説明

高粘度液体化粧料吐出容器

【課題】不純物を混入させることなく、一定量の高粘度液体化粧料を、簡易且つ確実に、しかも迅速に得ることができるようにする。

【解決手段】容器本体2の開口部に装着される栓蓋18の内側面に補強リブ18bを突設し、容器本体2を構成する本体筒5に対して円周方向に回転不能であって、且つ軸方向に上昇するピストン12には補強リブ12cを突設するとともに、サイドノックボタン10へのノックにより回転伝達機構13を介してピストン12を上昇させるものとすることで、栓蓋の吐出孔より吐出しても再度容器本体内に吸入されることがないので不純物は混入することなく、一定量の高粘度液体化粧料を簡易且つ確実に、しかも迅速に吐出させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】

本願発明は、例えばリキッドファンデーション、美容クリーム等の高粘度の液体化粧料を収容してなる容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】

従来、例えばリキッドファンデーション、又は美容クリーム等の高粘度の液体化粧料等を収容してなる容器には、ジャー容器と呼ばれる広口となった開口部を有する容器本体と該開口部に脱着自在となる蓋体からなる容器が一般的に使用されている。そのため該液体化粧料の塗布にあたっては、蓋体を容器本体から外した上で、液体化粧料の有する高粘度に対抗して容器本体を安定させるために一方の手で容器本体を把持しながら、他方の手の指により必要量を取り分けてなるものである。
【0003】

しかしながら、一方の手で容器本体を把持して安定させることは使用者にとって非常に不便である。その上、高粘度液体化粧料を必要なだけ取り分けようとするため反復して指を容器本体内に入れると、指等に付着していた不純物が容器本体内に収容される高粘度液体化粧料に混入してしまう恐れがある。
【0004】

そのため、片手で、しかも容器本体内に収容される液体化粧料内に不純物が混入しないように、必要な量の高粘度液体化粧料を取り分けることができるようにするため、容器体内下部に摺動底板を備え、ポンプの操作による容器体内の液の減少に伴い摺動底板が上昇してなる容器(特許文献1参照)や、サイドノックボタンをノックすることで回転部材を回転させ、この回転部材の回転を被繰出し物を繰出すピストンの前進運動に変換せしめてなる容器(特許文献2参照)等が提案されている。

【特許文献1】特開2002−362659号公報
【特許文献2】特開2005−212418号公報
【0005】
ところが、上記特許文献1及び特許文献2記載の容器では、液体化粧料、特に高粘度の液体化粧料の吐出時において容器本体内の内圧が上昇し容器本体空間内の体積が増加するすることから、吐出操作後しばらくして液体化粧料が吐出されるというタイムラグ現象が発生する。
特に、特許文献1の容器では、ポンプの操作による容器体内の液の減少に伴い摺動底板が上昇するものであるが、該摺動底板の上昇が均一ではないと容器体内の液の分布が不均一となって、ポンプ操作に伴って確実に液の吐出が望めない恐れがあり、更に特許文献2の容器では、サイドノックボタンへのノックに夜回転運動をピストンの前進運動へ変換する機構が複雑であることから製造コストが上昇してしまう上、故障の原因と成りやすくノック動作による被繰出し物の繰出しが確実に行われない恐れがある。
【0006】

そして、化粧料等は紫外線による劣化を防止するために不透明な容器に収容されるものであるが、特に高粘度液体化粧料はそれ自身が有する高粘度によって容器内壁に付着し易く剥離しにくいので、残量を直接目視によって正確に確認することは困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】

そこで、発明が解決しようとする問題点は、片手で、液体化粧料内に不純物を混入させることなく、簡易且つ確実に必要な量の高粘度液体化粧料の吐出を可能にするとともに、高粘度の液体化粧料の吐出時に発生し易いタイムラグ現象を解消させるものとし、さらに不透明な容器本体内の高粘度液体化粧料の残量を正確に確認できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0008】

第1の特徴として、

高粘度液体化粧料を吐出可能に貯溜する容器本体、該容器本体の開口部に装着する栓蓋、及び該栓蓋を密閉するキャップから構成され、

まず、該容器本体は、本体筒とカバー筒とからなると共に、その内部に内装する容器本体外へ高粘度液体化粧料を吐出させる吐出機構からなり、

該本体筒は、内壁面に径方向に突出して係止縁を形成し、該係止縁上部において後述のピストンとともに、高粘度液体化粧料を内部に充填し、

該カバー筒は、本体筒に外装され、その内底部より円筒状の軸体を立設し、

該容器本体内に内装する吐出機構は、カバー筒を通して容器本体内外を出没自在になるサイドノックボタン、本体筒内において、円周方向に回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能となるピストン、及び該ピストンをサイドノックボタンへの打突により上昇させてなる回転伝達機構とからなり、

