説明

1種または複数の物質を段階的に放出させるためのマルチパートカプセル

複数のカプセル部(その少なくとも1つは、胃腸環境中に放出される物質を含有する)および2つの隣接カプセル部と相互連結している少なくとも1つのリンクコンポーネントを含む、マルチパートカプセル、例えば、剤形が提供される。少なくとも1つのカプセル部は、移動性ポリマー、例えば、胃腸環境中で形状、形態または構造を変化させる、例えば、胃pHに暴露された場合、および/またはその内部を暴露するために腸pHにおいて、分散可能な、溶解可能な、崩壊可能な、破損可能な、膨潤可能な、部分的にまたは完全に可溶な、破砕可能な、あるいはそうでなければ変化可能なポリマーであるポリマーから形成される。カプセル部は、組立て剤形中で一緒に連結されている。リンクコンポーネントには、物質の放出を制御するために2つの隣接カプセル部の内部を流動している少なくとも1つの開口部が含まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2007年10月15日に出願された米国仮特許出願番号第60/960,798号について優先権を主張する。
【0002】
本発明は、経口投与用の2つまたは複数のカプセル部を有する、具体的には、2つまたは複数のカプセル部内に含有される物質を段階的に放出させる、マルチパートカプセルに関する。
【背景技術】
【0003】
カプセル、例えば、医薬カプセルが、よく知られており、一般的には、経口投与を目的とする。かかるカプセルは、典型的には、ゼラチンなどの経口摂取可能なポリマー材料のエンベロープ壁を含むが、カプセル壁の他の材料、例えば、スターチおよびセルロース系ポリマーもまた知られている。かかるカプセルは、一般的には、乾燥が可能な、カプセル形成剤上にフィルムを形成することによって製造される柔軟な壁を有する。例えば、親水性ポリマー−水混合物から射出成形によって製造される剛壁カプセルは、典型的には、ゼラチン、スターチ、および他のポリマーから製造されるカプセルを含み、それらもまた知られている。異なる部分が、異なるポリマーから製造されることによって異なる物質放出特性を有し、異なる物質または処方を含有しうるタイプのものを含む、マルチパートカプセルも知られている。薬物物質が固体溶液として分散、内蔵または溶解される、固体ポリマーのマトリックスを含むカプセルもまた知られている。かかるマトリックスは、射出成形プロセスによって形成されうる。例えば、WO01/08666、WO02/060385、US2004/0115256、US2006/0049311、WO02/060384、US2003/0068369、US2004/0166153、WO04/010978、US2006/0057201、WO05/009380、US2005/0175687、WO05/089726、US2005/0249807、US60/968,383、およびUS61/061,275を参照、その各々の開示は、出典明示により本明細書の一部とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】WO01/08666
【特許文献2】WO02/060385
【特許文献3】US2004/0115256
【特許文献4】US2006/0049311、
【特許文献5】WO02/060384
【特許文献6】US2003/0068369
【特許文献7】US2004/0166153
【特許文献8】WO04/010978
【特許文献9】US2006/0057201
【特許文献10】WO05/009380
【特許文献11】US2005/0175687
【特許文献12】WO05/089726
【特許文献13】US2005/0249807
【特許文献14】US60/968,383、
【特許文献15】US61/061,275
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、とりわけ、患者の特有の投与要件に適した投与のためにより優れた柔軟性、具体的には、その中に含有される物質の段階的な放出を提供する代替的なかつ改良されたマルチパートカプセルを提供することである。本発明の他の目的および利点は、以下の記述から明らかであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、複数のカプセル部であって、その少なくとも1つは胃腸環境中に放出される物質を含有するカプセル部および2つの隣接カプセル部と相互連結する少なくとも1つのリンクコンポーネントを含むカプセルが提供される。少なくとも1つのカプセル部は、移動性ポリマー、すなわち、胃腸環境中で形状、形態または構造を変化させる、例えば、胃pHに暴露された場合に、および/またはそれによりその内部を暴露するために腸pHにおいて、分散可能な、溶解可能な、崩壊可能な、破損可能な、膨潤可能な、部分的にまたは完全に可溶な、破砕可能な、あるいはそうでなければ変化可能なポリマーから形成される。カプセル部は、組立て剤形において一緒に連結されている。リンクコンポーネントには、物質の放出を制御するために2つの隣接カプセル部の内部を流動している少なくとも1つの開口部が含まれる。
