説明

1/4回転サイドシールアッセンブリ

サイドシールアッセンブリは、主要な三つの部品:硬化されており精密なグラウンドサイドシール12、スプリング14、及びハウジング16を有しており、サイドシール12及びスプリング14はハウジング16に取り付けられる。サイドシールは、ハウジングのスロット状の構造24を通る二つのタブ22を有する。サイドシール12のタブ22は、サイドシール12が90度回転できる緩衝域26へとハウジングのスロット24を通って摺動し、サイドシール12を保持できる浅いポケット28にはまる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2008年5月15日に出願された米国特許出願第61/053,256号の利益を主張し、当該出願の内容は参照によって本明細書に援用される。
【背景技術】
【0002】
ポリウレタン及びポリウレアなどの急硬剤を塗布するためのスプレーガンは周知である。これらの材料は非常に早く硬化するため、ガン又は塗布装置は洗浄するために最低限の道具によって容易に分解可能であることが重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第6,299,075号明細書
【発明の概要】
【0004】
サイドシールアッセンブリは、主要な三つの部品:硬化されており精密なグラウンドサイドシール、スプリング、及びハウジングを有しており、前記サイドシール及びスプリングはハウジングに取り付けられる(図1参照)。サイドシールは、使用者が取り外し及び取り付けしなければならない消耗品であると考えられる。サイドシールは、ハウジングのスロット状の構造を通る二つのタブを有する。サイドシールのタブは、サイドシールが90度回転できる緩衝域へとハウジングのスロットを通って摺動し、サイドシールを保持できる浅いポケットにはまる。スプリングの力は、タブがはまっているポケットからサイドシールが容易に脱離できないようにする。
【0005】
本発明のこれら及びその他の対象及び利点は、添付の図面と組み合わされた以下の説明から十分に明らかになり、添付の図面においては、同様の参照番号はいくつかの図において同一又は類似の部品を指す。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は本発明のサイドシールアッセンブリの分解図である。
【図2−4】図2、3及び4は、組み立て中の異なる段階におけるサイドシールを表しており、図4はハウジング内に取り付けられたサイドシールの最終的な位置である。
【図5】図5は、本発明のサイドシールアッセンブリを利用するスプレーガンの分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
ほとんどの場合に10に指定されたサイドシールアッセンブリは、主要な三つの部品:硬化されており精密なグラウンドサイドシール12、スプリング14、及びハウジング16を有しており、サイドシール12及びスプリング14はハウジング16に取り付けられる(図1参照)。三つの部品全ては、好適な実施形態においてはステンレス鋼で作られている。サイドシール12は、使用者が取り外し及び取り付けしなければならない消耗品であると考えられる。
【0008】
サイドシールは、ハウジングのスロット状の構造24を通る二つのタブ22を有する。サイドシール12のタブ22は、サイドシール12が90度回転できる緩衝域26へとハウジングのスロット24を通って摺動して、サイドシール12を保持できる浅いポケット28にはまる。スプリング14の力は、タブ22がはまっているポケット28からサイドシール12が容易に脱離できないようにする。
【0009】
図2、3及び4は組み立て中の異なる段階におけるサイドシール12を表しており、図4はハウジング16内に取り付けられたサイドシール12の最終的な位置である。O−リング18及び20は、密閉するためにサイドシール12及びハウジング16の外側にそれぞれ配置される。
【0010】
図5は、サイドシールアッセンブリ10がネジにより取り付けられるスプレーガン32の流体ハウジング30から分解されたサイドシールアッセンブリ10を示している。
【0011】
以下のクレームによって規定される発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び改良がサイドシールアッセンブリに施すことができることが理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングを備える複数急硬剤スプレーガン用のサイドシールアッセンブリであって、
前記ハウジングに少なくとも一つのスロットと、
硬化されたサイドシールと、
スプリングと、
前記サイドシール及び前記スプリングが取り付けられるハウジングと、
を有し、サイドシールは前記ハウジングの前記スロットを通る少なくとも二つのタブを有することを特徴とするサイドシールアッセンブリ。
【請求項2】
前記ハウジングのスロットは緩衝域を有しており、
前記サイドシールのタブは、前記サイドシールが90度回転できる前記緩衝域へと前記ハウジングのスロットを通って摺動し、前記サイドシールを保持できる浅いポケット28にはまることを特徴とする請求項1に記載のサイドシールアッセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−520603(P2011−520603A)
【公表日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−509685(P2011−509685)
【出願日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際出願番号】PCT/US2009/043895
【国際公開番号】WO2009/140459
【国際公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(308025451)グラコ ミネソタ インコーポレーテッド (32)
【Fターム(参考)】