該サイドノックボタンは、先端の打突部が後述する爪筒の外周面に形成される突条縁を打突可能とし、

該ピストンは、装着するピストンリングを介して本体筒内壁面に対して密着するとともに、放射状の補強リブを形成する傘状のピストン本体と、外周面に雄ネジ部を螺設するピストン基部とからなり、

該回転伝達機構は、カバー筒の内底部に立設される軸体に回転自在に軸着される回転カム、爪筒及びスプリングからなり、

該回転カムは中央に内壁面に雌ネジ部を螺設する係止孔を穿設するとともに、その内部に後述する爪筒の係止爪と噛合するラチェット歯を内装し、

該爪筒は上面に係止爪を円周方向に配設するとともに、外周面において軸方向に突条縁を形成し、

スプリングは該爪筒を上方及び打突方向と反対へ付勢するものであり、

該栓蓋は、本体筒内と貫通し高粘度液体化粧料を吐出する吐出孔を穿設するとともに、栓蓋中心から放射状に補強リブを突出形成し、

該キャップは、容器本体に対して着脱自在となる一端を封止した筒体であって、その内側面に栓蓋の吐出孔を密栓するパッキンを具え、

サイドノックボタンと回転伝達機構とにおいて、サイドノックボタンの打突部とスプリングの打突反対方向へ付勢に反して回転自在に軸着される爪筒の外周面に形成される突条縁とが打突可能とし、該爪筒と回転カムとにおいて、係止爪とラチェット歯とが離合自在に噛合し、さらに該回転カムとピストンとにおいて、回転カムの係止孔の内壁面に螺設される雌ネジ部とピストン基部の外周面の雄ネジ部とが螺合するものであって、

サイドノックボタンのノックによる打突力を回転伝達機構を介してピストンへ回転力として伝達してピストンを本体筒に対して円周方向に回転不能に、且つ軸方向へ上昇させるものである。
【0009】

そのため、容器本体において出没自在となるサイドノックボタンを指によりノックすることで、このサイドノックボタンへのノックが回転伝達機構を介してピストンに回転力として伝達されるため、ピストンは容器本体を構成する本体筒内において回転しようとする。しかしながら、ピストンのピストン本体が本体筒に対して円周方向に回転不能であるので、ピストンは軸方向へ上昇するものとなる。その結果、本体筒内においてピストンとともに充填される高粘度液体化粧料はピストンの上昇によって圧縮されるため、容器本体の開口部に装着される栓蓋の吐出孔より高粘度液体化粧料を一定量吐出させることができる。従って、サイドノックボタンへのノックを反復することにより必要な量の高粘度液体化粧料を取り分けることができるものとなる。

また、容器本体の開口部に装着される栓蓋の吐出孔より吐出する一定量の高粘度液体化粧料は、ピストン基部の雄ネジ部と回転カムの係止孔の雌ネジ部との噛合及び回転によるピストンの上昇によってもたらされるものである。その結果、一旦容器本体外に吐出された高粘度液体化粧料は容器本体内に栓蓋の吐出孔を通して再度容器本体内に吸入されることはないため、容器本体内の高粘度液体化粧料に不純物が混入してしまうことを防止できる。
【0010】

更に、容器本体の本体筒内に充填される液体化粧料は高粘度であるため、該高粘度液体化粧料を吐出させためには容器本体内の高粘度液体化粧料を高圧にする必要がある。そのため、本体筒内のピストン及び該容器本体の開口部に装着される栓蓋、特にピストンでは容器本体内壁面と密着して強い摩擦力が発生する周縁部に対して高い圧力が掛かることになる。ところが、ピストン及び栓蓋には剛性を高めるために中心からの放射線状の補強リブが形成されているため、ピストン及び栓蓋は変形することがない。その結果、本体筒内に充填された高粘度液体化粧料は、確実に圧力が高まって栓蓋に穿設された吐出孔より迅速に吐出されるものとなる。
【0011】

なお、容器本体の開口部に装着される栓蓋は脱着自在であって、容器本体の本体筒内には高粘度液体化粧料がピストンと共に充填されているだけなので、該高粘度液体化粧料を使い切った後は再度ピストンを押し下げ高粘度液体化粧料を再充填するだけで簡易に再使用することができるものである。
【0012】

第2の特徴として、上記第1の特徴を踏まえて、

上記容器本体をカバー筒と共に構成する本体筒の内壁面の横断面形状、及びピストンをピストン基部と共になすピストン本体の外縁形状をおむすび型とし、ピストン本体に装着されたピストンリングを介してピストンが本体筒の内壁面に対して密着するものであって、円周方向に回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能となるものである。
【0013】

