説明

飲料メーカー

本発明は、水を熱してコーヒーや紅茶のような温かい飲料を作るインライン加熱機構を有する飲料メーカーを提供する。加熱機構は、水を所望の温度まで熱する複数のヒーターを通り過ぎる流路を規定する。このようにして、飲料メーカーは、水が移動するにつれて水を熱して、水タンクまたは容器の必要性を軽減し、重量とサイズのより大きな節約と沸かし時間の削減をもたらす。加えて、光学センサー機構が設けられて、飲料メーカーの給仕容器がいつ所定容量の液体をその中に持つかを検出する。センサー機構は、容器中を照らすように揃えられた少なくとも一つの光源と、容器内の液体表面から反射された光を検出するように揃えられた少なくとも一つの検出器を含む。液体を、接続ポートを介して飛行機廃水システムに、あるいは排水ポートを介して汚水溜に、排水することができる排水機構も設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に飲料メーカーに関し、より特定すると、商業用航空機を含む輸送乗物での使用のために構成された飲料メーカーに関する。
【背景技術】
【0002】
伝統的に、コーヒーを沸かすには、コーヒーのおりがフィルター中に保持される。熱湯がコーヒーのおり上にドリップされて、水がコーヒーの風味を吸収することを許容し、それから得られたコーヒーがフィルターを通して給仕容器中にしみ出る。水が適度に熱されていることが肝要である。
【0003】
商業用輸送機関オペレータが伝統的にはコーヒーや紅茶のような温かい飲料を乗客に提供してきた。このために、商業的航空機のような商業的運搬機の炊事室は典型的には飲料メーカーを含む。商業的航空機内の多くの部品と同様に、そのような飲料メーカーはコンパクトであってそれでも強健な動作を提供しなければならない。
【0004】
飲料メーカーの伝統的なデザインでは、水は加熱タンクに格納される。タンクは水の全量を所定の温度まで熱する。一旦熱されると、水は放たれて沸かしプロセスを始動する。これは時間のかかるプロセスであり得る。しかも、タンクは比較的重く、必要の高い空間をとってしまい得る。
【0005】
従って、上述した短所に対処した飲料メーカーの必要が残っていることが理解されるべきである。本発明はこの必要およびその他を満たす。
【発明の開示】
【0006】
簡単に、一般的用語では、本発明は、水を熱してコーヒーや紅茶のような温かい飲料を作るインライン加熱機構を有する飲料メーカーを提供する。加熱機構は、水を所望の温度まで熱する複数のヒーターを通り過ぎる流路を規定する。このようにして、飲料メーカーは、水が移動するにつれて水を熱して、水タンクまたは容器の必要性を軽減し、重量とサイズのより大きな節約と沸かし時間の削減をもたらす。
【0007】
発明に従った飲料メーカーの例示的実施形態では、飲料メーカーは外部水源に接続されるように構成されている。加熱機構は、水が移動するにつれて複数のヒーターを通り過ぎる、受け取った水のための流路を規定する。このようにして、飲料メーカーは水タンクまたは容器を必要とすることなく水を熱し、重量とサイズのより大きな節約を提供する。
【0008】
発明の例示的実施形態の一つの詳細な側面では、加熱機構は、水を熱するための流路を規定する本体を含む。本体は高い断熱性を持った軽量な材料の単一のブロックから形成できる。例えば、ポリマー、ガラスファイバー合成物、および満足のいく性質を持ったその他の材料など、様々な材料を使用できる。
【0009】
加熱機構の流路に沿って温度センサーを設けて、様々な位置での温度を測定できる。これらの測定は、所望の水温を確かなものとすることを支援できる。例えば、加熱部材の温度レベルと加熱機構を通じた水のフローレートを制御して、水が加熱機構から出るときに所望の液体温度を達成することができる。
【0010】
例示的実施形態の別の詳細な側面では、光学センサー機構を設けて、飲料メーカーの給仕容器がいつ所定容量の液体をその中に持つかを検出できる。センサー機構は、容器中を照らすように揃えられた少なくとも一つの可視光LEDと、容器内の液体表面から反射された光を検出するように揃えられた少なくとも一つの光電センサーを含む。
【0011】
LEDは、給仕容器の上に位置するブラケットまたはバーによって所定の角度に保持され、給仕容器の上部に規定された開口を通して照らすように角度付けされる。光電センサーは、LEDからの光をそれが給仕容器内の液体表面から反射されるにつれて感知するように位置付けされる。一実施形態では、一旦給仕容器内の液体が所定のレベルを達成すると、フォトトランジスタが液体表面から反射された光のピークレベルを受けるように、フォトトランジスタとLEDが方向付けされる。別の実施形態では、光電センサーが光電センサーと液体レベルの間の変化する距離に依存する液体から反射される光の強度を感知するように、2つの光電センサーと3つのLEDが方向付けされる。このようにして、飲料メーカーは給仕容器の溢れに対して見張ることができる。
【0012】
発明の例示的実施形態の更に別の詳細な側面では、特定の炊事室の構成に依って、液体を接続ポートまたは排水ポートを通して排水することができる排水機構が設けられる。接続ポートは、飛行機廃水システムへの伝導性を提供するある種の炊事室内の相補的ポートとつがいになるように構成されている。別のタイプの炊事室では、そのようなポートは設けられていない。その代わりに、飲料メーカーの下に汚水溜(図示せず)が置かれている。もし接続ポートが接続されていれば、排水機構は接続ポートを通して排水する。もし接続ポートが接続されていなければ、排水機構は排水ポートを通して排水する。
【0013】
