説明

風水診断システム

【課題】風水の知識がなくても診断結果を簡単に得られるばかりでなく、風水に対して興味のあまりなかった人をも含めて複数人で診断結果を共有し得る風水診断システムを提供する。
【解決手段】携帯電話機10は、複数人についての風水の診断に必要な所定情報及びその所定情報に該当する人の識別情報の入力を行う。Webサーバ40は、携帯電話機10による入力内容を登録するとともに、相性に関する複数の要素と点数とを対応付けて記憶した各種テーブルを用いて、前記所定情報に基づいて前記要素ごとに点数をそれぞれ読み出す。そして、該読み出した点数によって相性を評価するとともに、その評価結果である点数が降順又は昇順となるように、人の識別情報を整列させる。携帯電話機10は、前記整列された結果を所定の表示手段にランキング表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、風水による診断結果を得ることのできる風水診断システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、風水による診断結果を携帯電話機等の携帯端末によって知ることのできる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、風水の知識がなくても携帯端末を通じて簡単に診断結果を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−152828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術では、手軽に風水の診断結果を得ることができるに止まり、風水についてもともと深い興味をもっている者だけが利用する程度であると考えられる。
【0005】
そこで、本発明は、風水の知識がなくても診断結果を簡単に得られるばかりでなく、風水に対して興味のあまりなかった人をも含めて複数人で診断結果を共有し得る風水診断システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明の風水診断システムは、
複数人についての風水の診断に必要な所定情報及びその所定情報に該当する人の識別情報の入力を行う情報入力手段と、
前記情報入力手段による入力内容を登録する情報登録手段と、
前記所定情報から風水によって得られる相性に関する複数の要素をそれぞれ点数化し、各要素と点数とを対応付けて記憶している点数記憶手段と、
前記情報登録手段によって登録された前記所定情報に基づいて、前記要素ごとに前記点数記憶手段に記憶された点数をそれぞれ読み出し、該読み出した点数によって相性を評価する風水評価手段と、
前記風水評価手段による評価結果である点数が降順又は昇順となるように、人の識別情報を整列させる整列処理手段と、
前記整列処理手段によって整列された結果を所定の表示手段にランキング表示させる表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
【0007】
この風水診断システムによれば、情報入力手段によって複数人についての風水の診断に必要な所定情報とその所定情報に該当する人の識別情報との入力を行うと、情報登録手段はそれら各情報を登録する。所定情報としては例えば生年月日が挙げられ、人の識別情報としては画数を診断に用いる場合には本名である必要があるが、画数を用いない場合には他人との識別さえできればよい。風水によって相性を診断するに際して、例えば生年月日であれば、年月日そのものと年と月と日とに要素を分断することができ、これを風水の考えに対応付けて点数化した状態で、点数記憶手段に記憶されている。
【0008】
そして、風水評価手段は、情報登録手段によって登録された所定情報に基づいて、要素ごとに点数記憶手段に記憶された点数をそれぞれ読み出し、該読み出した点数によって相性を評価する。このように要素ごとに点数化して相性の評価処理を行うものであるため、相性診断のための処理が非常に簡単なものとなる。このように評価された結果は、整列処理手段によって点数の降順又は昇順に整列され、表示制御手段の制御下、その整列結果が表示手段にランキング表示されることとなる。
【0009】
したがって、生年月日等の情報に加え個人を識別できる情報さえ入力すれば、風水による相性診断の結果が簡単に得られるし、複数人の中で相性の良し悪しについてのランキングを知ることができる。これにより、大勢の人が集まる中で相性ランキングを知ることができる、すなわち複数人で診断結果を共有し得ることから、単なる風水による相性診断の域を超えて複数人が参加できるゲーム性を付与することができる。その結果、1人の閉じた環境の中での風水診断とは異質の面白みを付与することができ、風水の魅力を広く伝達することができたり、複数人で円滑なコミュニケーションを図ったりすることが可能となる。
【0010】
上記風水診断システムにおいて、前記評価手段は、診断対象となる人の二名ずつの組み合わせの一方から見た他方について前記点数を読み出すとともに、その他方から見た一方についても前記点数を読み出し、それらの各点数により相性を評価するとよい。これにより、単に二名ずつの組み合わせ(ペア)について相性の点数を付けるだけでなく、当該組み合わせのどちら側にとって相性がより良いのか(例えば、どちらが良い運気をもたらしてくれるのか)を知り得ることができ、相性診断の面白みを一層高めることができる。