【0007】
リンクコンポーネント中の1つまたは複数の開口部は、有利なことには、第2カプセル部中の物質の放出のタイミングの調整および制御を可能にする。1つまたは複数の開口部の量、大きさ、構造、およびさらなる特性は、第1カプセル部中の物質の放出のタイミングに関する第2カプセル部中の物質の放出のタイミングに影響を及ぼす。
【0008】
本発明の第1の実施態様において、カプセルは、第1移動性ポリマーから形成される第1カプセル部を含む。第1カプセル部は、第1物質を受け取るように構成された第1内部チェンバーを定義する。カプセルはまた、第2物質を受け取るように構成された第2内部チェンバーを定義する第2カプセル部を含む。カプセルはまた、第1カプセル部の末端部および第2カプセル部の末端部を固定して相互連結するリンクコンポーネントを含む。カプセルは、リンクコンポーネント中に配置される少なくとも1つの開口部をさらに含む。少なくとも1つの開口部は、第1および第2内部チェンバーを流動している。少なくとも1つの開口部は、少なくとも1つの開口部を介して第2物質の放出のタイミングを制御するために寸法を合わせて(dimensioned)、配置されている。
【0009】
本発明の第2の実施態様において、カプセルの製造方法は、第1ポリマーから形成される第1カプセル部を提供することを含む。第1カプセル部は、第1内部チェンバーを有する。該方法はまた、第1内部チェンバーを第1物質で充填し、リンクコンポーネントを第1カプセル部の末端部に取り付けることを含む。リンクコンポーネントは、第1内部チェンバーを流動するその中に少なくとも1つの開口部を有する。該方法はまた、第2内部チェンバーを有する第2カプセル部を提供することを含む。該方法は、第2内部チェンバーを第2物質で充填し、リンクコンポーネントを第2カプセル部の末端部に取り付けることをさらに含む。
【0010】
本発明の第3の実施態様において、複数の物質の投与方法は、リンクコンポーネントによって連結される少なくとも2つの部分を有するカプセルを提供することを含む。該方法は、第1カプセル部の形態を変化させて、第1物質を胃腸環境中に放出することを含む。第1カプセル部は、第1移動性ポリマーから製造される。該方法はまた、リンクコンポーネントの少なくとも1つの開口部を介して一部の第2物質を流出させることによって第2カプセル部から一部の第2物質を胃腸環境中に放出することを含む。該方法は、第2カプセル部の形態を変化させて、残りの第2物質を胃腸環境中に放出することをさらに含む。第2カプセル部は、第の移動性ポリマーから製造される。
【0011】
本発明の第4の実施態様において、リンクコンポーネントは、第1カプセル部の内部の末端壁を形成するように構成された第1表面部を含む。リンクコンポーネントはまた、第2カプセル部の内部の末端壁を形成するように構成された第2表面部を含む。リンクコンポーネントは、第2カプセル部の内部に含有される物質の胃腸環境への放出を制御するように構成された複数の開口部をさらに含む。
【0012】
本発明は、この度、図1〜図3を例示として記載するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は本発明のカプセルの縦断面図を示す。
【図2】図2は図1のカプセルの断面図を示す。
【図3】図3は図1のカプセルの組立て順序を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を参照すると、カプセル10、例えば、患者に投与可能な剤形は、組立てられたカプセルにて直線的に配置される第1カプセル部12、第2カプセル部24、およびリンクコンポーネント36を含むことを示している。カプセル部12および24ならびにリンクコンポーネント36は、各々、実質的に円筒周(cylindrical circumference)を含む。あるいは、カプセル部12および24ならびにリンクコンポーネント36は、各々、非円筒周、例えば、楕円形、卵型、長方形、または他の適当な形状を含む。
【0015】
第1カプセル部12は、実質上タブ形状であり、ベース壁14および実質的に円筒状の外壁16を含む。ベース壁14は、外壁16の末端部を閉じ、ベース壁14および外壁16は、第1カプセル部12の内部18を定義する。内部18は、その中に物質20を含有しうる。物質20は、医薬物質またはプラセボ物質でありうる。ベース壁14によって閉じられていない外壁16の末端部は、開いており、フランジ22を含みうる。外壁16の開端部は、リンクコンポーネント36に取り付けられるように構成される。あるいは、外壁16は、実質的に、楕円形、卵型、長方形、または他の適当な形状でありうる。
【0016】
