数の合成繊維がブラシ台に植毛されてなる頭皮ケア用ヘアーブラシである。
【0009】
本発明に用いる合成繊維の先端を尖鋭化する方法としては、公知の方法を用いることができる。すなわち、鋭利な刃物で先端を削る方法、ヤスリなどで擦過する方法、薬品を使って溶かす方法などが挙げられる。なかでも、薬品で先端を溶かす方法が、先端がソフトであり、尖鋭端表面にミクロクレーター状の凹凸が得られる点で好ましく用いられる。
【0010】
薬品で合成繊維の先端を尖鋭化する方法としては、例えば、特公昭50−40195号公報や特公昭63−66943号公報に記載された方法を用いることができるが、簡単に説明すると、以下のようになる。すなわち、複数の繊維を束ねて紐やゴムで結束した繊維束とし、繊維束の先端をカットして繊維の長さを揃える。次に、該繊維を溶解する溶剤(例えば、繊維がポリエチレンテレフタレート繊維であれば、苛性ソーダ溶液など。)に繊維束先端のみを浸漬する。すると溶剤は毛細管現象によって繊維束の繊維間に入り込んでゆき各繊維を溶解するが、溶剤に近い部分の方がより溶解され、溶剤に遠い部分の方が溶解される割合は少なく、結果として、きれいに尖鋭化された繊維を得ることができる。尖鋭化部分の直径や長さ等は、繊維束の密度、浸漬時間、溶剤濃度、温度等の条件によって調節することができる。このようにして尖鋭化した部分にはミクロクレーター状の凹凸が形成され、本発明に好ましく用いられる。
【0011】
先端が尖鋭化された合成繊維を得るための合成繊維としては公知の合成繊維を用いることができる。例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン4、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド系繊維、ポリアクリル系繊維などが挙げられるが、薬品で尖鋭化した際に先端に向けて次第に細くなり、表面にミクロクレーター状の凹凸、さらに最先端において極めて細い先端形状が得られる点でポリエステル系繊維が好適である。
【0012】
また、先端が尖鋭化された繊維の非尖鋭化部の単繊維の断面形状としては丸、楕円、多角形、多葉形などが挙げられいずれの形状のものでも用いることができるが、その目的から中空繊維は不適である。好ましくは丸、多角形、多葉形、さらに好ましくは丸断面のものが繊維束の収束性、加工し易さの点で好適である。
【0013】
かかる合成繊維の径は0.01〜2.0mmが好ましい。
【0014】
合成繊維の尖鋭化部分は先端に向けて次第に細くなり、その尖鋭長が1〜30mm、最先端部から1μmの距離にある部分の径は10μm以下であることが好ましい。
【0015】
薬品で尖鋭化処理した尖鋭化部分の表面にはミクロクレーター状の凹凸を有する。ここで、尖鋭化部分のミクロクレーター構造、特に凹部は洗髪時において、洗剤を保持する働きをすると考えられる。先端に向けて次第に細くなる構造は単繊維が元々持っている剛性を和らげ頭皮面に優しく接触する効果があり、10μm以下の先端部は毛根近傍に付着した皮脂汚れの奥深くまで侵入して汚れを掻き出しながら洗浄する働きとミクロクレーターの凸部とで頭皮へのマッサージ効果を醸し出すものである。
【0016】
ヘアーブラシは通常、ブラシ台に複数の孔を有し、そこに繊維(合成繊維や動物の毛など)を植毛して構成されるが、本発明においてはブラシ台に植毛された先端が尖鋭化された合成繊維の配置および一つの孔に植えられた繊維の太さ本数もまた重要である。本発明においては非尖鋭化部の最大径部の太さは0.01〜2mm、全体の長さ(ブラシ台から先端までの長さ)が5〜50mmであることが好ましい。また、一つの孔には先端が尖鋭化された合成繊維が複数植毛されていることが好ましく、具体的には、その繊維束における繊維の本数は2〜100本が好ましい。さらに、該一つの孔に植毛された先端が尖鋭化された合成繊維の繊維束と、該繊維束と隣り合った繊維束との最短距離が3〜30mmであることが好ましい。上記条件を満たす場合には、毛根近傍の皮脂汚れを掻き出すことにおいて有利なものとなる。
【0017】
また、ブラシ台に植毛された尖鋭化された合成繊維の長さは5〜50mmが好ましいが、さらに好ましくは10〜45mm、一層好ましくは15〜40mmである。5mmを下回る場合には植毛長さが短かすぎるため、頭髪に邪魔されて、尖鋭端が頭皮面または毛根近傍に届かず結果として不満の残る物になる場合がある。また、50mmを上回る場合には、繊維長が長すぎるため、繊維のハリ、コシが不足し、頭髪を押しのけることとができず、頭皮面または毛根近傍に届かず結果として不満の残るものになる場合がある。
【0018】