発明と従来技術を越えて達成される利点をまとめる目的で、発明のいくつかの利点がここに記載されている。勿論、そのような利点の必ずしも全てではないものが発明のいずれかの特定の実施形態に従って達成されても良いことは理解されたい。よって、例えば、ここで教示または示唆され得るその他の利点を必ずしも達成することなく、ここで教示される一つの利点または利点の一群を達成または最適化するようなやり方で発明を実施または実行しても良いことは当業者には認識されるであろう。
【0014】
これらの実施形態の全ては、ここで開示される発明の範囲内であることが意図されている。本発明のこれらとその他の実施形態は、添付された図面を参照している以下の好ましい実施形態の詳細な記載から当業者には容易に明らかとなるだろうが、発明は開示されたいかなる特定の好ましい実施形態にも限定されていない。
【0015】
ここで、本発明の実施形態を、例としてだけ、以下の図面を参照して記載する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
ここで図面、特に図1、2を参照すると、水を熱してコーヒーや紅茶のような温かい飲料を作るインライン加熱機構12を有する飲料メーカー10が示されている。例示的実施形態では、飲料メーカーは、水入口プラグ13を通して、商業的航空機の炊事室内に設けられている水システムのような外部水源150(図18)に接続されている。加熱システムは、使用のために受け取った水を熱するように構成されている。加熱機構は、複数のヒーター16を通り過ぎる、受け取った水のための流路14を規定する。このようにして、飲料メーカーは水タンクまたは容器を必要とすることなく水を熱し、重量とサイズのより大きな節約を提供する。
【0017】
図3を参照すると、加熱機構12は、水を熱するための流路14を規定する本体18を含む。例示的実施形態では、本体は高い断熱性を持った軽量な材料により形成される。例えば、ポリマー、ガラスファイバー合成物、ポリカーボネート、および満足のいく性質を持ったその他の材料など、様々な材料を使用できる。例えば、E.I. du Pont de Nemours and CompanyからTeflonのトレードマークのもとで入手可能なもののような、フルオロポリマー樹脂が有効である。例示的実施形態では、本体は4.90インチの幅と、1.50インチの厚さと5.25インチの長さを有するが、本発明は異なる寸法を有する本体を包含する。
【0018】
加熱機構12は、流路14の第一の端22に配置された入力バルブ20と、流路の第二の端の出力バルブ24を含む。入力バルブは外部水源から本体18によって規定される流路へ水を提供する。一旦本体に入ると、水はヒーター16を通り過ぎて、所望の温度まで水を熱する。それから、水は使用のために出力バルブを通して本体から出る。
【0019】
例示的実施形態では、本体18は、ヒーターを受け入れる3つの伸長された全体的に円筒状の孔、上部孔30、中間孔32、下部孔34を規定する。例示的実施形態では、Cary, Illinoisに所在地を持つDurex Industries, Inc.から入手可能なもののような、3つの浸水式ヒーター16が使われる。しかしながら、例えばカートリッジヒーター、バンドヒーター、キャストインヒーター等々の、種々のタイプのヒーターを使うことができる。
【0020】
各ヒーター16は全体的に円筒状で、それはベース部分38から外向けに螺旋状の加熱部材36を含む。各加熱部材は対応する孔の実質的に全長に及ぶ。円筒状の挿入物40が各孔の開口端に配置されて、それぞれのヒーターをその場所に確かに保持することを支援する。挿入物は第一と第二のO−リング42、44に挟まれて防水シールを確かなものとする。
【0021】
使用においては、水は、本体の第一の側46近くの入力バルブ20を介して上部孔30から入る。水は、本体の第二の側50に隣接する上部孔と中間孔32の間に伸びる第一のチャネル48まで上部孔の実質的に全長を移動する。中間孔では、水は、第一のチャネルから本体の第一の側に隣接して位置する第二のチャネル51まで移動する。第二のチャネルは中間孔を下部孔34まで接続する。このようにして、流路14は水をヒーター16の加熱部材36と密着するように保ち、水が急速に熱されることを許容する。流路は、閉じ込められた空間内にある間、全体的に下向きに移動する。
【0022】
図1、2を再度参照すると、飲料メーカー10は、給仕容器144(図18)を受け入れるためのくぼみ54を規定するハウジング52を含む。くぼみにしまい込まれた時に、給仕容器は、フィルター内にコーヒーのおりを保持するのに使われるフィルタートレイ56の下に位置する。使用においては、コーヒーはフィルタートレイから給仕容器中へドリップする。給仕容器は、ハウジングの側壁60上に位置する保持体ブラケット58によってその場所に確かに保持される。保持体ブラケットは、フィルタートレイに隣接して位置するロックボタン62と動作的に接続される。センサー(図示せず)が保持体ブラケットと動作的に結合され、給仕容器がその場所にロックされているかどうか感知する。このセンサーはコントローラ108と通信して、給仕容器がその場所にロックされることなく沸かしを始動できないことを確かなものとする。
【0023】
飲料メーカー10は更に、給仕容器がいつ所定レベルの液体をその中に持つかを検出できる光学センサー機構80を含む。センサー機構は、第一のブラケット84によって所定の角度に保持され、給仕容器の上に位置する可視光LED82を含む。LEDは、給仕容器の上部に規定された開口を通して照らすように角度付けされる。例示的実施形態では、LEDは、約600nmと680nmの間、より好ましくは約620nmと650nmの間、最も好ましくは約620nmと625nmの間、の波長で使われる。より特定には、City of Industry, CAに所在地を持つKingbright Corp.からの5mm、固体LED(T-1 3/4)が使われる。他の実施形態では、その他のLEDやその他の波長のLEDを使うことができ、選択は、他のファクターの中でも飲料メーカーと給仕容器のジオメトリー、飲料メーカーのために選択された他の部品、および費用に部分的に基づく。
