説明

顔面装着具

【課題】顔面に装着した状態において、操作部材を操作し易くし、押す操作または引き上げる操作の何れによっても、締付バンドを緩めることができ、締付バンドを緩めるための構成部材を操作部材の一個にした顔面装着具を提供する。
【解決手段】フレーム2の端部に押圧面部2aを形成し、押圧面部に間隔をおいて一対の支持アーム5を設け、支持アームの先端部間に、締付バンド4を巻き付ける支軸6を設け、支持アーム間に操作部材8を回動自在として取り付け、操作部材は、内端を押圧操作部8aとし、外端を引上げ操作部8bとし、押圧操作部に、フレームの押圧面部を押圧して弾性変形するようにした弾性片12が設けられ、押圧操作部と引上げ操作部の中間部に、係合爪15aを有した係合体15が設けられ、係合体の係合爪を、支軸に巻き付けて折り返した締付バンドの表面側の長さ方向に複数設けた突出部9の何れかに係脱自在としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、締付バンドを付けた各種のゴーグル、眼鏡、マスク等の顔面装着具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の顔面装着具としては、例えば図5、6に示したような水中メガネが存在する。この水中メガネは、メガネ本体21の側部22a、22bの各々の略央部にバンド幅程度の間隔を置いて板23a、23bを配したものとしている。そして、前記板23a、23bを連ねる背板24にバンド通しロ24aを形成して、それに幅方向にわたる突条25aが間欠的に形成された締付バンド25を通している。さらに、前記板23aと23b間に軸架された軸26に装着片27を旋転可能に軸支し、一方のフック部27aが締付バンド25の突条25aと突条25aの間に常時くい入る方向に前記装着片27をバネ28により回動付勢するようにしている(特許文献1)。
【0003】
このように構成した従来の顔面装着具では、締付バンド25の締め付け具合を調節するには、先ず、装着片27の押加部29を押し、フック部27aを締付バンド25より離す。すると、この状態においては締付バンド25は自由に移動できるので、引き出したり、縮めたりの調節をすることができるとしている。
【0004】
さらに、この従来の顔面装着具では、上記したように締付バンド25の調節後、装着片27に対する押加を解けば、装着片27はバネ28の力によってバンドを押す方向に回動付勢されるので、フック部27aが締付バンド25の突条25aと突条25aの間にくい入り、締付バンド25の位置が決められるとしている。
【0005】
したがって、上記図5、6示した従来の顔面装着具では、装着片27を単に押加して、フック部27aを締付バンド25から離せば締付バンド25の長さを自由に調節でき、逆に装着片27に対する押加を解けば、フック部27aは締付バンド25にくい入り、締付バンド25を固定するので、締付バンド25はしっかりと決められた長さで装着されるから、ワンタッチにより締付バンド25の締め具合を調節できるとしている。
【0006】
また、この種の顔面装着具としては、例えば図7〜9に示したような水中マスクが存在する。この水中マスクは、締付バンドの緊締力調整装置を備えたものとしている。この緊締力調整装置は、一対の支持片31を有し、その支持片31の先端部間にガイド軸32を設けたバックル33と、前記ガイド軸32にかけられて折り返された締付バンド34と、前記支持片31間においてガイド軸32に対してスライド自在に設けられた操作部材35とから成るものとしている。そして、前記締付バンド34のガイド軸32と摺接する面の背面側に複数の突出部34aを締付バンド34の長さ方向に所要の間隔をおいて設けている。さらに、前記各突出部34aの表面に締付バンド34の折返しバンド34bを引く方向に向けて傾斜するテーパ面34cを設け、前記操作部材35には前記突出部34aの一つに対して係合可能な係合爪35aを形成している。また、バックル33には操作部材35がガイド軸32から離反する方向にスライドするのを防止して係合爪35aを突出部34aと係合する状態に保持し、前記操作部材35を押圧して後にスライドさせたとき弾性変形する弾性片36を一体に設けたものとしている(特許文献2)。
【0007】
このように構成した従来の顔面装着具では、締付バンド34の折返しバンド34bを引くことによって突出部34aのテーパ面34cが係合爪35aを押圧するため、操作部材35が後にスライドし、締付バンド34の緊縛力を強くすることができるとしている。
【0008】
さらに、この従来の顔面装着具では、操作部材35を指先の押圧により後にスライドさせることにより、係合爪35aがガイド軸32から離反して突出部34aとの係合が解除するため、締付バンド34を引くことにより、緊締力を弱くすることができるとしている。
【0009】
したがって、上記図7〜9示した従来の顔面装着具では、折返しバンド34bを引くことによって締付バンド34の緊締力を強くすることができ、操作部材35をスライドさせることによって締付バンド34を弛めることができるため、締付バンド34の緊締力調整に際して水中マスクを取外す必要がなく、装着状態において調整することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】実公昭59−25414号公報
