説明

ICタグ認識装置

【課題】ICタグリーダを増やすことなく、多数のICタグを漏れなく認識することができるICタグ認識装置を提供する。
【解決手段】複数のICタグTを整列状態で着脱自在に保持する無端状帯体3と、この無端状帯体3の近傍に位置するICタグリーダ2と、姿勢変更機構を備え、姿勢変更機構は、無端状帯体3が掛け渡される互いに平行を成す2本の回転軸4,4と、回転軸4を回転させて無端状帯体3を2本の回転軸4,4間で循環させることで、複数のICタグTの各データをICタグリーダ2に適宜間隔で順次繰り返し読み取らせるモータ5を具備している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、多数の部品を取り扱う生産現場において用いるのに適したICタグ認識装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
上記したような多数の部品を取り扱う生産現場では、部品に対する加工時間や検査時間などの作業時間を把握したり、部品の居場所などの状況を認識したりする必要がある。
このような場合、多数の部品個々にICタグを添付し、作業エリア毎に設置したICタグリーダに各部品のICタグのデータを読み取らせることによって、部品の搬入,作業開始,作業終了及び搬出の各時間を取得するのが一般的である。
【0003】
ここで、例えば、特許文献1に開示された認識装置では、作業エリアに配置した回転テーブル上に置かれる部品添付のICタグのデータを、回転テーブルの周囲に配置した複数のアンテナを介してICタグリーダに読み取らせることで、作業エリアに部品が存在していることを認識するようになっている。
そして、この認識装置において、一つの作業エリアに集まった多くの部品に対して作業が進められている場合には、回転テーブルを回転させつつこの回転テーブルの回転方向とは逆方向に複数のアンテナを順次活性化させることで、回転テーブル上に重なり合って置かれる多数のICタグを認識するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−4532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記した従来の認識装置において、回転テーブル上に重なり合って置かれたICタグが積層型のものであれば、ほとんどの場合、回転テーブル上のICタグをすべて認識することができるものの、回転テーブル上に許容枚数を超えたICタグが重なり合って置かれたときには、これらのICタグをすべて認識することは不可能であり、このような場合には、アンテナやICタグリーダ自体を増設したり、ICタグの認識を部品搬入時の1回だけに減らしたりするといった処置を講じなくてはならないという問題があり、この問題を解決することが従来の課題となっていた。
【0006】
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、例えば、一つの作業エリアに多くの部品が集中して、これらの部品に添付されたICタグが許容枚数を超えて1箇所に集められた場合であったとしても、ICタグリーダを増やすことなく、多数のICタグを漏れなく認識してすべての部品の作業状況などのデータを読み取ることができるICタグ認識装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記のように、生産現場における部品の作業状況などのデータをICタグにより認識する場合、部品に対する作業中は、部品添付のICタグの存在を作業エリアに配置されたICリーダに継続して認識させる必要はなく、作業終了までの間に、数秒〜数十秒に1回の割合でICタグの存在を認識させるようにすれば、作業状況を把握する目的は達せられる。
【0008】
そこで、本発明者らはこのことに着目し、多数あるICタグの各認識をそれぞれ間隔をおいて繰り返し行うこととしたうえで、この認識の間隔(時間)を長く設定すれば、その分だけ、認識し得るICタグの枚数が増大することを見出した。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、電磁誘導方式のICタグや電波式のICタグのデータを読み取って認識するICタグ認識装置であって、複数のICタグを整列状態又は積層状態で着脱自在に保持するタグ保持部と、このタグ保持部の近傍に位置するICタグリーダと、前記タグ保持部に保持された複数のICタグと前記ICタグリーダとの位置関係を相対的に変化させて、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる姿勢変更機構を備えている構成としたことを特徴としており、このICタグ認識装置の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0009】
また、本発明の請求項2に係るICタグ認識装置において、複数のICタグを長手方向に整列状態で着脱自在に保持する無端状帯体をタグ保持部とし、前記姿勢変更機構は、前記無端状帯体が掛け渡される互いに平行を成す2本の回転軸と、前記回転軸を回転させて前記無端状帯体を2本の回転軸間で循環させることで、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる駆動源を具備している構成としている。
