説明

飲める海水深層水及び海水深層水で育つ植物

【課題】人、動物および植物に淡水は非常に貴重な存在であるが、今後、地球温暖化により淡水は少なく、塩分濃度の濃い海水や深層水からできる限りの塩分を取りのぞき淡水化して人間が飲めて、植物も育てることの出来る水の作り方を提供する。
【解決手段】海水や深層水をビニール袋に入れて冷凍庫で一度氷にしてその氷をザクザクになるまで溶かして水分を吹き飛ばすと淡水に近い氷だけが残る。残った氷を溶かすとほとんど淡水に近く飲む事ができる。しかし、まだ微量の塩分があるので、もう一度同じことを繰り返すとほとんど淡水と同じ水ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は塩分濃度の濃い海水や深層水からできる限りの塩分をとりのぞき淡水化にして人も飲めて、植物も育てることの出来る水の作り方に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来海水や深層水は塩分が多く人は飲むことが出来ない水であった。現在は淡水化プラント施設が水道事業団などにあり海水を淡水化しています。しかしその装置は誰にでも使用出来るものではない。一般庶民は今すぐ水を飲みたいときに近くに海水や深層水はあるが飲めない。また海水や深層水では植物は育たなかった。
【発明の開示】

【発明が解決しようとする問題】
【0003】
これからの世の中は地球温暖化により干ばつ砂漠化などが進み淡水は今迄以上に必要になってくる。そこで従来のような機械装置がなくても,汚れのないきれいな海水や深層水があれば簡単に安価な製造方法で飲料水にして飲むことができないか研究を重ねた。また海水や深層水で植物野菜など育てることはできないか考えた。
【課題と解決するための手段】
【0004】
従来海水とか深層水は塩分が多くて飲むことは出来なかった。また海水を真水にできる機械装置など何処にでもあるものではない。近くには海はあるが飲める水はない、本発明はそのような不便をとりのぞくためにビニール袋に海水または深層水を入れて口をふさぎ凍らせてその氷をザグサクになるまで溶かす、その後細かい網目のザルに入れバケツの上にのせると塩分の濃い水分は下に落ち氷分はのこる。さらにその氷分の水滴を遠心分離機にかけて残った塩水を吹き飛ばす、残った氷を取り出してとかすと塩分はほとんどなくなり飲める水ができる。塩水が水に溶けて氷になるには塩の濃度とかの差はあるが塩分を含んだ水は淡水より冷たい、そのことにより淡水より塩水は冷たくしないと凍らない、また溶けるときは淡水より早くその結果残った氷は淡水がほとんどである。一度の海水や深層水から淡水の取れる量は三分の一程度であるが、一度の行程ではまだ微量の塩分が残る、その時はさらに取れた淡水を凍らせて同じことを繰り返すことにより塩分がより一層少ないものになる。以上の行程により簡単に海水や深層水を淡水にして飲むことも出来植物野菜などにも与えることのできる水を発明したものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は以上のような方法で海水や深層水などから飲み水を取りだすことができるので特別な、淡水にする機械とかは必要としない。各家庭にある冷凍庫と遠心分離機などを使用して淡水をとりだすことが出来る。本発明の行程さえ熟知できれば一般の人達も簡単に飲み水を作る事ができる。また植物などにもその水を与えることにより元気になる。
以上のように誰にでも簡単に海水や深層水のような塩分を含んだ水から淡水だけ取り出す事を特徴としたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は大量にある海水や深層水から塩分たけを取り除くために研究を重ね、一度氷にしてからザクザクになるまで溶かす。そのことにより塩分水は液体となり真水より先に流れ出る、さらに流れずに残っている塩水分は遠心分離機で吹き飛ばすと真水だけになった氷は残る、その氷を溶かすと飲める水ができる。しかしまだ微量の塩分は残っているので飲める水をさらに二度三度繰り返すことにより完全なる飲み水が出来る。ただし塩水3lから1l程度より採取出来ない。ただこれからの世は地球温暖化の影響で確実に飲み水は少なくなる、その時にこそ本発明が役に立つ日はくるものと確信している。
飲める水で本当に塩分が無くなったのかを確認するために野菜を育ててみたところ他の水より元気に育った。その証拠の写真です。
写真の野菜は深層水から出来たものです。深層水は何百年も汚染されずに海底にあり養分は計り知れないものが有るのではないかと思われます。
あらゆる生物にこの飲める水を与えることにより今までよりも元気な生物ができる可能性もあり、まだまだこれから研究の価値がある飲み水でもある。

【特許請求の範囲】