第2カプセル部24は、第1カプセル部12と実質的に同様でありうる。第2カプセル部24は、実質的に円筒状の外壁28の末端部を閉じるベース壁26を含む。ベース壁26および外壁28は、その中の物質32を含有しうる第2カプセル部24の内部30を定義する。物質32は、医薬物質またはプラセボ物質であってもよく、物質20と同一タイプまたは種類の物質であってもなくてもよい。外壁28の開端部は、フランジ34を含み、リンクコンポーネント36に取り付けられるように構成される。あるいは、外壁28は、実質的に、楕円形、卵型、長方形、または他の適当な形状でありうる。
【0017】
カプセル部12および24の外壁16および28は、リンクコンポーネント36に取り付けられるように構成される末端部にて最大の横断面を有する浅い円錐形に徐々に細くしてもよく、長さの比の任意の横断面を有していてもよい。ベース壁14および26は、形状が凹面であり、実質的に扁平であってもよい中心部を含んでいてもよい。ベース壁14および26はまた、その1つ末端部を閉じるために外壁16および28に不可欠であってもよく、それとともに実質的に同時に形成されてもされなくてもよい。ベース壁14および26ならびに外壁16および28は、各々、柔軟または剛壁を形成してもよく、当該分野にて既知の任意の方法、例えば、ディップピンもしくは他のカプセル形成剤上でフィルムを形成するによってまたは射出成形によって形成されうる。カプセル部12および24のベース壁14および26ならびに外壁16および28は、例えば、約0.4±0.05mmの厚さを有しうる。
【0018】
さらに、該壁は、胃腸環境中に内部18、20を暴露するために優先的に破損する弱い領域または部分を有しうる、その結果、その中に含有される物質の放出の開始時間および/または速度を決定しうる。例えば、かかる弱い部分は、穴、例えば、壁のレーザー掘削によって形成される小さな穴であって、消化管の所定の部分で溶解あるいは崩壊するポリマー性物質、例えば、腸溶性ポリマー性物質のフィルムで閉鎖および/または被覆されるこれらの穴を含んでいてもよい。また、例えば、かかる弱い部分は、製造プロセス中に形成されるカプセル部の壁に薄い部分を含んでいてもよい。
【0019】
カプセル部12および24は、各々、移動性ポリマーから製造され、同一または異なるポリマーを含んでいてもよい。移動性ポリマーは、胃腸環境中で形状、形態または構造を変化させる、例えば、胃pHに暴露された場合に、および/またはそれによりその内部を暴露するために腸pHにおいて、分散可能な、溶解可能な、崩壊可能な、破損可能な、膨潤可能な、部分的にまたは完全に可溶な、破砕可能な、あるいはそうでなければ変化可能なポリマーである。カプセル部12および24の適当なポリマーには、ポリビニルアルコール(PVA)、(多糖様プルラン、カラギーナン、キサンタン、キトサンまたは寒天ガムなどの)天然ポリマー、ポリエチレングリコール(PEG)ポリエチレンオキサイド(PEO)、PEGSおよびPEOSの混合物、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、(オイドラギット(Eudragid)E(商標)、オイドラギットL(商標)および/またはオイドラギットS(商標)などの)メタクリル酸コポリマー、(オイドラギットRL(商標)および/またはオイドラギットRS(商標)などの)メタクリル酸アンモニウムコポリマー、カルロキシメチルセルロース、ポビドン(ポリビニルピロリドン)、(Gelucocire44/14(商標)、Gelucocire50/02(商標)、Gelucocire50/13(商標)およびGelucocire53/10(商標)などの)ポリグリコシル化グリセリド、(カルボポルズ(Carbopols)(商標)などの)カルボキシビニルポリマー、(ポロキサマー(Poloxaemer)181(商標)などの)ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンコポリマーおよびアクリルおよび/またはメタクリル酸系ポリマーを含む。上記のオイドラギット(商標)ポリマーは、例えば、押出可能であり、例えば、クエン酸ポリエチルまたはモノステアリン酸グリセリルで可塑化することができる。
【0020】
好ましいポリマーは経口摂取可能なポリマーであり、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートスクシネ―ト(HPMS−AS)、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよび他のセルロース系ポリマーである。好ましいポリマーは、消化管中の異なる時点で優先的に溶解し、または崩壊するポリマー材料も含む。かかるポリマーは、胃腸液中で移動可能な公知のアクリルおよび/またはメタクリル酸系ポリマー、例えば、商業的に入手可能なポリマーのオイドラギットシリーズを含む。これらの例は、胃のより酸性のpHで溶解するオイドラギットE 100(商標)などのオイドラギットE(商標)またはオイドラギット4135F(商標)、あるいは腸のよりアルカリ性のpHにおいて優先的に溶解するオイドラギットL(商標)および/またはオイドラギットS(商標)などの腸溶ポリマーを含み、好ましいポリマーは、オイドラギットRM(商標)、例えば、オイドラギットRL 100(商標)および/またはオイドラギットRS(商標)、例えば、オイドラギット100(商標)および/またはそのようなオイドラギット(商標)ポリマーのブレンドのような、消化管中で例えば、所定の速度でゆっくり溶解するポリマーも含む。
