説明

3A型ゼオライト成形体およびその製造方法

【構成】■ Kイオン交換率16%以上35%未満、かつ、結晶含有率90%以上の3A型ゼオライト成形体、および■ 4A型ゼオライトと結晶化によりゼオライトとし得るバインダーとの混合物を成形した後、該成形体中のバインダーを結晶化し、該結晶化によって得られた成形体中の4A型ゼオライト成分100グラムに対し0.1〜0.5モルのKイオンでイオン交換することによる、上記3A型ゼオライト成形体の製造方法
【効果】本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体は、水分吸着性能が優れ、且つ機械的特性が著しく優れていて割れや崩壊を生じにくい。本発明の方法によれば、ゼオライト純分がほぼ100%であって水分吸着量が非常に高く、かつ、極めて優れた機械的特性を有するバインダレス3A型ゼオライト成形体を製造することができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バインダレスの3A型ゼオライトすなわち約3オングストロームの細孔径を有する成形体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】35%以上Kイオン交換された3A型ゼオライトが水以外の分子をほとんど吸着しないことを利用して水分吸着剤、ガス乾燥剤等として工業的な用途で使用されている。
【0003】従来の3A型ゼオライトは、ゼオライト粉またはゼオライト粉にバインダーを混ぜた成形体として使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のKイオン交換された3A型ゼオライトは4A型ゼオライトに比べ、著しく水分吸着性能が劣ることが知られている。
【0005】また、従来の3A型ゼオライト成形体は、バインダーとゼオライトとを混練成形したものであり、ゼオライト100重量部あたりバインダーを10重量部以上含むので、3A型ゼオライト結晶自体の吸着性能と比べ著しく水分吸着性能が劣る。また、成形体中に含まれるバインダーはゼオライト細孔をふさぎ、性能の低下を引起こすことすらある。
【0006】一方、水分吸着操作では、吸着−再生サイクルが繰り返され、それによってゼオライトやその成形体にかなりの熱衝撃や熱応力が与えられる。通常、吸着操作は室温で行い、再生操作は200〜300℃に加熱して行う。これらの操作を繰り返すことによってゼオライト成形体は崩壊し、それによって生じたゼオライト粉が飛散して装置を閉塞するなどのトラブルを起こす。
【0007】同様に、3A型ゼオライト粉を吸着剤として用いれば、バインダーによる吸着性能の低下は起きないが、小さな粉であるため飛び散るなどして取り扱いにくい。
【0008】本発明は、従来の技術で製造した3A型ゼオライト成形体よりも高い水分吸着性能を有し、且つ高強度、更には、分子選択特性に優れたバインダレス3A型ゼオライト成形体およびその製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、■ Kイオン交換率16%以上35%未満、かつ、結晶含有率90%以上の3A型ゼオライト成形体、および■ 4A型ゼオライトと結晶化によりゼオライトとし得るバインダーとの混合物を成形した後、該成形体中のバインダーを結晶化し、該結晶化によって得られた成形体中の4A型ゼオライト成分100グラムに対し0.1〜0.5モルのKイオンでイオン交換することによる、上記3A型ゼオライト成形体の製造方法を要旨とするものである。。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体のKイオン交換率は、16%以上35%未満の範囲であり、特にKイオン交換率が20%以上35%未満の範囲であることが好ましい。Kイオン交換率が16%未満のものは、水分子以外の分子、すなわち水分子よりも大きな分子を吸着し、分子ふるい性能の低下を起こすために好ましくない。一方、Kイオン交換率が35%以上のゼオライトは、水分吸着性能が低下し、かつ熱衝撃や熱応力により崩壊を引き起こすため好ましくない。しかし、Kイオン交換率が20%未満の3A型ゼオライトは水分子よりも大きな分子(アセチレン、エタン等)を少量であるが吸着し、水分吸着性能を低下させる可能性がある。Kイオン交換率16%以上35%未満の、本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体の水分吸着量は、成形体1グラム当り0.26〜0.28グラムである。
【0012】また、結晶含有率は、90%以上である。バイダーを含有する3Aゼオライトでは結晶含有率を90%以上とすることは困難であるが、バインダーレスとすることによってそれを90%以上とすることが可能となり、それによって吸着容量を高くすることができる。
