説明

鳥忌避用ラベル

【課題】 一般ユーザーが随時、任意の対象物たとえばごみ収集袋、防鳥ネット、容器、植木鉢、物干し、物干し竿、テレビジョン受信機のアンテナ、ベランダの縁部、屋根瓦、雨樋、電柱、電線等に容易に貼り付けできる低コストの鳥忌避用ラベルを提供する。
【解決手段】 鳥忌避用ラベルは、銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末10を40重量%混入したインク3を、ラベル100を構成する基材1の主平面に厚さ30μm程度に塗布した構成。さらに、前記害鳥忌避性銅合金に鉛3〜10質量%を添加した構成、さらに前記鉛の他に、錫5〜10質量%を害鳥忌避性銅合金に添加した構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ごみ収集袋、防鳥ネット、容器、植木鉢、物干し、物干し竿、テレビジョン受信機のアンテナ、ベランダの縁部、屋根瓦、マンションの屋上縁部、雨樋、電柱、電線農作物栽培用ハウス等の各種対象物に貼り付けて用いる鳥忌避用ラベル関する。
【背景技術】
【0002】
ごみ収集袋をあさる烏、穀類・野菜・果実等の作物をついばむ鳩、雀、ヒヨドリ、ムクドリなどの害鳥忌避性銅合金として特開2004−218085号公報が提案されている。
また、紙またはプラスチックシート等からなるごみ収集袋の表面に殺虫剤、殺菌剤、忌避剤を含有する印刷インキによりネット模様および天敵の目玉模様を表示してなるものが特開平10−059503号公報に提案されている。
さらに、プラスチック製防鳥ネットにマイナスイオン発生剤を存在させたものが特開2004−275088号公報に提案されている。
さらに、スプレー用忌避剤として木酢液と界面活性剤を用いたものが特開2004−043314号公報に提案されている。
【特許文献1】特開2004−218085号公報
【特許文献2】特開平10−059503号公報
【特許文献3】特開2004−275088号公報
【特許文献4】特開2004−043314号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来の前記特許文献1の発明においては、害鳥忌避性銅合金の線材、棒材、薄板または粉末等を一般ユーザー(消費者)が随時、任意の対象物たとえば防鳥ネット、ごみ収集袋、植木鉢、物干し、物干し竿、テレビジョン受信機のアンテナ、動物の餌等を入れた容器、マンションのベランダ縁部、マンションの屋上縁部、屋根瓦、雨樋、電柱、電線等に取り付けしにくい。また、害鳥忌避性銅合金のブロック体は使用している間に移動、紛失の恐れがある。
さらに、従来の前記特許文献2の発明においては、模様印刷したごみ収集袋の用途が限定され、鳥の学習効果によって目玉模様は長期にわたって役立たない。
さらに、従来の前記特許文献3の発明においては、製造工程が大がかりでコストが大きい。
さらに、従来の前記特許文献4の発明においては、臭気が問題となる。また、降雨による忌避剤流失等長期の効能維持に劣る場合がある。
【0004】
本発明は、一般ユーザーが随時、任意の対象物に容易に貼り付けできる低コストの鳥忌避用ラベルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明にかかる鳥忌避用ラベルは、銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金を、ラベルを構成する基材の主平面に備えた構成とするのが好ましい。詳しくは、
本発明の第一の観点にかかる鳥忌避用ラベルは、銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末を混入したインク,または銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末を混入した接着剤(粘着剤)のいずれか一方を、ラベルを構成する基材の主平面に塗布した構成とするのが好ましい。
【0006】
本発明の第二の観点にかかるは鳥忌避用ラベルは、ラベルを構成する基材の主平面に接着剤層と害鳥忌避性銅合金の粉末とを備えたものであって、前記害鳥忌避性銅合金が銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とするのが好ましい。
本発明の第三の観点にかかるは鳥忌避用ラベルは、銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の薄板に粘着材層と剥離紙を順に積層した構成とするのが好ましい。
【0007】
本発明の第四の観点にかかる鳥忌避用ラベルは、第一〜第三の観点にかかる鳥忌避用ラベルにおいて、害鳥忌避性銅合金にさらに、鉛3〜10質量%を添加した構成とするのが好ましい。
本発明の第五の観点にかかる鳥忌避用ラベルは、第五の観点にかかる鳥忌避用ラベルにおいて、害鳥忌避性銅合金にさらに、錫5〜10質量%を添加した構成とするのが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
上記構成により本発明の鳥忌避用ラベルは、一般ユーザーが随時、任意の対象物に容易に貼り付けでき、いたって簡便に鳥害を防止できる。また、害鳥忌避を低コストで実現できる。さらに、使用している間に移動、紛失の恐れがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