【0021】
該ポリマーは、例えば、以下の一般的クラスの物質:ポリソルベート(Polysorbete)80(商標)、ラウリル硫酸ナトリウム、およびポリオキシル(Polyoxyl)40(商標)水素化ヒマシ油のような界面活性剤;ラブラゾール(Labrasol)(商標)、トランスクトール(Transcutol)(商標)のような吸収促進剤;ステアリルアルコール、タルク、ステアリン酸マグネシウム、二酸化ケイ素、アモルファスケイ酸、ヒュームドシリカ、シメチコン(Simeticone)(商標)のような流動促進剤;クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸トリブチル、クエン酸アセチルトリブチル、モノステアリン酸グリセリル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、プロピレングリコール、トリアセチルおよびヒマシ油のような可塑剤;エチルセルロースおよびセルロールアセテートフタレートのような放出修飾様の物質;ナトリウム、澱粉、グリコレート、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン(架橋されたポリビニルピロリドン)、着色剤、フレーバー剤および甘味剤のような崩壊剤を含めた、それらの特性を修飾し、およびそれらを種々の適用に適合させるための他の物質を含むことができる。
【0022】
カプセル部12および24は、リンクコンポーネント36に溶接されうるかあるいは連結されうる容易性を強化するために製造されるポリマー中の材料、例えば、ポリマーがレーザーエネルギーを吸収するのに有用なカーボン(例えば、0.2〜0.5%)、酸化鉄または二酸化チタン(例えば、0.5〜1.0%)などの乳白剤材料をさらに含みうる。
【0023】
カプセル部12および24に含有される物質20および32は、例えば、粉末、顆粒、小型錠、マイクロカプセル、ゲル、シロップまたは液体などの任意の適当なまたは通常の形態で存在してもよい、ただし、カプセル部の壁は、後の3つの形態の液体量に対し十分に不活性である。物質20および32は、例えば、調剤ピン(dosating pins)、型充填(die filling)またはその他の当該分野にて既知の方法などの、任意の従来の方法によって内部18および20に導入されうる。あるいは、内部18および20は、物質20および32が実質上欠乏しうる。
【0024】
リンクコンポーネント36は、実質的に円筒状の外壁48、カプセル部12の外壁16の開端部を閉じるように構成された第1側壁38、カプセル部24の外壁28の開端部を閉じるように構成された第2側壁40を含む。リンクコンポーネント36には、各々、その反対の末端部に配置され、第1および第2側壁38および40それぞれの円周上に実質的に配置されるグルーブ42および44が含まれる。グルーブ42および44は、外壁16および28のフランジ22および34に対応し、それらと相互作用するように優先的に成形される。リンクコンポーネント36は、固体メンバーであってもよく、例えば、粉末圧縮のプロセスを用いて形成されうるかあるいは薬物物質が分散、内蔵または溶解される固体ポリマーのマトリックスから形成されうる。リンクコンポーネント36は、アミロース、架橋アミロース、またはアミロース−ペクチン組み合わせあるいはカプセル部12および24に関する上記の材料のいずれかから製造されうる。あるいは、外壁48は、実質的に、楕円形、卵形、長方形、または他の適当な形状であってもよい。リンクコンポーネント36は、その縦軸50に垂直な平面に対して対称または非対称であってもよいと考えられる。
【0025】
リンクコンポーネント36は、例えば、グルーブ42および44が、各々、フランジ22および34と相互作用する位置の溶接部によって第1カプセル部12の末端部に連結され、第2カプセル部24の末端部に連結されてもよい。例えば、溶接部には、熱溶接部、超音波または誘導性溶接部、または接着性溶接部(例えば、UV硬化性接着剤などの硬化性接着剤)が含まれうる。熱溶接部は、例えば、リンクコンポーネント36ならびにカプセル部12および24を隣接させ、2つの隣接部が接触する領域で局所的に加熱することによって、例えば、レーザー光線または熱窒素ガスの微粒子噴出に付すことによって達成されうる。熱、誘導性、および超音波溶接部は、接触している剤形の隣接部の局所部分を通常溶解し、次いで材料が固化すると、結合部が隣接部の間に形成される。接着性溶接部は、接着剤(例えば、UV硬化性接着剤などの硬化性接着剤)を剤形を組み立てる場合に接触している剤形の部分に適用し、次いで、接着剤をセットするかまたはセット可能にすることによって達成されうる。リンクコンポーネント36は、さらにまたはあるいは、スナップフィット(snap fit)、インターフェアレンスフィット(interference fit)、スクリューフィット(screw fit)またはその他の適当な接合部を介してカプセル部12および24に連結されうる。