【0011】
また、前記要素の種別による優先順位を記憶している優先順位記憶手段を更に備え、前記整列処理手段は、前記優先順位記憶手段に記憶されている優先順位に従って、前記点数が同点である場合の整列順位を決定するものであるとよい。
【0012】
こうすることで、点数が同一である場合においても、整列順位に意味付けすることが可能となり、ランキング表示を適切に行うことができる。特に、恋愛の相性であれば、風水の診断要素である、生年月日の「年」に対応する九星(ライフスター)の優先順位を最も高くし、次に生年月日の「月」に対応する九星(パーソナルスター)の優先順位を高くするという具合に優先順位を設定する一方、理想の上司や部下等のビジネスパートナーの相性であれば、生年月日の「年」に対応する九星(ライフスター)の優先順位を最も高くし、次に生年月日の「日」に対応する九星(ソーシャルスター)の優先順位を高くするという具合に優先順位を設定するとよく、こうして診断しようとする相性の種別に応じて優先順位を異ならせてあると、ランキング表示に適切な意味付けをすることができる。
【0013】
上記風水診断システムにおいては、前記各手段のうち前記情報入力手段及び前記表示手段以外の機能は、サーバに備えられたプログラムの処理機能によって実現されるものであり、前記情報入力手段及び前記表示手段は、通信ネットワークを介して前記サーバとの間で送受信を行う携帯端末に備えられたものにするとよい。
【0014】
複数人で診断結果を共有しようとする場合、携帯電話機等の携帯端末を用いたシステムが好ましい。そして、インターネット等の通信ネットワークを介して各自の携帯端末でアクセスしながら各自と周りの人との相性診断をすることで、人が集まったときに簡単に相性診断をすることができる。この場合、例えば、各自の携帯端末では自分からみた他人との相性を知ることができるようにしておけば、他人の携帯端末の結果を見せてもらうことによって、色々な診断結果を知ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施形態における通信システムの概要を示すブロック図。
【図2】(a)は五行相性の関係を示す図、(b)は五行相剋の関係を示す図。
【図3】(a)は五行の各要素の組み合わせを示す図、(b)は五行相性点テーブルを示す図。
【図4】天中殺相性点テーブルを示す図。
【図5】携帯電話機の表示部における表示画像を示す図。
【図6】相性診断プログラムに関する処理手順を示すフローチャート。
【図7】(a)は五行の各要素の組み合わせを示す図、(b)は五行相性点テーブルを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[第1の実施形態]
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、携帯端末(移動体通信端末)としての携帯電話機により、インターネット等を介してアクセス可能なWebサイトを利用できるものとなっている。
【0017】
図1は、本実施形態における通信システムの概要を示すブロック図である。図1において、携帯電話機10は、通信ネットワークとしての携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機との通話や電子メールの送受信が可能になっている。また、携帯電話通信網20にはインターネット30等の他の通信ネットワークが接続されている。インターネット30には、各種のWebコンテンツを提供するWebサーバ40が接続されている。
【0018】
携帯電話機10は、CPU11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15等を備えており、これらが図示しない通信バスにより互いに接続されている。CPU11は、携帯電話機10における各種制御を司る制御中枢部であり、通信や表示等に関する制御を実行する。記憶部12は、ROMやRAMよりなるメモリであり、ROMにはCPU11が実行する各種アプリケーションのプログラム等が記憶されており、RAMには作業領域等が設けられている。通信部13は、携帯電話通信網20に対する無線通信を可能とする無線通信機能を有している。入力部14は、テンキーやメニュー操作キー等からなる各種入力キーを有しており、この入力部14を用いてユーザの入力操作が行われる。表示部15は、液晶ディスプレイ等からなる表示画面を有しており、通話時やメール利用時、アプリケーション実行時等においてこれらに関する各種情報が表示される。
【0019】
また、Webサーバ40は、CPU41、記憶部42、通信部43、入力部44、表示部45等を備えており、これらが図示しない通信バスにより互いに接続されている。CPU41は、Webサーバ40における各種制御を司る制御中枢部であり、通信や表示等に関する制御を実行する。記憶部42は、ROMやRAMよりなるメモリであり、ROMにはCPU41が実行する各種アプリケーションのプログラム等が記憶されており、RAMには作業領域等が設けられている。特に、記憶部42には、Webサーバ40が運営するWebサイトに関する各種情報が記憶されており、サイト利用者の住所、氏名、連絡先等の会員登録情報が記憶されている。通信部43は、インターネット30に接続されたネットワーク通信インターフェースを備えている。入力部44は、サーバ管理者が入力操作を行うための操作キー等を有しており、表示部45は、液晶ディスプレイ等からなる表示装置を有している。