【特許文献2】実開平5ー91636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上記図5、6に示した従来の顔面装着具は、締付バンド25を緩めるには、装着片27の押加部29を押し、バネ28を縮める必要があるが、バネ28の上付近を押すために、強い力で押す必要があり、顔面に装着した状態では操作し難いという問題点を有していた。
【0012】
さらに、上記従来の顔面装着具は、締付バンド25を緩めるには、バネ28の上付近を押すだけの操作をすればよいとしているが、顔面に装着した状態では、前記バネ28の上付近を押すというだけの操作では、その操作がし難いこともあり、不便であるという問題点を有していた。
【0013】
また、上記従来の顔面装着具は、締付バンド25を緩めるための構成部材として装着片27とバネ28の二部品から成っており、部品点数が複数個となって、組み立てが困難であるという問題点を有していた。
【0014】
そして、上記図7〜9に示した従来の顔面装着具は、操作部材35をスライドさせて、締付バンド34を緩める構造にしているが、スライド操作は指が滑り易く、顔面に装着した状態では操作し難いという問題点を有していた。
【0015】
さらに、上記従来の顔面装着具は、締付バンド34を緩めるには、操作部材35をスライドさせるだけの操作をすればよいとしているが、顔面に装着した状態では、前記操作部材35をスライドさせるというだけの操作では、その操作がし難いこともあり、不便であるという問題点を有していた。
【0016】
また、上記従来の顔面装着具でも、締付バンド34を緩めるための構成部材としてバックル33と操作部材35の二部品から成っており、図5、6に示した顔面装着具と同様に、部品点数が複数個となって、組み立てが困難であるという問題点を有していた。
【0017】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、顔面に装着した状態において、操作部材を操作し易くし、さらに押す操作または引き上げる操作の何れによっても、締付バンドを緩めることができ、また締付バンドを緩めるための構成部材を操作部材の一個にした顔面装着具を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
そのため、この発明の顔面装着具は、フレーム2の端部に押圧面部2aを形成し、この押圧面部2aに間隔をおいて一対の支持アーム5、5を設け、これら支持アーム5、5の先端部間に、締付バンド4を巻き付ける支軸6を設けると共に、前記支持アーム5、5間に操作部材8を回動自在として取り付けたものとし、前記操作部材8は、内端を押圧操作部8aとし、外端を引上げ操作部8bとし、この押圧操作部8aに、前記フレーム2の押圧面部2aを押圧して弾性変形するようにした弾性片12が設けられ、前記押圧操作部8aと引上げ操作部8bの中間部に、係合爪15aを有した係合体15が設けられ、この係合体15の係合爪15aを、前記支軸6に巻き付けて折り返した締付バンド4の表面側の長さ方向に複数設けた突出部9の何れかに係脱自在としている。
【0019】
そして、この発明の顔面装着具は、前記操作部材8が合成樹脂の一体成形品からなるものとしている。
【0020】
さらに、この発明の顔面装着具は、前記操作部材8には、押圧操作部8aに対向して、一対の支持片13が設けられ、これら支持片13の先端に形成された支持突起13aを、前記支持アーム5、5にそれぞれ形成された支持孔14に支持することにより、前記支持アーム5、5間に操作部材8を回動自在として取り付けたものとしている。
【0021】
また、この発明の顔面装着具は、前記操作部材8の弾性片12と前記フレーム2の押圧面部2aとの間に、前記操作部材8の回動域となる空間部Sを設けたものとしている。
【0022】
さらに、この発明の顔面装着具は、前記支軸6と前記押圧面部2aとの間における前記支持アーム5、5間に係合部7を設けたものとすると共に、前記係合体15に係合片15bを有したものとし、前記操作部材8を回動させたときに、前記係合部7に係合片15bが係合して、それ以上操作部材8が回動しないようにしたものとしている。
【発明の効果】
【0023】
この発明の顔面装着具は、以上に述べたように構成されているので、顔面に装着した状態において、操作部材が操作し易くなり、押す操作または引き上げる操作の何れによっても、締付バンドを緩めることができるようになり、非常に便利なものとなった。
【0024】
さらに、この発明の顔面装着具は、締付バンドを緩めるための構成部材としての操作部材を一個にしたので、組み立てが簡単なものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】この発明の顔面装着具の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すこの発明の顔面装着具の要部の分解斜視図である。
【図3】図1に示すこの発明の顔面装着具の締付バンドが締め付けられている状態の断面図である。