【0010】
さらに、本発明の請求項3に係るICタグ認識装置において、複数のICタグを円周方向に整列状態で着脱自在に保持する円筒体をタグ保持部とし、前記姿勢変更機構は、前記円筒体に軸心回りの回転力を付与して該円筒体上の複数のICタグを旋回させることで、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる駆動源を具備している構成としている。
【0011】
さらにまた、本発明の請求項4に係るICタグ認識装置において、前記タグ保持部は、整列又は積層させた複数のICタグの各一端を着脱自在に保持するものとし、前記姿勢変更機構は、前記タグ保持部に保持される複数のICタグに対して該ICタグの整列又は積層方向に相対移動して、この相対移動に伴って複数のICタグの各他端と順次当接して該ICタグを1枚ずつめくることで、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる当接体を具備している構成としている。
【0012】
ここで、複数のICタグを長手方向に整列状態で着脱自在に保持する無端状帯体をタグ保持部としたり、複数のICタグを円周方向に整列状態で着脱自在に保持する円筒体をタグ保持部としたりする場合には、ICタグがICタグリーダの認識エリアを通過するように無端状帯体や円筒体を配置する。
また、ICタグをタグ保持部に着脱自在に保持させる手段としては、ICタグの厚みよりも若干狭めのスリットにICタグを圧入する手段や、クリップでICタグを挟持する手段を採用することができる。
【0013】
一方、姿勢変更機構が、タグ保持部に保持される複数のICタグに対して該ICタグの整列又は積層方向に相対移動する当接体を具備している場合において、この当接体により複数のICタグの各他端側がICタグリーダの認識エリアで1枚ずつめくられるようにタグ保持部及び当接体を配置する。
そして、上記無端状帯体や円筒体のサイズや、姿勢変更機構による動作速度は、保持するICタグの枚数や、認識システム上許容し得る認識間隔に応じて設定する。
【0014】
本発明に係るICタグ認識装置では、例えば、多数の部品を取り扱う生産現場において、ICタグを添付した部品が作業エリアに搬入されると、まず、この部品に添付されたICタグをタグ保持部に保持させる。
次いで、この状態で姿勢変更機構を動作させると、タグ保持部上のICタグと、タグ保持部の近傍に位置するICタグリーダとの相対的位置関係が変化して、ICタグのデータがICタグリーダに適宜間隔で繰り返して読み取られるようになる。
【0015】
この際、ICタグを添付した多くの部品がこの作業エリアに集中した場合には、複数の部品の各ICタグをタグ保持部に整列状態又は積層状態で着脱自在に保持させた後、姿勢変更機構を動作させると、タグ保持部上の複数のICタグと、ICタグリーダとの相対的位置関係が変化して、複数のICタグの各データがICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取られるようになるので、このように、タグ保持部上に大量のICタグが保持された場合であったとしても、ICタグリーダを増やすことなく、多数のICタグを漏れなく認識し得ることとなる。
【0016】
また、ICタグを添付した部品がこの作業エリアに搬入された時点において、先行する部品に対する作業が既に行われている場合には、すなわち、姿勢変更機構が既に動作している場合には、この姿勢変更機構の動作を一旦停止させて、新たな部品のICタグをタグ保持部に他に倣って整列状態又は積層状態で着脱自在に保持させた後、再度、姿勢変更機構の動作を開始させる。
【0017】
一方、この作業エリアにおける多数の部品のうちの一つの部品に対する作業が終了した時点では、上記と同様に姿勢変更機構の動作を一旦停止させて、上記部品に対応するICタグをタグ保持部から取り外した後、再度、姿勢変更機構の動作を開始させる。
なお、タグ保持部に保持させるICタグの枚数が非常に多い場合や、1枚のICタグを認識する間隔を短くする必要がある場合には、タグ保持部近傍の適宜位置に適宜数のICタグリーダを追加して配置することが可能である。
【発明の効果】
【0018】
本発明の請求項1に係るICタグ認識装置は、上記した構成としていることから、多数のICタグを漏れなくそしてICタグリーダを増やすことなく、認識することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
また、本発明の請求項2〜4に係るICタグ認識装置では、それぞれ上記した構成としていることから、構造の複雑化を招くことなく、本発明の請求項1に係るICタグ認識装置と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施例によるICタグ認識装置を簡略的に示す斜視説明図である。
【図2】本発明の他の実施例によるICタグ認識装置を簡略的に示す斜視説明図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例によるICタグ認識装置を簡略的に示す正面説明図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例によるICタグ認識装置を簡略的に示す斜視説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係るICタグ認識装置を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
