説明

飼料搬送装置

【課題】頻繁に駆動装置内に蓄積した飼料を除去する必要もなく、確実にディスクケーブルを駆動することができ、駆動装置の保守作業も簡便である飼料搬送装置を提供する。
【解決手段】配管3路中に、上側配管32と下側配管33とを摺動自在とした左側摺動配管部分30と右側摺動配管部分31から構成されるディスクケーブル張力付与機構15を吊設する。その下方に、カバー16,17に駆動スプロケット18を内蔵したコーナージョイント19と駆動モーター22とから構成される駆動装置4を配設する。又、外側のカバー16には、飼料Sを落下、排出する飼料排出孔27,29を穿設しておく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンドレスに接続された配管内でエンドレスに接続されたディスクケーブルを走行させることにより、飼料ホッパーから供給された飼料を配管を介して多数個の給餌器へ配送する飼料搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、配管を備えた飼料搬送装置として、図9に示すように、エンドレスに接続したディスクケーブル102を配管103内に挿入し、駆動装置104によりディスクケーブル102を矢印x方向へ押し送りすることにより、飼料ホッパー105からディスクケーブル102のディスク102b間に投入された飼料Sを搬送し、飼料落下管106を介して給餌器107に配送するディスクケーブル方式の飼料搬送装置101が知られている。
ここで、ディスクケーブル102は、図10に示すように、可撓性のワイヤー102aにディスク102bを所定間隔で固着したものである。
そして、配管103が垂直又は水平方向に略直角に曲折されるコーナー部103aでは搬送抵抗が大きく、これを軽減するため、図9に示すように、コーナー部103aにホイールを内蔵したコーナージョイント108を配設してある。
【0003】
駆動装置104は、図11に示すように、筐体109内に駆動スプロケット110を配設してあり、駆動スプロケット110にディスクケーブル102を掛け回し、駆動モーター111により駆動スプロケット110を駆動することによって、ディスクケーブル102を走行させている。
ここで、ディスクケーブル102を常時緊張させて、確実に駆動スプロケット110によって走行させることができるよう、筐体109内に遊動プーリー113を配設し、遊動プーリー113にもディスクケーブル102を掛け回し、常時引張バネ114により支持部材115を介して遊動プーリー113を引張り、ディスクケーブル102に張力を付与するディスクケーブル張力付与機構112を構成してある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2001−258418号公報
【0005】
飼料Sが給餌器107に供給され過ぎて、給餌器107から溢れ出ないように、又、飼料Sが配管103内を搬送され、周回されて、駆動装置104内に流入しないように、飼料落下管106の下端部には、図12に示すように、枠体117内部の側壁近傍に揺動板118を軸支し、枠体117の側壁外面にリミットスイッチ119を固定してなる駆動停止装置116を配設してある。
そして、給餌器107に供給される飼料Sが満杯状態となると、飼料落下管106の下端開口付近まで堆積した飼料Sが揺動板118を押圧して揺動させ、揺動板118がリミットスイッチ119の作用杆119aを押圧するので、リミットスイッチ119がON状態となり、駆動モーター111を停止させ、飼料Sを供給しないようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の駆動装置104では、飼料Sが駆動装置104内に流入し、駆動スプロケット110及び遊動プーリー113の軸部、引張バネ114のコイル部等に付着すると、これらの作動が妨げられ、ディスクケーブル102を駆動できなくなると共に、ディスクケーブル102に適切な張力を付与できなくなる。
そのため、駆動装置104は、配管103の内部に飼料Sが殆ど存在しない位置、すなわち、全ての給餌器107に飼料Sを供給し終えた飼料ホッパー105の直前位置に配設する必要があった。