ブラシ台に空けられた一つの孔に植毛された、先端が尖鋭化された合成繊維の繊維束の繊維本数は2本以上100本以下が好ましく、孔の大きさによって適宜選ぶ。さらに好ましくは5〜50本である。ブラシ台に植毛される部位は非尖鋭部である。
【0019】
先端が尖鋭化された合成繊維の繊維束はブラシ台の孔に植毛されてなり、隣り合った孔との最短距離が3〜30mmである。好ましくは5mm以上、25mm以下である。3mmを下回る場合には、尖鋭端がブラシ表面に密集しているため、洗髪時、頭髪に邪魔され頭皮まで届かない。また、30mmを上回る場合には間隙が広すぎまばらのため、頭皮を均一に洗浄することができない。
【0020】
植毛する方法は公知の方法を用いることが出来特に限定されない。接着剤で接着してもよいし、金属片等で固定する方法であってもよい。
【0021】
なお、効果の点からブラシに植毛された繊維は全て、先端が尖鋭化された合成繊維であることが好ましい。
【0022】
ブラシ台の構成は特に限定されず、公知のものを用いることができる。また、ブラシ台の穴の数は目的と用途によって選べば良く、特に限定されないが、安定して洗髪作業ができる点で4個以上、50個以下が好ましい。また、ブラシ台の材質もまた自由に選ぶことができるが、軽く、取り扱い性が容易な木製またはプラスチック製が好ましい。プラスチック製の場合、プラスチック組成もまた自由に選ぶことができるが、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリルニトリルおよびこれらの変性物などの樹脂が挙げられる。なかでも、成形し易く、比較的安価なポリプロピレン樹脂などが好ましい。
【0023】
次に、例示した図面について、本発明の頭皮ケア用ヘアーブラシを説明する。図1は尖鋭端合成繊維が植毛されたブラシの射影全体モデル図である。図2はブラシ全体の側面の拡大モデル図である。1はブラシ台であり、2は尖鋭化された合成繊維である。尖鋭化された合成繊維は毛根近傍の皮脂汚れを落とし、頭皮を傷付けることなく、頭皮に対し優しく接触し、マッサージ効果を奏でるものである。3は隣あった繊維束との距離(隣り合った尖鋭化された合成繊維束との最短距離)を示し、4は尖鋭化された合成繊維の全体の長さを、5は先鋭化された部分の長さを示すものである。なお、図の例では植毛された尖鋭化された合成繊維は長さが揃えられているが、長さに違いを設けてもかまわない。
【実施例】
【0024】
次に、実施例により本発明を詳細に説明する。
【0025】
以下、(1)〜(3)の評価方法においては、ブラシを使って(洗浄剤使用)同じ条件でパネラーに洗髪してもらった。
【0026】
(1)汚れ評価方法
(株)ハイロックス製デジタルハイスコープシステムKH−2400DPを用い、倍率100倍で男性パネラー10人の洗髪前後(洗浄剤は市販のシャンプー)の汚れ有無の変化を調べ、洗髪前に比べた洗髪後の状態を評価した。なお、
○:頭皮表面に汚れがなく良好、
△:頭皮表面に汚れがわずかに残っており、やや悪い、
×:頭皮表面に汚れが残っており、悪い、
とした。
【0027】
(2)頭皮キズ付き評価方法
(株)ハイロックス製デジタルハイスコープシステムKH−2400DPを用い、倍率100倍で男性パネラー10人の洗髪前後(洗浄剤は市販のシャンプー)の頭皮の状態の変化を観察し、洗髪前に比べた洗髪後の状態を評価した。なお、
○:頭皮表面に線状のキズが見られず良好、
△:頭皮表面に線状のキズがわずかに見られ、やや悪い、
×:頭皮表面に線状のキズが見られ、悪い、
とした。
【0028】
(3)洗髪後の爽快感評価方法
10人の男性パネラーを選定し、洗髪後(洗浄剤は市販のシャンプー)に爽快感を感じるか否かを評価してもらった。評価は以下の3段階、
○:洗髪後、爽快と答えた人が8人以上で良好である、
△:洗髪後、特に爽快感は感じないと答えた人が8人以上で、良くも悪くもない、
×:洗髪後、不快と答えた人が8人以上で、悪い、
とした。
【0029】
(4)尖鋭化繊維の製造方法
ポリブチレンテレフタレートからなる合成繊維をトウ状に束ねた後、束の外周を紙で覆った。次に所定の長さにカットし、一端または両端をアルカリ液に浸け処理して、尖鋭端部の先端から1μmの部分の直径が10μm以下になるまで加工を続けて一端または両端が尖鋭化された尖鋭端繊維を得た。得られた尖鋭端は先端に向けて次第に細くなっており、最先端部から1μmの部分の直径は約9μmであった。顕微鏡で観察したところ、尖鋭部の表面には、いずれも凹凸状のミクロクレーターが確認された。
【0030】
<実施例1>
非尖鋭部の最大径が0.17mm、長さ30mm、尖鋭化部分の長さ3.5mmの先端が尖鋭化された合成繊維45本を束ね、非尖鋭部をブラシ台に空けられた一つの孔に植毛した。ブラシ台の孔の直径および数は1.5mm、24個とし、ブラシ台は硬質透明の塩ビを使った。隣り合った尖鋭端繊維束との最短距離は10mmの市松状の配置とした。