更に、第3の特徴として、上記第1の特徴を踏まえて、

カバー筒の内底部に立設される軸体内に形成される回止軸の横断面形状、及びピストンをピストン本体とともになすピストン基部内に形成される案内孔を横断面十字形状とし、該カバー筒の回止軸に対してピストンの案内孔を摺動自在に遊嵌するものであって、ピストンが回止軸に対して回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能となるものである。
【0014】

そのため、サイドノックボタンへのノックすることで、爪筒を介して伝達された回転力によって回転カムを回転させることでピストンは回転しようとする。しかしながら、ピストンのピストン本体の外縁形状と本体筒の内壁面の横断面形状が共におむすび型であって、ピストンが本体筒に対して回転不能であり、またカバー筒の内底部に立設される軸体内に形成される回止軸及びピストンの基部内に形成される案内孔の断面形状がともに十字断面形状であって、ピストンがカバー筒の内底部に立設される軸体内に形成される回止軸に対して回転不能である。その結果、回転カムの係止孔内の雌ネジ部と噛合する雄ネジ部を有するピストン基部は本体筒内で回転することなく軸方向に上昇するので、高粘度液体化粧料は容器本体の開口部に装着される栓蓋の吐出孔より吐出されるものとなる。
【0015】

第4の特徴として、上記第1乃至3の特徴を踏まえて、

上記容器本体において、容器本体内外を出没自在になるサイドノックボタンを互いに対向するように配置するとともに、回転伝達機構の爪筒の外周面において各々のサイドノックボタンの打突部が打突可能なように対向して突条縁を形成するものである。
【0016】

そのため、対向するように配置されるサイドノックボタンに対するノックにより、該サイドノックボタンの打突部は、回転伝達機構の爪筒の外周面に対向するように形成される突条縁に対して互いに対向する方向から各々打突するので、該爪筒は回転カムと共に同方向に回転するものとなる。その結果、高粘度液体化粧料を吐出させるために必要となる操作力は著しく軽減することができる。
【0017】

第5の特徴として、上記第1乃至4の特徴を踏まえて、

上記容器本体の開口部に装着する栓蓋の内側面に補強リブを突設するとともに、該栓蓋の内側面に対向するピストンのピストン本体の表面に補強リブを突設した上で、栓蓋の内側面とピストン本体の表面とが密着するように、一方の補強リブに形成される間隙に他方の補強リブが密嵌するものである。
【0018】

そのため、容器本体の本体筒内に充填される高粘度液体化粧料を容器本体外へ吐出させるためピストンが上昇して、容器本体の開口部に装着される栓蓋の内側面に至ったときも、例えば栓蓋の内側面に突設された補強リブがピストンの表面に突設された補強リブ間に形成される間隙に密嵌するので、栓蓋とピストンとは完全に密着するものである。その結果、本体筒内に充填された高粘度液体化粧料は補強リブ内に残留することなく最後まで栓蓋の吐出孔より吐出させることができる。
【0019】

第6の特徴として、上記第1乃至5の特徴を踏まえて、

容器本体を構成する本体筒の内壁面と、該内壁面に突出して周設される係止縁の下側との間で、内壁面全周にわたり補強リブを配設するものである。
【0020】

そのため、高粘度液体化粧料の吐出のために容器本体について力を入れて手で把持しても、本体筒の内壁面と該内壁面に突出して周設される係止縁の下側との間に内壁面全周にわたり複数配設される補強リブによって本体筒の径内方向への剛性が高まり変形を防止することができる。その結果、ピストンは円滑に本体筒内を上昇し、確実に高粘度液体化粧料を吐出させることができるとともに、本体筒とピストンとの間からの高粘度液体化粧料の漏出をも防止できるものとなる。
【0021】

第7の特徴として、上記第1乃至6の特徴を踏まえて、

容器本体において、軸方向に外方に向けて透明部をカバー筒に配設するとともに、該透明部に対応して本体筒外周面に左右よりガイドを付設する案内溝を配設し、一端をピストンと結合してなる残量表示フィルムを屈曲させつつその他端を案内溝内にスライド自在に案内して構成される残量表示計を具えるものである。
【0022】
そのため、容器本体の本体筒内に充填される高粘度液体化粧料に対する紫外線等の影響を防止するためにカバー筒を不透明としても、容器本体のカバー筒の一部に配設される透明部を通してピストンの上昇に応じて本体筒外周面の案内溝内を下降する残量表示フィルムにより残量が表示されるため、本体筒内の高粘度液体化粧料の残量を確認することができる。
【発明の効果】
【0023】

本願発明は、片手でもって、不純物を混入させることなく必要な量の高粘度液体化粧料を簡易且つ確実に、しかも迅速に容器本体から吐出させることができ、容器本体内の高粘度液体化粧料の残量を確認することができるとともに、最後まで容器本体内の高粘度液体化粧料を使い切ると同時に高粘度液体化粧料の再充填を容易にできるので、使用者における利便性を向上させることができると共に、容器本体内の高粘度液体化粧料の残量の確認を簡易且つ確実できるという優れた効果を有する。
【実施例1】
【0024】