【0024】
光学センサー機構80は更に、第二のブラケット88によって所定の角度に保持され、給仕容器の上に位置し、第一のブラケットから間隔を隔てられたフォトトランジスタ86を含む。フォトトランジスタは、LED82からの光をそれが給仕容器内の液体表面から反射されるにつれて感知するように角度付けされる。例示的実施形態では、South Portland, Maineに所在地を持つFairchild Semiconductor Corp.から入手可能なもののようなsilicon photodarlington phototransistorが使われる。
【0025】
一旦給仕容器内の液体が所定のレベルを達成すると、フォトトランジスタが液体表面から反射された光のピークレベルを受けるように、フォトトランジスタ86とLED82が方向付けされる。このようにして、飲料メーカーは給仕容器の溢れに対して見張ることができる。
【0026】
ここで図6、7を参照すると、給仕容器がいつ所定レベルの液体をその中に持つかを検出できる光学センサー機構200の2LED代替実施形態の上面図と側面断面図が示されている。光学センサー機構200は、バー204によって所定の方向に保持され、給仕容器の上に位置する2つの可視光LED202、203を含む。LED202は、オレンジ色の波長で光を放射し、ワイヤ208を介してコントローラ108から信号を受け取る。より特定には、日本の京都に所在地を持つROHM Co. Ltd.からの約611nmの典型的な波長を持ったオレンジLEDが使われる。LED203は、白色光を放射し、ワイヤ210を介してコントローラ108から信号を受け取る。より特定には、台湾の台北に所在地を持つLITE-ON Technology Corp.からの白色LEDが使われる。他の実施形態では、その他のLEDやその他の波長で光を放射するLEDを使うことができ、選択は、他のファクターの中でも飲料メーカーと給仕容器のジオメトリー、飲料メーカーのために選択された他の部品、および費用に部分的に基づく。
【0027】
光学センサー機構200は更に、バー204によって所定の方向に保持された光電センサー206を含む。光電センサー206は、給仕容器の上に位置し、LED202、203から間隔を隔てられている。光電センサー206は、LED202、203によって放射され、給仕容器内に位置する液体の上面から反射される光を感知するように方向付けされる。光電センサーは、ワイヤ212を介してコントローラ108に信号を送る。
【0028】
バー204は、その上側の中央に沿って長さ方向に、LED202、203を僅かに過ぎたところから光電センサー206を僅かに過ぎたところまで伸びるチャンネル214を有するように構成されている。LEDと光電センサーの上面はチャネル214に突出している。チャネル214は、LEDと光電センサーをその場所に確かに保持する、エポキシのようなシール材料で満たされている。図6に示されているように、ワイヤ210、212、214は、シール材料内に埋められ1つのグループでチャネルから出ることができる。
【0029】
ここで図8−10を参照すると、給仕容器がいつ所定レベルの液体をその中に持つかを検出できる光学センサー機構300の3LED代替実施形態の上面図、側面断面図、左正面図が示されている。光学センサー機構300は、バー304によって所定の方向に保持され、給仕容器の上に位置する1つのオレンジ光LED302と2つの白色光LED303を含む。LED302は、オレンジ色の波長で光を放射し、ワイヤ束308を介してコントローラ108から信号を受け取る。より特定には、日本の京都に所在地を持つROHM Co. Ltd.からの約611nmの典型的な波長を持ったオレンジLEDが使われる。2つのLED303は、白色光を放射し、やはりワイヤ束308を介してコントローラ108から信号を受け取る。より特定には、台湾の台北に所在地を持つLITE-ON Technology Corp.からの白色LEDが使われる。他の実施形態では、その他のLEDやその他の波長で光を放射するLEDを使うことができ、選択は、他のファクターの中でも飲料メーカーと給仕容器のジオメトリー、飲料メーカーのために選択された他の部品、および費用に部分的に基づく。
【0030】
光学センサー機構300は更に、バー304に埋め込まれた2つの光電センサー306を含む。光電センサー306は、給仕容器の上に位置し、LED302、303から間隔を隔てられている。光電センサー306は、LED302、303によって放射され、給仕容器内の液体の上面から反射される光を感知するように方向付けされる。光電センサーは、ワイヤ束308を介してコントローラ108に信号を送る。
【0031】
バー304は、その上側の中央に沿って長さ方向に、LED302、303を僅かに過ぎたところから光電センサー306を僅かに過ぎたところまで伸びるチャンネル314を有するように構成されている。LEDと光電センサーの上面はチャネル314に突出している。チャネル314は、LEDと光電センサーをその場所に確かに保持する、エポキシのようなシール材料で満たされている。
【0032】
図8、10に示されているように、LED302、303と光電センサー306に接続されたワイヤは、シール材料内に埋められ1つのグループでチャネルから出ることができる。ワイヤ束308は、3組のワイヤを含む。ワイヤ309はコントローラ108からLEDに信号を送る。ワイヤ310、312は光電センサー306からコントローラ108に信号を送る。ピン316がワイヤ309をコントローラ108に接続し、ピン318がワイヤ310をコントローラ108に接続し、ピン320がワイヤ312をコントローラ108に接続する。