【0013】以下、本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体の製造方法について説明する。
【0014】本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体の製造に用いる4A型ゼオライトは、公知の方法、例えばアルミン酸ナトリウムと珪酸ナトリウムとから合成されたNaA型ゼオライトであればよい。
【0015】まず、このNaA型ゼオライトとバインダーと必要に応じた少量の成形助剤を混練し所望の大きさおよび形状の、たとえば柱状、球状等のペレットに成形する。
【0016】バインダーは、下記の結晶化処理によりゼオライトとなるものでなければならない。バインダーは、SiとAlの組成比がNaA型ゼオライトのSiとAlのモル比1に近いものが好ましい。例えば、カオリン系粘土はSiとAlのモル比が1であり、バインダーとして好ましい。また、バインダー量はNaA型ゼオライト100重量部に対して10重量部以上加える。成形体の成形性をよりよくするためには20重量部以上バインダーを加えるのが好ましい。また、バインダーが多すぎると結晶含有率の高い成形体を得るのが困難になるので、バインダー量は30重量部以下が好ましい。
【0017】また、結晶化を促進するために水酸化ナトリウムを加えて混練し、成形するのは効果的である。あらかじめ混練された水酸化ナトリウムは、結晶化処理の初期の段階でバインダー成分と反応して4A型ゼオライトに転化し、結晶化を促進する。水酸化ナトリウムは、バインダーに対し7wt%以下が好ましい。たとえば、バインダー25重量部では添加する水酸化ナトリウム量は1.75重量部以下とするのがよい。水酸化ナトリウムの添加量が多すぎると、ソーダライトのなどの不純物を生成し、結晶化すなわちゼオライト化が妨げられることがある。
【0018】得られたペレットは、つぎの焼成の前に、常法により、すなわち100℃から120℃で成形体中の水分が約20重量%かそれ以下となるまで乾燥するのがよい。
【0019】乾燥されたペレットは焼成してよく焼き固める。たとえば、カオリン系粘土をバインダーとして用いた場合、焼成はカオリン系粘土のよく焼き固まる550℃以上、ゼオライト結晶に影響を与えない700℃以下で行うのが好ましい。焼結時間は、2時間以上とれば十分である。このような条件で焼成することによって、カオリン系粘土中の有機物や成形助剤は全て燃焼して無くなり、この段階でゼオライトに転化し得ない不純物は実質的に無視し得るほどになる。
【0020】つぎに、焼成されたペレットを少なくとも水分が20重量%以上になるように加湿し、その細孔から吸着されたガス等を脱着させるのがよい。この操作は、つぎに水酸化ナトリウム水溶液中で結晶化処理する際にペレットにヒビ割れ、亀裂等が生じるのを防ぐのに役立つ。
【0021】ペレットを加湿操作した後、1.6〜3.0mol/lの水酸化ナトリウム水溶液中でエージングする。エージングの温度は、常法の室温から40℃の範囲で行うのがよく、この温度範囲であれば細かい温度制御を必要としない。また、エージング時間は1時間以上とれば十分である。
【0022】続いて、エージングされたペレットを含む水酸化ナトリウム水溶液を常法の80℃以上、沸点以下に昇温してペレット中のバインダーを4A型ゼオライトに転化させる。もっとも、エネルギーコストを考慮すると、低い温度ほど、すなわち80℃が有利である。このような処理によって、80℃でも2時間でバインダーはほぼ100%4A型ゼオライトに転化し、ほぼ100%4A型ゼオライト純分のバインダレス4A型ゼオライトが得られる。
【0023】上記の水酸化ナトリウム水溶液の濃度を1.6mol/lより低くすると、ゼオライトへの転化に長時間を要したり、転化が進行しなくなる。いっぽう、水酸化ナトリウム水溶液の濃度を3.0mol/lより高くするとソーダライト等の不純物を生成し、ペレット中のゼオライト純分を低下させるので好ましくない。
【0024】以上のようにして実質的に100%ゼオライト純分に転化せしめたバインダレス4A型ゼオライトペレットを水酸化ナトリウム水溶液から取り出し、水で充分洗浄して過剰の水酸化ナトリウムを除去する。
【0025】本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体は、上記のバインダレス4A型ゼオライト成形体をKCl,KOH,KCOなどKイオンを含む溶液でイオン交換して作られる。イオン交換はバインダレス4A型ゼオライト成形体中の4A型ゼオライト成分100グラムに対し0.1〜0.5モルのKイオンを含む溶液で行うのがよい。4A型ゼオライト成分100グラムに対し0.1モル未満のKイオンを含む溶液でイオン交換した場合は完全な3A型ゼオライトとならず、0.5モルを越えるKイオンを含む溶液でイオン交換したものは本発明のKイオン交換範囲を越え、Kイオン交換率の増加とともに水分吸着性能が低下するため好ましくない。