図1乃至図5において示されるのは、本願発明の実施例1である高粘度液体化粧料吐出容器1である。該高粘度液体化粧料吐出容器1は、高粘度液体化粧料3を吐出可能に貯留する容器本体2、該容器本体2の開口部4に装着され、その中央に高粘度液体化粧料3を吐出させる吐出孔18aを有する栓蓋18及び該栓蓋18を密閉し、容器本体2に対して着脱自在となるキャップ17とから構成されるものである。
【0025】

ここで該容器本体2は、内部に高粘度液体化粧料3を充填するとともに、その内壁面の横断面形状が後述するピストン12におけるピストン本体12aの外縁形状と一致するおむすび型であって、且つ径内方向に突出する係止縁23を形成してなる本体筒5と、内底部7より円筒状の軸体8を立設するカバー筒6とからなり、該カバー筒6内に本体筒5を挿嵌して両者を一体とする。その上で、該本体筒5内にカバー筒6を挿嵌して構成する容器本体2内には充填する高粘度液体化粧料3を該容器本体2外へ吐出させる吐出機構9を内装するものである。
【0026】

そして、該容器本体2内に内装する吐出機構9は、カバー筒6の孔部6a及び本体筒5のスリット孔5aを通して容器本体2内方向に形成される打突部11を案内しつつ容器本体2内外を出没自在となるサイドノックボタン10、本体筒5内において、円周方向に回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能となるピストン12、及びサイドノックボタン10へのノックにより該ピストン12を上昇させてなる回転伝達機構13とからなる。
【0027】

ここで、該ピストン12は、装着するピストンリング12bを介して本体筒5内壁面に対して密着するとともに、放射状の補強リブ12cを形成するピストン本体12aと、外周面に雄ネジ部12eを螺設するピストン基部12dとからなるものである。そして、該ピストン本体12aは、その外縁形状が本体筒5の内壁面の横断面形状と同一形状のおむすび型である。従って、該本体筒5の内壁面に対してピストン12は、円周方向に回転不能であって、かつ本体筒5の軸方向に上昇可能となるものである。
【0028】

次に該サイドノックボタン10は、容器本体2内方向に形成される打突部11の先端が後述する爪筒15の外周において軸方向に形成される突条縁15cと打突可能となっている。従って、該サイドノックボタン10への押勢により、該サイドノックボタン10の先端の打突部11は爪筒15の外周の突条縁15cを打突して、そのノック力を爪筒15に対して回転力として伝達するものである。
【0029】

更に、該回転伝達機構13は、カバー筒6の内底部7に立設される軸体8に回転自在に軸着される回転カム14、爪筒15及びスプリング16からなる。
【0030】

まず該回転カム14は、その中央において内壁面に前記ピストン12のピストン基部12dの外周面に螺設する雄ネジ部12eと螺合する雌ネジ部14bを螺設する係止孔14aを穿設するとともに、その内部には後述する爪筒15の係止爪15bと噛合するラチェット歯14cを内装する。
【0031】

次に、爪筒15は、その上面にフランジ部15aを一体に形成する円筒体であって、該フランジ部15aには前記回転カム14において内装されるラチェット歯14cと噛合する係止爪15bを円周方向に複数配設するとともに、外周面に軸方向に突条縁15cを突設するものである。
【0032】

さらにスプリング16は、前記爪筒15に対して回転カム14において内装されるラチェット歯14cと爪筒15の係止爪15bとを噛合させるために上方へ付勢するとともに、爪筒15の戻り方向(すなわち、サイドノックボタン10へのノックにより、該サイドノックボタン10の打突部11が爪筒15の突条縁15cを打突することで爪筒15が回転する方向とは逆の方向)へ付勢するものである。
【0033】

そのため、サイドノックボタン10へのノックにより、該サイドノックボタン10の打突部11は爪筒15の突条縁15cを打突する。その結果、スプリング16による上方への付勢により回転カム14に内装するラチェット歯14cと爪筒15のフランジ部15aに配設する係止爪15bとが噛合しつつ、該スプリング16の戻り方向への付勢に反して該爪筒15は回転カム14と共に回転し、ピストン12に対して回転力を伝達するものとなる。その後回転カム14とともに回転した爪筒15のみが、スプリング16の戻り方向への付勢によってサイドノックボタン10と共に元の位置に復帰することとなるので、再度サイドノックボタン10によるノックが可能となる。
【0034】

また、キャップ17は、容器本体2に対して着脱自在となるように、該容器本体2の雄ネジ部2aと噛合可能となる雌ネジ部17bが設けられ、その内側面に容器本体2の開口部4に装着された後述の栓蓋18に穿設される吐出孔18aを密栓するパッキン17aが設けられている。
【0035】

