説明

1以上のブラシ要素のための支持体とラベル貼り装置

【課題】1以上のブラシ要素を高信頼性で簡単かつ迅速にコストをかけずに、着脱可能に、そして調節可能に取り付けることができる、1以上のブラシ要素のための支持体を提供する。
【解決手段】1以上のブラシ要素のための支持体1である。該支持体は、前面に1以上のブラシ要素を着脱可能に取り付けた1以上のキャリヤ30と、該1以上のキャリヤの前面の反対側の背面36に着脱可能に取り付けられる1以上のバー2とを含む。該1以上のキャリヤの背面には、該1以上のバーの複数の平行溝3とロック可能な1以上の弾性ロック要素5が取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の記載)
本願は、2009年2月3日出願に係るドイツ特許出願DE102009003427.7の優先権を主張するものであり、当該出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されている。
【0002】
本発明は、1以上のブラシ要素のための支持体に関する。本発明は特に、1以上のキャリヤを有し、1以上のブラシ要素が1以上のキャリヤの平坦な前面に着脱可能に取り付けられており、1以上のバーが1以上のキャリヤの前面とは反対側の背面に着脱可能に取り付けられている、1以上のブラシ要素のための支持体に関する。
【0003】
本発明はまた、ブラシ要素のためのそのような複数の支持体を有するラベル貼り装置に関する。
【背景技術】
【0004】
ドイツ特許出願DE3511910A1には、植毛された要素から、均等な密度でブラシ配列を製造する方法及びこの方法により製造されたブラシ配列が開示されている。このブラシ配列は、複数の要素からなるキャリヤの上に形成されている。この要素は、ノッチとピンでキャリヤに取り付けられており、互いにインターロックされている。
【0005】
ドイツ特許出願DE102008036676には、モジュラーブラシシステムとそのブラシシステムを用いたラベル貼り装置が開示されている。このブラシシステムは、複数の受容部を有するキャリヤと、キャリヤに着脱可能に取り付けられた2以上のブラシ要素を含む。各ブラシ要素はブラシ体を含み、このブラシ体は1つの側面に1以上のクランプ手段を有し、それをキャリヤの受容部と組み合わせることにより、着脱可能となっている。
【0006】
ドイツ特許出願DE4234439A1は、フレキシブルなブラシキャリヤを有する人工ブラシを開示している。その要素は、無限キャリヤベルトにノッチとピンで固定されている。
【0007】
ドイツ実用新案DE29817657U1には、フレキシブルな無限ブラシ体を有する延伸人工ストリップブラシを開示している。このストリップブラシはクランプ手段を有しており、それによりストリップブラシを、工具を要することなく容易かつ迅速に他の物体に装着できるようになっている。そのため、内側にあごを含むノッチを備えている。他の物体はこのノッチに挿入される。あごは、他の物体をノッチに固定する。
【0008】
ドイツ特許出願DE19726970A1は、複数のブラシ体要素を含む回転ブラシのためのブラシ体を開示している。これは支持シャフトに迅速且つ容易に取り付けることができる。このブラシ体は、2つの半シェル状のもので形成された円筒形のシェルで、軸端部に接している。既に近傍のシェル要素に固定されているか、又はシェル要素に固定可能な半シェル状の中にあるくぼみ及び結合要素は、くぼみの中の突起とともに、ブラシ体要素を取り付け及び取り外しするためのものである。結合要素は、突起の背後で結合できる。こうして、2つの半シェル状のものの間で、ブラシ体の外周に沿った非永久的な、形状に適合した結合が形成される。
【0009】
ドイツ特許出願DE10052119A1は、円筒状物体、特に紫外線殺菌装置の石英被覆管を清浄に保ち及び/又は洗浄するための、扇形リングブラシを開示している。この扇形リングブラシは、そのトリミングをケーシングに装着する際に施すことができる扇形要素からなり、この扇形要素はリング型のケーシングに1つずつ装着するか、あるいは例えば結合バーとともに、外周に沿って結合される。
【0010】
欧州特許EP0339933B1のドイツ語訳であるDE68907262T2は、回転仕上げブラシのためのブラシ部材を開示している。ブラシ要素は、ブラシ体の第一又は第二基材の中の基礎要素によってハブに着脱可能に取り付けられている。
【0011】
さらにDE10233055A1,US5815876Aが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】DE3511910A1
【特許文献2】DE102008036676
【特許文献3】DE4234439A1(EP0592893)