【0026】
本発明のカプセルは、超音波溶接を用いる製造に特に適している。超音波溶接は、材料との連結が望ましい部位で熱可塑性プラスティック材料を軟化または融解させる高周波音エネルギーの使用に関与する既知の技法である。連結される部分は、圧力下で連結され、次いで、20〜40kHzの周波数で通常、超音波振動に付される。
【0027】
さらに、本発明のカプセルは、スナップフィット、インターフェアレンスフィット、または接着性連結部を用いる製造によく適しており、ここで、第1および第2カプセル部12、24は、胃腸環境に暴露される場合に膨潤するように構成された移動性ポリマーから製造される。例えば、かかる連結部は、カプセル10が胃腸環境に暴露されない場合に第1および第2内部18、20内の第1および第2物質20、32を所望により含有する適当な接合部を提供してもよく、第1または第2カプセル部12、24が膨潤し、その結果、カプセル10が胃腸環境に暴露されると連結部を切断する場合に適当な放出特性を提供してもよい。
【0028】
連結可能な部分、例えば、グルーブ42および44ならびにフランジ22および34のサイズ、形状および長さは、溶接部または他の適当な連結部によって達成される結合の強度に寄与しうる。さらにまたはあるいは、連結可能な部分は、形成される溶接部の前のおよび準備中のカプセルの隣接部を一緒に保持するのに役立ってもよく、例えば、連結可能な部分の間のインターフェアレンスフィット、スナップフィット、スクリューフィット、または他種のフィットを介して一緒に隣接部を保持することに寄与してもよい。連結可能な部分は、例えば、好ましい構造における隣接部の組立てを促進するためのものであってもよく、例えば、1つまたは複数のある隣接部上の連結可能な部分は、例えば、他の選択された隣接部上の対応する連結可能な部分と連結するのみであるが、他の部分上の対応しない連結可能な部分とは連結しないものであってもよい。
【0029】
リンクコンポーネント36はまた、その中の1つまたは複数の開口部46を含みうる。開口部46は、第1側壁38から第2側壁40に伸びるスルーホールを形成してもよく、第1カプセル部12の少なくとも内部18を流動していてもよい。開口部46は、任意のスルーホールの量を含んでいてもよく、任意の形状であってもよく、任意のサイズであってもよく、リンクコンポーネント36の縦軸50に対して任意の位置に配置されていてもよい。開口部46は、第1および第2側壁38および40の間に実質的に円筒形状を有するスルーホール、例えば、開口部46aおよび46bを含んでいてもよい。あるいは、開口部46は、第1および第2側壁38および40の間に実質的に円錐または先細形状を有するスルーホールを含んでいてもよく、第1または第2側壁38または40のいずれかのより大きな横断面を有していてもよい。さらに、開口部46は、実質的に円筒形状を有する開口部および実質的に円錐形状を有する開口部の任意の組み合わせを含んでいてもよい。
【0030】
図2を参照すると、開口部46は、実質的に円形の開口部、例えば、開口部46a−b、または伸長開口部、例えば、開口部46e−fを含んでいてもよく、比較的大きいサイズの開口部、例えば、開口部46aおよび46c、または比較的小さいサイズの開口部、例えば、開口部46bおよび46dを含んでいてもよい。開口部46は、縦軸50に対して対称または非対称に配向されうる。さらに、開口部46は、すべての同一のサイズおよび形状であってもなくてもよい。サイズ、形状、構造、量および他の特性は、第1物質20の放出のタイミングに対する第2物質32の放出速度に影響を及ぼしうる。例えば、より多量またはより大きなサイズの開口部46は、より少量またはより小さなサイズの開口部46より大きな第2物質32の放出速度を提供しうる。
【0031】
1つまたは複数の開口部46は、各開口部を介してカプセル部12および24の内部間の流動を一時的または永続的に阻止するために材料で被覆されうるかまたは閉鎖されうると考えられる。例えば、1つまたは複数の開口部46は、カプセル部12および24に関して上記の材料から製造されたシートまたは他の材料の被膜で覆われ、胃または腸pHの範囲内に移動、例えば、崩壊または破損させ、次いで、各開口部を被覆せず、カプセル部12および24の内部間を流動させるように構成されうる。さらに、1つまたは複数の開口部46は、胃または腸pHの範囲内に移動、例えば、崩壊または破損させ、次いで、各開口部を被覆せず、カプセル部12および24の内部間を流動させるように構成される圧縮粉末材料または固体材料で閉鎖されうる。被覆および/または閉鎖材料の移動のタイミングは、1つまたは複数の開口部を介して流出させる胃腸管内の所定の位置ですでに被覆または閉鎖された1つまたは複数の開口部を被覆または閉鎖しないように選択されうるので、第1および/または第2物質20、32の放出のタイミングにさらに影響を及ぼす。
