説明

高周波用回路基板の信号回路

【構成】 基板100の複数の誘電体層10に連続して備えたビア20を擬似同軸線路構造化している誘電体層10間に備えた最上のグランドプレーン30より上方のビア20aを備えた誘電体層10と最下のグランドプレーン30より下方のビア20bを備えた誘電体層10とに、グランドプレーン30に接続されたグランド用ビア50をビア20a、20bを囲むように複数本並べて備えて、ビア20a、20bを擬似同軸線路構造化する。
【効果】 グランド用ビア50で、ビア20a、20bの特性インピーダンスをそれに連なるその他のビア20の持つ特性インピーダンスにマッチングさせて、それらのビア20a、20bを高速信号を伝送損失少なく伝えることができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波用回路基板の信号回路、特に10GHz以上の超高速信号等の高速信号を伝送損失少なく伝えることのできる高周波用回路基板の信号回路に関する。
【0002】
【従来の技術】上記信号回路として、図9に示したような、信号回路がある。
【0003】この信号回路は、セラミック等からなる誘電体層10を複数積層して形成した基板100に、メタライズ等の導体ポールからなるビア(以下、ビアという)20を基板100を上下に貫通して連続して備えている。
【0004】ビア20周囲の複数の誘電体層10間には、グランドプレーン30をビア20を囲むようにそれぞれ備えている。そして、それらのグランドプレーン30で、ビア20を擬似同軸線路構造化して、そのビア20の特性インピーダンスを50Ω等にマッチングさせている。
【0005】基板100上面とその下面とには、メタライズ等からなる細帯状の信号線路22、24をそれぞれ備えている。そして、それらの基板100上下面の信号線路22、24の一端を、基板100の上下面に露出したビア20上端とその下端とにそれぞれ接続している。
【0006】信号線路22、24は、それらの信号線路22、24下方とその上方の誘電体層10間に備えた最上と最下のグランドプレーン30により、マイクロストリップ線路構造化して、それらの信号線路22、24の特性インピーダンスを50Ω等にマッチングさせている。
【0007】そして、擬似同軸線路構造化したビア20とそれに接続したマイクロストリップ線路構造化した信号線路22、24とを高速信号を伝送損失少なく伝えることができるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビア20と信号線路22、24とからなる信号回路においては、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10に備えたビア20aと、最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10に備えたビア20bとを、擬似同軸線路構造化しておらず、それらのビア20a、20bの特性インピーダンスを、その他の擬似同軸線路構造化したビア20の持つ特性インピーダンスとマッチングできていなかった。
【0009】そのため、ビア20と基板100上下面の信号線路22、24とに亙って高速信号を伝えた場合に、上記ビア20a、20bを伝わる高速信号の伝送損失が大きくて、ビア20と信号線路22、24とに亙って高速信号を伝送損失少なく効率良く伝えることができなかった。このことは特に、ビア20と信号線路22、24とに亙って10GHz以上の超高速信号を伝えた場合に顕著であった。
【0010】本発明は、このような難点を解消した、上記ビアと信号線路とに亙って高速信号を伝送損失少なく効率良く伝えることのできる高周波用回路基板の信号回路(以下、信号回路という)を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の信号回路は、誘電体層を複数積層して形成した基板の複数の誘電体層にビアを連続して備えると共に、そのビア周囲の複数の前記誘電体層間にグランドプレーンをビアを囲むようにそれぞれ備えて、前記ビアを擬似同軸線路構造化し、その擬似同軸線路構造化したビアに信号線路を接続した高周波用回路基板の信号回路において、前記誘電体層間に備えた最上のグランドプレーンより上方の誘電体層又は前記誘電体層間に備えた最下のグランドプレーンより下方の誘電体層にグランドプレーンに接続されたグランドビアを前記ビアを囲むように複数本並べて備えて、その最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えた前記ビア又はその最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えた前記ビアを擬似同軸線路構造化したことを特徴としている。
【0012】本発明の信号回路においては、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層表面又は誘電体層間、又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層表面又は誘電体層間に、グランドパターンをビアを囲むように備えることを好適としている。
【0013】
【作用】上記構成の信号回路においては、最上のグランドプレーンより上方のビアを備えた誘電体層、又は最下のグランドプレーンより下方のビアを備えた誘電体層に、グランド用ビアを、ビアを囲むように複数本並べて備えている。そして、それらの複数本のグランド用ビアで、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えたビア、又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えたビアを擬似同軸線路構造化している。