【0020】
上記構成の通信システムにおいて、携帯電話機10は、携帯電話通信網20とインターネット30とを介してWebサーバ40に対してアクセスが可能であり、携帯電話機10からの要求に応じて、Webサーバ40から携帯電話機10に対してWebサイトデータが提供されるようになっている。かかる場合、Webサーバ40のCPU41は、携帯電話機10からのアクセス要求に応じてWebサイトメニュー画像を携帯電話機10の表示部15に表示させるとともに、携帯電話機10からの登録要求やデータ取得要求に応じて登録画面画像やサイト内のコンテンツ画像等を適宜表示させるようになっている。
【0021】
次に、Webサーバ40により管理運営されるWebサイトの1つである、風水診断サイトについて説明する。この風水診断サイトは、風水学を利用して診断対象となるユーザの恋愛相性度を評価するものであり、利用を希望するユーザが会員登録することで利用可能となるWebサイトとなっている。利用可能になった後は、生年月日情報等の基本情報をユーザが入力することで、風水の知識がなくても手軽に恋愛相性度の診断結果を得られるものとなっている。
【0022】
また、複数の組み合わせ(ペア)について同時に恋愛相性度を評価するようにしており、いずれのペアの相性が良好であるかを一目分かるようにすべく、ベストカップルランキングを決定して携帯電話機10の表示部15に表示させるようにしている。この場合、例えば数十人を対象として一度に、換言すれば一回の携帯電話機10の入力操作により、ベストカップルランキングの決定及び表示を行わせることができるものとなっている。以下、恋愛相性度の評価に関する相性診断ロジックの詳細について説明する。
【0023】
(1)生年月日情報等の登録
まずは、ユーザが携帯電話機10の入力部14を操作し、相性診断の参加者について各々の名前と生年月日情報とを入力する。入力された名前と生年月日情報は、携帯電話機10からWebサーバ40に送信され、当該Webサーバ40の記憶部42に書き込まれて登録される。なお、参加者の名前として入力される情報は、当該参加者を識別可能な情報であればよく、本名である氏名である以外にニックネーム等であってもよい。
【0024】
(2)診断対象者の設定
上記(1)により生年月日情報が登録された相性診断の参加者のうち、いずれを今回の診断対象にするかを設定する。つまり、相性診断を行う都度、診断の対象を変更することができるようになっており、あらかじめ定めた所定人数を上限として、ユーザによる携帯電話機10の入力部14の操作に応じて複数の診断対象者が決定される。このとき、上記(1)で登録されている参加者の人数が、一回の診断処理で診断可能な上限人数を超えていたとしても、本設定により、診断対象者の人数が上限以内に絞り込まれる。診断対象者に関する入力情報は、携帯電話機10からWebサーバ40に送信され、Webサーバ40において今回の診断対象者の設定が行われる。
【0025】
(3)五行データの算出
Webサーバ40において、診断対象者の生年月日情報に基づいて、当該診断対象者の九星が、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星のいずれに該当するかを算出する。このとき、九星の振分を定めた九星振分テーブルを用いて診断対象者の九星を算出する。九星振分テーブルは、年、月、日についてそれぞれ設けられており、Webサーバ40の記憶部42には、年用、月用、日用の各九星振分テーブルが記憶されている。
【0026】
また、九星振分テーブルにより算出された年、月、日の各九星データを、陰陽五行説に基づく「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの要素に分類する。このとき、「三碧木星、四緑木星」は「木」、「九紫火星」は「火」、「二黒土星、五黄土星、八白土星」は「土」、「六白金星、七赤金星」は「金」、「一白水星」は「水」という分類が行われる。以上により、診断対象者について年、月、日の五行データが算出される。
【0027】
こうした五行データの算出は、上記(2)で設定された診断対象者の全員について行われる。なお、年、月、日の九星は、相性に関する複数の要素に相当し、年に対応する九星は「ライフスター」、月に対応する九星は「パーソナルスター」、日に対応する九星は「ソーシャルスター」として位置付けられている。
【0028】
(4)五行相性点の算出
次に、上記(2)で設定された診断対象者のうち二名ずつの全ての組み合わせについて、上記(3)で算出した五行データと、五行の相生・相剋に基づいて定められた相互関係とに基づいて相性点を算出する。
【0029】
ここで、五行の相生・相剋について簡単に説明する。五行の相生・相剋は、五行それぞれの要素が互いに影響を与え合うという考えに基づくものであり、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生じるという関係が「相生」、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つ(剋つ)という関係が「相剋」である。五行の相生の関係を図2(a)に示し、五行の相剋の関係を図2(b)に示す。