【0007】
しかし、駆動装置104を飼料ホッパー105の直前位置に配設しても、実際には、飼料Sの搬送は理論通りにはいかず、飼料Sを全ての給餌器107に完全に供給できる訳ではないから、少量ではあっても、配管103から戻って来た飼料Sが駆動装置104内に流入して、徐々に蓄積されていく。
そして、蓄積された飼料Sが引張バネ114のコイル部、支持部材115等に付着し、これらの作動を妨げるようになると、ディスクケーブル102に適切な張力を付与できなくなるため、頻繁に駆動装置104内に蓄積した飼料Sを除去する必要があった。
【0008】
又、飼料落下管106の下端部では、飼料Sが粉塵となって舞上がると共に、豚舎内の湿度は高いため、揺動板118、リミットスイッチ119に飼料Sが付着して、駆動停止装置116が作動不良となり易い。そのため、給餌器107内に飼料Sが満杯状態となっても、駆動モーター111が停止しないことがあった。
すると、配管103を周回して戻って来た飼料Sが駆動装置104を経て、再度、配管103内に供給されると共に、飼料ホッパー105からも新たに飼料Sが配管103内に供給されるから、配管103内で飼料Sが大量に詰まり、結局、ディスクケーブル102を駆動することができなくなった。
【0009】
上記の如く、駆動装置104は、駆動スプロケット110、遊動プーリー113及び、引張バネ114、支持部材115等から構成されるディスクケーブル張力付与機構112を有しているから、部品点数が多く、製品コストが高額にならざるを得なかった。
又、筐体109内にディスクケーブル張力付与機構112を配設しているから、駆動装置104の保守作業は面倒であると共に、頻繁に行わなければならず、保守コストも高額にならざるを得なかったと
【0010】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたものであって、駆動装置を必ずしも飼料ホッパー105の直前位置に配設する必要がなく、頻繁に駆動装置内に蓄積した飼料Sを除去する必要もなく、配管内に飼料Sが詰まらず、確実にディスクケーブルを駆動することができる飼料搬送装置を提供することを目的とする。
又、駆動装置の部品点数が少なく、構成が簡易であり、製品コストを低減することができると共に、確実にディスクケーブルに張力を付与することができ、駆動装置の保守作業も簡便である飼料搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の飼料搬送装置は、エンドレスに接続された配管内でエンドレスに接続されたディスクケーブルを走行させて飼料を搬送する飼料搬送装置において、配管路中に、上側配管と下側配管とを摺動自在とした一側摺動配管部分と他側摺動配管部分から構成されるディスクケーブル張力付与機構を吊設し、その下方に、カバーに駆動スプロケットを内蔵したコーナージョイントと駆動モーターとから構成される駆動装置を配設したことを特徴とする。
【0012】
かかる構成によれば、頻繁に駆動装置内に蓄積した飼料を除去する必要もなく、確実にディスクケーブルを駆動することができ、しかも、製品コストを低減することができると共に、駆動装置の保守作業も簡便である。
【0013】
前記摺動配管部分は、上側配管と下側配管との内、外径を相違させ、上側配管と下側配管とを摺動自在としてある。
【0014】
前記カバーに飼料排出孔を穿設しておけば、駆動装置内に流入した飼料は飼料排出孔から全て下方に落下、排出される。
尚、この飼料排出孔は、大径の飼料排出孔であっても、小径の飼料排出孔を多数穿設したものであってもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の飼料搬送装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
本発明の飼料搬送装置1は、図1に示すように、エンドレスに接続された配管3に所定間隔を保持した飼料落下管6,6,・・・を介して多数個の給餌器7,7,・・・を配設してあるとともに、配管3内にはエンドレスに接続された可撓性のワイヤー2aにディスク2bを所定間隔で固着したディスクケーブル2を挿通してあり、駆動装置4によりディスクケーブル2を矢印x方向に走行するようにしてある。
