説明

MIFAREメモリをデフラギングするモバイル通信装置及び方法

モバイル通信装置(1)は、クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリ(MM)に接続しうるとともに、MIFAREアプリケーションが占めているメモリの占有部分と、これらメモリの占有部分間の空のメモリスペースとに対しMIFAREメモリ(MM)をパーシング処理するMIFAREアプリケーションマネージャ(MAM)を有する。MIFAREアプリケーションマネージャ(MAM)は、空のメモリスペースの予め決定した個数又は寸法が検出された場合に、MIFAREアプリケーションの記憶位置を再編成することにより、MIFAREメモリ(MM)のデフラグメンテーション処理を実行し、これらMIFAREアプリケーションを互いに連続配置とするのが好ましい接近配置とするようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続しうるモバイル通信装置に関するものである。
【0002】
本発明は更に、クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続されているモバイル通信装置におけるMIFAREアプリケーションを管理する方法に関するものである。
【0003】
本発明は更に、MIFAREデバイスに接続しうるモバイル通信装置のメモリ内に直接ローディングしうるコンピュータプログラムプロダクトに関するものである。
【0004】
本発明は更に、クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続しうるモバイル通信装置であって、上述したコンピュータプログラムプロダクトを処理するようにしたモバイル通信装置に関するものである。
【背景技術】
【0005】
NXPセミコンダクターズ社により開発されたMIFARE(登録商標)のクラッシックファミリーは、読み出し/書き込み機能を有し、13.56MHzの周波数レンジで動作する非接触スマートカードICの草分けである。MIFAREは、今日の全ての非接触スマートカードのうち80%よりも多くで用いられているISO14443Aを有している。この技術は、カードとカードリーダ装置との双方で具現化されている。MIFAREカードは、(交通機関の発券、アクセス制御、電子決済、道路通行料徴収及びロイヤルティのアプリケーションを含む)益々広範となるアプリケーションに用いられている。MIFAREスタンダード(又はクラッシック)カードは、認証及び暗号解読用の専用のセキュリティープロトコルを有する専用の高レベルプロトコルを採用している。
【0006】
MIFAREクラッシックカードは基本的にはまさに、メモリが、アクセス制御に対し簡単な安全機構を有するセグメント及びブロックに分割されているメモリ記憶装置である。各装置は、独自のシリアルナンバーを有している。又、アンチコリジョン(衝突防止)機能が設けられており、フィールドで複数のカードを選択してこれらのカードを順次に動作しうるようになっている。
【0007】
MIFAREスタンダード1kは、16セクタに分割された約768バイトのデータ記憶容量を提供し、各セクタが4ブロックを有し、各ブロックが16バイトより成り、各セクタがA及びBと称する2つの異なるキーにより保護されている。これらのブロックは、読み出し、書き込み、バリューブロックの増大等のような動作を行うようにプログラミングしうる。各セクタの最後のブロックは、“トレーラー”(後書き)と称され、このセクタにおける各ブロックに対するプログラミング可能なアクセス条件と2つのシークレットキー(A及びB)とを有している。キーの階層でマルチアプリケーションを支援するために、各セクタ当たり(各アプリケーション当たり)、2つのキー(A及びB)の個々の組が設けられている。
【0008】
MIFAREスタンダード1kカードのメモリ編成を図1に示す。1024×8ビットのEEPROMメモリは16セクタに編成され、各セクタが4ブロックを有し、各ブロックが16バイトより成っている。第1セクタ(セクタ0)の第1データブロック(ブロック0)は製造者のブロックであり、これを図2に詳細に示す。この第1データブロックは、4バイト(バイト0〜3)の長さを有するMIFAREカードのシリアルナンバーと、チェックバイト(バイト4)と、IC製造者データの11バイト(バイト5〜15)とを含んでいる。シリアルナンバーはしばしば、MIFAREユーザー(User)識別(IDentification)、すなわち、MUIDと称されており、ユーザー独自の数である。セキュリティー及びシステム条件の為に、製造者のブロックは、製造者により製造時にプログラミングされた後には、書き込みされないように保護されている。しかし、MIFARE仕様によれば、MIFAREカードの動作中にシリアルナンバーを変更することが許容されており、このことは特に、SmartMX カードのようなMIFAREエミュレーションカードに対し有効である。
【0009】
SmartMX (Memory eXtension:メモリ拡張)は、多数のインタフェースオプションの有無にかかわらず、信頼性の高い解決策を必要とする安全性の高いスマートカードのアプリケーションに対し、NXPセミコンダクターズ社により設計されたスマートカードのファミリーである。キーアプリケーションは、電子政府、銀行/金融、モバイル通信及び先進公共交通である。
【0010】