【0033】
ここで図2、4、5を参照すると、飲料メーカー10は、熱湯または冷水を放出するのに使うことができる伸長可能な水栓28を含む。水栓は、ハウジング52の上部から伸長し、使用中でない時それはハウジング内にしまい込むことができる。水栓を展開するには、ユーザは水栓を押して、それを展開するばね機構をトリガーする。センサー116(図15)が水栓に動作的に結合され、水栓が展開されているかしまい込まれているかを検出する。
【0034】
飲料メーカー10は、商業的航空機の炊事室のための従来の載置機構内に飲料メーカーを載置するためのレールのペア68と揃えピン67を含む。図2に最も良く見れるように、電力を受け取るコネクター69が飲料メーカーの背面に配置されている。
【0035】
飲料メーカーは更に、特定の炊事室の構成に依って、水を接続ポート72を通してまたは下向きに突出している排水ポート74を通して排水することができる排水機構70を含む。接続ポート72は、飛行機廃水システムへの伝導性を提供するある種の炊事室内の相補的ポート(図示せず)とつがいになるように構成されている。別のタイプの炊事室では、そのようなポートは設けられていない。その代わりに、飲料メーカーの下に汚水溜(図示せず)が置かれている。もし接続ポート72が接続されていれば、排水機構は接続ポートを通して排水する。もし接続ポートが接続されていなければ、排水機構は排水ポート74を通して排水する。
【0036】
例示的実施形態では、接続ポート72は排水ポート74と機械的に結合されている。より特定には、接続ポートは、接続ポートが相補的ポートに接続されている時にずれるように載置された袖78を含む。袖がずらされた時、排水機構70のバルブ76は、液体が接続ポート72を通過することを許容し、液体が排水ポート74を通過することを禁止するように位置付けされる。袖がそのデフォルト位置にある時、バルブは、液体が排水ポート74を通過することを許容し、液体が接続ポート72を通過することを禁止するように位置付けされる。
【0037】
図11、12を参照すると、排水機構70の好ましい実施形態の上面図と側面図が示されている。ブラケット79が排水機構70を飲料メーカー10に確かに保持する。排水機構70は接続ポート72、排水ポート74、バルブ76からなる。
【0038】
バルブ76は、回転シャフト91がその中に配置された本体90からなる。回転シャフト91は全体的に円筒のような形状であり、本体90から外に回転ディスク92まで側面に伸びている。フィリップスヘッドスクリューが、回転シャフト91を回転ディスク92の面に取り付ける。回転ディスク92は、ディスクの円周からディスクの中心に向けて伸びた内向きに伸びているスロット93を有するように構成されている。保持体94が、本体90の外にある回転シャフト91の部分のほとんどを取り囲んでいる。保持体94は、本体90から回転ディスク92に向けて伸びている。
【0039】
バルブ76はまた、袖78がその端にあるプランジャー77からなる。プランジャー77は、袖78から接続ポート72の一つの側面に沿ってプランジャープレート95まで後ろに伸びている。2つのスクリューが、プランジャー77をプランジャープレート95に取り付ける。プランジャープレート95は、プランジャー77と垂直であり、接続ポート72の周りに接続ポートの反対側までプランジャー77から伸びている。プランジャースライド96が、プランジャープレート77から反対のプランジャープレート95の側面に2つのフィリップスヘッドスクリューによって取り付けられる。プランジャースライド96は、全体的に長方形の形状で、長方形形状の中空97を中央に有する。プランジャースライド96は、回転ディスク92と保持体94の間にプランジャープレート95と反対のプランジャースライドの端において伸びている。中空97は回転シャフト91を取り囲む。円筒形状ピン98が、プランジャープレート95と反対のプランジャースライドの端の近くでプランジャースライド96に取り付けられている。ピン98はプランジャースライド96の面から離れるように伸びており、回転ディスク92内のスロット93に係合するように位置付けされる。
【0040】
圧縮ばね99が、本体90とプランジャープレート95の間に位置付けされている。もし接続ポート72が飛行機廃水システムに接続されていなければ、圧縮ばね99がプランジャープレート95を本体90から離れたデフォルト位置に維持する。この構成では、回転シャフト91は、液体が排水74を通過することを許容し、液体が接続ポート72を通過することを禁止するように方向付けされている。
【0041】
接続ポート72が飛行機廃水システムに接続された時、飛行機廃水システムへの伝導性を提供する相補的ポート(図示せず)が袖78、プランジャー77、プランジャープレート95を本体90に向けて押し、圧縮ばね99を圧縮する。袖78、プランジャー77、プランジャープレート95のアクションはプランジャースライド96とピン98を横方向に動かし、回転ディスク92を回転するように強制する。回転ディスク92の回転は、回転シャフト91を回転するように強制し、バルブ76に入るいかなる液体をも接続ポート72を通過するように導き、液体が排水ポート74を通過することを禁止する。
【0042】
ここで図15を参照すると、飲料メーカー10のための制御システム102のブロック図100が示されている。制御システムは、ユーザインターフェースキーパッド104(図1)、LCDディスプレイ106(図1)、飛行機AC電源110とDC電源112から電力を受け取るコントローラ108を含む。コントローラ108は、サーバーロックセンサー114、光学センサー機構80、200または300、伸長センサー116、高温センサー118、低温センサー120を含んだ飲料メーカーに関するセンサーからの入力を受け取る。
