説明

首から着脱するドライスーツ

【課題】着脱用防水ファスナーを使用せず、首から着脱するドライスーツを提供する。
【解決手段】着脱用防水ファスナーを使用せず、スーツの衿部に体が入り易く、着用後に首にフィットする様、伸縮性のある素材を使用し、その衿部に後方から衿を重ねてかぶる事により、防水性を持たせたことを特徴とする水上スポーツ用ドライスーツ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は着脱用防水ファスナーを使用せず、首から着脱するドライスーツに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、背中に硬い防水ファスナーを取り付け、そこから着脱するドライスーツがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
その為、次のような問題があった。
(イ)背中から袖方向に横に防水ファスナーが取り付けられている為、防水ファスナーに手が届かず、一人で開閉することが出来ず、一人で着脱できない。
(ロ)硬い防水ファスナーが背中から袖方向に横に取り付けられている為、腕を前方向に倒すと背中がつっぱり、運動性が悪かった。
(ハ)水中に飛び込んだりすると、内部の空気圧力により、水中でファスナーが開いてしまい、溺れかけた事故があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
着脱用防水ファスナーを使用せず、スーツの衿部に体が入り易く、着用後に首にフィットする様、伸縮性のある素材を使用し、その衿部に後方から衿を重ねてかぶる事により、防水性を持たせた。
以上を特徴とする水上スポーツ用ドライスーツ。
【発明の効果】
【0005】
背中に硬い防水ファスナーが無い為、腕の運動性に優れ、一人で着脱出来て、安全である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の全体正面図
【図2】本発明の全体背面図
【図3】本発明の衿部装着前 上半身正面図
【図4】本発明の衿部装着後 上半身正面図
【図5】本発明の衿部装着後 断面図
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)本体(1)の首部に伸縮性のある内側衿(4)を接合する。
(ロ)本体(1)背面に外側衿(2)とマジックテープ(5)を設けた外側衿カバーを接合する。
(ハ)本体(1)前面にマジックテープ受け側(6)を接合する。
本発明は以上のような構成で、これを着用するときは、内側衿(4)を開き、足を通して体を入れる。内側衿を(4)を胸付近まで上げ、片腕ずつ袖を通し、着用する。
着用後、外側衿カバー(2)を後方からかぶり、マジックテープ(5)をマジックテープ受け側(6)に固定し、外側衿(3)を図5のように内側衿(4)を抑えるように折り返す。
図5のように外側衿(3)を装着することにより、内側衿(4)が抑えられるようになり、外側衿カバー(2)の下方向からと外側衿(3)の上方向からの水の浸入を防ぐ事が出来る。
【符号の説明】
【0008】
1 本体
2 外側衿カバー
3 外側衿
4 内側衿
5 マジックテープ
6 マジックテープ受け側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱用防水ファスナーを使用せず、スーツの衿部に体が入り易く、着用後に首にフィットする様、伸縮性のある素材を使用し、その衿部に後方から衿を重ねてかぶる事により、防水性を持たせたことを特徴とする水上スポーツ用ドライスーツ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−6827(P2011−6827A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−168242(P2009−168242)
【出願日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(303007902)有限会社キューマウェットスーツ (1)
【出願人】(500495197)株式会社アールエスエス (1)
【Fターム(参考)】