【0030】
本実施形態では、五行の相生・相剋に基づいて、五行の各要素のうち全ての2つずつの組み合わせについて相性の重み付けを行っておき、例えばAさん、Bさんの二名についてAさんから見たBさんの相性点、逆にBさんから見たAさんの相性点をそれぞれ算出する。このとき、基本的には五行相生の関係にある二者が最も相性が良く、当該関係にある二者について相生関係とは逆向きの関係が、相生関係に次いで相性が良い関係になっている。また、五行相剋の関係にある二者が、相生関係とは逆向きの関係にある二者に次いで相性が悪く、当該関係にある二者について相剋関係とは逆向きの関係が、最も相性が悪い関係になっている。
【0031】
具体的には、図3(a)に示すような関係になっており、同図では、五行の各要素について2つずつの組み合わせを4種類の矢印で結んで示している。この場合、白頭実線の矢印Y1で結ぶ二者が五行相生の関係にある二者であり、黒頭実線の矢印Y3で結ぶ二者が五行相剋の関係にある二者である。4種類の矢印について述べると、基本的には、白頭実線の矢印Y1→白頭破線の矢印Y2→黒頭実線の矢印Y3→黒頭破線の矢印Y4の順に、相性が悪くなる関係が規定されている。
【0032】
図3(b)には、五行の各要素の2つずつの組み合わせについて相性の重み付けにより点数化された相性点(以下、「五行相性点」という)が示されており、この相性点情報は、五行相性点テーブルとしてWebサーバ40の記憶部42にあらかじめ記憶されている。図3(b)では、相性が良いほど高点となるように五行相性点が定められており、これは上述した4種類の関係に基づくものである。なお、必ずしも4種類の関係全てに五行相性点の差を付けなくてもよく、例えば、日の五行データでは、Y3,Y4に相当する関係において五行相性点が同点(いずれも0点)になっている。
【0033】
また、年、月、日の各五行データを比較すると、総じて年の五行データ→月の五行データ→日の五行データの順に、五行相性点が低くなる関係が規定されている。ただし本実施形態では、Y3について年、月の五行相性点が同点、Y4について年、月、日の各五行相性点が同点になっている。
【0034】
また、相性診断する二名の五行データが同一になることも考えられる。ゆえに、五行データが同一になった場合の五行相性点も定められている。
【0035】
なお、五行相性点の点数は任意に設定でき、重み付けの差を小さくしたり、大きくしたりする等の変更も可能である。
【0036】
こうした五行相性点の算出を、診断対象者の二名ずつの全ての組み合わせ(ペア)について年、月、日の各五行データを算出することで実施する。
【0037】
(5)天中殺相性点の算出
次に、診断対象者の生年月日情報に含まれる十二支情報に基づいて、診断対象者の天中殺の時期を算出するとともに、その天中殺の時期に基づく相性点(以下、「天中殺相性点」という)の算出を実施する。詳しくは、天中殺の時期は、「戌亥」、「申酉」、「午未」、「辰巳」、「寅卯」、「子丑」の6つあり、相性診断する二名について天中殺の時期の組み合わせに基づいて天中殺相性点を算出する。このとき、例えばAさん、Bさんの二名についてAさんから見たBさんの天中殺相性点、逆にBさんから見たAさんの天中殺相性点をそれぞれ算出する。
【0038】
図4には、天中殺の時期による天中殺相性点を定めた天中殺相性点テーブルを示しており、同図において縦軸は相性診断の当人についての天中殺の時期、横軸は相性診断の相手についての天中殺の時期を示す。この天中殺相性点テーブルはWebサーバ40の記憶部42にあらかじめ記憶されている。例えば、Aさんから見たBさんの天中殺相性点を算出する場合に、Aさんの天中殺が「午未」、Bさんの天中殺が「辰巳」であれば、天中殺相性点=3点となる。また、Aさんの天中殺が「午未」、Bさんの天中殺が「寅卯」であれば、天中殺相性点=1点となる。
【0039】
(6)相性評価点の算出
次に、相性診断する全てのペアについて二名ずつの相性評価点を算出する。このとき先ずは、相性診断する二名ずつのペアにおいて一方から他方(例えばAさん→Bさん)の相性合計点と、その他方から一方(例えばBさん→Aさん)への相性合計点とを算出する。つまり、各ペアの相性方向ごとに、上記(4)で説明した相性点、すなわち各診断対象者における年、月、日の各五行データに関する五行相性点と、上記(5)で説明した相性点、すなわち各診断対象者における天中殺の時期に関する天中殺相性点との加算により相性合計点を算出する。そして、ペアごとに、各々逆となる二方向の相性合計点を加算することにより相性評価点を算出する。
【0040】
例えばAさん、Bさんの二名について言えば、Aさんから見たBさんの相性点の合計(相性合計点)と、逆にBさんから見たAさんの相性点の合計(相性合計点)とを加算して相性評価点を算出する。
【0041】
具体的数値で例示する。Aさんについて、
年の五行データ(ライフスター)が五黄土星、
月の五行データ(パーソナルスター)が七赤金星、
日の五行データ(ソーシャルスター)が八白土星、
天中殺の時期が午未であり、
Bさんについて、
年の五行データ(ライフスター)が九紫火星、
月の五行データ(パーソナルスター)が五黄土星、
