説明

MIMO無線通信システムにおける非同期式ハイブリッドARQプロセス表示

【課題】無線通信システムにおける非同期式ハイブリッド自動再送要求プロセスアイデンティティーを転送するための方法及び装置を提供するためのものである。
【解決手段】2つの該当する符号語の各々のプロセスアイデンティティーの少なくとも2つのセットの間にリンク方式が構築される。第1プロセスアイデンティティーが第1符号語の第1プロセスアイデンティティーセットうちから選択される場合、第1プロセスアイデンティティー及び構築されたリンク方式により第2プロセスアイデンティティーが誘導されることもできる。最終的に、第1プロセスアイデンティティーにより表示された第1転送チャンネルを用いて第1パケットが第1符号語から転送され、第2プロセスアイデンティティーにより表示された第2転送チャンネルを用いて第2パケットが第2符号語から転送される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムにおける非同期式ハイブリッド自動再送要求(Automatic Repeat request;ARQ)アイデンティティー(identity)を転送する方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
データ転送中、特に無線データ通信中には、エラーが必然的に発生して転送データの品質が減少する。したがって、エラーを訂正するためにこのデータは再転送することになる。
【0003】
自動再送要求(ARQ)では、データ転送のためのエラー制御方法として、データ通信の信頼性を獲得するために受信確認(acknowledgment)及びタイムアウト(timeout)を用いる。受信確認は、データフレームを正確に受信したことを示すために受信機により送信機に転送されたメッセージである。
【0004】
通常、送信機がタイムアウトが発生する前(即ち、データフレームを転送した後、適切な時間以内)に受信確認を受信しなかった場合、データフレーム内のデータが正確に受信されるまで、または所定の再転送回数を超えてエラーが持続すれば、送信機はこのフレームを再転送する。
【0005】
ハイブリッドARQ(HARQ)は、ARQエラー制御方法の変形の1つで、特に無線チャンネル上で通常のARQ方式より良好な性能を発揮するが、これによって、具現における複雑性が増加するようになる。HARQバージョンのうちの1つは、IEEE 802.16e標準に記述されている。
【0006】
HARQプロトコルは、同期式HARQプロトコルと非同期式HARQプロトコルとに更に細分化できる。同期式HARQプロトコルでは、再転送は固定時間間隔毎に発生するようになり、制御情報は第1サブパケット転送と共に転送しさえすればよい。しかしながら、同期式HARQの短所は、再転送のタイミングが予め定まっているので、再転送サブパケットが好ましいチャンネル状態にスケジューリングできないということである。また、再転送時の有力なチャンネル状態に従って、変調、コーディング、及びリソースフォーマットを再転送時に適合させることができない。
【0007】
非同期式HARQプロトコルにおいて、再転送タイミング、コーディング、及びリソースフォーマットは、再転送時の有力なチャンネル及びリソース状態に従って適宜になされることができる。しかしながら、制御情報は全てのサブパケットと共に転送される必要がある。各サブパケットと共に制御情報を転送することによって、転送タイミング、変調、コーディング、及び割り当てられたリソースが調節できる。
【0008】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)LTE(Long Term Evolution)システムでは、最大2つの符号語(codeword)が2個、3個、または4個のMIMOレイヤの転送に使われる。また、HARQプロセスアイデンティティーは、N−チャンネルHARQシステムにおけるチャンネルのIDを示すために使われる。例えば、3−ビットプロセスIDは8 SAWチャンネルでの同時動作を可能にする。
【0009】