図1は、本発明に係るICタグ認識装置の一実施例を示しており、この実施例では、本発明に係るICタグ認識装置が、多数の部品を取り扱う生産現場において、部品個々に添付したICタグのデータを読み取って認識するICタグ認識装置である場合を例に挙げて説明する。
【0021】
図1に示すように、このICタグ認識装置1は、生産現場における加工エリアや検査エリアなどの作業エリア毎に配備される装置であって、ICタグリーダ2と、無端状帯体(タグ保持部)3と、この無端状帯体3を駆動する姿勢変更機構を備えている。
無端状帯体3には、ICタグTを着脱自在に保持する複数のスリット3aが長手方向にほぼ等間隔で形成されており、この無端状帯体3は、複数のスリット3aにICタグTをそれぞれ圧入することで、複数のICタグTを整列状態で保持するものとなっている。
【0022】
姿勢変更機構は、この無端状帯体3が掛け渡される互いに平行を成す2本の回転軸4,4と、これらの回転軸4,4のうちの一方に回転力を付与して無端状帯体3を2本の回転軸4,4間で循環させるモータ(駆動源)5を具備している。
この姿勢変更機構では、モータ5によって無端状帯体3を2本の回転軸4,4間で循環させて、無端状帯体3上の複数のICタグTがICタグリーダ2の十字印で示す認識エリアAを順次通過するように成すことで、これらのICタグTの各データをICタグリーダ2に順次繰り返し読み取らせるようにしている。
【0023】
なお、無端状帯体3における複数のスリット3aの間隔や、姿勢変更機構による無端状帯体3の動作速度は、保持するICタグTの枚数や、認識システム上許容し得る認識間隔に応じて設定する。
このICタグ認識装置1において、ICタグTを添付した部品が作業エリアに搬入されると、まず、この部品に添付されたICタグTを無端状帯体3のスリット3aに圧入して保持させる。
【0024】
この後、姿勢変更機構のモータ5を動作させると、無端状帯体3が2本の回転軸4,4間で循環するので、無端状帯体3上に保持されるICタグTが、ICタグリーダ2の認識エリアAを通過する度に、ICタグTのデータがICタグリーダ2に読み取られることとなる。
この際、ICタグTを添付した多くの部品がこの作業エリアに集中した場合には、複数の部品の各ICタグTを無端状帯体3の複数のスリット3aにそれぞれ圧入して保持させる。
【0025】
そして、この状態で姿勢変更機構のモータ5を動作させて、無端状帯体3を2本の回転軸4,4間で循環させると、無端状帯体3上に整列状態で保持される複数のICタグTが、ICタグリーダ2の認識エリアAを順次通過して、これらのICタグTの各データがICタグリーダ2に順次繰り返し読み取られるようになるので、このように、無端状帯体3上に大量のICタグTが保持された場合であったとしても、ICタグリーダ2を増やすことなく、多数のICタグTを漏れなく認識し得ることとなる。
【0026】
ここで、部品の搬入時において、先行する部品に対する作業が既に行われている場合には、すなわち、姿勢変更機構が既に動作している場合には、この姿勢変更機構のモータ5を一旦停止させて、新たな部品のICタグTを無端状帯体3の空いているスリット3aに圧入して保持させた後、再度、姿勢変更機構のモータ5の動作を開始させる。
一方、一つの部品に対する作業が終了した時点では、上記と同様に姿勢変更機構のモータ5を一旦停止させて、上記部品に対応するICタグTを無端状帯体3から取り外した後、再度、姿勢変更機構のモータ5の動作を開始させる。
(実施例2)
図2は、本発明に係るICタグ認識装置の他の実施例を示している。
【0027】
この実施例のICタグ認識装置21では、図2に示すように、ICタグTを着脱自在に保持する複数のスリット23aが円周方向ににほぼ等間隔で形成された円筒体23をタグ保持部としている。
また、この実施例では、姿勢変更機構が、円筒体23に軸心回りの回転力を付与して該円筒体23上に整列状態で保持される複数のICタグTを旋回させるモータ(駆動源)25を具備している構成としている。
【0028】
この場合も、円筒体23における複数のスリット23aの間隔や、姿勢変更機構による円筒体23の回転速度は、保持するICタグTの枚数や、認識システム上許容し得る認識間隔に応じて設定する。
このICタグ認識装置21において、姿勢変更機構のモータ25によって円筒体23を軸心回りに回転させ、円筒体23上に整列状態で保持される複数のICタグTが旋回して、ICタグリーダ2の十字印で示す認識エリアAを順次通過するように成すことで、これらのICタグTの各データをICタグリーダ2に順次繰り返し読み取らせるようにしている。
【0029】
つまり、このICタグ認識装置21においても、円筒体23上に大量のICタグTが保持された場合であったとしても、ICタグリーダ2を増やすことなく、多数のICタグTを漏れなく認識し得ることとなる。
(実施例3)
図3は、本発明に係るICタグ認識装置のさらに他の実施例を示している。
【0030】