日の五行データ(ソーシャルスター)が九紫火星、
天中殺の時期が午未である場合を想定する。
【0042】
かかる場合、Aさんから見たBさんの年、月、日の五行相性点は4点、3点、2点であり、天中殺相性点は3点であり、その和(Aさんから見たBさんの相性合計点)は12点である。また逆に、Bさんから見たAさんの年、月、日の五行相性点は3点、2点、1点であり、天中殺相性点は3点であり、その和(Bさんから見たAさんの相性合計点)は9点である。したがって、Aさん&Bさんのペアの相性評価点は、12+9=21点となる。
【0043】
そして、全診断対象者のうち二名ずつの全てのペアについて各々に相性評価点を算出する。
【0044】
(7)相性ランキングの決定
次に、全診断対象者のうち二名ずつの全てのペアについて算出した相性評価点に基づいて、相性ランキングとしてのベストカップルランキングを決定する。このとき、基本的には相性評価点が高いものから順に上位にして、各診断対象者のペアの識別情報(本実施形態では名前)を整列させることでランキングデータを生成する。
【0045】
ここで、複数のペアで相性評価点が同点になることがあると考えられる。これを考慮して、相性診断に関わる要素の種別による優先順位を記憶しておき、その優先順位に従って、点数が同点である場合の整列順位を決定するとよい。Webサーバ40の記憶部42が優先順位記憶手段に相当する。相性評価点が同点となったペアがあった場合には、年の五行相性点(ライフスターによる相性点)、月の五行相性点(パーソナルスターによる相性点)、日の五行相性点(ソーシャルスターによる相性点)の少なくともいずれかの点数による優位付けを行う。詳しくは、第1に、年の五行相性点(ライフスターによる相性点)について高低を判定して優劣を付け、年の五行相性点が同点であれば、第2に、月の五行相性点(パーソナルスターによる相性点)について高低を判定して優劣を付ける。つまり、ライフスターの優先順位を最も高くし、次にパーソナルスターの優先順位を高くする。以下同様に、日の五行相性点、天中殺相性点による優位付けを実施する。ただし、この優先順位は変更が可能である。
【0046】
(8)相性ランキングの表示
次に、Webサーバ40から携帯電話機10に対して、上記(7)で決定したランキングデータを送信して、同携帯電話機10の表示部15に相性ランキングを表示させる。この場合、ランキング上位(例えば上位1位〜5位)となる所定組数のペアの名前を表示させる。その他、ランキング下位となるペアの名前を表示させる構成であってもよい。
【0047】
上記一連の相性診断処理が行われる場合の、携帯電話機10の表示部15における表示画像について説明しておく。図5(a)は、相性診断の参加者に関する登録画面であり、情報入力欄として「お名前」の入力欄と、「生年月日」の入力欄が設けられている。また、「登録」ボタンが表示されており、ユーザが名前と生年月日とを入力した後に「登録」をクリックすることで、これらの入力情報が携帯電話機10からWebサーバ40に送信される。
【0048】
また、図5(b)は、「ベストカップル診断」のWebサイト画面であり、同画面にて今回の診断対象者が選択される。つまり、診断対象者(占いたいお友達)を登録者全員とする「全員」ボタンと、診断対象者(占いたいお友達)を登録者のうちから選択する「選択」ボタンとが表示されており、これらいずれかによる診断対象者の選択入力をした後に、「占う」をクリックすることで、入力情報のWebサーバ40への送信が行われ、Webサーバ40において恋愛診断が開始される。
【0049】
図5(c)は、Webサーバ40の恋愛診断処理により得られた診断結果(ベストカップルランキング)を表示するランキング表示画面であり、ベストカップル(相性第1位)になったペアの名前が表示されるとともに、その他のランキング上位者(第2位〜第5位)のペアの名前が表示される。なおこのとき、ワーストカップルのペアの名前を表示することも可能である。
【0050】
次に、Webサーバ40のCPU41により実行される相性診断プログラムに関する処理手順を図6のフローチャートを用いて説明する。この処理は、診断対象者が設定された後に携帯電話機10の入力操作により診断開始が要求され、その診断開始要求をWebサーバ40が受け付けたことをトリガとして起動されるものとなっている。
【0051】
まずステップS11では、今回の診断対象者となった人の生年月日情報(所定情報に相当)と名前情報(人の識別情報に相当)を記憶部42から読み出す。次に、ステップS12では、各診断対象者について年、月、日の五行データを算出し、続くステップS13では、各診断対象者について各二名ずつの組み合わせにおける年、月、日の五行相性点を算出する。このとき、記憶部42に記憶されている五行相性点テーブル(図3(b)参照)を用い、各診断対象者の五行データに基づいて年、月、日の五行相性点を算出する。
【0052】
次に、ステップS14では、各診断対象者について各二名ずつの組み合わせにおける天中殺相性点を算出する。このとき、記憶部42に記憶されている天中殺相性点テーブル(図4参照)を用い、各診断対象者の天中殺の時期に基づいて天中殺相性点を算出する。なお、ステップS12〜S14の各処理は、全ての組み合わせ(ペア)についての算出が完了するまで繰り返される。
【0053】