2つのサブパケットの各々がHARQ転送方式を用いて二つの各々の該当符号語から転送される場合、転送ランク(rank)は再転送時に2から1に変更されることもできる。仮に、2つのサブパケットがランク−2で第1転送時に0(PID=0)のプロセスIDを用いた場合、単一の符号語のみがランク−1で再転送できる。これは、単一のPID下での単一のサブパケットがランク−1で再転送できるためである。第2符号語の転送は、その後で始めから開始されなければならない。これは、ランク−2で以前に転送されたサブパケットの損失をもたらすようになる。
【0010】
二つの各々の該符号語から2つのサブパケットの各々がHARQ転送方式を用いて転送される場合、転送ランクは再転送時に1から2に変更されることもできる。仮に、第1サブパケットがプロセスID 0を利用し、一方、ランク−1で第1転送時に第2サブパケットがプロセスID 1を用いる場合、与えられたサブフレームで単一符号語がランク−1に転送できるので、2つのサブフレームで2つの符号語がランク−1に転送される。この2つの符号語が異なるハイブリッドARQプロセス上で転送されるため、この2つの符号語に対する再転送はランク−2で実行できることに留意しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】国際公開第2007/092258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、無線通信用の改善された方法及び装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスアイデンティティーを効果的に転送するための改善された方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の一態様によれば、2つの該当する符号語の各々のプロセスアイデンティティーの少なくとも2つのセットの間にリンク方式が構築される。第1プロセスアイデンティティーが第1符号語の第1プロセスアイデンティティーセットのうちから選択される場合、第1プロセスアイデンティティー及び構築されたリンク方式により第2プロセスアイデンティティーが誘導されることもできる。最終的に、第1プロセスアイデンティティーにより表示された第1転送チャンネルを用いて第1パケットが第1符号語から転送され、第2プロセスアイデンティティーにより表示された第2転送チャンネルを用いて第2パケットが第2符号語から転送される。また、第1プロセスアイデンティティーのみを含む制御メッセージが転送される。
【0015】
制御メッセージは、符号語の転送レイヤへのマッピングを示すレイヤマッピングフィールドに、符号語を含むこともできる。
【0016】
第1パケット及び第2パケットは、異なる周波数サブバンド上で転送されることもできる。
【0017】
本発明の第2形態によれば、リンク方式は任意セットのプロセスアイデンティティーフィールド、及び2つの該当符号語の各々の少なくとも2セットのプロセスアイデンティティーの間に構築される。プロセスアイデンティティーフィールドが任意セットのプロセスアイデンティティーフィールドの間から選択される場合、第1プロセスアイデンティティー及び第2プロセスアイデンティティーは、選択されたプロセスアイデンティティーフィールド及び構築されたリンク方式により誘導される。最後に、第1プロセスアイデンティティーにより表示された第1転送チャンネルを用いて第1パケットが第1符号語から転送され、第2プロセスアイデンティティーにより表示された第2転送チャンネルを用いて第2パケットが第2符号語から転送される。また、選択されたプロセスアイデンティティーフィールドを含む制御メッセージが転送される。
【0018】
本発明の更に他の態様によれば、リンク方式が任意セットのプロセスアイデンティティーフィールド、任意セットの差動プロセスアイデンティティー、及び二つの各々の該当符号語の少なくとも2つのプロセスアイデンティティーの間に構築される。したがって、任意セットのプロセスアイデンティティーフィールドの間でプロセスアイデンティティーフィールドが選択される場合、及び任意セットの差動プロセスアイデンティティーのうち、ある差動プロセスアイデンティティーが選択される場合に、第1プロセスアイデンティティー及び第2プロセスアイデンティティーは、選択されたプロセスアイデンティティーフィールド、選択された差動プロセスアイデンティティー、及び構築されたリンク方式により誘導されることもできる。最後に、第1プロセスアイデンティティーにより表示された第1転送チャンネルを用いて第1パケットが第1符号語から転送され、第2プロセスアイデンティティーにより表示された第2転送チャンネルを用いて第2パケットが第2符号語から転送される。また、選択されたプロセスアイデンティティーフィールド及び選択された差動プロセスアイデンティティーを含む制御メッセージが転送される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】直交周波数分割多重(OFDM)送受信機チェーンを示す概略図である。