【0026】また、Kイオン交換時の溶液のpHは7以上が好ましい。pH7未満すなわち酸性雰囲気ではゼオライト結晶が不安定となり結晶構造に欠陥が生じたり結晶構造自体が崩壊したりして水分吸着容量が著しく低下するからである。
【0027】イオン交換されバインダレス3A型ゼオライトとなった成形体は水洗して付着しているKイオンを含む水溶液を取除く。このようにして、得られた3A型ゼオライトを活性化するには乾燥後、たとえば400℃で焼成すればよい。
【0028】本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体はバインダーを結晶化することによってゼオライトとバインダーの間の結合よりも強固なゼオライトとゼオライト間の結晶性結合により構成されるようになる。そのため、本発明の成形体はバインダーを混ぜて作った成形体には見られない優れた機械的特性を有する。
【0029】
【作用】X線解析の結果以下の作用があきらかとなった。
【0030】水分の吸着・再生サイクルにおいて3A型ゼオライトは室温から300℃の熱履歴を繰り返し経ることになる。この温度の間の格子定数をKイオン交換率35%未満の3A型ゼオライトと35%以上のそれとについて測定すると、前者のその間における格子定数の変動は後者のそれよりも小さい。したがって、吸着−再生間の温度の変動による膨張・収縮がKイオン交換率35%未満の3A型ゼオライトは35%以上のそれにくらべて小さいことが明らかである。本発明のバイダレス3A型ゼオライト成形体が優れた耐熱衝撃・耐熱応力強度を有する一因は、この膨張率の小さいことにあるものと認められる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明のバインダレス3A型ゼオライト成形体は、従来の技術で製造した3A型ゼオライト成形体よりも著しく水分吸着性能が優れ、且つ機械的特性が著しく優れていて割れや崩壊を生じにくいものである。また、高いゼオライト純分の3A型バインダレス成形体であるため高純度を要求されるガスや液体の乾燥、吸湿に役立つ。例えばフロンガス等の冷媒の脱水に用いられる。このバインダレス3A型ゼオライト成形体はほぼ100%ゼオライト純分により構成されており、高い吸着容量、分子選択特性および高強度を有する。
【0032】本発明の方法によって製造されたバインダレス3A型ゼオライト成形体は、ゼオライト純分がほぼ100%であって水分吸着量は成形体1グラムあたり0.26〜0.28グラムと非常に高く、かつ、極めて優れた機械的特性を有する。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】実施例、比較例における「部」は、重量による。
【0035】また、各測定方法は以下の通りである。
<窒素吸着容量測定方法>窒素吸着容量の測定は容量法で行った。ゼオライト成形体を0.01mmHg以下の圧力下で350℃で120分間活性化し、冷却後、窒素ガスを導入し、吸着温度−10℃、吸着圧700mmHgに保ち、吸着が十分平衡に達した後に吸着容量(Ncc/g)を測定した。窒素ガスは最短直径が3.2オングストロームである。すなわち、窒素ガスを吸着しないことは3A型ゼオライト成形体であることを意味する。
<成形体強度測定方法>成形体の強度の測定は、木屋式硬度計を用いて行った。100個の成形体の測定値の平均を成形体強度とした。
<水分凍結−乾燥強度測定方法>7メッシュのふるいによってふるい分けした成形体約50グラムを200℃で2時間乾燥した後、25℃の水中に浸し5分間放置する。次いで、この成形体を液体窒素中に5分間浸し水分を凍結させた後、再び200℃で2時間乾燥処理を行う。この操作を20サイクル行った後、それらを再度上記のふるいによってふるい分けしふるい上に残った成形体の重量(Xg)を測定した。成形体の水分凍結−乾燥強度は次式で算出した。
水分凍結乾燥強度(%)=(X/全重量)×100<水分吸着容量測定方法>ゼオライト成形体を350℃で60分間活性化し、冷却後、温度25℃、相対湿度80%のデシケータ中で16時間以上放置し、成形体に吸着した平衡水分吸着容量を測定した。
【0036】実施例14A型合成ゼオライト粉末(東ソー株式会社製ゼオラムA−4粉末品、以下同じ)100部にカオリン型粘土25部、水酸化ナトリウム1.75部および押出し潤滑剤としてCMC(カルボキシメチルセルロース)粉末3部とを混合し、造粒器(muller mixer、以下同じ)中で水分の調整を行いながら混練捏和した。次に、この捏和物を直径1.5mmのダイスプレートを備えた押し出し成形器に供給しペレット状に押し出し成形した。