次に、ステップS15では、相性診断する各ペアについて五行相性点と天中殺相性点とを加算することで、各ペアの相性評価点を算出する。そして、ステップS16では、各ペアの相性評価点が所定順序(本実施形態では最上位から降順)となるように、各ペアの名前を整列させて相性ランキングデータを生成する。
【0054】
最後に、ステップS17では、相性ランキングデータを携帯電話機10に対して送信し、携帯電話機10の表示部15に相性ランキングを表示させる。このとき、ランキング上位(例えば上位1位〜5位)となる所定組数のペアの名前を表示させる。
【0055】
なお、ステップS16,S17において、各ペアの相性評価点が最下位から昇順となるように、各ペアの名前を整列させて相性ランキングデータを生成するとともに、ランキング下位となるペアの名前を表示させる構成であってもよい。
【0056】
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
【0057】
複数の診断対象者の生年月日情報に基づいて、五行の関係等に基づく要素ごとに各種テーブルに記憶された点数(相性点)をそれぞれ読み出し、該読み出した点数によって相性を評価する構成とした。このように要素ごとに点数化して相性の評価処理を行うものであるため、相性診断のための処理が非常に簡単なものとなる。
【0058】
また、このように評価された結果を、所定順序(点数の降順又は昇順)に整列した後、携帯電話機10の表示部15にてランキング表示させる構成とした。したがって、生年月日等の情報に加え個人を識別できる情報さえ入力すれば、風水による相性診断の結果が簡単に得られるし、複数人の中で相性の良し悪しについてのランキングを知ることができる。これにより、大勢の人が集まる中で相性ランキングを知ることができる、すなわち複数人で診断結果を共有し得ることから、単なる風水による相性診断の域を超えて複数人が参加できるゲーム性を付与することができる。その結果、1人の閉じた環境の中での風水診断とは異質の面白みを付与することができ、風水の魅力を広く伝達することができたり、複数人で円滑なコミュニケーションを図ったりすることが可能となる。
【0059】
診断要素として、生年月日情報の「年」、「月」、「日」についての五行の要素と、天中殺の要素とを用いたため、診断結果の多様化を図ることができる。この場合、要素を増やしたとしても、風水に関する知識等がユーザに求められるものではなく、簡易性を保ちつつ当該サイト利用に伴う興趣性の向上を図ることができる。
【0060】
また、生年月日情報の「年」、「月」、「日」について、五行相性点として点数化する上で重み付けを各々異なるものにしたため、風水学に基づく適正な相性診断を実施できる。
【0061】
診断対象となる人の二名ずつの組み合わせの一方から見た他方について点数(相性点)を読み出すとともに、その他方から見た一方についても点数(相性点)を読み出し、それらの各点数の加算結果により相性を評価する構成とした。これにより、単に二名ずつの組み合わせ(ペア)について相性の点数を付けるだけでなく、当該組み合わせのどちら側にとって相性がより良いのか(どちらが良い運気をもたらしてくれるのか)等を知り得ることができ、相性診断の面白みを一層高めることができる。
【0062】
また、複数のペアで相性評価点が同点になる場合に、あらかじめ定めた優先順位に従って整列順位を決定する構成とした。こうすることで、点数が同一である場合においても、整列順位に意味付けすることが可能となり、ランキング表示を適切に行うことができる。特に、恋愛の相性において、生年月日の「年」に対応する九星(ライフスター)の優先順位を最も高くし、次に生年月日の「月」に対応する九星(パーソナルスター)の優先順位を高くするという具合に優先順位を設定することで、ランキング表示に適切な意味付けをすることができる。
【0063】
携帯電話機10に情報入力機能と表示機能とを持たせ、それ以外の機能(相性診断に関するそれ以外の機能)を、Webサーバ40に備えられたプログラムの処理機能によって実現するものとした。つまり、情報入力機能及び表示機能を、通信ネットワークを介してWebサーバ40との間で送受信を行う携帯電話機10が備える構成とした。この場合、インターネット等の通信ネットワークを介して各自の携帯電話機10でアクセスしながら各自と周りの人との相性診断をすることで、人が集まったときに簡単に相性診断をすることができる。
【0064】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実施形態では、風水診断として恋愛相性度を評価したが、本実施形態では、風水診断として仕事相手としての相性度(以下、「ビジネスパートナー相性度」という)を評価する。これは、各自にとって理想の上司や部下が誰であるかといったビジネスパートナーの相性を占うものである。ビジネスパートナー相性度を評価する場合、評価指標として用いる要素が恋愛相性診断とは異なっており、評価指標として新たに氏名の総画数が用いられる。本実施形態では、診断対象者の生年月日情報の「年」の九星と、「日」の九星と、氏名の総画数と、天中殺の時期とを、評価指標として用いる構成としている。なお本実施形態では、氏名の総画数が相性診断の要素に含まれることから、携帯電話機10による情報入力に際し、人の識別情報として診断対象者の本名である氏名が入力される。