【図2】サブパケットを生成するための方式を示す概略図である。
【図3】無線通信システムにおけるハイブリッドARQ方式の例を示す概略図である。
【図4】同期式ハイブリッドARQ方式を示す概略図である。
【図5】非同期式ハイブリッドARQ方式を示す概略図である。
【図6】多重入力多重出力(MIMO)送受信機チェーンを示す概略図である。
【図7】単一符号語MIMO方式を示す概略図である。
【図8】多重符号語MIMO方式を示す概略図である。
【図9】3GPP LTEシステムにおける2−レイヤ送信用多重符号語MIMO方式を示す概略図である。
【図10】3GPP LTEシステムにおける3−レイヤ送信用多重符号語MIMO方式を示す概略図である。
【図11】3GPP LTEシステムにおける4−レイヤ送信用多重符号語MIMO方式を示す概略図である。
【図12】8−チャンネル非同期式ハイブリッドARQ方式を示す概略図である。
【図13】2つの符号語からのサブパケットの例を示す概略図である。
【図14】ランクが再転送時に2から1に変更される場合の、HARQ再転送の例を示す概略図である。
【図15】ランクが再転送時に1から2に変更される場合の、HARQ再転送の例を示す概略図である。
【図16】本発明の原理に従う第1実施形態であって、ランクが再転送時に2から1に変更される場合の、HARQ再転送の例を示す概略図である。
【図17】本発明の原理に従う第2実施形態であって、ランクが再転送時に1から2に変更される場合の、HARQ再転送の例を示す概略図である。
【図18】本発明の原理に従う第3実施形態であって、ランクが再転送時に1から2に変更される場合の、HARQ再転送の例を示す概略図である。
【図19】本発明の原理に従う他の実施形態であって、ランクが再転送時に1から2に変更される場合の、HARQ再転送の例を示す概略図である。
【図20】本発明の原理に従う更に他の実施形態であって、ランクがランク−1及びランク−2の間で変更される場合の、HARQ再転送の例を示す概略図である。
【図21】本発明の原理に従う更に他の実施形態であって、MIMOランクがランク−1及びランク−2の間で変更される場合の、異なるMIMOレイヤ及び異なるOFEDサブバンド上でのHARQ再転送の例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次の詳細な説明及び添付図面を参照して本発明がより完壁に理解され、それに従う多くの利点が容易に明らかになる。添付図面で同一参照符号は同一または類似の要素を示す。
【0021】
図1は、直交周波数分割多重(OFDM)送受信機チェーンを示す。OFDM技術を用いる通信システムにおいて、送信機チェーン110で、制御信号またはデータ111が変調器112により変調され、直列/並列(S/P)変換機113により直列から並列に変換される。逆方向高速フーリエ変換(IFFT)ユニット114は、周波数ドメインから時間ドメインへ信号を転送するために用いられる。循環前置符号(cyclic prefix;CP)またはゼロ前置符号(ZP)がCP挿入ユニット116により各々のOFDMシンボルに付加されて多重経路フェーディングによる衝撃を回避または緩和させる。結果的に、信号はアンテナ(図示せず)または固定ワイヤーやケーブルのような送信機(Tx)前端処理ユニット117により転送される。受信機チェーン120では、完壁な時間と周波数同期が獲得されたと仮定して、受信機(Rx)前端処理ユニット121により受信された信号がCP除去ユニット122により処理される。高速フーリエ変換(FFT)ユニット124は、以後の処理のために受信された信号を時間ドメインから周波数ドメインに変形する。
【0022】
OFDMシステムにおける全体バンド幅はサブキャリヤと呼ばれる狭帯域周波数単位に分割される。サブキャリヤの数はシステムで用いられたFFT/IFFTサイズNと同一である。一般に、周波数スペクトルの縁での幾つかのサブキャリヤは、ガードサブキャリヤとして確保されるため、データ用に用いられたサブキャリヤの数はNより小さい。一般に、ガードサブキャリヤの上にはどんな情報も転送されない。
