説明

高圧缶に減圧装置をつけた物。

【課題】プレスで圧縮したり周囲の熱で缶の中味が膨張した時でも爆発火災が起こる事がなく、穴あけ機等で穴をあける必要のない高圧缶を提供する。
【解決手段】高圧缶に外気との通路を作る装置をつける。高圧缶Aに、キャップA、シールA、バルブAをつけ、高圧缶使用後、キャップAをはずす事で外気との通路を開く。バルブAはラジエタキャップのプレッシャ側のバルブと同様な構造とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高圧缶使用中又は使用後に外気との通路を作った物。
[背景技術]
【0002】
従来、使用後又は不用になった缶の中味は少なく共少量は残っていた。
又外気との通路がなく密閉状態であった。使用中においても密閉状態であった。
[発明の開示]
[発明が解決しようとする課題]
【0003】
高圧缶をプレス等で圧縮したり周囲の熱で缶の中味が膨張した時爆発火災が起こらない様にする事。又、穴あけ機等を捜す手間を省く事。
[課題を解決するための手段]
【0004】
高圧缶に外気との通路を開く事のできる装置をつける事で穴あけ機等の道具を捜す手間が省け又火災等を防ぐ。
【0005】
図1について▲1▼高圧缶Aに▲2▼キャップA▲3▼シールA▲4▼バルブAをつけた物で高圧缶使用後▲2▼キャップAをはずす事で外気との通路を開く。
▲4▼バルブAは真夏の車中等高温の場所や▲2▼キャップAをはずさないで捨てた時等、高圧缶の中味が膨張した時缶が破裂する前に▲4▼バルブAを開き内部の物質の逃げ道を作るための物である。▲3▼シールAは▲4▼バルブAにゴミが入らない様つけてもよい。▲4▼バルブAはラジエタキャップのプレッシャ側のバルブと同様な構造である。
図2について▲5▼高圧缶Bに▲6▼バルブB▲7▼スプリングA▲8▼キャップBをつけた物で高圧缶使用後▲8▼キャップBをはずす事で外気との通路を開く。
▲6▼バルブBの作動は図1に準ずる、図1との差は図1では▲2▼キャップAと▲4▼バルブAは一体のため取りはずした時各部品がバラバラにならない事である。
図1、図2は、高圧缶とキャップはネジ止めですが、溶接やカシメ等で一体化して穴明け不用のメンテナンスフリー化ならば、図2の様に各部品がバラバラであっても消費者には影響はない。
基本的にはキャップを取りはずしてから捨ててほしいが、万一はずさないで捨てて内圧が上がった時はバルブが開き破裂を防ぐ。
▲7▼スプリングAがずれない様▲8▼キャップBの底部にノックを溶接、カシメ、ネジ止めピン、リベット圧入、接着剤等でつけれる。▲8▼キャップBは▲6▼バルブBがズレない様ガイドもつける事ができる。
▲5▼高圧缶Bにつけても両方につけてもよい。ガイドに空気穴をあけてもよい。
▲6▼バルブBと▲5▼高圧缶Bの間にバルブガイドをノック同様の方法でつける事ができる。
▲6▼バルブBの凸部と▲5▼高圧缶Bとの間にパッキンを入れる事ができる。

【0006】
全体について、▲4▼バルブAや▲6▼バルブBには、パッキンをネジ、ピン、カシメ、リベット、接着剤はめ込み等でうけれる。▲1▼高圧缶Aや▲5▼高圧缶Bとの当たり面にもつける事ができる。
バルブの形は平面、台形、ポール、ニードルバルブ等色々でき、又、それに伴ない高圧缶の形もその当たり面をテーパー等にできる。穴あけ不用のメンテナンスフリーならバルブは、高圧缶のどこでもつける事ができる。
又、2つ以上のバルブをつける事もできる。空気穴は、キャップの底でも横でも1つ以上あける事ができる。形は、星型やハート型等にもできる。
キャップは、高圧缶と溶接やカシメや圧入等で一体化してもいいがネジ式にしてもよい。ネジ式の場合は、ネジロック剤を軽くつけてもよいしジュースキャップの様に回り止めをして封印してもよいしシールでとめてもよい、キャップには開け易い様すべり止めをつける事ができる。
ネジ式のキャップや高圧缶は内ネジ、逆ネジにできプレス加工や流し込みで一体形成できる。
高圧缶の包装は▲1▼高圧缶A▲2▼キャップAの間よりやや上で切れる様にできる。
【0007】
ノズル、ノズルカバー、高圧缶、キャップは動植物、アニメキャラクター、人形等色々な形にする事によってインテリアとしても楽しめ、集収する事もできる。ノズルと噴射バルブの規格を統一すれば他の高圧缶にもつけかえ可能で統一できなくてもアタッチメントをつければ、つけ変え可能である。又、単品で売る事もできる。
【0008】
材質についてPS、PE、PP、PET、PVC、LDPE、HDPE、OHER等熱可塑性プラスチックや熱硬化プラスチック等のプラスチック製、ABS等の樹脂製、紙、ビニールガラス、アクリル、ゴム、陶磁器、又竹、藤スギ等の木製、鉄、スチール、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属製がある。
ゴミ処理等環境の事を考えるとすべてが、スチール等の金属製が望ましい。
[発明の効果]
【0009】
上述した様に本発明は、高圧缶に外気との通路を作る装置をつける事で穴あけ機等の道具を捜す手間が省け使用後や使用過程の爆発、火災を防ぐ。
[発明の実施するための最良の形態]
【0010】
以下本発明の実施の形態を図1で説明する。
▲1▼高圧缶A使用後▲2▼キャップAをとる。それにより▲1▼高圧缶Aは穴のあいた状態になりそのまま捨てる。又、使用過程や使用後に周囲の熱やプレス等で内圧が上がった時▲4▼バブルAが開き内圧を空気穴から逃がす。これにより高圧缶の破裂を防ぐ事ができる。
材質は、ノズル等は従来通りプラスチックでもよいがゴミ処理等環境の事を考えると▲3▼シールA以外はスチール等の金属製が望ましい。バルブと高圧缶の当たり面には、噴射バルブ内同様ゴムパッキンを入れた方が安全である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の断面図
【図2】本発明の断面図
【符号の説明】
【0012】
▲1▼高圧缶A
▲2▼キャップA
▲3▼シールA
▲4▼バルブA
▲5▼高圧缶B
▲6▼バルブB
▲7▼スプリングA
▲8▼キャップB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吹き出しノズル、ノズルカバー、ノズル、噴射バルブ、管、▲1▼高圧缶A▲2▼キャップA▲3▼シールA▲4▼バルブAで構成された物。
▲2▼キャップAは、ジュースキャップの様に回り止めして封印した物。又、すべり止めをつけた物。
材質は▲3▼シールAと噴射バルブ内のゴムパッキン以外は、スチール製の物で▲1▼高圧缶Aと▲4▼バルブAとの間にゴムパッキンを入れた物。

【図1】
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【図2】
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