MIFAREプロトコルを、ユーザーオペレーティングシステム(UOS)により実行される他の非接触伝送プロトコルと一緒に実施する能力は、単一のデュアルインタフェースコントローラに基づくスマートカードに関するMIFARE(例えば、発券業務)に基づいて、新たなサービスと、現存のアプリケーションとの組み合わせを可能にする。SmartMX カードはMIFAREクラッシックデバイスをエミュレート(模倣)し、これにより、このインタフェースを、インストールされたいかなるMIFAREクラッシックインフラストラクチュアとも互換性があるようにしうる。非接触インタフェースは、いかなるプロトコルをも介して、特にMIFAREプロトコルや自己規定された非接触伝送プロトコルを介して通信するのに用いることができる。SmartMX は、JCOP(ジャバカード動作システム)(登録商標)を有するオープンプラットホームソリューション及び最新式の動作システムを容易に実施することができ、且つ最高レベルの安全性とともに最適な特徴の集合を提供する。SmartMX は、DPA、SPA等のようなサイドチャネル攻撃の解決策をとるために、ある範囲の安全対策を含んでいる。真のアンチコリジョン方法(acc.ISO/IEC 14443-3 )によれば、複数のカードを同時に処理しうるようにする。
【0011】
MIFAREクラッシックカードのエミュレーションはSmartMX カードに限定されず、MIFAREクラッシックカードをエミュレートしうる現存の他の又は将来のスマートカードも存在しうる。
【0012】
最近、MIFAREクラッシックカードとして、又はSmartMX カードのようなMIFAREエミュレーションデバイスとして構成されるMIFAREデバイスを含むモバイル通信装置が開発されている。これらのモバイル通信装置には例えば、短距離無線通信(NFC)機能を有する携帯電話が含まれるが、携帯電話に限定されるものではない。
【0013】
(しばしば“MIFAREクラッシックオブジェクト”とも称される)複数のMIFAREアプリケーションを記憶するMIFAREクラッシックカード及びMIFAREエミュレーションデバイスの能力は、(クラッシック型及びエミューション型の双方の)MIFAREメモリ装置の世界的な受け入れ及び広まりを高めているが、MIFAREメモリ装置の大きさ(通常1kB又は4kB)が制限されていることが、MIFAREメモリ装置の有用性における障害となっていることが分かっている。このことが、記憶にMIFAREメモリの1セクタ以上を必要とする大きなMIFAREアプリケーションを開発しようとする現在の傾向を一層厳しいものとしている。更に、MIFAREメモリにおけるMIFAREアプリケーションのインストール/消去/更新の繰り返し動作の結果、MIFAREメモリがデフラグメンテーション状態となり、これにより新たな大きなMIFAREアプリケーションをインストールするのを妨げるようになる。MIFAREアプリケーションには、例えば、クーポン、チケット、アクセス制御等がある。しかし、MIFAREアプリケーションはこれらの種類のアプリケーションに限定されるものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の目的は、前述した問題を解決した、最初の段落に規定した種類のモバイル通信装置及び二番目の段落に規定した種類の方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上述した目的を達成するために、本発明によるモバイル通信装置によれば、以下に規定した特徴のモバイル通信装置を提供する。すなわち、
クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続しうるモバイル通信装置であって、MIFAREアプリケーションが占めているメモリの占有部分と、これらメモリの占有部分間の空のメモリスペースとに対しMIFAREメモリをパーシング処理し、空のメモリスペースの予め決定した個数又は寸法が検出された場合に、MIFAREアプリケーションの記憶位置を再編成することにより、MIFAREメモリのデフラグメンテーション(デフラッギング)処理を実行し、これらMIFAREアプリケーションを互いに連続配置とするのが好ましい接近配置とするようにしたMIFAREアプリケーションマネージャを有するモバイル通信装置を提供する。
【0016】
上述した目的を達成するために、本発明による方法によれば、以下に規定した特徴の方法を提供する。すなわち、
クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続されたモバイル通信装置におけるMIFAREアプリケーションの管理方法であって、この管理方法は、
MIFAREアプリケーションが占めているメモリの占有部分と、これらメモリの占有部分間の空のメモリスペースとに対しMIFAREメモリをパーシング処理し、空のメモリスペースの予め決定した個数又は寸法が検出された場合に、MIFAREアプリケーションの記憶位置を再編成することにより、MIFAREメモリのデフラグメンテーション処理を実行し、これらMIFAREアプリケーションを互いに連続配置とするのが好ましい接近配置とするようにするステップ
を有する管理方法を提供する。
【0017】
上述した目的を達成するために、クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続しうるモバイル通信装置内に直接ローディングしうるコンピュータプログラムプロダクトが、モバイル通信装置を動作させる際に、上の段落によるモバイル通信装置の管理方法のステップを実行するソフトウェアコード部分を有するようにする。
【0018】
上述した目的を達成するために、本発明によるモバイル通信装置が、算術論理演算ユニット及びメモリを有し、上の段落によるコンピュータプログラムプロダクトを処理するようにする。
【0019】
本発明によれば、MIFAREメモリ内の大きな領域の空きスペースを形成することにより新たな大きなMIFAREアプリケーションをインストールしうるように、MIFAREメモリをデフラグメンテーション処理することにより、モバイル通信装置の環境、特にNFC携帯電話の環境における前述した問題を解決しうる。