【特許文献4】DE29817657U1
【特許文献5】DE19726970A1
【特許文献6】DE10052119A1
【特許文献7】DE68907262T2(EP0339933B1)
【特許文献8】EP1553045A1
【特許文献9】DE10233055A1
【特許文献10】US5815876A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の第1の視点において、本発明の一課題は、高い信頼性で簡単かつ迅速にコストをかけずに、1以上のブラシ要素を着脱可能に、そして調節可能に取り付けることができる、1以上のブラシ要素のための支持体を提供することである。
【0014】
本発明の第2の視点において、本発明の他の課題は、ブラシ要素のための複数の支持体を有するラベル貼り装置を提供することである。これにより、ラベル貼り装置は、種々の型のブラシ要素と、できるだけ少ない数の異なる型の支持体により、異なるラベル貼り対象物の異なる要求に対し、簡単且つ迅速に、高い信頼性でコストをかけずに対応することができる。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の第1の視点において、上記一課題に対応して、請求項1に記載の、1以上のブラシ要素のための支持体が提供される。即ち、1以上のブラシ要素が前面に着脱可能に取り付けられる1以上のキャリヤと、該キャリヤの前面の反対側にある背面に着脱可能に取り付けられる1以上のバーとを含む、1以上のブラシ要素のための支持体であって、1以上の弾性ロック要素が該1以上のキャリヤの背面に取り付けられ、該ロック要素は該1以上のバーの複数の平行溝とロック可能である、ことを特徴とする。(形態1)
【0016】
本発明の第2の視点において、上記2番目の課題に対応して、請求項10に記載のラベル貼り装置が提供される。即ち、上記形態1に記載の、ブラシ要素のための複数の支持体を有するラベル貼り装置であって、1以上のバーの自由端が、該1以上のバーの複数の平行溝と1以上のロック要素とによって、該ラベル貼り装置に調節可能にかつ着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0017】
なお、特許請求の範囲に付記した図面参照符号は、専ら理解を助けるためであり、図示の形態に限定することを意図するものではない。
【0018】
(好適な実施の形態)
本発明に係る支持体は、1以上ののキャリヤを含み、このキャリヤの平坦ないし平滑(凹凸のない、湾曲は可)な前面に1以上のブラシ要素を着脱可能に取り付けることができる。この支持体は、キャリヤの前面の反対側にある背面に着脱可能に取り付けることができる1以上のバーを含む。各バーには、複数の平行溝(ノッチ)が形成されている。1以上のキャリヤの背面には、1以上の弾性ロック要素が取り付けられており、これは1以上のバーの複数の平行溝とロックすることができる。
【0019】
好ましい実施形態において、各ロック要素には弾性横板によって橋渡しされた2つのブラケット(腕木)が形成されている。それぞれの横板は、それぞれのキャリヤの背面に取り付けられている。各ブラケットは、各バーの複数の平行溝とロックできる開口部を有している。もしもロック要素のブラケットが、開口部がバーの複数の平行溝と係合しないように互いの方向に向かって押し合わされた場合には、各バーはブラケットの開口部の中で自由に移動することができる。この場合、ロック要素の2つのブラケットの開口部は、バーがそれを通って自由に動けるように十分大きな面積を有している。こうすることにより、バーはブラケットの開口部の中を、各キャリヤのロック要素を介して、キャリヤにとって最も適切な位置に来るまで前後に動かすことができ、キャリヤに着脱可能に取り付けられるブラシ要素の最適な位置決めを達成できる。バーのロック解除、調節、ロックは工具を用いずにこうしてマニュアルで行うことができる。加えて、ロック要素のブラケットは、より簡単につかみ、押し合わせることができるように、それぞれ耳部を形成することができる。
【0020】
バーは曲げられており、したがって2つのアーム(部分)を形成している。各アームは、それぞれ少なくとも1つの部分に複数の平行溝を有しており、2つのアームが入れ替え可能に、かつ調節可能にロックできる。1つのアームはブラシ要素のキャリヤのロック要素とロックし、もう1つのアームはラベル貼り装置の適切なロック要素とロックする。バーは曲げられているので、バーの2つのアームの方向で規定される2次元的ないし3次元的な配置調整が可能である。したがって曲げられたバーは、実質的に直線的なバーよりも広範囲の調節が可能である。最適な調節を可能とするため、2つのアームの角度は90度とすることが理想的である。