【0014】そのため、複数本の上記グランド用ビアで、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えたビア、又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えたビアの特性インピーダンスをそのビアに連なるその他のビアの持つ特性インピーダンスの50Ω等にマッチングさせて、そのビアを高速信号を伝送損失少なく伝えることができる。
【0015】また、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層表面又は誘電体層間、又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層表面又は誘電体層間に、グランドパターンをビアを囲むように備えた信号回路にあっては、そのグランドパターンで、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えたビア、又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えたビア周囲を円弧状等に隙間なく囲んで、その誘電体層に備えたビアを、同軸線路に近い擬似同軸線路に形成できる。そして、そのグランドパターンと前記グランド用ビアとで、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えたビア又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えたビアの特性インピーダンスを、そのビアに連なるその他のビアの持つ特性インピーダンスの50Ω等に的確にマッチングさせて、そのビアを高速信号をより伝送損失少なく伝えることができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明する。図1と図2は本発明の信号回路の好適な実施例を示し、図1はその一部平面図、図2はその一部正面断面図を示している。以下に、この信号回路を説明する。
【0017】図において、100は、セラミックからなる誘電体層10を複数積層して形成した基板である。
【0018】基板100の複数の誘電体層10には、ビア20を上下に貫通して連続して備えている。
【0019】ビア20周囲の複数の誘電体層10間には、メタライズからなるグランドプレーン30をビア20を囲むようにそれぞれ備えている。具体的には、グランドプレーン30内側に円形穴32を開口して、その円形穴32の中心にビア20を貫通させて配設している。
【0020】そして、ビア20周囲の誘電体層10間に備えたグランドプレーン30で、ビア20を擬似同軸線路構造化して、そのビア20の特性インピーダンスを50Ω等にマッチングさせている。
【0021】基板100上面とその下面とには、メタライズからなる細帯状の信号線路22、24をそれぞれ備えている。そして、それらの信号線路22、24の一端を、基板100上下面に露出したビア20上端とその下端とにそれぞれ接続している。
【0022】基板100上面に備えた信号線路22は、その下方の誘電体層10間に備えた最上のグランドプレーン30により、マイクロストリップ線路構造化して、その信号線路22の特性インピーダンスを50Ω等にマッチングさせている。
【0023】基板100下面に備えた信号線路24は、その上方の誘電体層10間に備えた最下のグランドプレーン30により、マイクロストリップ線路構造化して、その信号線路24の特性インピーダンスを50Ω等にマッチングさせている。
【0024】以上の構成は、従来の信号回路と同様であるが、図の信号回路においては、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10と、最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10とに、メタライズ等の導体ポールからなるグランド用ビア(以下、グランド用ビアという)50を、ビア20を囲むように複数本円形状に並べて備えている。グランド用ビア50は、最上と最下のグランドプレーン30にそれぞれ接続していて、接地できるようにしている。そして、それらの複数本のグランド用ビア50で、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10に備えたビア20aと、最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10に備えたビア20bとを、擬似同軸線路構造化して、それらのビア20a、20bの特性インピーダンスをそれらに連なるその他のビア20や信号線路22、24の持つ特性インピーダンスの50Ω等にマッチングさせている。
【0025】図1と図2に示した信号回路は、以上のように構成していて、この信号回路では、その特性インピーダンスを50Ω等にマッチングさせたビア20a、20bを10GHz以上の超高速信号等の高速信号を伝送損失少なく伝えることができる。
【0026】図3と図4は本発明の信号回路の他の好適な実施例を示し、図3はその一部平面図、図4はその一部正面断面図を示している。以下に、この信号回路を説明する。
【0027】図の信号回路では、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10表面に当たる基板100上面と最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10表面に当たる基板100下面とに、円弧帯状をしたメタライズからなるグランドパターン40を、ビア20a、20bを囲むようにそれぞれ備えている。グランドパターン40は、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10に備えたグランド用ビア50と最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10に備えたグランド用ビア50とにそれぞれ接続していて、接地できるようにしている。