【0065】
五行データ、五行相性点の算出に際しては、Webサーバ40のCPU41は、各診断対象者について、生年月日の年&日に対応する九星から年&日の各五行データを算出するとともに、氏名の総画数に対応する九星から総画数の五行データを算出する。そして、診断対象者のうち二名ずつの組み合わせについて、五行データに基づいて五行相性点を算出する。
【0066】
図7において(a)には五行の相互の関係を示すとともに、(b)には本実施形態における五行相性点テーブルを示している。なお、(a)は上述した図3(a)と同様のものであり、(b)は上述した図3(b)の一部を変更したものである。図7(b)の五行相性点テーブルはWebサーバ40の記憶部42にあらかじめ記憶されており、図3(b)との相違点として、「月」の五行データに対応する五行相性点を削除し、その代わりに「画数」の五行データに対応する五行相性点が追加規定されている。図7(b)では、相性が良いほど高点となるように五行相性点が定められている。
【0067】
また、天中殺相性点の算出については第1の実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0068】
相性評価点の算出については、相性診断する二名ずつの組み合わせにおいて一方から他方(例えばAさん→Bさん)を見た相性合計点と、その他方から一方(例えばBさん→Aさん)を見た相性合計点とをそれぞれ算出する(これは第1の実施形態と同様)。また、第1の実施形態との違いとして、上記2つの相性合計点をそのまま各々「相性評価点」としている。この場合、Aさん&Bさんの関係で言えば、Aさんから見たBさんの相性合計点は、Aさんが相手側のBさんから与えられる運気の点数であり、Bさんから見たAさんの相性合計点は、Bさんが相手側のAさんから与えられる運気の点数である。この場合、二人の相互の相性評価点(Aさんから見たBさんの相性評価点、及びBさんから見たAさんの相性評価点)の比較から、二人のうちどちらが上司に向いており、どちらが部下に向いているかを判断できるものとなっている。
【0069】
具体的には、上司と部下との関係では、部下にとってはより多くの運気を与えてくれる人が上司として望ましく、上司にとってはより多くの運気を吸収できる人が部下として望ましいと考えられる。そこで、相性評価点が大きい人(相手側から与えられる運気が大きい人)を「部下」として評価し、相性評価点が小さい人(相手側に与える運気が大きい方)を「上司」として評価する。例えば、Aさんから見たBさんの相性評価点が「12点」で、Bさんから見たAさんの相性評価点が「9点」である場合、Aさん&Bさんの関係で言えば、Aさんが「部下」、Bさんが「上司」となる関係が望ましいと言える。なおこのとき、全診断対象者のうち二名ずつの全ての組み合わせについて各々に、上司としての相性評価点、及び部下としての相性評価点を算出する。
【0070】
相性ランキングの決定及び表示については、基本的には第1の実施形態と同様である。この場合、全診断対象者のうち二名ずつの全ての組み合わせについて算出した相性評価点に基づいて、相性ランキングとしてのベストビジネスパートナーランキングを決定する。このとき、基本的には相性評価点が高いものから順に上位にして、各診断対象者の組み合わせの識別情報(本実施形態では氏名)を整列させることでランキングデータを生成する。ただし、上司としてのパートナーランキングと、部下としてのパートナーランキングとを各々に順位付けするとよい。そして、そのランキングデータをWebサーバ40から携帯電話機10に対して送信し、同携帯電話機10の表示部15にベストビジネスパートナーランキングを表示させる。
【0071】
なお、複数の組み合わせで相性評価点が同点になる場合には、第1に、年の五行相性点(ライフスターによる相性点)について高低を判定して優劣を付け、年の五行相性点が同点であれば、第2に、日の五行相性点(ソーシャルスターによる相性点)について高低を判定して優劣を付ける。つまり、ライフスターの優先順位を最も高くし、次にソーシャルスターの優先順位を高くする。その次の優先順位は画数である。ただし、この優先順位は変更が可能である。
【0072】
以上第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、やはり風水の魅力を広く伝達することができたり、複数人で円滑なコミュニケーションを図ったりすることが可能となる。
【0073】
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
【0074】
・第1の実施形態における恋愛相性度の診断処理において、評価指標として用いる要素を変更してもよい。例えば、診断対象者の氏名の総画数や、診断対象者の性別情報を要素として追加してもよい。性別情報を要素として追加する場合、異性間における恋愛相性度を評価することが可能となる。
【0075】