【0043】
コントローラ108は、センサーから受け取った入力に部分的に基づいて飲料メーカー10の動作を規制する。コントローラは、加熱機構12と、入力バルブ20、出力バルブ24、コーヒーバルブ122、紅茶バルブ124、比例バルブ125、冷水バルブ131、熱湯バルブ126を含んだ飲料メーカーのバルブにコマンドを送るように構成されている。このようにして、コントローラは飲料メーカーの動作を規制することができる。
【0044】
図14、15を参照すると、比例バルブ125は、コーヒーバルブ122、紅茶バルブ124、熱湯バルブ126が接続された3ステーションマニフォールド127へのフローレートを制御する。より特定には、Florham Part, New Jerseyに所在地を持つAsco Valve, Inc.からの3ステーションマニフォールドが使われる。このようにして、制御システムは、飲料メーカー全体での水の流れを規制することができる。デフォルト状態では、コーヒーバルブが開いて熱湯をフィルタートレイ56に導く。紅茶バルブが開くと、熱湯はフィルタートレイを迂回し、熱湯が給仕容器中に直接放出される。熱湯バルブは、水を伸長可能な水栓28に導く。
【0045】
ここで図19、20を参照すると、飲料メーカー10のための制御システムの代替実施形態のブロック図400、500が示されている。制御システム102は、ユーザインターフェースキーパッド104(図1)、LCDディスプレイ106(図1)、飛行機AC電源110とAC/DC電力変換器113から電力を受け取るコントローラ108を含む。コントローラ108は、サーバーロックセンサー114、光学センサー機構80、200または300、高温センサー118、水存在センサー121を含んだセンサーからの入力を受け取る。光学センサー機構のためのコントローラは、コントローラ108の一部であっても良いし、または図19、20に示されるように、コントローラ108と通信するように構成された別のプリント回路基板109があっても良い。図20に示されるように、ユーザインターフェースキーパッド104は右キーパッド146と左キーパッド148に分けられても良い。
【0046】
コントローラ108は、センサーから受け取った入力に部分的に基づいて飲料メーカー10の動作を規制する。コントローラは、加熱機構12と、入力バルブ20、出力バルブ24、コーヒーバルブ122、紅茶バルブ124、標準バルブ136、限定バルブ138、冷水バルブ131、熱湯バルブ126を含んだ飲料メーカー10のバルブにコマンドを送るように構成されている。このようにして、コントローラ108は飲料メーカー10の動作を規制することができる。
【0047】
図16を参照すると、飲料メーカー10のための3ステーションマニフォールドバルブ機構140の簡略化されたブロック図が示されている。3ステーションマニフォールドバルブ機構140は、3ステーションマニフォールド142、冷水バルブ131、標準バルブ136、限定バルブ138からなる。より特定には、Florham Part, New Jerseyに所在地を持つAsco Valve, Inc.からの3ステーションマニフォールドが使われる。図17に示されるように、3ステーションマニフォールドバルブ機構140は、コーヒーバルブ122、紅茶バルブ124、熱湯バルブ126が接続された3ステーションマニフォールド127へのフローレートを制御する。このようにして、コントローラ108は、飲料メーカー10全体での水の流れを規制することができる。デフォルト状態では、コーヒーバルブ122が開いて熱湯をコーヒー沸かしヘッド152(図18)に導く。紅茶バルブ124が開くと、熱湯は沸かしヘッドを迂回し、給仕容器144(図18)中に直接放出される。熱湯バルブ126は、水を伸長可能な水栓28に導く。
【0048】
図16−20に示された代替実施形態では、比例バルブ125の代わりに、3ステーションマニフォールドバルブ機構140が3ステーションマニフォールド127へのフローレートを制御する。図18に示されるように、水は水源150から3ステーションマニフォールドバルブ機構140に入る。冷水バルブ131は弱冷または冷水を水栓28に放出すること専用である。標準バルブ136と限定バルブ138は、液体が加熱部材36によって熱されるインライン加熱機構12を通した液体の流れを制御する。液体がインライン加熱機構12を出た後、液体は3ステーションマニフォールド127に流れ、そこでそれはコーヒー沸かしヘッド152へ、直接給仕容器144へ、または水栓28へ送られる。コーヒー沸かし、紅茶沸かし、熱湯放出の間、標準バルブ136と限定バルブ138の両方が通常は開く。出力水温が所定の温度(例えば185°F)より低い時、コントローラ108は標準バルブ136を閉じる。液体は、限定バルブ138を通して低減されたフローレートで流れ続ける。
【0049】
ここで図21を参照すると、飲料メーカー10のコーヒー沸かし動作を描いたブロック図が示されている。沸かしを始動させるには、ユーザはコーヒー沸かしボタン128を押す。沸かしを始める前に、システムは給仕容器が一杯であるかどうかと給仕容器がその場所にロックされているかどうかを決定する。もし給仕容器が一杯ではなく、その場所にロックされていれば、沸かしが始動される。コントローラは、入力および出力バルブ20、24に水が加熱機構12を通過するのを許容するように命令する。熱された水はそれからフィルター区画に流れて、その中のコーヒーのおりを浸す。
【0050】