【0021】
まとめると、本発明に係る支持体により、種々の型のブラシ要素をキャリヤから取り外し、高い信頼性で簡単且つ迅速に、コストをかけずに他のブラシ要素に取り替えることができる。本発明に係るラベル貼り装置もまた、もっとも少ない数の異なる型のブラシ要素、バー及びキャリヤのみを用いて、異なるラベル貼り対象物の異なる要求に対して、簡単且つ迅速に、高い信頼性でコストをかけずに対応することができる。ラベル貼り装置に調節可能に取り付けることができるキャリヤは、異なるラベル貼り対象物に、余計な工具を用いずに、簡単且つ迅速に適用することができる。また、もし必要であれば、キャリヤの交換も簡単且つ迅速に可能である。ラベル貼り装置自体については、現状の技術として十分公知であるので詳細には説明しない(例えば欧州出願EP1553045A1参照)。
【0022】
キャリヤのバーへの取り付けをより安定化するため、各キャリヤに1つではなく2つのロック要素を形成することが有利である。ブラシ要素、キャリヤ、ロック要素及びバーから構成されたシステムは、1以上のバー及びロック要素によって互いに上下方向に及び/又は横(左右)方向に接して着脱可能に取り付けられたキャリヤとブラシ要素で、モジュラー形式として用いることができる。特に、ブラシ要素は、キャリヤの上にその前面形状に適合して(互いに相補的な形状で)モジュラー形式で配置することができ、こうしてブラシシステムは均一で単一の植毛表面を形成することができる。
【0023】
材料とコストの観点から、キャリヤ、バー及びロック要素は、それぞれ一体で、例えば金属で製造することが好ましい。少なくともキャリヤとバーは冷間加工で製造される。
【0024】
添付の図面を用いて、本発明の実施例とその利点を説明する。図面は、ある要素の他の要素に対する寸法比率は必ずしも実際とは一致していない。即ち理解を容易にするため、あるときは簡略化され、あるときは他の要素に対して拡大して示される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施例に係る支持体の一実施例に係るキャリヤを、図4に示すロック要素とともに示した斜視図であり、従来技術である3つのブラシ要素がキャリヤに着脱可能に取り付けられている。
【図2】本発明の一実施例に係る支持体であり、2つのキャリヤがロック要素により2つのバーに着脱可能に取り付けられている。
【図3】図2に示す支持体のうち、1つのキャリヤを示す斜視図である。
【図4】図2に示す支持体のうち、1つのロック要素を示す斜視図である。
【図5】開口部に突起(高い部分)を設けた、ロック要素の他の実施例の斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る支持体の前面斜視図であり、ブラシ要素を含む1つのキャリヤを、1つのバーにつき1つのロック要素で2つのバーに取り付けている。
【図7】本発明の他の実施例に係る支持体の背面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明における類似の要素又は類似の機能を有する要素には、同一の符号を付している。各図において、明確性のため、図の説明に必要な符号しか付していない。図示の実施例は、本発明に係る装置がどのように適用されるかを説明するためのものであり、本発明を限定するためのものではない。
【0027】
図1は、本発明の実施例に係る支持体1の実施例であるキャリヤ30の斜視図である。これはキャリヤ30の背面36であり、この実施例では平坦な四角形の板である。キャリヤ30の背面36には、図4に示す2つのロック要素5が示されており、図2に示すように、支持体1のバー2の複数の平行溝3によりロック可能である。わかりやすくするため、1つのバー2のロック要素5に対する位置及び向きのみをバー2の長軸14で示している。平行溝(ないしノッチ)3はバーの長軸14に対し横断(直交)する方向に形成されている。
【0028】
キャリヤ30の下側には、従来技術として公知の3つのブラシ要素10A,10B、10Cがキャリヤ30の前面35に着脱可能にロックされている。図では前面35の端部のみしか見えていない。ブラシ要素10A,10B、10Cは、キャリヤ30の背面36に一例としてジグザグの点線で示したように、形状に適合して(相応して)接している。キャリヤ30はただ1つのピースで形成されており、ジグザグラインはキャリヤ下側のブラシ要素10A,10B、10Cの配列の一例を示すだけである。
【0029】
キャリヤ30は6つの受容部32ないし開口を有しており、図示の実施例においては長方形の形状であり、その形状と寸法はそこに挿入される6つのクランプ手段15に対応している。クランプ手段15はブラシ要素10の上に設けられる。
【0030】