【0032】
カプセル部12および24それぞれは、同一の物質を含有しうるが、物質は、患者への投与後の異なる速度、異なる時間、または患者の胃腸系の異なる場所で患者の胃腸管中に放出可能でありうる。あるいは、各カプセル部は、異なる物質を含有していてもよく、その各々は、同一または異なる投与後の速度もしくは時間または患者の胃腸系の位置で放出されうる。
【0033】
カプセル部12および24は、その物質放出特性が相互に異なっていてもよく、これは、種々の方法にて達成されてもよい。例えば、第1カプセル部12は、実質的に即時放出、すなわち、摂取するとまたは胃に達すると実質上即時に物質20を放出するように構成されうる。これは、例えば、実質上即時に第1物質20を放出するための形態を分散、溶解、崩壊、膨潤、破損、あるいはそうでなければ変化するベース壁14または外壁16の移動性ポリマーによって達成されうる。
【0034】
物質が放出される胃腸管内の時間または位置の決定は、例えば、所望の放出位置内の環境の条件、例えば、pHに関する成分材料の性質によって達成されうる。例えば、カプセル部の壁は、胃腸管下部に優先的に移動するポリマーから形成される。また、カプセルの異なる部分、例えば、隣接部の壁は、異なるかあるいは異なる物質放出特性を有する異なる部分を提供するためにその移動特性が異なる、ポリマーから製造されてもよい。さらにまたはあるいは、壁材料は、より厚い壁のカプセル部がより薄い壁の部分よりゆっくりと移動できるようにカプセル部の間の厚さが異なっていてもよい。壁の弱い部分は、移動環境に暴露された部分の表面積を増大することによって物質放出特性を増大してもよい、例えば、第1カプセル部12の弱い部分は、残りの第1カプセル部12の形状または形態を変化させる前に第1内部18に入るために胃pHを認容してもよいと考えられる。
【0035】
さらに、開口部46の特性は、第1および第2物質20および32の放出の時間または位置の決定に影響を及ぼしうる。例えば、第1カプセル部12は、胃pH中に移動するように構成されうる移動性ポリマーを含んでいてもよく、リンクコンポーネント36および第2カプセル部24は、腸pH中に移動するように構成されうる。したがって、開口部46は、いくつかの第2物質を第1カプセル部12が部分的または完全に移動して、開口部46を暴露した後を通って流出させてもよい。同様に、リンクコンポーネント36および/または第2カプセル部24の移動前に、第2物質の一部が患者の胃腸管中に放出されうる。開口部の特性、例えば、断面積、長さ、形状、または当該分野にて既知の他の流出制御特性は、例えば、開口部46を介して第2物質32の持続放出を可能にすることによって第2物質の放出を制御し、次いで、例えば、第2カプセル部24が移動する場合に残りの第2物質32の放出を可能しうる。開口部46の特性は、第1および第2物質20および32の任意の適当なまたは所望の持続放出ならびに開口部46の任意の適当なまたは所望の暴露時間を提供するように調節および/または配置されうると考えられる。第1カプセル部12、第2カプセル部24、および/またはリンクコンポーネント36は、その中に含有されうる物質20、32を放出する内部18、30をそれぞれ暴露するために患者の胃腸管内に移動するが、第1カプセル部12、第2カプセル部24、および/またはリンクコンポーネント36は、患者の胃腸管内で溶解可能あるいは崩壊可能であってもなくてもよいことも考えられる。すなわち、第1カプセル部12、第2カプセル部24、およびリンクコンポーネント36は、例えば、膨潤可能である第1および第2カプセル部12、24によって相互に放出可能なように構成されうるので、胃腸環境中に1種または複数の物質を放出し、その残り全体が実質的に元の状態を保つ。
【0036】
図3は、図1のカプセルの典型的な組立て製法を示す。組立て製法は、以下の工程を含む:
(1)第1カプセル部12は、上方向に開端部を有する適当なホールディングデバイス(図示せず)中に配置および支持され、内部18は、適当量の第1物質20で充填されている。
(2)リンクコンポーネント36は、第1カプセル部12の開端部を閉じるために第1カプセル部12の開端部で挿入される。
(3)下方向の超音波ホーン(図示せず)は、矢印で示されるようにリンクコンポーネント36の第2表面40に対して軸方向に適用され、リンクコンポーネント36と第1カプセル部12の間に超音波溶接部が形成される。
(4)リンクコンポーネント36中に形成される1つまたは複数の開口部は、フィルムによって被覆されうるかあるいはカプセル部12の内部と各開口部の間の流動を一時的にまたは永続的に阻止するために材料で閉鎖されうる。被覆または閉鎖された開口部が、カプセルの組立てプロセスを促進するために、例えば、カプセル部12内の薬物物質が次の組立て工程の間に1つまたは複数の開口部から早期に流出しないように比較的一時的に被覆されうるかまたは閉鎖されうるあるいは比較的永続的に被覆され、上記の胃腸環境中に移動するように構成されうると考えられている。