【0020】
MIFAREメモリの編成の結果、このMIFAREメモリのパーシング及びデフラッギング処理をメモリセクタに基づいて実行するのが好ましい。
【0021】
MIFAREメモリには、その特定のセクタ内に記憶させる必要があるMIFAREアプリケーションを存在させる場合がある。その理由は、対応する読み出し装置が、MIFAREメモリの全体をパーシング処理せずに、MIFAREメモリの特定のセクタ内のみでこれらのMIFAREアプリケーションを探索する為である。このような読み出し装置を連続的に使用しうるようにするために、本発明によれば、固定と認識されるMIFAREアプリケーションをMIFAREメモリ内のこれらの元の記憶位置に残すようにすることを提案する。
【0022】
本発明は、SmartMX カードのようなクラッシックの又はエミュレートされたMIFAREデバイスを具えうる、NFC機能を有する携帯電話に対し完全に適している。
【0023】
本発明の上述した及びその他の態様は、以下に説明する本発明の代表的な実施例から明らかとなるであろう。本発明をこれらの代表的な実施例につき詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】図1は、MIFAREスタンダード1kEEPROMのメモリ構成を示す。
【図2】図2は、MIFAREメモリの製造者ブロックを示す。
【図3】図3は、MIFAREメモリのセクタのセクタトレーラーを示す。
【図4】図4は、MIFAREメモリを具える本発明によるモバイル通信装置の実施例を示すブロック線図である。
【図5】図5は、本発明によるデフラグメンテーション処理の前及び後の状態を示すブロック線図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図4は、短距離無線通信(NFC)機能を有する携帯電話として構成したモバイル通信装置1を線図的に示す。このモバイル通信装置1は、ソフトウェアSWを実行するためのプロセッサ及びメモリ(図示せず)を有する。ソフトウェアSWは、モバイル通信装置1の全ての機能を実行及び管理するオペレーティングシステムを有する。このモバイル通信装置1は、MIFAREクラッシックカード又はMIFAREエミュレーションカードとして構成しうるMIFAREメモリMMに接続しうる。ここで用いている用語「接続しうる」とは、MIFAREメモリMMをモバイル通信装置1内に一体化配置する、すなわち、モバイル通信装置1の回路基板上に配置したチップとして構成するか、又はモバイル通信装置1が、MIFAREメモリMMを除去可能に収容するためのインタフェースを有するようにすることを意味し、後者の場合には、MIFAREメモリMMはカードデバイスとして構成される。
【0026】
本発明によれば、モバイル通信装置1がMIFAREアプリケーションマネージャMAMを有するようにする。本例では、MIFAREアプリケーションマネージャMAMは、モバイル通信装置1のソフトウェアSW内に含まれるソフトウェアモジュールとする。このMIFAREアプリケーションマネージャMAMは、MIFAREアプリケーションが占めているメモリの部分と、これらの部分間の空のメモリスペースとに対しMIFAREメモリMMをパーシング処理する機能を有する(矢印CHK)。例えば、このパーシング処理により、図5に示すMIFAREメモリMMの占有状態に対し以下に説明する結果がもたらされる(MIFAREメモリMMは、16セクタ、すなわち、
MIFAREチケットアプリケーション“TK1”が占有するセクタ0x0と、
MIFAREアクセス制御アプリケーション“AC1” が占有するセクタ0x1と、
空のセクタ0x2と、
MIFAREアクセス制御アプリケーション“AC2” が占有するセクタ0x3と、
空のセクタ0x4と、
MIFAREトランジットアプリケーション“TR2” が占有するセクタ0x5と、
MIFAREトランジットアプリケーション“TR3” が占有するセクタ0x6と、
MIFAREクーポンアプリケーション“CP1” が占有するセクタ0x7と、
MIFAREトランジットアプリケーション“TR4” が占有するセクタ0x8と、
空のセクタ0x9と、
MIFAREアクセス制御アプリケーション“AC3” が占有するセクタ0xAと、
空のセクタ0xBと、
大きなMIFAREチケットアプリケーション“TK3”が占有するセクタ0xC〜0xEと、
空のセクタ0xFと
に編成された1kBのMIFAREクラッシックカードであるものと仮定する)。
【0027】
このMIFAREメモリMMでは、5つのセクタが空であるが、2つ以上のセクタを必要とする1つの新たなMIFAREアプリケーションをこのMIFAREメモリMMにインストールすることは不可能であることが分かる。
【0028】
MIFAREアプリケーションマネージャMAMは、MIFAREメモリMMのこのデフラグメンテーション状態を検出し、このMIFAREメモリMMにおけるMIFAREアプリケーションの記憶位置を認識することにより、このMIFAREメモリMMのデフラグメンテーション処理を実行し(矢印De-frag )、これらMIFAREアプリケーションを互いに接近させ、本例では連続配置させる。このデフラグメンテーション処理により、5つの連続するセクタ(セクタ0xB〜0xF)の大きな領域が生じ、5つのセクタまでの大きさを有する新たなMIFAREアプリケーションをインストールしうるようになる。
【0029】