そして、該栓蓋18は、容器本体2を構成する本体筒5内と貫通し高粘度液体化粧料3を吐出する吐出孔18aを穿設するとともに、栓蓋18の吐出孔18aを中心として放射状に補強リブ18bを突出形成する。
【0036】

その上で、容器本体2において、容器本体2を構成する本体筒5内に貯溜する高粘度液体化粧料3の残量を表示してなる残量表示計19を設けている。

該残量表示計19は、容器本体2において外方に向けて軸方向に透明部19aをカバー筒6に配設するとともに、該透明部19aに対応して本体筒5の外周面に左右よりガイド19cを付設する案内溝19bを配設し、一端をピストン12と結合してなる残量表示フィルム19dを屈曲させつつその他端を案内溝19b内にスライド自在に案内して構成するものである。

そのため、容器本体2の本体筒5内より高粘度液体化粧料3が吐出されるにつれてピストン12が本体筒5内を上昇するので、該ピストン12の上昇に伴って残量表示フィルム19は下方に引張される。

その結果、残量表示フィルム19は徐々に案内溝19b内を高粘度液体化粧料3の使用量に比例して下降し、そのことはカバー筒6の透明部19aを通して高粘度液体化粧料3の残量として確認することができる。
【0037】

なお、実施例1では、後述する実施例2乃至4において図示されるように、該本体筒5’の内壁面と、該内壁面において径内方向に突出して周設される係止縁23の下側との間に内壁面前周にわたり配設される複数の補強リブ24は図示されていない。しかしながら、実施例2乃至4と同様に本体筒5内に補強リブ24を配設するものであっても良いものである。そうとするならば、実施例2乃至4と同様に、本体筒5の径内方向への剛性を高め変形を防止し、円滑なピストン12の上昇と高粘度液体化粧料3の吐出を可能とし、しかも本体筒5とピストン12との間からの高粘度液体化粧料3の漏出をも防止できる。
【0038】

本願発明の実施例1である高粘度液体化粧料吐出容器1は以上の構成を具えるので、使用者は次のようにして使用に供するものである。

まず、容器本体2とキャップ17との噛合を解くことでキャップ17は外れ、容器本体2の開口部4に装着されている栓蓋18は露出すると共に、該栓蓋18の吐出孔18aを密栓するパッキン17aは外れるので開放される。

そして、容器本体2の側面より出没自在に突出するサイドノックボタン10をノックすることで前記容器本体2の開口部4に装着されている栓蓋18の吐出孔18aから高粘度液体化粧料3を吐出させることができる。

即ち、サイドノックボタン10をノックすることにより、該サイドノックボタン10の打突部11はカバー筒6の内底部7に立設された軸体8に軸着された爪筒15の外周に突設された突条縁15cを打突し、該爪筒15は係止爪15bとラチェット歯14cとの噛合により回転カム14とともに回転する。

ここで、該サイドノックボタン10の打突部11によって回転する爪筒15及び回転カム14のうち、爪筒15は内装するスプリング16の戻り方向への付勢によりラチェット歯14cと係止爪15bとの噛合はサイドノックボタン10を爪筒15の突条縁15cにより押し戻しながら元の位置にはあくすることが一方、前記爪筒15とともに回転した回転カム14には中央にその内壁面に雌ネジ部14bが螺設される係止孔14aに対して、ピストン12のピストン基部12dの外周面に螺設する雄ネジ部12eは螺合している。そのため、回転カム14の回転によりピストン12のピストン基部12cも回転しようとするが、ピストン12のピストン本体12aは本体筒5の内壁面に対して円周方向に回転不能であるので、ピストン12は本体筒5内を上昇するものとなる。

その結果、該ピストン12の上昇により本体筒5内に充填されていた高粘度液体化粧料3は栓蓋18の吐出孔18aより一定量だけ吐出するものとなる。

なお、この高粘度液体化粧料3の吐出に伴ってピストン12は上昇するため、このピストン12の上昇につれて残量表示計19の残量表示フィルムは引張される。その結果、吐出された高粘度液体化粧料3の量に比例してピストン12に連結された残量表示フィルム19dは、本体筒5の外側面に形成された案内溝19b内を下降しカバー筒6の透明部19aを通して残量を表示するものとなる。その結果、使用者は、容器本体2の本体筒5内に充填されている高粘度液体化粧料3の残量を簡易、且つ確実に確認することができる。
【実施例2】
【0039】

図6乃至図8において示すものは、本願発明における実施例2の高粘度液体化粧料吐出容器1aであり、該高粘度液体化粧料吐出容器1aは実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器1とほぼ同様の構造をしているものであるが、以下の点でその構造が相違するものである。