【0031】
該ブラシを使って、実用評価してもらった結果、頭皮の皮脂汚れが無く、頭皮にキズは全く見当たらず、評価していただいた10人のパネラー全員が爽快であると答えて頂いた、頭皮に優しいブラシであった。結果を表1に示す。
【0032】
<実施例2>
非尖鋭部の最大径が0.5mm、長さ25mm、尖鋭化部分の長さ7.3mmの先端が尖鋭化された合成繊維7本を束ね、非尖鋭部をブラシ台に空けられた一つの孔に植毛した。ブラシ台の孔の直径および数は1.5mm、20個とし、ブラシ台は硬質透明の塩ビを使った。以外は実施例1と同様のブラシを作った。
【0033】
該ブラシを使って、実用評価してもらった結果、頭皮の皮脂汚れが無く、頭皮にキズは全く見当たらず、評価していただいた10人のパネラー全員が爽快であると答えて頂いた、頭皮に優しいブラシであった。結果を表1に示す。
【0034】
<比較例1>
市販のプラスチック製ブラシを用いて洗髪してもらった結果、頭皮表面の皮脂はわずかに残っており、頭皮にわずかにキズが見られた。また、洗髪後の爽快感は普通であり、特に感じないとのことであり、不十分なものであった。結果を表1に示す。
【0035】
<比較例2>
素手で洗髪してもらった結果、頭皮表面の皮脂はかなり残っており、頭皮に多くのキズが見られた。また洗髪後の爽快感はなく、不満の残るものであった。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】

【図面の簡単な説明】
【0037】

【図1】本発明のブラシの全体概略図である。
【図2】本発明のブラシの拡大側面概略図である。
【符号の説明】
【0038】
1:ブラシ台
2:尖鋭化された合成繊維
3:尖鋭化された合成繊維束の距離
4:尖鋭化された合成繊維の長さ
5:尖鋭化された部分の長さ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端が尖鋭化された合成繊維がブラシ台に植毛されてなる頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項2】
前記合成繊維の尖鋭化された部分にミクロクレーター状の凹凸を有することを特徴とする請求項1に記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項3】
前記合成繊維がポリエステル系繊維からなることを特徴とする請求項1または2に記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項4】
前記合成繊維の尖鋭化された部分は長さが1〜30mmで、先端に向けて次第に細くなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項5】
前記合成繊維の尖鋭化された最先端から1μmの部分の径が10μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項6】
前記合成繊維の尖鋭化されていない部分の最大径が0.01〜2.0mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項7】
前記尖鋭化された合成繊維の全体の長さが5〜50mmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項8】
前記ブラシ台の一つの孔に植えられる前記尖鋭化された繊維の繊維本数が2〜100本であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項9】
前記ブラシ台の一つの孔に植毛された尖鋭化された合成繊維束と、隣り合った尖鋭化された合成繊維束との最短距離が3〜30mmであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。
【請求項10】
前記ブラシ台が合成樹脂からなることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の頭皮ケア用ヘアーブラシ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−136360(P2006−136360A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−326001(P2004−326001)
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【Fターム(参考)】