【0028】そして、基板100上下面にそれぞれ備えたグランドパターン40で、ビア20a、20b周囲をそれぞれ円弧状に隙間なく囲んで、それらのビア20a、20bを同軸線路に近い擬似同軸線路に形成している。そして、グランドパターン40とグランド用ビア50とで、ビア20a、20bの特性インピーダンスをそれらに連なるその他のビア20や信号線路22、24の持つ特性インピーダンスの50Ω等に的確にマッチングさせて、それらのビア20a、20bを10GHz以上の超高速信号等の高速信号をより伝送損失少なく伝えることができるようにしている。
【0029】その他は、前述図1と図2に示した信号回路と同様に構成していて、その作用も、前述図1と図2に示した信号回路と同様であり、その同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0030】図5と図6は本発明の信号回路のもう一つの好適な実施例を示し、図5はその一部平面図、図6はその一部正面断面図を示している。以下に、この信号回路を説明する。
【0031】図の信号回路では、基板100上面に備えた信号線路22を、基板100上面に積層したセラミックからなる誘電体層12で覆っている。
【0032】基板100上面を覆った誘電体層12上面には、メタライズからなるグランドプレーン36を広く備えている。そして、そのグランドプレーン36と信号線路22下方の誘電体層10間に備えた最上のグランドプレーン30とで、基板100上面の信号線路22をストリップ線路構造化して、その信号線路22の特性インピーダンスを一定値の50Ω等にマッチングさせている。
【0033】それと共に、基板100下面に備えた信号線路24を、基板100下面に積層したセラミックからなる誘電体層14で覆っている。
【0034】基板100下面を覆った誘電体層14下面には、メタライズからなるグランドプレーン38を広く備えている。そして、そのグランドプレーン38と信号線路24上方の誘電体層10間に備えた最下のグランドプレーン30とで、基板100下面の信号線路24をストリップ線路構造化して、その信号線路24の特性インピーダンスを一定値の50Ω等にマッチングさせている。
【0035】基板100とその上下面にそれぞれ積層した誘電体層12、14とは、基板102を形成している。
【0036】最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10とその誘電体層10上面に積層した誘電体層12には、グランド用ビア52をそれらの誘電体層10、12を上下に貫通してビア20を囲むように複数本円形状に並べて備えている。グランド用ビア52は、最上のグランドプレーン30とグランドプレーン36とにそれぞれ接続していて、接地できるようにしている。
【0037】そして、それらのグランド用ビア52で、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10に備えたビア20aを擬似同軸線路構造化して、そのビア20aの特性インピーダンスをそれに連なるその他のビア20や信号線路22の持つ特性インピーダンスの50Ω等にマッチングさせている。そして、そのビア20aを10GHz以上の超高速信号等の高速信号を伝送損失少なく伝えることができるようにしている。
【0038】最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10とその誘電体層10下面に積層した誘電体層14には、グランド用ビア52をそれらの誘電体層10、14を上下に貫通してビア20を囲むように複数本円形状に並べて備えている。グランド用ビア52は、最下のグランドプレーン30とグランドプレーン38とにそれぞれ接続していて、接地できるようにしている。
【0039】そして、それらのグランド用ビア52で、最下のグランドプレーン30下方の誘電体層10に備えたビア20bを擬似同軸線路構造化して、そのビア20bの特性インピーダンスをそれに連なるその他のビア20や信号線路24の持つ特性インピーダンスの50Ω等にマッチングさせている。そして、そのビア20bを10GHz以上の超高速信号等の高速信号を伝送損失少なく伝えることができるようにしている。
【0040】その他は、前述図1と図2に示した信号回路と同様に構成していて、その作用も、前述図1と図2に示した信号回路と同様であり、その同一部材には、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0041】図7と図8は本発明の信号回路のさらにもう一つの好適な実施例を示し、図7はその一部平面図、図8はその一部正面断面図を示している。以下に、この信号回路を説明する。
【0042】図の信号回路では、図7に破線で示したように、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10、12間に、円弧帯状をしたメタライズからなるグランドパターン42を、ビア20aを囲むように備えている。グランドパターン42は、グランド用ビア52に接続していて、接地できるようにしている。
【0043】そして、グランドパターン42で、最上のグランドプレーン30より上方の誘電体層10に備えたビア20a周囲を円弧状に隙間なく囲んで、そのビア20aを同軸線路に近い擬似同軸線路に形成している。そして、グランドパターン42とグランド用ビア52とで、ビア20aの特性インピーダンスを一定値の50Ω等に的確にマッチングさせて、そのビア20aを10GHz以上の超高速信号等の高速信号をより伝送損失少なく伝えることができるようにしている。