図5には明白に図示していないが、MIFAREメモリMMには、サービスプロバイダー等により固定としてマークしたMIFAREアプリケーションを含めることができる。例えば、セクタ0x0及び0x1のそれぞれにおけるMIFAREアプリケーション“TK1”及び“AC1”をこのような固定のMIFAREアプリケーションとすることができる。MIFAREアプリケーションマネージャはこれらの固定のMIFAREアプリケーションを検出し、これらをMIFAREメモリMM内の元の位置に残す。
【0030】
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、当業者は、特許請求の範囲から逸脱することなく、本発明の多くの他の実施例を設計しうることを銘記すべきである。ある種の手段を互いに異なる従属請求項に述べているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを用いることが有利でないということを意味するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続しうるモバイル通信装置であって、MIFAREアプリケーションが占めているメモリの占有部分と、これらメモリの占有部分間の空のメモリスペースとに対しMIFAREメモリをパーシング処理し、空のメモリスペースの予め決定した個数又は寸法が検出された場合に、MIFAREアプリケーションの記憶位置を再編成することにより、MIFAREメモリのデフラグメンテーション処理を実行し、これらMIFAREアプリケーションを互いに連続配置とするのが好ましい接近配置とするようにしたMIFAREアプリケーションマネージャを有するモバイル通信装置。
【請求項2】
請求項1に記載のモバイル通信装置において、MIFAREメモリのパーシング処理及びデフラグメンテーション処理をメモリセクタに基づいて実行するようになっているモバイル通信装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のモバイル通信装置において、固定と認識されるMIFAREアプリケーションをこれらの元の記憶位置に残すようにしたモバイル通信装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のモバイル通信装置において、このモバイル通信装置を、NFC携帯電話とするのが好ましい携帯電話とするモバイル通信装置。
【請求項5】
クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続されたモバイル通信装置におけるMIFAREアプリケーションの管理方法であって、この管理方法は、
MIFAREアプリケーションが占めているメモリの占有部分と、これらメモリの占有部分間の空のメモリスペースとに対しMIFAREメモリをパーシング処理し、空のメモリスペースの予め決定した個数又は寸法が検出された場合に、MIFAREアプリケーションの記憶位置を再編成することにより、MIFAREメモリのデフラグメンテーション処理を実行し、これらMIFAREアプリケーションを互いに連続配置とするのが好ましい接近配置とするようにするステップ
を有する管理方法。
【請求項6】
請求項5に記載の管理方法において、MIFAREメモリのパーシング処理及びデフラグメンテーション処理をメモリセクタに基づいて実行する管理方法。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の管理方法において、固定と認識されたMIFAREアプリケーションをこれらの元の記憶位置に残すようにする管理方法。
【請求項8】
クラッシックな又はエミュレートされたMIFAREメモリに接続しうるモバイル通信装置内に直接ローディングしうるコンピュータプログラムプロダクトにおいて、このコンピュータプログラムプロダクトが、モバイル通信装置を動作させる際に、請求項5〜7のいずれか一項に記載の管理方法のステップを実行するソフトウェアコード部分を有しているコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項9】
請求項8に記載のコンピュータプログラムプロダクトにおいて、このコンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ可読媒体に記憶されているか、又はリモートサーバーから通信ネットワークを介してダウンローディングしうるようになっているコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項10】
算術論理演算ユニット及びメモリを有するモバイル通信装置において、このモバイル通信装置が請求項8に記載のコンピュータプログラムプロダクトを処理するようになっているモバイル通信装置。
【請求項11】
請求項10に記載のモバイル通信装置において、このモバイル通信装置を、NFC機能を有する携帯電話とするのが好ましい携帯電話としたモバイル通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−535375(P2010−535375A)
【公表日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−518787(P2010−518787)
【出願日】平成20年7月21日(2008.7.21)
【国際出願番号】PCT/IB2008/052929
【国際公開番号】WO2009/016542
【国際公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【出願人】(507219491)エヌエックスピー ビー ヴィ (657)
【氏名又は名称原語表記】NXP B.V.
【住所又は居所原語表記】High Tech Campus 60, NL−5656 AG Eindhoven, Netherlands
【Fターム(参考)】