【0037】120℃で乾燥した後、長さ5〜10mmに調製しマッフル炉を用いて650℃で4時間焼成した。
【0038】冷却後、この焼成ペレット1000gを水和し脱ガスし、1.6mol/lの水酸化ナトリウム水溶液10リットルに入れ、40℃で1時間エージングを行い、更に80℃に3時間保ってバインダーの結晶化を行った。このものを洗浄し、余分な水酸化ナトリウム水溶液を洗い流し、乾燥させ、そして350℃で1時間、焼成活性化を行った。
【0039】X線回折測定では、4A型ゼオライト以外の相は全く観測されず、結晶含有率98%、水分吸着容量28.0%と高いことからほぼ完全なバインダレス4A型ゼオライト成形体であることがわかった。
【0040】この成形体100gを水和し脱ガスした後、Kイオン0.12モル含む塩化カリウム水溶液1000ml、60℃で3時間、回分式イオン交換を行った。その後、よく洗浄し、付着水を取り除いた成形体を120℃で乾燥し、400℃で1時間焼成活性化した。このようにしてえられたゼオライト成形体のイオン交換率は原子吸光により調べたところ16.3%であり、残りのイオンはナトリウムイオンであった。
【0041】この成形体の物性を評価したところ、窒素吸着容量は0.0Ncc/g(すなわち3A型ゼオライト)、成形体強度は5.4kgf、水分凍結強度は98.5%、水分吸着容量は26.5wt%であった。
【0042】また、−10℃から300℃の温度範囲の格子定数を調べた結果、カリウムイオンを交換しないもの、すなわち4A型ゼオライト成形体によるものと同様に100℃前後で24.5オングストローム前後までいったん収縮するものの、脱水後はもとの格子定数、すなわち24.6オングストロームとなり、全温度範囲でほとんど変化しなかった。これは熱膨張、熱収縮による熱応力が少なく、スポーリング強度が強いことを意味する。
【0043】比較例14A型合成ゼオライト粉末100部にカオリン型粘土25部および押出し潤滑剤としてCMC粉末3部とを混合し、造粒器中で水分の調製を行いながら混練捏和した。次に、この捏和物を直径1.5mmのダイスプレートを備えた押し出し成形器に供給しペレット状に押し出し成形した。
【0044】120℃で乾燥した後、長さ5〜10mmに調製しマッフル炉を用いて650℃で4時間焼成した。
【0045】この成形体125gを水和し脱ガスした後、Kイオン0.12モル含む塩化カリウム水溶液1000ml、60℃で3時間、回分式イオン交換を行った。このとき、成形体125g中の正味の4A型ゼオライトの量は100gである。その後、よく洗浄し、付着水を取り除いた成形体を120℃で乾燥し、400℃で1時間焼成活性化した。このようにしてえられたゼオライト成形体のイオン交換率は原子吸光により調べたところ16.5%であり、残りのイオンはナトリウムイオンであった。
【0046】この成形体の物性を評価したところ、窒素吸着容量は0.0Ncc/g(すなわち3A型ゼオライト)、耐圧強度は3.4kgf、水分凍結強度は97.6%、水分吸着容量は23.9wt%であった。
【0047】実施例2〜4 比較例2〜4実施例1で合成したバインダレス4A型ゼオライト100gを用い、同じ操作によって、表1に示すKイオン量を用いて、各々のKイオン交換率のバインダレス3A型ゼオライト成形体をそれぞれ調製した。それらの物性を実施例1と同じ方法で窒素吸着容量,成形体強度,水分凍結乾燥強度および水分吸着容量を評価した結果を表1に示す。
【0048】
表1 Kイオン Kイオン 窒素吸着 水分吸着 成形体 水分凍結 量 交換率 容量 容量 強度 乾燥強度 モル % Ncc/g wt% kgf %実施例 2 0.18 20.3 0.0 27.5 6.0 99.1 3 0.22 24.8 0.0 27.3 5.7 97.6 4 0.43 33.8 0.0 26.7 5.8 98.2比較例 2 0.04 6.9 18.3 27.5 5.9 98.7 3 0.71 44.8 0.0 25.5 4.7 23.5 4 3.52 70.2 0.0 16.0 4.5 7.8

【特許請求の範囲】
【請求項1】Kイオン交換率が16%以上35%未満であり、かつ、結晶含有率が90%以上であることを特徴とする、3A型ゼオライト成形体。
【請求項2】請求項1に記載の3A型ゼオライト成形体からなる水分吸着剤。
【請求項3】4A型ゼオライトと結晶化によりゼオライトとし得るバインダーとの混合物を成形した後、該成形体中のバインダーを結晶化し、該結晶化によって得られた成形体中の4A型ゼオライト成分100グラムに対し0.1〜0.5モルのKイオンでイオン交換することを特徴とする、請求項1に記載に3A型ゼオライト成形体の製造方法。