例示的実施形態では、ヒーターは、加熱機構内の様々な位置での温度を測定できる温度センサーを含む。これらの測定は、所望の水温を確かなものとするにあたって制御システムを支援する。より特定には、制御システムは、加熱部材の温度レベルを調節でき、比例バルブを制御して加熱機構を通した水のフローレートを調節できる。
【0051】
ブロック図に示されるように、沸かしはいくつかの情況では休止させることができる。例えば、伸長可能な水栓28から熱湯を放出するのに沸かしを休止させる。そうするには、熱湯ボタン132が押されなければならず、水栓はその伸長された位置になくてはならない。もしこれらの要求が満たされていれば、システムが熱湯を放出する間沸かしは休止される。冷水ボタン134が押され水栓が伸長されている限り、冷水を放出するのにも沸かしを休止させることができる。
【0052】
ブロック図の左下部分に示されているように、給仕容器がまだ一杯ではなく、まだその場所にロックされている限り、沸かしは続けられる。もし液体レベルセンサーが、給仕容器が一杯であることを示せば、沸かしは終わる。またもしセンサーが、給仕容器がもはやその場所にロックされていないことを示せば、沸かしは止まる。
【0053】
ここで図22を参照すると、飲料メーカー10の紅茶沸かし動作を描いたブロック図が示されている。このプロセスは図21に描かれたコーヒー沸かしのものと同様である。紅茶沸かしにおける変形は、主に水温と沸かし期間に関する。紅茶沸かしを始動させるには、ユーザは紅茶沸かしボタン130を押す。一旦紅茶沸かしが始動されると、上述したやり方で熱湯または冷水を放出するのにそれを休止させることができる。加えて、給仕容器が一杯かアンロックされるまで紅茶沸かしプロセスは続けられる。
【0054】
図23、24はそれぞれ、熱湯と冷水を放出するためのブロック図を描いている。上述したように、水は伸長可能な水栓を通して提供される。どのボタンが押されたかに依って、制御システムは、選択された通り熱湯または冷水を提供するのに適当なバルブに命令する。しかし制御システムは、もし水栓が展開されていなければ、水が水栓まで通ることを許容しない。
【0055】
図25、26は、光学センサー機構の3LED実施形態のためのブロック図を描いている。コーヒー沸かしボタン128、紅茶沸かしボタン130、熱湯ボタン132のいずれかが押された時、LED302、303は給仕容器144中の液体の上面に光を向ける。2つの光電センサー306は、光電センサーと液体レベルの間の変化する距離に依存する液体の表面から反射される光の強度を感知する。LED302はオレンジ色の波長で光を放射する。LED303は白色光を放射する。可視光が好ましくは使われるが、本発明は、赤外線および紫外線の波長を含んだ他の波長の使用も包含する。
【0056】
光学センサー機構300は、給仕容器144中の液体の複数のレベルを認識することができる制御システム102と通信する。好ましい実施形態では、制御システム102は、給仕容器144中の液体の複数のレベルを認識し、いつ給仕容器が液体で適当に一杯であるかを決めるのにソフトウェアを使う。ソフトウェアは、光電センサー306からの信号強度を評価し、信号強度に基づいて、給仕容器144中の液体の近似レベルを決める。もし給仕容器144が一杯でなければ、制御システム102は、加熱機構12を通した液体の流れを維持する。信号強度があるレベルに達した時、ソフトウェアは、給仕容器144中の液体の適当なレベルが達せられており、加熱機構12を通した液体の流れを止めるように入力バルブ20と出力バルブ24は閉じられるべきである、と決めることができる。ソフトウェアはまた、給仕容器144中に適当な液体レベルが達せられている時、メッセージがLCDディスプレイ106上に現れるようにする。ソフトウェアの使用は給仕容器144中の液体の適当なレベルを決定するのを助けるが、本発明はファームウェアを含んだ適当なレベルを決定する他の手段も包含する。
【0057】
ソフトウェアはまた、光電センサー306からの信号強度に基づいて、コーヒー沸かしボタン128、紅茶沸かしボタン130または熱湯ボタン132が押された時に、給仕容器144が既に一杯であるかどうかを決めることができる。その場合、ソフトウェアは、加熱機構12を通した液体の流れを阻止する。ソフトウェアはまた、メッセージがLCDディスプレイ106上に現れるようにして、ユーザにコンディションを知らせる。
【0058】
加えてソフトウェアは、光電センサー306からの信号強度に基づいて、給仕容器144中に受け入れられないほど多量の液体が存在するかどうかを決めることができる。その場合、ソフトウェアは、制御システム102に入力バルブ20と出力バルブ24を閉じるように指示して、加熱機構12を通した液体の流れを止める。ソフトウェアはまた、メッセージがLCDディスプレイ106上に現れるようにして、ユーザにコンディションを知らせる。
【0059】
加えてソフトウェアは、光電センサー306のいずれかが正しく働くことを空気乱流または別のコンディションが阻止しているかどうかを決めることができる。その場合、ソフトウェアは、制御システム102に入力バルブ20と出力バルブ24を閉じるように指示して、加熱機構12を通した液体の流れを止める。ソフトウェアはまた、メッセージがLCDディスプレイ106上に現れるようにして、ユーザにコンディションを知らせる。
【0060】
飲料メーカー10は商業用航空機での使用のために参照されたが、他の種類の輸送乗物(列車、娯楽乗物等々)や家庭での使用を含む様々な他の設定での使用のために他の実施形態が考えられる。
【0061】
本発明は、例えば、他のものの内でも、インライン加熱機構、向上された制御システム、構成可能な排水機構、展開可能な水栓、容器ロック機構、容器内の液体レベルのためのセンサー機構を含んだ数々の望ましい特徴を有する飲料メーカーを提供し、そのいずれもが、単体または組み合わせにおいて、以前は満たせなかった必要を満たすものであることが上記から理解されるべきである。