この実施例のICタグ認識装置31では、図3に示すように、ICタグTを着脱自在に保持する複数のスリット33aが表面(図示上面)にほぼ等間隔で形成されたブロック33をタグ保持部としている。
また、この実施例では、姿勢変更機構が、ブロック33をICタグリーダ2の読み取り面に沿う方向で且つICタグTの整列又は積層方向(図示左右方向)に往復移動させる図示しない駆動源と、このブロック33の移動に伴って、ブロック33上に整列又は積層状態で保持される複数のICタグTの各他端と順次当接して該ICタグTを1枚ずつめくる当接体34を具備している構成としている。
【0031】
このICタグ認識装置31において、姿勢変更機構の駆動源によってブロック33をICタグTの整列又は積層方向に往復移動させ、ブロック33上に整列又は積層状態で保持される複数のICタグTの各他端側が、当接体34によってICタグリーダ2の十字印で示す認識エリアAにおいて順次めくられるように成すことで、これらのICタグTの各データをICタグリーダ2に順次繰り返し読み取らせるようにしている。
【0032】
したがって、このICタグ認識装置31においても、ブロック33上に大量のICタグTが保持された場合であったとしても、ICタグリーダ2を増やすことなく、多数のICタグTを漏れなく認識し得ることとなる。
(実施例4)
図4は、本発明に係るICタグ認識装置のさらに他の実施例を示している。
【0033】
図4に示すように、このICタグ認識装置41が、実施例1に係るICタグ認識装置1と相違するところは、無端状帯体3が掛け渡される互いに平行を成す2本の回転軸4,4の間隔を広げたうえで、回転軸4,4の各近傍位置にICタグリーダ2をそれぞれ配置した点にあり、他の構成は実施例1に係るICタグ認識装置1と同じである。
このように、この実施例に係るICタグ認識装置41では、無端状帯体3の近傍に2個のICタグリーダ2を配置しているので、無端状帯体3上に大量のICタグTが保持されたとしても、多数のICタグTを漏れなく認識し得ることとなる。加えて、このICタグ認識装置41では、1枚のICタグTを短い間隔で認識したい場合に対応可能である。
【0034】
本発明に係るICタグ認識装置の構成は、上記した実施例の構成に限定されるものではなく、他の構成として、例えば、タグ保持部としての無端状帯体3や円筒体23やブロック33に、整列又は積層状態で保持する複数のICタグTを見付け易くする位置番号を付したり、発光ダイオードを配置したりする構成を採用することができる。
【符号の説明】
【0035】
1,21,31,41 ICタグ認識装置
2 ICタグリーダ
3 無端状帯体(タグ保持部)
4 回転軸(姿勢変更機構)
5,25 モータ(駆動源;姿勢変更機構)
23 円筒体(タグ保持部)
33ブロック(タグ保持部)
34 当接体(姿勢変更機構)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICタグのデータを読み取って認識するICタグ認識装置であって、
複数のICタグを整列状態又は積層状態で着脱自在に保持するタグ保持部と、
このタグ保持部の近傍に位置するICタグリーダと、
前記タグ保持部に保持された複数のICタグと前記ICタグリーダとの位置関係を相対的に変化させて、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる姿勢変更機構を備えている
ことを特徴とするICタグ認識装置。
【請求項2】
複数のICタグを長手方向に整列状態で着脱自在に保持する無端状帯体をタグ保持部とし、
前記姿勢変更機構は、前記無端状帯体が掛け渡される互いに平行を成す2本の回転軸と、前記回転軸を回転させて前記無端状帯体を2本の回転軸間で循環させることで、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる駆動源を具備している請求項1に記載のICタグ認識装置。
【請求項3】
複数のICタグを円周方向に整列状態で着脱自在に保持する円筒体をタグ保持部とし、
前記姿勢変更機構は、前記円筒体に軸心回りの回転力を付与して該円筒体上の複数のICタグを旋回させることで、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる駆動源を具備している請求項1に記載のICタグ認識装置。
【請求項4】
前記タグ保持部は、整列又は積層させた複数のICタグの各一端を着脱自在に保持するものとし、
前記姿勢変更機構は、前記タグ保持部に保持される複数のICタグに対して該ICタグの整列又は積層方向に相対移動して、この相対移動に伴って複数のICタグの各他端と順次当接して該ICタグを1枚ずつめくることで、複数のICタグの各データを前記ICタグリーダに適宜間隔で順次繰り返し読み取らせる当接体を具備している請求項1に記載のICタグ認識装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−224888(P2010−224888A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−71702(P2009−71702)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】