(5)第1カプセル部12およびリンクコンポーネント36の形成された組立て部分は、第1カプセル部12が上方向となるように反転させる。
(6)第2カプセル部24は、工程1と同様の手法で、上方向に開端部を有する適当なホールディングデバイス(図示せず)中に配置および支持され、第2カプセル部24の内部30は、適当量の第2物質32で充填する。
(7)第1カプセル部12と組み立てられたリンクコンポーネント36は、第2カプセル部24の開端部で挿入される。
(8)超音波ホーン(図示せず)は、矢印で示されるように第2カプセル部24の外面に対して軸方向に適用され、超音波溶接部は、リンクコンポーネント36および第2カプセル部24の間に形成される。
【0037】
工程(8)で示される別の溶接モードにおいて、超音波ホーン(図示せず)は、リンクコンポーネント36ならびに第1および第2カプセル部12および24それぞれの間の接触部側に矢印によって示されるように横方向に適用される。他の代替的なモード(図示せず)では、熱、レーザーまたは接着性溶接部は、リンクコンポーネント36と第1および第2カプセル部12および24それぞれの間に形成されうる。
【0038】
本発明の他の実施態様は、明細書の考察および本明細書に記載の本発明のプラクティスから当業者に明らかであろう。明細書および実施例は、添付の特許請求の範囲によって示されている本発明の真の範囲および精神を持って、例示としてのみ考慮されることを意図とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1移動性ポリマーから形成される第1カプセル部であって、第1物質を受け取るように構成される第1内部チェンバーを定義する第1カプセル部;
第2カプセル部であって、第2物質を受け取るように構成される第2内部チェンバーを定義する第2カプセル部;
リンクコンポーネントであって、第1カプセル部の末端部および第2カプセル部の末端部に固定して相互連結されるリンクコンポーネント;および
リンクコンポーネント内に配置され、第1および第2内部チェンバーを流動している少なくとも1つの開口部であって、少なくとも1つの開口部を介して第2物質の放出速度を制御するように寸法を合わせ、配置されている少なくとも1つの開口部を含む、カプセル。
【請求項2】
第2物質の放出速度が、少なくとも1つの開口部のサイズまたは構造の少なくとも1つの機能として調節される、請求項1記載のカプセル。
【請求項3】
少なくとも1つの開口部が複数の開口部であり、第2物質の放出が複数の開口部の量の機能として調節される、請求項1記載のカプセル。
【請求項4】
第1物質および第2物質が医薬物質である、請求項1記載のカプセル。
【請求項5】
第2カプセル部が第2移動性ポリマーから形成され、第1および第2移動性ポリマーが、胃腸環境内を移動するように構成される、請求項1記載のカプセル。
【請求項6】
第1および第2移動性ポリマーが、各々、各第1および第2内部を胃腸環境に暴露するために溶解、崩壊、膨潤、分散、破砕、または破損するように構成される、請求項5記載のカプセル。
【請求項7】
第1移動性ポリマーが、第2移動性ポリマーより早期に胃腸環境に移動するように構成される、請求項5記載のカプセル。
【請求項8】
第2物質が、第1移動性ポリマーが、少なくとも1つの開口部を胃腸環境に暴露するために移動した後および第2移動性ポリマーが、第2内部を胃腸環境に暴露するために移動する前に少なくとも1つの開口部を介して胃腸環境中に放出できる、請求項7記載のカプセル。
【請求項9】
リンクコンポーネントが、第3移動性ポリマーから形成される、請求項1記載のカプセル。
【請求項10】
少なくとも1つの開口部が、胃腸環境中に放出可能な物質で閉鎖されている、請求項1記載のカプセル。
【請求項11】
第1モードでは、胃腸環境内に移動する前に少なくとも1つの開口部を被覆するように構成され、第2モードでは、胃腸環境中に移動した後に少なくとも1つの開口部を被覆しないように構成された移動性ポリマーから製造されるフィルムをさらに含む、請求項1記載のカプセル。
【請求項12】
充填カプセルの製造方法であって、
第1ポリマーから形成された第1カプセル部であって、第1内部チェンバーを有する第1カプセル部を提供すること;
第1内部チェンバーを第1物質で充填すること;
リンクコンポーネントであって、第1内部チェンバーを流動しているその中に複数の開口部を有するリンクコンポーネントを第1カプセル部の末端部に取り付けること;
第2内部チェンバーを有する第2カプセル部を提供すること;
第2物質で第2内部チェンバーを充填すること;および
リンクコンポーネントを第2カプセル部の末端部に取り付けることを含む、方法。
【請求項13】