【0062】
発明は、例示的実施形態だけを参照して詳細に記載されたが、発明の範囲を逸脱することなく様々な他の実施形態を提供できることは、当業者には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】図1は、発明に従った飲料メーカーの正面図である。
【図2】図2は、加熱機構と接続ポートの一部を描いた、図1の飲料メーカーの背面図である。
【図3】図3は、図1の飲料メーカーの加熱機構の部分分解図である。
【図4】図4は、排水ポートと伸長された位置における引込め可能な熱湯水栓を描いた、図1の飲料メーカーの側面図である。
【図5】図5は、図1の飲料メーカーの上面図である。
【図6】図6は、図1の飲料メーカーの光学センサー機構バーの上面図である。
【図7】図7は、2つのLEDと1つの光電センサーを描いた、図6の光学センサー機構バーの側面断面図である。
【図8】図8は、図1の飲料メーカーの3LED光学センサー機構の上面図である。
【図9】図9は、図8の3LED光学センサー機構の側面断面図である。
【図10】図10は、図8の3LED光学センサー機構の左正面図である。
【図11】図11は、図1の飲料メーカーの排水機構の上面図である。
【図12】図12は、図11の排水機構の側面図である。
【図13】図13は、図1の飲料メーカーの熱湯バルブ機構の簡略化されたブロック図である。
【図14】図14は、図1の飲料メーカーのバルブ機構の簡略化されたブロック図である。
【図15】図15は、様々な部品間の動作的伝導性を描いた、図1の飲料メーカーの制御システムの簡略化されたブロック図である。
【図16】図16は、図1の飲料メーカーの3ステーションバルブおよびマニフォールドバルブ機構の簡略化されたブロック図である。
【図17】図17は、図1の飲料メーカーのバルブ機構の簡略化されたブロック図である。
【図18】図18は、飲料メーカーを通した液体の流路を描いた、図1の飲料メーカーの簡略化されたブロック図である。
【図19】図19は、様々な部品間の動作的伝導性を描いた、図1の飲料メーカーの制御システムの簡略化されたブロック図である。
【図20】図20は、様々な部品間の動作的伝導性を描いた、図1の飲料メーカーの制御システムの簡略化されたブロック図である。
【図21】図21は、図1の飲料メーカーのコーヒー沸かし動作を描いた簡略化されたブロック図である。
【図22】図22は、図1の飲料メーカーの紅茶沸かし動作を描いた簡略化されたブロック図である。
【図23】図23は、図1の飲料メーカーの熱湯を放出する動作を描いた簡略化されたブロック図である。
【図24】図24は、図1の飲料メーカーの冷水を放出する動作を描いた簡略化されたブロック図である。
【図25】図25は、図8の3LED光学センサー機構を描いた簡略化されたブロック図である。
【図26】図26は、図8の3LED光学センサー機構の動作を描いた簡略化されたブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を熱して温かい飲料を作るインライン加熱機構を有する飲料メーカーであって、
液体を熱する流路を規定する加熱体であって、流路は第一の端と第二の端を有するものと、
流路に沿って液体の流れを規制する少なくとも一つのバルブと、
液体を所望の温度まで熱するための、流路の第一の端と流路の第二の端の間に配置された複数のヒーターと、
からなる飲料メーカー。
【請求項2】
加熱体は、複数の伸長された孔を規定し、
複数のヒーターの各ヒーターは、複数の伸長された孔の別々の一つの中に配置された加熱部材からなる、
請求項1の飲料メーカー。
【請求項3】
各加熱部材は、複数の伸長された孔のそれに関連付けられた一つの実質的に全長に及ぶ、請求項2の飲料メーカー。
【請求項4】
複数の伸長された孔の各々は全般的に円筒状の形状であり、
各加熱部材は全般的に螺旋状の形状である、
請求項2の飲料メーカー。
【請求項5】
伸長された孔の中の場所に関連付けられた加熱部材を確かに保持することを容易にする、複数の伸長された孔の各々の開口端に配置された全般的に円筒状の挿入物、
から更になる請求項2の飲料メーカー。
【請求項6】
防水シールをもたらすための、各全般的に円筒状の挿入物の対向する端に配置された第一および第二のO−リングから更になる請求項5の飲料メーカー。
【請求項7】
少なくとも一つのバルブは、
流路の第一の端に配置された入力バルブと、
流路の第二の端に配置された出力バルブからなり、
複数の伸長された孔は、上部孔、中間孔、下部孔からなり、
複数の伸長された孔は、液体が入力バルブを介して上部孔から入り、上部孔、中間孔、下部孔を順次流れ、出力バルブを介して下部孔から出るように構成されている、
請求項2の飲料メーカー。
【請求項8】
加熱体は更に、上部孔の下流端と中間孔の上流端の間に伸びる第一のチャネルと、中間孔の下流端と下部孔の上流端の間に伸びる第二のチャネルを規定する、請求項7の飲料メーカー。
【請求項9】
第一のチャネルと第二のチャネルは、液体が上部孔、中間孔、下部孔の各々の実質的に全長を移動するように位置付けされている、請求項8の飲料メーカー。
【請求項10】
加熱体内の所定の位置における温度を示す温度信号を生成するように構成された少なくとも一つの温度センサーと、
温度センサーから温度信号を受け取り、複数のヒーターを規制するように構成された制御システムと、
から更になる請求項1の飲料メーカー。
【請求項11】
飲料メーカーは更に、それを通して液体が流れるフローレート制御手段からなり、
制御システムはフローレート制御手段と動作的に接続されて、飲料メーカーを通した液体のフローレートを制御可能に調節する、
請求項10の飲料メーカー。
【請求項12】