飼料ホッパー5の下端には飼料投入口5aが形成され、飼料落下管6の下端には飼料落下口6aが形成されており、飼料Sは飼料投入口5aから配管3内に投入され、ディスクケーブル2によって配管3内を搬送され、飼料落下管6内を落下して、飼料落下口6aから給餌器7内に供給されるようになっている。
【0017】
配管3のコーナー部3aには、図2及び図3に示すように、曲管形成部材9,10を鍔部9a,10aで当接、固定したコーナージョイント8を配設してある。
コーナージョイント8は、曲管部11の外角θを90°としてあり、曲管部11には内方に突出する複数の突設部12,12,・・・を形成してある。又、曲管部11に対応した曲率半径で湾曲された円形断面を有する棒材である当接部材13,14,14を配設してある。
【0018】
コーナージョイント8によれば、図3に示すように、ディスク2bの周面は当接部材13,14,14又は突設部12,12,・・・に点接触するから、ディスク2bの周面と曲管部11の内面との接触面積は小さくなり、飼料Sとの接触面積も小さくなり、摩擦力を小さくすることができることになって、飼料搬送時におけるワイヤー2aにかかる負荷を大幅に軽減することができる。
【0019】
本発明の飼料搬送装置1は、従来の飼料搬送装置101と異なり、駆動装置104内にディスクケーブル張力付与機構112を設けず、図4に示すように、駆動装置4とディスクケーブル張力付与機構15とを分離し、配管3,3に前記コーナージョイント8,8を介してディスクケーブル張力付与機構15を吊設し、その下方に駆動装置4を配設したものである。
【0020】
駆動装置4は、図5に示すように、カバー16,17及び駆動スプロケット18から構成されるコーナージョイント19に、駆動軸20、軸継手21を介して駆動モーター22を連結したものである。
カバー16,17の鍔部16a,17a同士を当接し、ボルト及びナットで締結して、ディスクケーブル2を移送する曲管部23及び駆動スプロケット18を収納するスプロケット収納部24を形成してあり、曲管部23の一端部にはケーブル導入口25を、他端部にはケーブル排出口26を形成してある。
【0021】
外側のカバー16には、図6に示すように、大径の飼料排出孔27を穿設してあり、この飼料排出孔27には、作業者が間違って手指を挿入すると危険であるため、又、ネズミ等の小動物が侵入することを防止するため、網目を20mm程度とした網体28を設置してある。
外側のカバー16には、大径の飼料排出孔27の代わりに、図7に示すように、小径の飼料排出孔29,29,・・・を多数穿設してもよい。この飼料排出孔29の場合は、孔径を20mm程度とすることによって、作業者の危険防止及び小動物の侵入防止を図っている。
【0022】
この駆動装置4によれば、垂直方向に配設された配管部分3Vから搬送されて来た飼料Sは、ケーブル導入口25からコーナージョイント19内に導入され、飼料S自体の重量及びディスクケーブル2による搬送力によって、曲管部23及びスプロケット収納部24内へと流入していく。
曲管部23及びスプロケット収納部24内に流入した飼料Sは、図6又は図7に示すように、外側のカバー16に穿設された大径の飼料排出孔27又は小径の飼料排出孔29,29,・・・から、飼料S自体の重量によって殆ど全て下方に落下、排出される。
よって、飼料Sはケーブル排出口26へ殆ど流動していかず、水平方向に配設された配管部分3Hへ飼料Sは殆ど供給されない。
【0023】
ディスクケーブル張力付与機構15は、図4に示すように、コーナージョイント8,8に吊設された左側摺動配管部分30と右側摺動配管部分31とから構成される。
左側摺動配管部分30は、図4及び図8に示すように、上側配管32の外径を下側配管33の内径より小とし、上側配管32と下側配管33とを摺動自在としてある。そして、上側配管32には支持部材34を介して作用板35を固定してあり、下側配管33には支持部材36,37を介してリミットスイッチ38,39を固定してある。