上記第一〜第五の鳥忌避用ラベルにおいて、鳥忌避用ラベルを構成するシート状基材は、厚さ約30μm〜150μmのポリエチレンフィルム,ポリプロピレンフィルム等のポリオレフィン系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂,ポリスチレン系樹脂等の樹脂フィルム、またはこれらの樹脂からなる合成紙等とするのが好ましい。このほか、比較的厚肉(厚さ約80−500μm)で断熱性,クッション性等を有するポリスチレン系発泡樹脂シート,ポリオレフィン系発泡樹脂シート等が挙げられる。これらの各種フィルム、合成紙、発泡樹脂シート等として、熱収縮性を有するものを使用することもできる。勿論、クラフト紙、織布、不織布、アルミニウム等の金属シートなどとしてもよい。
【0010】
シート状基材の一方の主平面に配設され、ラベルを対象物に貼りつける粘着剤層または接着剤層は、感圧性アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤、ゴム系粘着剤、水溶性接着剤、感熱性接着剤など公知の任意材料とすればよい。例えば、感熱性接着剤層は溶融押出しコーティング法等により形成される。感熱接着剤は、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(エチレン−アクリル酸エチル、エチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体(エチレン−メタクリル酸エチル等)等を主成分とする公知の各種剤種を適用でき、層厚は例えば10μm〜100μm程度とするのが好ましい。
【0011】
前記粘着剤層に積層配設する離形シートは、20μm〜100μm程度の厚さを有する紙または樹脂フィルムの表面に公知の離形剤を塗布した構成とするのが好ましい。離形剤はたとえばシリコーン樹脂、フッ素系樹脂、脂肪族ワックスから選ばれた1種以上を主成分とする離形剤層を数μm〜10μm程度コーティングしてなるものを用いるのが好ましい。勿論、不活性粒子を0.005〜5重量%を含有するポリアルキレン2,6−ナフタレンジカルボキシレートからなる離形フィルムであってもよい。前記不活性粒子は粒径比(長径/短径)1.0〜1.2、かつ平均粒径0.05〜5μmの球状シリカ粒子とするのが好ましい。
【0012】
害鳥忌避性銅合金の粉末粒子は数μm〜50μm程度の粒径範囲とするのが好ましい。前記害鳥忌避性銅合金の粉末粒子を数重量%〜50重量%程度含むインクまたは接着剤(粘着剤)としては澱粉糊、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、酢酸ビニール系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、ゴム系等とするのが好ましい。
【0013】
前記インクまたは接着剤(粘着剤)として特に制限はなく、例えば溶剤型、無溶剤型、エマルジョン型のいずれのタイプも用いることができ、紫外線照射により硬化するUVインクも使用することができる。前記インクまたは接着剤(粘着剤)の印刷厚さは10μm〜100μm程度とするのが好ましい。
印刷塗工の方法はスプレー、インクジェット、グラビア、スクリーン、フレキソ、オフセット印刷など任意の工法が可能である。
なお、前記害鳥忌避性銅合金の粉末粒子にセラミックコーティング、亜鉛メッキ、錫メッキ等の表面処理を行って数十nm〜数百nmの皮膜を形成し、ヒ素の溶出を防止する構成としてもよい。
【実施例1】
【0014】
以下、本発明の実施例における鳥忌避用ラベルを図面と共に説明する。図1は本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルの要部断面図である。
鳥忌避用ラベル100は、銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末10を混入したインク3,または銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末10を混入した接着剤のいずれか一方を、基材1の主平面に塗布したことを特徴とする。さらに、前記害鳥忌避性銅合金に鉛3〜10質量%を添加した構成とするのが好ましい。更に前記鉛の他に、錫5〜10質量%を害鳥忌避性銅合金に添加した構成とするのが好ましい。
【0015】
図1において符号1は厚さ100μm程度の非晶質ポリエステル樹脂を主成分とする基材、20は厚さ20μm程度の感圧性アクリル系粘着剤層、4はシリコン系離形剤を数μm厚さにコーティングした離形シートであって厚さ100μm程度、3は塩化ビニルとアクリル樹脂とを含有するインクで厚さ30μm程度に印刷塗布されている。前記インク3に銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末10(粒径10μm〜20μm程度)を40重量%程度混入した後、スクリーン印刷により塗布される。
【0016】
前記インク3は、詳しくはビヒクルとして、(A)塩化ビニル88〜95質量%および酢酸ビニル5〜12質量%を含む単量体を共重合してなる、ガラス転移点(Tg)が73〜82℃である塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体と、(B)ガラス転移点(Tg)が80〜110℃であるアクリル樹脂とを含有するインキであって、ビヒクル中の(A)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の含有量が、45〜85質量%であり、ビヒクル中の(B)アクリル樹脂の含有量が、15〜55質量%である。