【0023】
ハイブリッド自動再送要求(ARQ)は再転送方式であって、送信機は冗長符号化された情報(即ち、サブパケット)を少しずつ送信する。図5に示すように、送信機130で、まず情報パケット(P)がチャンネルコーダ131に入力されて、チャンネルコーディングを実行する。結果的に、コーディングされたビットストリームはサブパケット生成器132に入力されて、小さな単位、即ち、サブパケットSP1、SP2、SP3、及びSP4に分割される。ハイブリッドARQ再転送は、冗長シンボルを含むか、または以前の転送とは相異するか、同一シンボルやコーディングされたビットの複写物であるコーディングされたビットを含むことができる。同一情報の複写物を再転送する方式をチェース(Chase)結合という。チェース結合の場合、図4に示すように、サブパケットSP1、SP2、SP3、及びSP4が全て同一である。再転送されたシンボルやコーディングされたビットが以前の転送とは異なる方式を、一般的には増加冗長方式という。
【0024】
ハイブリッドARQプロトコルの例を図3に示す。第1サブパケットSP1を送信機130から受信した後、受信機140は受信された情報パケットをデコーディングしようとする。成功的でないデコーディングの場合、受信機140はSP1を格納し、否定受信確認(NACK)信号を送信機130へ転送する。NACK信号を受信した後、送信機130は第2サブパケットSP2を転送する。第2サブパケットSP2を受信した後、受信機140はSP2を以前に受信されたサブパケットSP1と結合し、結合された情報パケットを共にデコーディングしようとする。任意の地点で、例えば、仮に情報パケットが成功的巡回冗長チェック(CRC)による指示により成功的にデコーディングされる場合、受信機140は送信機130にACK信号を送信する。図3の例で、情報パケットは3個のサブパケットSP1、SP2、及びSP3を受信及び結合した後、成功的にデコーディングされる。次のサブパケットを送信する前に送信機はACK/NACK信号を待つので、図3に示したARQプロトコルは一般的にストップ−アンド−ウェイト(stop-and-wait)プロトコルという。ACK信号を受信した後、送信機は同一または異なるユーザに新たな情報を続けて転送できる。
【0025】
N−チャンネルストップ−アンド−ウェイト(SAW)同期式ハイブリッドARQ(HARQ)プロトコルの例を図4に示す。図4の例で、Nは4に等しいと仮定する。同期式HARQプロトコルの場合に、再転送は固定された時間間隔で発生する。N=4で、第1サブパケットがタイムスロット1で転送される場合、第1サブパケットの再転送は、スロット5、9、及び13のみで発生できる。プロセスの数はACK/NACKフィードバックに必要な時間により決まる。送信機が1つのHARQプロセスでフィードバックを待っている場合、送信機は第2サブパケットのような他のデータパケットを転送できる。N−チャンネルストップ−アンド−ウェイト(SAW)の場合、1つのパケットを転送するN個のSAWチャンネルの各々によって、N個の平行した情報パケットがN個のSAWチャンネルを経由して転送できる。再転送のタイミングが予め決まっているため、制御情報が第1サブパケット転送と共に転送されさえすればよいことが同期式HARQプロトコルの利点の1つである。しかしながら、同期式HARQの短所は、再転送のタイミングが予め決まっているため、再転送サブパケットが好ましいチャンネル状態でスケジューリングできないということである。また、再転送時に有力なチャンネル状態に従って、変調、コーディング、及びリソースフォーマットを再転送時に適合させることができないということである。
【0026】
N−チャンネルストップ−アンド−ウェイト(SAW)非同期式ハイブリッドARQ(HARQ)の例を図5に示す。非同期式HARQの場合、再転送タイミング、変調、コーディング、及びリソースフォーマットは、再転送時に有力なチャンネル及びリソース状態に従って適合させられることができる。しかしながら、制御情報は図5に示すように、全てのサブパケットと共に送信される必要がある。各サブパケットと共に制御情報を転送することによって、転送タイミング、コーディング、及び割り当てられたリソースが調整できるようになる。
【0027】