即ち、実施例1においては単独であった、容器本体2’より出没自在となるサイドノックボタン10が容器本体2’に対して互いに対向するように複数10’、10’配置されている。そして、該サイドノックボタン10’、10’において容器本体内2方向に一体に形成される打突部11’、11’は、カバー筒6’の孔部6a’、6a’及び本体筒5’のスリット孔5a’、5a’を通して、カバー筒6’の内底部7’に立設される軸体8’に軸着されるとともに、サイドノックボタン10’、10’の打突部11’、11’に各々対応して突条縁15c’、15c’が対向するように形成される爪筒15’に案内されている。従って、使用者が容器本体2’内から高粘度液体化粧料3を吐出させるために、二本の指を使って各々のサイドノックボタン10’、10’を容器本体2’内径方向にノックすると、各々のサイドノックボタン10’、10’の打突部11’、11’は爪筒15’の外周面の突条縁15c’、15c’を各々打突する。

そして、サイドノックボタン10’、10’によって加えられたノック力を該爪筒15’に対して互いに対向する方向に伝達し、爪筒15’を容易に回転させるものである。その結果、該爪筒15’の回転は回転伝達機構13’の回転カム14を介して本体筒5’内に充填される高粘度液体化粧料3を吐出するためのピストン12を軽々と本体筒5’内で上昇させるものとなる。
【0040】

さらに、実施例2では、本体筒5’の内壁面と、該内壁面に径内方向に突出して周設される係止縁23の下側との間に内壁面全周にわたり複数の補強リブ24が配設されている。その結果、本体筒5’の径内方向への剛性は高まるので、容器本体2’を手で把持しても本体筒5’の変形を確実に防止できる。従って、ピストン12は円滑に本体筒5’内を上昇し、高粘度液体化粧料3を吐出させることができるとともに、本体筒5’とピストン12との間からの高粘度液体化粧料3の漏出をも防止できる。
【実施例3】
【0041】

図9乃至図11において示すものは、本願発明における実施例3の高粘度液体化粧料吐出容器1bであり、該高粘度液体化粧料吐出容器1bは実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器1とほぼ同様の構造をしているものであるが、以下の点でその構造が相違するものである。

即ち、実施例1では、ピストン12が本体筒5に対して円周方向に回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能とするために、ピストン12のピストン本体12aの外縁形状及び本体筒5における内壁面の横断面形状は共におむすび型としている。

しかるに、実施例3では、ピストン12’のピストン本体12a’の外形形状及び本体筒5’における内壁面の横断面形状は共に円形形状とするものである。その上で、カバー筒6の内底部7に立設される軸体8内に断面十字形状の回止軸20を、ピストン基部12c’内には断面十字形状の案内孔21を各々軸方向に形成した上で、互いに摺動自在に遊嵌するものである。

そのため、サイドノックボタン10をノックして、爪筒15及び回転カム14が回転すると、回転カム14の係止孔14a内にピストン基部12d’が螺合するピストン12’は、ピストン基部12d’内の断面十字形状の案内孔21とカバー体6の断面十字形状の回止軸20とは遊嵌されているが、回止軸20に対しては回転不能である。ところが、ピストン基部12d’の案内孔21とカバー筒6の回止軸20とは互いに摺動自在ではあるので、ピストン12’は本体筒5’内を軸方向に上昇するものとなる。その結果、本体筒5内に充填される高粘度液体化粧料3を栓蓋18の吐出孔18aより吐出させることができる。
【0042】

なお、実施例3でも、実施例2と同様に、本体筒5’の内壁面と、該内壁面に径内方向に突出して周設される係止縁23の下側との間に内壁面全周にわたり複数の補強リブ24が配設されている。その結果、本体筒5’の径内方向への剛性は高まるので、容器本体2’を手で把持しても本体筒5’の変形を確実に防止できる。従って、ピストン12は円滑に本体筒5’内を上昇するとともに、高粘度液体化粧料3を吐出させることが可能となる。さらに、本体筒5’とピストン12との間からの高粘度液体化粧料3の漏出をも防止できる。
【実施例4】
【0043】

図12乃至14において示すものは、本願発明における実施例4の高粘度液体化粧料吐出容器1cであり、該高粘度液体化粧料吐出容器1cは実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器1とほぼ同様の構造をしているものであるが、以下の点でその構造が相違するものである。

即ち、容器本体2の開口部4に装着される栓蓋18’の内側面に補強リブ18b’を、容器本体2を構成する本体筒5内を上昇するピストン12”のピストン本体12a”の表面に補強リブ12c’を突設する。そして、該栓蓋18’の補強リブ18b’は、ピストン12”のピストン本体12a”の補強リブ12c’の間に形成された間隙22に密嵌可能となっている。その結果、栓蓋18’の内側面とピストン本体12a’に突設された補強リブ12c’の表面とは互いに密着するものとなる。