【0044】それと共に、最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10、14間に、円弧帯状をしたメタライズからなるグランドパターン42を、ビア20bを囲むように備えている。グランドパターン42は、グランド用ビア52に接続していて、接地できるようにしている。
【0045】そして、グランドパターン42で、最下のグランドプレーン30より下方の誘電体層10に備えたビア20b周囲を円弧状に隙間なく囲んで、そのビア20bを同軸線路に近い擬似同軸線路に形成している。そして、グランドパターン42とグランド用ビア52とで、ビア20bの特性インピーダンスを一定値の50Ω等に的確にマッチングさせて、そのビア20bを10GHz以上の超高速信号等の高速信号をより伝送損失少なく伝えることができるようにしている。
【0046】その他は、前述図5と図6に示した信号回路と同様に構成していて、その作用も、前述図5と図6に示した信号回路と同様であり、その同一部材には、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0047】なお、本発明の信号回路は、ビア20の一方の端部のみに信号線路22又は24を接続した信号回路、又はビア20を基板表面に搭載した同軸コネクタの信号線路に接続した信号回路にも利用可能である。
【0048】また、本発明は、誘電体層10、12又は14に樹脂を用い、ビア20にホール内周面に金属めっき層等の導体層を備えてなるビアを用いた信号回路にも利用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号回路によれば、基板の複数の誘電体層間にそれぞれ備えたグランドプレーンで擬似同軸線路構造化したビアの最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えたビア又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えたビアを擬似同軸線路構造化して、そのビアの特性インピーダンスをそれに連なるその他のビアや信号線路の持つ特性インピーダンスにマッチングさせ、そのビアを10GHz以上の超高速信号等の高速信号を伝送損失少なく効率良く伝えることができる。
【0050】また、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層表面又は誘電体層間、又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層表面又は誘電体層間に、グランドパターンをビアを囲むように備えた信号回路にあっては、そのグランドパターンで、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えたビア又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えたビア周囲を円弧状等に隙間なく囲んで、その誘電体層に備えたビアを同軸線路に近い擬似同軸線路に形成できる。そして、そのグランドパターンとビア周囲のグランド用ビアとで、最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えたビア又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えたビアの特性インピーダンスをそのビアに連なるその他のビアや信号線路の持つ特性インピーダンスに的確にマッチングさせて、その誘電体層に備えたビアを高速信号をより伝送損失少なく伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号回路の一部平面図である。
【図2】本発明の信号回路の一部正面断面図である。
【図3】本発明の信号回路の一部平面図である。
【図4】本発明の信号回路の一部正面断面図である。
【図5】本発明の信号回路の一部平面図である。
【図6】本発明の信号回路の一部正面断面図である。
【図7】本発明の信号回路の一部平面図である。
【図8】本発明の信号回路の一部正面断面図である。
【図9】従来の信号回路の一部正面断面図である。
【符号の説明】
10、12、14 誘電体層
20、20a、20b ビア
30 グランドプレーン
36、38 グランドプレーン
40、42 グランドパターン
50、52 グランド用ビア
100、102 基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】 誘電体層を複数積層して形成した基板の複数の誘電体層にビアを連続して備えると共に、そのビア周囲の複数の前記誘電体層間にグランドプレーンをビアを囲むようにそれぞれ備えて、前記ビアを擬似同軸線路構造化し、その擬似同軸線路構造化したビアに信号線路を接続した高周波用回路基板の信号回路において、前記誘電体層間に備えた最上のグランドプレーンより上方の誘電体層又は前記誘電体層間に備えた最下のグランドプレーンより下方の誘電体層にグランドプレーンに接続されたグランド用ビアを前記ビアを囲むように複数本並べて備えて、その最上のグランドプレーンより上方の誘電体層に備えた前記ビア又はその最下のグランドプレーンより下方の誘電体層に備えた前記ビアを擬似同軸線路構造化したことを特徴とする高周波用回路基板の信号回路。
【請求項2】 最上のグランドプレーンより上方の誘電体層表面又は誘電体層間、又は最下のグランドプレーンより下方の誘電体層表面又は誘電体層間に、グランドパターンをビアを囲むように備えた請求項1記載の高周波用回路基板の信号回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開平6−85099
【公開日】平成6年(1994)3月25日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−257309
【出願日】平成4年(1992)9月1日
【出願人】(000190688)新光電気工業株式会社 (1,516)