・第1の実施形態で説明した風水恋愛診断において、相性診断する二名ずつのペアにおいて一方から他方(例えばAさん→Bさん)を見た相性合計点と、その他方から一方(例えばBさん→Aさん)を見た相性合計点とをそのまま各々「相性評価点」とし、その相性評価点により恋愛診断を行う構成としてもよい。例えばAさん&Bさんの関係で言えば、Aさんから見たBさんの相性合計点は、Aさんが相手側のBさんから与えられる運気の点数であり、Bさんから見たAさんの相性合計点は、Bさんが相手側のAさんから与えられる運気の点数であることから、運気に関する相互関係を絡めて各ペアの恋愛診断を実施してもよい。この場合、例えば、相手側に対する熱中度を診断することとし、相手側から与えられる運気が大きいほど、「熱中度」が高いと診断するとよい。
【0076】
・恋愛相手としての相性診断と、結婚相手としての相性診断とを各々実施する構成でもよい。この場合、恋愛相手としての相性診断と結婚相手としての相性診断とで、相性診断に用いる風水の要素を変更したり、要素ごとの重み付けを変更したりするとよい。
【0077】
・今日、今月、今年などにおける恋愛運勢ランキングを決定し表示するものであってもよい。
【0078】
・恋愛相性度の診断として、各自の携帯電話機10で自分からみた他人との相性を知るべく、自分対他の人との恋愛診断を行う構成としてもよい(一人称の恋愛診断)。この場合、風水学に基づいて、自分にとっての理想の恋愛相手を検索できる。かかる構成では、他人の携帯電話機10の結果を見せてもらうことによって、色々な診断結果を知ることができるようになる。
【0079】
・第2の実施形態では、ビジネスパートナー相性度を診断する場合に、相性診断する二名ずつの組み合わせにおいて一方から他方(例えばAさん→Bさん)を見た相性合計点と、その他方から一方(例えばBさん→Aさん)を見た相性合計点とをそのまま「相性評価点」として、二人のうちどちらが上司に向いており、どちらが部下に向いているかを判断するものとしたが、これを変更してもよい。ビジネスパートナー相性度を診断する場合において、各ペアにおいて一方から他方(例えばAさん→Bさん)を見た相性合計点と、その他方から一方(例えばBさん→Aさん)を見た相性合計点とを加算して「相性評価点」を算出し、その相性評価点によりビジネスパートナーランキングを決定する構成であってもよい。
【0080】
・今日、今月、今年などにおける仕事運ランキングを決定し表示するものであってもよい。
【0081】
・携帯端末として、携帯電話機10以外のものを用いてもよい。つまり、携帯端末として、必ずしも通話機能や電子メール機能を有していなくてもよく、少なくともWebサーバ40へのアクセスを可能とする通信機能を有しているものであればよい。
【符号の説明】
【0082】
10…携帯電話機、11…CPU、14…入力部(情報入力手段)、15…表示部(表示手段)、20…携帯電話通信網、30…インターネット、40…Webサーバ、41…CPU(情報登録手段、風水評価手段、整列処理手段、表示制御手段)、42…記憶部(点数記憶手段、優先順位記憶手段)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数人についての風水の診断に必要な所定情報及びその所定情報に該当する人の識別情報の入力を行う情報入力手段と、
前記情報入力手段による入力内容を登録する情報登録手段と、
前記所定情報から風水によって得られる相性に関する複数の要素をそれぞれ点数化し、各要素と点数とを対応付けて記憶している点数記憶手段と、
前記情報登録手段によって登録された前記所定情報に基づいて、前記要素ごとに前記点数記憶手段に記憶された点数をそれぞれ読み出し、該読み出した点数によって相性を評価する風水評価手段と、
前記風水評価手段による評価結果である点数が降順又は昇順となるように、人の識別情報を整列させる整列処理手段と、
前記整列処理手段によって整列された結果を所定の表示手段にランキング表示させる表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする風水診断システム。
【請求項2】
前記評価手段は、診断対象となる人の二名ずつの組み合わせの一方から見た他方について前記点数を読み出すとともに、その他方から見た一方についても前記点数を読み出し、それらの各点数により相性を評価することを特徴とする請求項1に記載の風水診断システム。
【請求項3】
前記要素の種別による優先順位を記憶している優先順位記憶手段を更に備え、
前記整列処理手段は、前記優先順位記憶手段に記憶されている優先順位に従って、前記点数が同点である場合の整列順位を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の風水診断システム。
【請求項4】
前記各手段のうち前記情報入力手段及び前記表示手段以外の機能は、サーバに備えられたプログラムの処理機能によって実現されるものであり、
前記情報入力手段及び前記表示手段は、通信ネットワークを介して前記サーバとの間で送受信を行う携帯端末に備えられたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の風水診断システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−115282(P2011−115282A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−273821(P2009−273821)
【出願日】平成21年12月1日(2009.12.1)
【出願人】(506417980)株式会社エイチーム (3)