【0017】
また、前記インキ3には、必要に応じてビヒクル以外の成分として、希釈、分散用の溶剤、顔料や染料等の着色剤、体質顔料、各種添加剤を含ませてもよい。
溶剤としては、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル等のエステル類;エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類などが挙げられる。
【0018】
着色剤としては、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群青等の無機顔料;アニリンブラック、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料、その他染料等が挙げられる。
体質顔料としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ等が挙げられる。
各種添加剤として、分散剤、可塑剤、安定剤、接着付与剤等が挙げられる。
【0019】
非晶質ポリエステル樹脂としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸などをジカルボン酸成分とし、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなどをグリコール成分とする共重合ポリエステル樹脂を挙げることができる。これらの中でも、テレフタル酸からなるジカルボン酸成分と、25〜35モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールと65〜75モル%のエチレングリコールからなるジオール成分とを共重合させた非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂が好適である。
【0020】
また、基材1を構成するフィルムは、非晶質ポリエステル樹脂に、晶質ポリエステル樹脂を配合したものとしてもよい。晶質ポリエステル樹脂としては、通常のポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などが挙げられる。配合比率は、非晶質ポリエステル樹脂が40〜100質量%、好ましくは60〜90質量%、晶質ポリエステル樹脂が0〜60質量%、好ましくは10〜40質量%である。この晶質ポリエステル樹脂を配合することにより、基材フィルムの耐溶剤特性が改善されることとなる。
【0021】
上記実施例においてインクに代え顔料、着色剤等を含まない接着剤、たとえばエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ゴム系などから選んだ一つとしてよい。
さらに図2に示すごとく、銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末10を混入したインク3を、ラベル200を構成する基材1の裏面側主平面に塗布した構成としてもよい。即ち、インク3に重ねて粘着剤層20、離形シート4を順次積層する構成としてもよい。
【0022】
図3は実施例1におけるもう一つの鳥忌避用ラベルの要部断面図を示す。この場合の鳥忌避用ラベル300は害鳥忌避性銅合金の粉末10を混入したインクまたは接着剤を印刷塗布することに代え、鳥忌避性銅合金の粉末10を混入したアクリル系粘着剤層21を塗布した構成としている。
即ち、アクリル系粘着剤層21に銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末10(粒径10μm〜20μm程度)を30重量%程度混入した後、スクリーン印刷により塗布する構成としている。
図2、図3において基材1のもう一方の主平面側に公知のインクを用い任意の文字・図形を印刷塗布することは随時、実施してよいことは言うまでもない。
【実施例2】
【0023】
図4は本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルの要部断面図である。本実施例における鳥忌避用ラベル400は、ラベルを構成する基材1の主平面に接着剤層40または粘着剤層のいずれか一方と害鳥忌避性銅合金の粉末10とを備えたものであって、前記害鳥忌避性銅合金10が銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とすることを特徴とする。
さらに、前記害鳥忌避性銅合金に鉛3〜10質量%を添加した構成とするのが好ましい。更に前記鉛の他に、錫5〜10質量%を害鳥忌避性銅合金に添加した構成とするのが好ましい。
【0024】
図4において符号1は厚さ100μm程度の非晶質ポリエステル樹脂を主成分とする基材、20は塗布厚さ20μm程度の感圧性アクリル系粘着剤層、4はシリコン系離形剤を数μm厚さにコーティングした離形シートであって厚さ100μm程度、40は合成樹脂からなる接着剤、たとえば塩化ビニルとアクリル樹脂とを含有する接着剤を厚さ30μm程度に印刷塗布してなる接着剤層である。さらに、硬化前の接着剤層40上に銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末10(粒径10μm〜100μm程度)を一面に隙間なくびっしり散布し、接着固定した構成としている。なお、図4の実施例において接着剤層40は別段、アクリル系等の粘着剤層としてもよい。
【実施例3】
【0025】