右側摺動配管部分31は、図4に示すように、上側配管40の内径を下側配管41の外径より大とし、上側配管40と下側配管41とを摺動自在としてある。
【0024】
そして、左側摺動配管部分30の下側配管33の下端部には、駆動装置4の曲管部23のケーブル導入口25を連結し、右側摺動配管部分31の下側配管41の下端部には、コーナージョイント8を介して駆動装置4の曲管部23のケーブル排出口26を連結してある。
【0025】
ディスクケーブル張力付与機構15は、図4に示すように、左側摺動配管部分30の上側配管32と下側配管33とを摺動自在とすると共に、右側摺動配管部分31の上側配管40と下側配管41とを摺動自在としてあるから、その下方に配設した駆動装置4の重量によって、特に、駆動モーター22の有する35〜40kgという重量によって、下側配管33,41には、常時、鉛直下方への力が負荷されていることになる。
【0026】
結局、ディスクケーブル張力付与機構15及び駆動装置4の重量、特に、駆動モーター22の重量によって、左側摺動配管部分30及び右側摺動配管部分31を挿通するディスクケーブル2には、常時、鉛直下方への力が負荷されているから、ディスクケーブル2のワイヤー2aが伸長した場合には、下側配管33,41がその伸長分だけ鉛直下方に摺動して、ディスクケーブル2には常時適切な張力を付与することができる。
【0027】
このように、ディスクケーブル張力付与機構15によれば、引張バネ、遊動プーリー等の機構部品を使用することなく、又、蓄積した飼料Sを除去し、機構部品を清掃し、調整する等の面倒な保守作業をすることなく、ディスクケーブル2に常時適切な張力を自動的に付与することができる。
【0028】
何等かの原因でディスクケーブル2が駆動スプロケット17等の機構部品に絡んでしまった場合には、ディスクケーブル2が見かけ上縮長するため、下側配管33,41は上方に摺動するが、暫くして後、上側配管32の作用板35が下側配管33のリミットスイッチ39の作用杆39aを押圧するから、駆動モーター22を停止させることができる。
一方、ディスクケーブル2が異常に伸長したり、ディスクケーブル2が切断してしまった場合には、下側配管33,41は下方に摺動するが、暫くして後、上側配管32の作用板35が下側配管33のリミットスイッチ38の作用杆38aを押圧するから、駆動モーター22を停止させることができる。
【0029】
このように、ディスクケーブル張力付与機構15において、上側配管32に作用板35を固定し、下側配管33にリミットスイッチ38,39を固定しておけば、不慮の事態が発生した場合には自動的に駆動モーター22を停止させることができ、飼料搬送装置1の近傍にいる家畜、作業者等の安全を図ることができるとともに、飼料搬送装置1を破損させないようにすることができる。
尚、下側配管33,41が鉛直方向に所定距離摺動したことを検知する検知装置としては、作用板35及びリミットスイッチ38,39によるものに限らず、勿論、光センサー等の適宜検知装置を採用することができる。
【0030】
本発明の飼料搬送装置1によれば、駆動装置4は、カバー16,17及び駆動スプロケット18から構成されるコーナージョイント19に、駆動軸20、軸継手21を介して駆動モーター22を連結した極めて簡単な構成であって、軽量なものであるから、全ての給餌器107に飼料Sを供給し終えた位置であれば、特に、飼料ホッパー5の直前位置に配設する必要はなく、自由な配管レイアウトを採用することができる。
【0031】
又、駆動装置4は、引張バネ、遊動プーリー等の機構部品を使用するディスクケーブル張力付与機構15を有さず、駆動スプロケット18を有するだけであり、しかも、流入して来た飼料Sを飼料排出孔27,29から全て下方に落下、排出するようにしたから、頻繁に駆動装置4内に蓄積した飼料Sを除去し、機構部品を清掃し、調整する等の面倒な保守作業をする必要はなくなる。
【0032】
又、駆動装置4において、流入して来た飼料Sを飼料排出孔27,29から全て下方に落下、排出するようにしたから、飼料落下管106の下端部に、揺動板118、リミットスイッチ119等から構成される駆動停止装置116を配設する必要がなく、配管3を周回して戻って来た飼料Sを、再度、配管3内に供給することはなって、配管3内で飼料Sが大量に詰まり、ディスクケーブル2が駆動しなくなる虞れはなくなる。