そのため、容器本体2を構成する本体筒5内に充填された高粘度液体化粧料3を消費するにつれピストン12”は容器本体2の開口部4に装着される栓蓋18’方向へ接近し、最終的にはピストン12”のピストン本体12a”の表面が栓蓋18’の内側面に密着する。従って、栓蓋18’の内側面に突設する補強リブ18b’は、ピストン本体12a”の表面に突設する補強リブ12c’の間隙22に密嵌する。

その結果、ピストン12”と栓蓋18’とが完全に密着することで、容器本体2内に充填されている高粘度液体化粧料3は全て栓蓋18’の吐出孔18a’より吐出させることができるものとなる。
【0044】

なお、本実施例4においても実施例2と同様に、本体筒5の内壁面と、該内壁面において径内方向に突出して集雪される係止縁23の下側との間に内壁面全周にわたり複数の補強リブ24を配設するものである。その結果、本体筒5の径内方向への剛性が高まり同方向への変形が防止され、円滑なピストン12”の上昇と高粘度液体化粧料3の吐出を可能とし、さらに本体筒5’とピストン12”との間からの高粘度液体化粧料3の漏出をも防止できる。
【産業上の利用可能性】
【0045】

リキッドファンデーション、美容クリーム等の比較的粘度の高い化粧料を常に一定量容器本体より簡易且つ確実に、しかも迅速に得ることができるので、石鹸やオイル等の高粘度物質を一定量吐出させてなる容器にも広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】

【図1】本願発明における実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器の全体斜視図である。
【図2】本願発明における実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器の分解斜視図である。
【図3】本願発明における実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器の回転伝達機構の主要部分の分解斜視図である。
【図4】本願発明における実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器の栓蓋の(イ)外側面、(ロ)内側面の斜視図である。
【図5】本願発明における実施例1の高粘度液体化粧料吐出容器の(イ)通常状態の斜視図及びA−A断面図、(ロ)ノック状態を示す斜視図及びB−B断面図である。
【図6】本願発明における実施例2の高粘度液体化粧料吐出容器の一部透視全体斜視図である。
【図7】本願発明における実施例2の高粘度液体化粧料吐出容器の一部透視分解斜視図である。
【図8】本願発明における実施例2の高粘度液体化粧料吐出容器の回転伝達機構の要部拡大図である。
【図9】本願発明における実施例3の高粘度液体化粧料吐出容器の容器本体の断面斜視図である。
【図10】本願発明における実施例3の高粘度液体化粧料吐出容器の容器本体を構成するカバー筒の回止軸と該回止軸に遊嵌されるピストンの分解斜視図である。
【図11】本願発明における実施例3の高粘度液体化粧料吐出容器の回転伝達機構の要部拡大図である。
【図12】本願発明における実施例4の高粘度液体化粧料吐出容器の作動状態を示す一部透視断面斜視図である。
【図13】本願発明における実施例4の高粘度液体化粧料吐出容器の栓蓋の内側面の斜視図である。
【図14】本願発明における実施例4の高粘度液体化粧料吐出容器のピストンの斜視図である。
【符号の説明】
【0047】

1、1a、1b、1c 高粘度液体化粧料吐出容器

2、2’ 容器本体

2a 雄ネジ部

3 高粘度液体化粧料

4 開口部

5、5’ 本体筒

5a、5a’ スリット孔

6、6’ カバー筒

6a、6a 孔部

7、7’ 内底部

8、8’ 軸体

9 吐出機構

10、10’ サイドノックボタン

11、11’ 打突部

12、12’、12” ピストン

12a、12a’、12a” ピストン本体

12b、12b’ ピストンリング

12c、12c’ 補強リブ

12d、12d’ ピストン基部

12e、12e’ 雄ネジ部

13 回転伝達機構

14 回転カム

14a 係止孔

14b 雌ネジ部

14c ラチェット歯

15、15’ 爪筒

15a、15a’ フランジ部

15b、15b’ 係止爪

15c、15c’ 突条縁

16 スプリング

17 キャップ

17a パッキン

17b 雌ネジ部

18、18’ 栓蓋

18a、18a’ 吐出孔

18b、18b’ 補強リブ

19 残量表示計

19a 透明部

19b 案内溝

19c ガイド

19d 残量表示フィルム

20 回止軸

21 案内孔

22 間隙

23 係止縁

24 補強リブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高粘度液体化粧料を吐出可能に貯溜する容器本体、該容器本体の開口部に装着する栓蓋、及び該栓蓋を密閉するキャップから構成され、