【図4】図1に示すこの発明の顔面装着具の締付バンドを緩めることができる状態の断面図である。
【図5】従来の顔面装着具の一例を示す斜視図である。
【図6】図5に示す従来の顔面装着具の締付バンドが締め付けられている状態の断面図である。
【図7】従来の顔面装着具の他の例を示す斜視図である。
【図8】図7に示す従来の顔面装着具の締付バンドが締め付けられている状態の断面図である。
【図9】図7に示す従来の顔面装着具の締付バンドを緩めることができる状態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、この発明の顔面装着具を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】
図1〜4は、この発明の顔面装着具をスイミングゴーグルとした実施形態を示している。このスイミングゴーグルは、レンズ1と、このレンズ1と一体化したフレーム2と、このフレーム2の背面側に設けられたパッド3と、このフレーム2の両端に接続された締付バンド4とから構成されている。
【0028】
前記フレーム2の端部には、押圧面部2aを形成し、この押圧面部2aに所要の間隔をおいて一対の支持アーム5、5を一体として設けたものとしている。
【0029】
前記支持アーム5、5の先端部間には、締付バンド4を巻き付ける支軸6を設けており、この支軸6と前記フレーム2の押圧面部2aとの間における前記支持アーム5、5間には、係合部7を設けたものとしている。さらに、前記支持アーム5、5間には、操作部材8が回動自在として取り付けられている。
【0030】
前記締付バンド4は、ゴムバンドなどの伸縮性を有する部材からなるものとするのが好ましいが、伸縮性を有さない部材からなるものとしてもよい。この締付バンド4は、表面側には長さ方向に所要の間隔をおいて複数の突出部9が設けられており、前記支軸6に巻き付けて折り返すようにしている。
【0031】
前記操作部材8は、バネ特性や摩擦特性に優れたポリブチレンテレフタレート、ポリアミド等の合成樹脂の一体成形品からなるものとしており、内端を押圧操作部8aとし、外端を引上げ操作部8bとしたものとしている。さらに、前記押圧操作部8aの表面側と引上げ操作部8bの裏面側には、操作時に指が滑り難いようにそれぞれ滑止め用突起10を設けたものとしている。また、前記押圧操作部8aと引上げ操作部8bの間における操作部材8の中央部には、この操作部材8の曲げ強度を補強するためのリブ11が設けられている。
【0032】
前記操作部材8には、押圧操作部8aに対向して、前記フレーム2の押圧面部2aを押圧して弾性変形するようにした弾性片12が設けられ、さらに前記操作部材8には、押圧操作部8aに対向して、一対の支持片13が設けられ、これら支持片13の先端に形成された支持突起13aを、前記支持アーム5にそれぞれ形成された支持孔14に支持することにより、操作部材8は、前記したように支持アーム5、5間に回動自在として取り付けられている。なお、前記操作部材8の弾性片12と前記フレーム2の押圧面部2aとの間には、空間部Sを設けたものとし、この空間部Sを前記操作部材8の回動域となるようにしている。したがって、前記空間部Sを広くしたり、狭くしたりすることにより、前記操作部材8の回動具合を適当なものにすることができる。
【0033】
前記操作部材8には、押圧操作部8aと引上げ操作部8bの中間部に対向して、係合爪15aと係合片15bを有した係合体15が設けられている。前記係合爪15aは、前記支軸6に巻き付けて折り返した締付バンド4の表面側の長さ方向に所要の間隔をおいて複数設けた突出部9の何れかに係脱自在としている。前記係合片15bは、前記引上げ操作部8bを指で引いて操作部材8を回動させたときに、前記支持アーム5、5間に設けた係合部7に係合して、それ以上操作部材8が回動しないようにし、前記操作部材8が支持アーム5、5間から外れないようにしている。
【0034】
このように構成したスイミングゴーグルは、図3に示した状態では、操作部材8の弾性片12がフレーム2の端部の押圧面部2aを押圧しているので、操作体8の係合爪15aが締付バンド4を押し付けた状態で、その突出部9の何れかと係合し、締付バンド4が固定された状態になっている。なお、前記弾性片12の肉厚や長さを変更したり、前記空間部Sを広くしたり、狭くしたりすることによって、前記係合体15の係合爪15aが前記締付バンド4を押し付ける力を適当な強さに調整することができる。
【0035】
そこで、前記スイミングゴーグルを着用した着用者が、図3に示した状態から締付バンド4の折り返した側4aを引くと、この引く力によって締付バンド4の突出部9が係合体15の係合爪15aを押し返し、操作部材8の弾性片12がフレーム2の端部の押圧面部2aに押し付けられて弾性変形して、操作部材8が支持突起13aを中心として回動し、締付バンド4の突出部9と係合体15の係合爪15aの係合が外れ、図4に示した状態となる。なお、前記締付バンド4の折り返した側4aを引く場合には、片手の指だけで行ってもよいが、もう片手の指で支持アーム5、5を押さえて、着用したスイミングゴーグルが移動しないようにしてから行ってもよい。この場合、前記支持アーム5、5には、押さえた指が滑り難いようにそれぞれ滑止め用突起16を設けたものとすることができる。