【0033】
本発明の飼料搬送装置1によれば、駆動装置104内にディスクケーブル張力付与機構112を設けず、配管3,3にコーナージョイント8,8を介してディスクケーブル張力付与機構15を吊設し、その下方に駆動装置4を配設する構成として、駆動装置4の自重、特に、駆動モーター22の自重を利用して、ディスクケーブル2に自動的に張力を付与することができる。
よって、引張バネ、遊動プーリー等の機構部品を使用することなく、又、蓄積した飼料Sを除去し、機構部品を清掃し、調整する等の面倒な保守作業をすることなく、ディスクケーブル2に常時適切な張力を自動的に付与することができる。
【0034】
駆動装置4は、カバー16,17及び駆動スプロケット18から構成されるコーナージョイント19に駆動モーター22を連結したものであり、ディスクケーブル張力付与機構15は、左側摺動配管部分30と右側摺動配管部分31とから構成されるものであって、部品点数が少なく、又、従来のように、それら全ての部品を収納する大型ボックス状の筐体109を必要としないから、構成は極めて簡易であり、製品コストを大幅に低減することができる。
又、引張バネ、遊動プーリー等の機構部品を有しないから、駆動装置4及びディスクケーブル張力付与機構15は、殆ど故障することがなく、そのため保守作業を殆ど行なう必要がないから、保守コストも大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の飼料搬送装置の一実施例の全体斜視図である。
【図2】曲管形成部材から構成されるコーナージョイントの正面図である。
【図3】図2に示すコーナージョイントの横断面図である。
【図4】本発明の駆動装置とディスクケーブル張力付与機構との連結状態を示す一部切欠正面図である。
【図5】図4に示す駆動装置の(A)は正面断面図、(B)は側面断面図である。
【図6】図4に示す駆動装置の一実施例の外観斜視図である。
【図7】図4に示す駆動装置の他実施例の外観斜視図である。
【図8】本発明のディスクケーブル張力付与機構の作用を示す説明図である。
【図9】従来の飼料搬送装置の全体斜視図である。
【図10】ディスクワイヤーの部分正面図である。
【図11】従来の駆動装置の(A)は側面断面図、(B)は正面断面図である。
【図12】従来の給餌器の外観斜視図及び飼料落下菅の下端部付近を示す説明図である。
【符号の説明】
【0036】
1 飼料搬送装置
2 ディスクケーブル
4 駆動装置
15 ディスクケーブル張力付与機構
16 カバー
17 カバー
18 駆動スプロケット
19 コーナージョイント
22 駆動モーター
27 飼料排出孔
29 飼料排出孔
30 左側摺動配管部分
31 右側摺動配管部分
32 上側配管
33 下側配管
S 飼料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンドレスに接続された配管内でエンドレスに接続されたディスクケーブルを走行させて飼料を搬送する飼料搬送装置において、配管路中に、上側配管と下側配管とを摺動自在とした一側摺動配管部分と他側摺動配管部分から構成されるディスクケーブル張力付与機構を吊設し、その下方に、カバーに駆動スプロケットを内蔵したコーナージョイントと駆動モーターとから構成される駆動装置を配設したことを特徴とする飼料搬送装置。
【請求項2】
前記摺動配管部分は、上側配管と下側配管との内、外径を相違させ、上側配管と下側配管とを摺動自在としたことを特徴とする請求項1に記載の飼料搬送装置。
【請求項3】
前記カバーに飼料排出孔を穿設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の飼料搬送装置。
【請求項4】
前記飼料排出孔は、小径の飼料排出孔を多数穿設したものであることを特徴とする請求項3に記載の飼料搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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