まず、該容器本体は、本体筒とカバー筒とからなると共に、その内部に内装する容器本体外へ高粘度液体化粧料を吐出させる吐出機構からなり、

該本体筒は、内壁面に径方向に突出して係止縁を形成し、該係止縁上部において後述のピストンとともに、高粘度液体化粧料を内部に充填し、

該カバー筒は、本体筒に外装され、その内底部より円筒状の軸体を立設し、

該容器本体内に内装する吐出機構は、カバー筒を通して容器本体内外を出没自在になるサイドノックボタン、本体筒内において、円周方向に回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能となるピストン、及び該ピストンをサイドノックボタンへの打突により上昇させてなる回転伝達機構とからなり、

該サイドノックボタンは、先端の打突部が後述する爪筒の外周面に形成される突条縁を打突可能とし、

該ピストンは、本体筒内壁面に対して装着するピストンリングを介して密着するとともに、放射状の補強リブを形成する傘状のピストン本体と、外周面に雄ネジ部を螺設するピストン基部とからなり、

該回転伝達機構は、カバー筒の内底部に立設される軸体に回転自在に軸着される回転カム、爪筒及びスプリングからなり、

該回転カムは中央に内壁面に雌ネジ部を螺設する係止孔を穿設するとともに、その内部に後述する爪筒の係止爪と噛合するラチェット歯を内装し、

該爪筒は上面に係止爪を円周方向に配設するとともに、外周面において軸方向に突条縁を形成し、

スプリングは該爪筒を上方及び打突方向と反対へ付勢するものであり、

該栓蓋は、本体筒内と貫通し高粘度液体化粧料を吐出する吐出孔を穿設するとともに、栓蓋中心から放射状に補強リブを突出形成し、

該キャップは、容器本体に対して着脱自在となる一端を封止した筒体であって、その内側面に栓蓋の吐出孔を密栓するパッキンを具え、

サイドノックボタンと回転伝達機構とにおいて、サイドノックボタンの打突部とスプリングの打突反対方向へ付勢に反して回転自在に軸着される爪筒の外周面に形成される突条縁とが打突可能とし、該爪筒と回転カムとにおいて、係止爪とラチェット歯とが離合自在に噛合し、さらに該回転カムとピストンとにおいて、回転カムの係止孔の内壁面に螺設される雌ネジ部とピストン基部の外周面の雄ネジ部とが螺合するものであって、

サイドノックボタンのノックによる打突力を回転伝達機構を介してピストンへ回転力として伝達してピストンを本体筒に対して円周方向に回転不能に、且つ軸方向へ上昇させることを特徴とする高粘度液体化粧料吐出容器。
【請求項2】
上記容器本体をカバー筒と共に構成する本体筒の内壁面の横断面形状、及びピストンをピストン基部と共になすピストン本体の外縁形状をおむすび型とし、ピストン本体に装着されたピストンリングを介してピストンが本体筒の内壁面に対して密着するものであって、円周方向に回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能となることを特徴とする請求項1記載の高粘度液体化粧料吐出容器。
【請求項3】
カバー筒の内底部に立設される軸体内に形成される回止軸の横断面形状、及びピストンをピストン本体とともになすピストン基部内に形成される案内孔を横断面十字形状とし、該カバー筒の回止軸に対してピストンの案内孔を摺動自在に遊嵌するものであって、ピストンが回止軸に対して回転不能であって、且つ軸方向に上昇可能となることを特徴とする請求項1記載の高粘度液体化粧料吐出容器。
【請求項4】
上記容器本体において、容器本体内外を出没自在になるサイドノックボタンを互いに対向するように配置するとともに、回転伝達機構の爪筒の外周面において各々のサイドノックボタンの打突部が打突可能なように対向して突条縁を形成することを特徴とする請求項1、2又は3記載の高粘度液体化粧料吐出容器。
【請求項5】
上記容器本体の開口部に装着する栓蓋の内側面に補強リブを突設するとともに、該栓蓋の内側面に対向するピストンのピストン本体の表面に補強リブを突設した上で、栓蓋の内側面とピストン本体の表面とが密着するように、一方の補強リブに形成される間隙に他方の補強リブが密嵌することを特徴とする請求項1乃至4記載の高粘度液体化粧料吐出容器。
【請求項6】
容器本体を構成する本体筒の内壁面と、該内壁面に突出して周設される係止縁の下側との間で、内壁面全周にわたり補強リブを配設することを特徴とする請求項1乃至5記載の高粘度液体化粧料吐出容器。
【請求項7】
容器本体において、軸方向に外方に向けて透明部をカバー筒に配設するとともに、該透明部に対応して本体筒外周面に左右よりガイドを付設する案内溝を配設し、一端をピストンと結合してなる残量表示フィルムを屈曲させつつその他端を案内溝内にスライド自在に案内して構成される残量表示計を具えることを特徴とする請求項1乃至6記載の高粘度液体化粧料吐出容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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