【0036】
そして、前記締付バンド4の折り返した側4aの引くのを止めると、操作部材8の弾性片12がその弾性力によって前記フレーム2の端部の押圧面部2aから押し戻され、再び図3に示した状態となり、係合体15の係合爪15aが締付バンド4の突出部9の何れかと係合し、締付バンド4が固定された状態になり、締付バンド4を締め付ける操作が終了する。なお、この締付バンド4を締め付ける操作は、スイミングゴーグルを着用する前に行うことができるのは言うまでもない。
【0037】
次に、前記スイミングゴーグルを着用した着用者が、図3に示した状態から操作部材8の押圧操作部8aを指で押すか、操作部材8の引上げ操作部8bを指で引き上げると、前記したのと同様に図4に示した状態となり、締付バンド4の折り返していない側4bを引くことにより、この締付バンド4を緩めることができる。
【0038】
そして、前記操作部材8の押圧操作部8aを指で押すのを止めるか、操作部材8の引上げ操作部8bを指で引き上げるのを止めると、前記したのと同様に再び図3に示した状態となり、係合体15の係合爪15aが締付バンド4の突出部9の何れかと係合し、締付バンド4が固定された状態になり、締付バンド4を緩める操作が終了する。なお、この締付バンド4を緩める操作も、スイミングゴーグルを着用する前に行うことができるのは言うまでもない。
【0039】
この発明の顔面装着具は、以上に述べたように構成されており、着用した状態において、前記操作部材8の押圧操作部8aを指で押すか、操作部材8の引上げ操作部8bを指で引き上げるかの何れの操作によっても、締付バンド4を容易に緩めることができるようになるので、非常に操作し易く便利なものとなった。
【0040】
さらに、この発明の顔面装着具は、締付バンド4を緩めるための操作部材8を、一個の合成樹脂の一体成形品からなるものとしたので、組み立てが簡単なものとなった。
【符号の説明】
【0041】
2 フレーム
2a 押圧面部
4 締付バンド
5 支持アーム
6 支軸
7 係合部
8 操作部材
8a 押圧操作部
8b 引上げ操作部
9 突出部
12 弾性片
13 支持片
13a 支持突起
14 支持孔
15 係合体
15a 係合爪
15b 係合片
S 空間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム(2)の端部に押圧面部(2a)を形成し、この押圧面部(2a)に間隔をおいて一対の支持アーム(5、5)を設け、これら支持アーム(5、5)の先端部間に、締付バンド(4)を巻き付ける支軸(6)を設けると共に、前記支持アーム(5、5)間に操作部材(8)を回動自在として取り付けたものとし、前記操作部材(8)は、内端を押圧操作部(8a)とし、外端を引上げ操作部(8b)とし、この押圧操作部(8a)に、前記フレーム(2)の押圧面部(2a)を押圧して弾性変形するようにした弾性片(12)が設けられ、前記押圧操作部(8a)と引上げ操作部(8b)の中間部に、係合爪(15a)を有した係合体(15)が設けられ、この係合体(15)の係合爪(15a)を、前記支軸(6)に巻き付けて折り返した締付バンド(4)の表面側の長さ方向に複数設けた突出部(9)の何れかに係脱自在としたことを特徴とする顔面装着具。
【請求項2】
前記操作部材(8)が合成樹脂の一体成形品からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の顔面装着具。
【請求項3】
前記操作部材(8)には、押圧操作部(8a)に対向して、一対の支持片(13)が設けられ、これら支持片(13)の先端に形成された支持突起(13a)を、前記支持アーム(5、5)にそれぞれ形成された支持孔(14)に支持することにより、前記支持アーム(5、5)間に操作部材(8)を回動自在として取り付けたことを特徴とする請求項1または2記載の顔面装着具。
【請求項4】
前記操作部材(8)の弾性片(12)と前記フレーム(2)の押圧面部(2a)との間に、前記操作部材(8)の回動域となる空間部(S)を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の顔面装着具。
【請求項5】
前記支軸(6)と前記押圧面部(2a)との間における前記支持アーム(5、5)間に係合部(7)を設けたものとすると共に、前記係合体(15)に係合片(15b)を有したものとし、前記操作部材(8)を回動させたときに、前記係合部(7)に係合片(15b)が係合して、それ以上操作部材(8)が回動しないようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の顔面装着具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−139360(P2012−139360A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−293922(P2010−293922)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(000179926)山本光学株式会社 (49)