図示の実施例においては、各クランプ手段15は、互いに押し合わせることができる2つの弾性つかみフック16を有しており、これらはキャリヤ30の受容部32にブラシ要素10A,10B、10Cを着脱可能に取り付けられるようにキャリヤ30の背面に係合する。
【0031】
図1の構成は、ブラシ要素10を含むキャリヤ30をモジュールとして構成できることを示したものである。
【0032】
キャリヤ30とそのロック要素5、及びブラシ要素10は本発明の範囲内で変形又は変更が可能であることは当業者に自明である。
【0033】
図2は、本発明の実施例に係る支持体1の斜視図であり、2つのキャリヤ30がそれぞれ2つのバー2に2つのロック要素5によって着脱可能に取り付けられている。バー2はそれぞれ90度の角度4を形成して曲っている。バー2の第1のアーム12Aと第2のアーム12Bは、それぞれ複数の平行溝(ノッチ)3をその一部に有する。キャリヤ30は、図1のそれとは異なる設計となっている。それは浅いU字型の断面をしており、前面35はU字型断面の2つの脚部を結合する部分である。前面35の反対側にある背面36は、U字型断面の2つの脚部の間にある部分である。図では背面36のみ見えており、前面35は見えていない。ブラシ要素10(図示せず)のクランプ手段15は、図1で説明したように、キャリヤ30の受容部(開口)32に着脱可能に取り付けることができる。
【0034】
各キャリヤ30の背面36には、2つのロック要素5が見える。2つのバー2のそれぞれの第1のアーム12Aは、各ロック要素5のブラケット6の開口部8を貫通している。図示の実施例においては、第1のアーム12Aの複数の平行溝3は、ブラケット6を互いに押し合わない限り、開口部8の縁部にロック可能である(互いに押圧するとロック解除される)。ロック要素5の横板(つなぎ部)7は、キャリヤ30の背面36に取り付けられている。第2のアーム12Bの自由端13は、ラベル貼り装置に設けられたロック要素(図示せず)に着脱可能にロックすることができる。図示の例では、2つのキャリヤ30は隙間なく配列されている。そのため、ブラシ要素10をキャリヤ30に同じように隙間なく配列し、隙間のないブラシ表面を形成することができる。図2の構成は、バー2のロック要素5が調節可能であるため、バー2を含むキャリヤ30をモジュラーとして構成できることを示すものである。
【0035】
図3は、図2に示す支持体1の、1つのキャリヤ30の斜視図である。すべての要素の説明はこれまでの図の説明でしたとおりである。キャリヤ30は例えば長い材料から切断して得られる。既に述べたように、キャリヤ30とブラシ要素10は、必要なブラシ形状を得るためにモジュール形式で配列することができる。したがって、ラベル貼り装置のために予めストックしておくべき各種異なる部品及び消耗部材の数を減らすことができる。
【0036】
図4は、図2の支持体1の、1つのロック要素5の斜視図を示す。開口部8は矩形であり、図2のバー2の矩形断面11(図2参照)と対応している。しかし開口部8はバー2の断面11と比べてやや大きい。そのため、ブラケット6の双方の先端部が互いに押し合わされている状態において、各バー2は長軸14に沿って開口部8に問題なく貫通できる。この状態において、より大きな開口部8’とより小さい断面(図示省略)は、ほぼ同一平面に配列され、ブラケット6は互いに点線6’で示す位置まで押し合わされている。
【0037】
もしもブラケット6が互いに押し合わされていない場合、バー2の断面11(図1)に投影された開口部8の範囲8’は断面11よりも最小限に大きいのみであり、各バー2の複数の平行溝3は各開口部8の縁の少なくとも一部とロック係合する。
【0038】
他の要素はすべてこれまでの図の説明で説明したとおりである。
【0039】
図5は、開口部8に、(内方へ突出する)突起(高い部分)18を有する他の実施例に係るロック要素5の斜視図である。突起18は、ロック要素5がバー2に沿って移動するのを助ける。突起18は、各バー2の各平坦面(溝がない面)と当接している。突起18により、バー2とロック要素5との接触面積が減少し、接触抵抗が減少する。
【0040】
図6は、本発明の他の実施例に係る支持体1を前面から見た斜視図である。ここでは、キャリヤ30は、1つのバー2につき1つのロック要素5で、2つのバーに着脱可能に取り付けられている。ブラシ要素10が、キャリヤ30の(湾曲した)前面35に、着脱可能に取り付けられている。
【0041】
図7は、本発明のさらに他の実施例に係る支持体1の、背面から見た斜視図である。バー2には、複数の平行溝3が各バー2の2つの対向する縁部のみに形成されているところが、各バー2の一端部から対向する他端部まで全体に複数の平行溝3が設けられている先の図とは異なっている。ロック要素5を有するキャリヤ30と、ブラシ要素10は図6で説明したとおりである。