第2カプセル部が、第2ポリマーから形成され、第1および第2ポリマーが、胃腸環境中を移動する、請求項12記載の方法。
【請求項14】
第1および第2移動性ポリマーが、各々、各第1および第2内部を胃腸環境に暴露するために溶解、崩壊、膨潤、分散、破砕、または破損するように構成される、請求項13記載の方法。
【請求項15】
リンクコンポーネントを第1カプセル部の末端部に取り付けることが、リンクコンポーネントおよび第1カプセル部の溶接を含む、請求項12記載の方法。
【請求項16】
リンクコンポーネントを第1カプセル部の末端に取り付けることが、第1カプセル部が胃腸環境内で膨潤する場合に分離できるように構成されるインターフェアレンスフィットを提供することを含む、請求項12記載の方法。
【請求項17】
複数の物質の投与方法であって、
リンクコンポーネントによって連結される少なくとも2つの部分を有するカプセルを提供すること;
第1カプセル部であって、第1移動性ポリマーから製造される第1カプセル部の形態を変化させることによって胃腸環境中に第1物質を放出すること;
リンクコンポーネントの少なくとも1つの開口部を介して第2物質の一部を流出させることによって胃腸環境中に第2カプセル部から第2物質の一部を放出すること;および
第2カプセル部であって、第2移動性ポリマーから製造される第2カプセル部の形態を変化させることによって胃腸環境中に残りの第2物質を放出することを含む、方法。
【請求項18】
第1物質の放出が、第1内部を胃pHの範囲内に暴露することを含む、請求項17記載の方法。
【請求項19】
残りの第2物質の放出が、第2内部を腸pHの範囲内に暴露することを含む、請求項17記載の方法。
【請求項20】
第2物質の一部の放出が、実質的に第1内部が暴露される場合に開始する、請求項17記載の方法。
【請求項21】
第2物質の一部の放出が、実質的に第2内部が暴露されるまで第1内部が暴露された後に少なくとも1つの開口部を介して胃腸環境中に第2物質を持続的に放出することを含む、請求項17記載の方法。
【請求項22】
残りの第2物質が、少なくとも1つの開口部を介して放出される第2物質の一部より多い、請求項17記載の方法。
【請求項23】
リンクコンポーネントの少なくとも1つの開口部を介して第2物質の一部を流出させることによって胃腸環境中に第2カプセル部から第2物質の一部を放出する前に、第3物質の形態を少なくとも1つの開口部を実質的に阻止するように構成された第1モードから、少なくとも1つの開口部を開口するように構成された第2モードに変化させることをさらに含む、請求項17記載の方法。
【請求項24】
マルチポーションカプセルのリンクコンポーネントであって、
第1カプセル部の内部の末端壁を形成するように構成された第1表面部;
第2カプセル部の内部の末端壁を形成するように構成された第2表面部;および
胃腸環境中に第2内部に含有される物質の放出を制御するように構成された複数の開口部を含む、リンクコンポーネント。
【請求項25】
複数の開口部の少なくとも1つが、形状が実質的に伸長している横断面を含む、請求項24記載のリンクコンポーネント。
【請求項26】
複数の開口部の少なくとも1つが、第1表面部から第2表面部まで実質的に円筒型である、請求項24記載のリンクコンポーネント。
【請求項27】
複数の開口部の少なくとも1つが、形状が実質的に円形である横断面を含む、請求項24記載のリンクコンポーネント。
【請求項28】
複数の開口部が、少なくとも第1サブセットおよび第2サブセットを含み、第1サブセットが、第2サブセットの各開口部より小さい横断面を各々有する複数の開口部を含むところの、請求項24記載のリンクコンポーネント。
【請求項29】
リンクコンポーネントに連結している第1カプセル部が、環境中で溶解、崩壊、膨潤、分散、破砕、または破損する場合に、複数の開口部が環境に暴露される、請求項24記載のリンクコンポーネント。
【請求項30】
第1および第2カプセル部が、各々、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートスクシネ―ト、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびアクリルまたはメタクリル酸系ポリマーからなる群より選択される移動性ポリマーから形成される、請求項24記載のリンクコンポーネント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−500626(P2011−500626A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−529362(P2010−529362)
【出願日】平成20年10月15日(2008.10.15)
【国際出願番号】PCT/EP2008/063852
【国際公開番号】WO2009/050189
【国際公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】