飲料メーカーは更に、コーヒーバルブ、紅茶バルブ、熱湯バルブと、コーヒーバルブ、紅茶バルブ、熱湯バルブが接続されたマニフォールドからなり、
制御システムはコーヒーバルブ、紅茶バルブ、熱湯バルブと動作的に接続されて、液体がどのバルブを通して流れることを許容されるかを制御する、
請求項10の飲料メーカー。
【請求項13】
制御システムは、熱湯ボタンを含んだユーザインターフェースからなり、熱湯ボタンの手動起動は、熱湯バルブを通した熱湯の流れを始動し、液体がコーヒーバルブと紅茶バルブを通して流れることを阻止する、請求項12の飲料メーカー。
【請求項14】
熱湯バルブに接続され、しまい込まれた位置と展開された位置の間で可動に構成された伸長可能な水栓と、
伸長可能な水栓に動作的に結合され、伸長された水栓がその展開された位置に配置されているかそのしまい込まれた位置に配置されているかを示す制御信号を生成する水栓センサーから更になり、
制御システムは、伸長可能な水栓がその展開された位置に配置されていることを制御信号が示す時のみ熱湯が熱湯バルブを通して流れることを許容するように構成されている、
請求項13の飲料メーカー。
【請求項15】
制御システムは更に、コーヒーボタンを含んだユーザインターフェースからなり、コーヒーボタンの手動起動は、飲料メーカー内のコーヒー沸かしを始動する、請求項10の飲料メーカー。
【請求項16】
複数のヒーターの各々は電気加熱部材からなり、
制御システムは、温度センサーから受け取った温度信号に応答して、各電気加熱部材に供給される電力量を制御するように構成されている、請求項10の飲料メーカー。
【請求項17】
液体を熱して温かい飲料を作るための流路を規定するインライン加熱機構であって、流路は第一の端と第二の端を有するものと、
流路に沿って液体の流れを規制する少なくとも一つのバルブと、
少なくとも一つのバルブに制御信号を提供するように構成された制御システムと、
制御システムに信号を送るように構成された光学センサー機構とからなり、
光学センサー機構と制御システムは、飲料メーカー内に置かれた給仕容器内に位置する液体の少なくとも一つのレベルを検出するように構成されており、
制御システムは、光学センサー機構から送られた信号を評価して、給仕容器中の適当な液体レベルに達したかどうかを決める、
飲料メーカー。
【請求項18】
光学センサー機構は、
給仕容器の上に位置する少なくとも一つの光源と、
給仕容器の上に位置し、少なくとも一つの光源から間隔を隔てられた少なくとも一つの検出器からなり、
少なくとも一つの検出器は、少なくとも一つの光源から放射され給仕容器中に配置された液体の表面から反射された光を受けるように方向付けされている、
請求項17の飲料メーカー。
【請求項19】
少なくとも一つの光源と少なくとも一つの検出器は、液体表面が給仕容器内の所定のレベルに位置する時に給仕容器中に配置された液体の表面から反射された光のピークレベルを受けるように方向付けされている、請求項18の飲料メーカー。
【請求項20】
少なくとも一つの光源は、給仕容器の上に位置する3つの光源からなり、
少なくとも一つの検出器は、給仕容器の上に位置する2つの検出器からなる、
請求項18の飲料メーカー。
【請求項21】
光学センサー機構と制御システムは、給仕容器内に位置する液体の複数のレベルを検出するように構成されている、請求項18の飲料メーカー。
【請求項22】
制御システムによって実行され、給仕容器内に位置する液体の複数のレベルの少なくともいくつかを認識して給仕容器が液体で適当に一杯である時を決めるように構成されたソフトウェアから更になる、請求項21の飲料メーカー。
【請求項23】
少なくとも一つの光源は、給仕容器内に位置する液体の上面に可視光を向け、少なくとも一つの検出器は、給仕容器内に位置する液体の表面から反射された光の強度を検出する、請求項18の飲料メーカー。
【請求項24】
液体を熱して温かい飲料を作るための流路を規定するインライン加熱機構であって、流路は第一の端と第二の端を有するものと、
流路の一端と関連付けられ、流路に沿って液体の流れを規制する少なくとも一つのバルブと、
インライン加熱機構の下流に位置する排水機構であって、
飛行機廃水システムに接続されるように構成された接続ポートと、
汚水溜に液体を排水するように構成された排水ポートからなるものと、
からなる飲料メーカー。
【請求項25】
もし接続ポートが飛行機廃水システムに接続されていなければ、排水機構は液体を接続ポートを通してではなく排水ポートを通して排水し、
もし接続ポートが飛行機廃水システムに接続されていれば、排水機構は液体を排水ポートを通してではなく接続ポートを通して排水する
ように排水機構が構成されている、請求項24の飲料メーカー。
【請求項26】
接続ポートは、接続ポートが飛行機廃水システムに接続されている時にずれるように載置された袖からなる、請求項25の飲料メーカー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公表番号】特表2009−532282(P2009−532282A)
【公表日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−503061(P2009−503061)
【出願日】平成19年4月2日(2007.4.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/008081
【国際公開番号】WO2007/120460
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(508291386)シーアンドディ ゾディアック インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】