【0042】
本発明を好ましい実施形態を用いて説明した。しかし当業者は、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲内で、変形又は変更が可能であることは自明である。特に、複数の平行溝3を有するバー2、ロック要素5を有するキャリヤ30、クランプ手段15を有するブラシ要素10及び/又は受容部32は、特許請求の範囲に記載の範囲内において、設計や配列を変更し、或いは組替えを行うことが可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 支持体
2 バー
3 平行溝(係止溝ないしノッチ)
5 ロック要素
6 ブラケット
7 横板(つなぎ部)
8 開口部
9 耳部
10 ブラシ要素
11 断面(バーの)
12 アーム
13 自由端
14 長軸
15 クランプ手段
18 突起
30 キャリヤ
32 受容部
35 前面
36 背面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のブラシ要素(10)が前面(35)に着脱可能に取り付けられる1以上のキャリヤ(30)と、該キャリヤ(30)の前面(35)の反対側にある背面(36)に着脱可能に取り付けられる1以上のバー(2)とを含む、1以上のブラシ要素(10)のための支持体(1)であって、
1以上の弾性ロック要素(5)が該1以上のキャリヤ(30)の背面(36)に取り付けられ、該ロック要素は該1以上のバー(2)の複数の平行溝(3)とロック可能である、
ことを特徴とする、支持体。
【請求項2】
前記ロック要素(5)は、前記1以上のキャリヤ(30)の背面(36)に取り付けられた弾性横板(7)で橋渡しされた2つのブラケット(6)を有し、各該ブラケット(6)は前記1以上のバー(2)の複数の平行溝(3)とロック可能である開口部(8)を有する、ことを特徴とする、請求項1に記載の支持体。
【請求項3】
前記開口部(8)が前記バー(2)の複数の平行溝(3)と係合しないように、前記ロック要素(5)のブラケット(6)が互いに押し合わせられている時に、該バー(2)は該ブラケット(6)の開口部(8)内で自由に移動可能である、ことを特徴とする、請求項2に記載の支持体。
【請求項4】
各前記ブラケット(6)は、力を該ブラケット(6)に伝える耳部(9)を有することを特徴とする、請求項2又は3に記載の支持体。
【請求項5】
前記バー(2)は、互いに角度(4)をなして形成される第1のアーム(12A)と第2のアーム(12B)とを有し、各該アーム(12A,12B)はそれぞれ少なくともその一部に複数の平行溝(3)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の支持体。
【請求項6】
前記角度(4)は90度であることを特徴とする、請求項5に記載の支持体。
【請求項7】
2つの前記ロック要素(5)が、各前記キャリヤ(30)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載の支持体。
【請求項8】
少なくとも1つの前記バー(2)に2以上の前記キャリヤ(30)がモジュールとして、上下方向に及び/又は横方向に接して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一に記載の支持体。
【請求項9】
前記ブラシ要素(10)は、形状に適合して接しているモジュールとして配列され、前記キャリヤ(30)に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項8に記載の支持体。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一に記載の、ブラシ要素(10)のための複数の支持体(1)を有するラベル貼り装置(40)であって、1以上のバー(2)の自由端(13)が、該1以上のバー(2)の複数の平行溝(3)と1以上のロック要素(5)とによって、該ラベル貼り装置(40)に調節可能にかつ着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、ラベル貼り装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−179963(P2010−179963A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−21848(P2010−21848)
【出願日】平成22年2月3日(2010.2.3)
【出願人】(506040652)クロネス アクティェンゲゼルシャフト (55)
【Fターム(参考)】