図5は本発明の一実施例における害鳥忌避用ラベルの要部断面図である。本実施例における害鳥忌避用ラベル500は、銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の薄板15に粘着材層20と剥離紙4を順に積層し、金属ラベルを構成したことを特徴とする。
さらに、前記害鳥忌避性銅合金に鉛3〜10質量%を添加した構成とするのが好ましい。更に前記鉛の他に、錫5〜10質量%を害鳥忌避性銅合金に添加した構成とするのが好ましい。
【0026】
害鳥忌避性銅合金の薄板15は厚さ20μm〜100μm程度とするのが好ましい。符号20は塗布厚さ20μm程度の感圧性アクリル系粘着剤層、4はシリコン系離形剤を数μm厚さにコーティングした離形シートであって厚さ100μm程度とするのが好ましい。
この場合も、害鳥忌避性銅合金の薄板15のもう一方の主平面側に公知のインクを用い任意の文字・図形を印刷塗布することは随時、実施してよい。
【0027】
上記実施例1〜3の構成により本発明の害鳥忌避用ラベルは、一般ユーザーが随時、任意の対象物に容易に貼り付けでき、いたって簡便に鳥害を防止できる。また、鳥忌避を低コストで実現できる。さらに、使用している間に移動、紛失の恐れがない。
なお、ラベルの寸法は貼り付け対象物に応じて任意に設定してよいことは言うまでもない。例えば、植木鉢に貼り付ける場合は縦4cm、横5cm、ごみ収集袋に貼り付ける場合は縦10cm、横15cm、フェンスやベランダの縁部に貼り付ける場合は縦5cm、横50cmのテープ状等とすればよい。勿論、大型のシート状としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は鳥忌避用ラベルの他に、任意形状のシールとして、またはシート状、長尺のテープ状などにも構成でき、一般ユーザー(消費者)が随時、任意の対象物たとえば防鳥ネット、ごみ収集袋、植木鉢(プランター)、物干し、物干し竿、動物の餌等を入れた容器、雨樋、テレビジョン受信機のアンテナ、屋根瓦、ビニール等のプラスチックフィルムで覆った農産物栽培用ハウス、街路樹、フェンス、マンションのベランダ縁部、マンションの屋上縁部、電柱、電線等に貼り付け、または巻回使用できる。ラベル100を貼り付けたごみ収集袋600の一例を図6に示す。ごみ収集袋600はビニール、またはポリエチレン等のプラスチックフィルム、または紙など一般市販品を用いればよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルの要部断面図
【図2】本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルの要部断面図
【図3】本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルの要部断面図
【図4】本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルの要部断面図
【図5】本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルの要部断面図
【図6】本発明の一実施例における鳥忌避用ラベルを貼り付けたごみ収集袋の外観斜視図
【符号の説明】
【0030】
1 基材
3 インク(接着剤)
4 離形シート
10 害鳥忌避性銅合金の粉末
15 害鳥忌避性銅合金の薄板
20、21 粘着剤層
40 接着剤層
100、200、300、400、500 ラベル
600 ごみ収集袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金を、ラベルを構成する基材の主平面に備えたことを特徴とする鳥忌避用ラベル。
【請求項2】
銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末を混入したインク,または銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の粉末を混入した接着剤のいずれか一方を、ラベルを構成する基材の主平面に塗布したことを特徴とする鳥忌避用ラベル。
【請求項3】
ラベルを構成する基材の主平面に接着剤層または粘着剤層のいずれか一方と害鳥忌避性銅合金の粉末とを備えたものであって、前記害鳥忌避性銅合金が銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とすることを特徴とする鳥忌避用ラベル。
【請求項4】
銅70〜80質量%およびヒ素5〜15質量%を主要元素とする害鳥忌避性銅合金の薄板に粘着材層と剥離紙を順に積層したことを特徴とする鳥忌避用ラベル。
【請求項5】
さらに害鳥忌避性銅合金に鉛3〜10質量%を添加したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鳥忌避用ラベル。
【請求項6】
さらに害鳥忌避性銅合金に錫5〜10質量%を添加したことを特徴とする請求項5記載の鳥忌避用ラベル。



















【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−121901(P2006−121901A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−310268(P2004−310268)
【出願日】平成16年10月26日(2004.10.26)
【出願人】(595082412)株式会社アスク (31)
【Fターム(参考)】