多重入力多重出力(MIMO)方式は、多重転送アンテナ及び多重受信アンテナを用いて無線通信チャンネルの容量及び信頼性を改善する。MIMOシステムは、K(ここで、Kは転送(M)及び受信アンテナ(N)の最小個数、即ち、K=min(M、N))を有する容量において線形的増加を保証する。4X4のMIMOシステムの単純化した例を図6に示す。この例で、4個の異なるデータストリームが4個の転送アンテナから分離されて転送される。転送された信号は、4個の受信アンテナで受信される。4個のデータストリームを回復させるために、幾つかの型式の空間信号プロセシングが受信された信号に対して実行される。空間信号プロセシングの例には、転送されたデータストリームを回復するために連続的干渉消去原理を用いるV−BLAST(vertical Bell Laboratories Layered Space-Time)がある。MIMO方式のその他の変形例には、幾つかの種類の空間−時間コーディングを転送アンテナの両端に実行する方式(例えば、D−BLAST(diagonal Bell Laboratories Layered Space-Time))及び空間分割多重アクセス(SDMA)のようなビームフォーミング(beam forming)方式が含まれる。
【0028】
単一−符号語MIMO方式の例を図3に示す。単一−符号語MIMO転送の場合、巡回冗長検査(CRC)が単一情報ブロックに付加され、例えばターボコード及びLDPC(low-density parity check)を用いるコーディング、及び、例えばQPSK(quadrature phase-shift keying)変調方式による変調が実行される。コーディング及び変調されたシンボルは、多重アンテナを介して転送されるように逆多重化される。
【0029】
図4に示した多重符号語MIMO転送の場合、情報ブロックは小さな情報ブロックに逆多重化される。個々のCRCは、これら小さな情報ブロックに付加され、コーディングを分離し、変調はこれら小さなブロックに対して実行される。変調後に、これら小さなブロックは、より小さなブロックに各々逆多重化され、該当アンテナを介して転送される。多重符号語MIMO転送の場合に、異なる変調及びコーディングが個々のストリームに利用できるので、いわゆるPARC(Per Antenna Rate Control)方式をもたらすことに留意しなければならない。また、符号語が全体信号から消去される前にCRC検査が各符号語に実行されるため、多重符号語転送は、より効率的なポスト−デコーディング干渉消去が可能になる。このように、正確に受信された符号語のみ消去されるので、消去プロセスでの任意の干渉伝播が回避される。
【0030】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)LTE(Long Term Evolution)システムでは、最大2つの符号語(codeword)が2個、3個、または4個のMIMOレイヤの転送に用いられる。図9に示すように、ランク−2または2個のレイヤの転送に対し、符号語−1(CW1)がレイヤ−0から転送され、CW2はレイヤ−1から転送される。図10に示すように、ランク−3または3個のレイヤの転送に対し、符号語−1(CW1)はレイヤ−0から転送され、CW2はレイヤ−1及びレイヤ−2から転送される。図11に示すように、ランク−4または4個のレイヤの転送に対し、符号語−1(CW1)はレイヤ−0及びレイヤ−1から転送され、CW2はレイヤ−2及びレイヤ−3から転送される。
【0031】
3GPP LTEシステムにおいて、3−ビットHARQプロセスアイデンティティー(ID)が用いられる。プロセスIDは、N−チャンネルストップ−アンド−ウェイトHARQにおけるチャンネルのIDのことをいう。3−ビットプロセスIDは、8個のSAWチャンネルでの同時動作を可能にする。図12の例で、初期サブパケットSP1は、プロセスIDが0(PID=0)を有するプロセス上でサブフレーム#0で転送される。再転送SP2及びSP3は、サブフレーム#7及びサブフレーム#15で実行される。8個のHARQプロセスによって、再転送の間の最小時間は8サブフレームになる。
【0032】
2つの符号語からのサブパケットの例を図13に示す。各々の符号語は4個のサブパケットから構成されることと仮定する。サブパケットは、3GPP LTEシステムで用いられた循環バッファーレートマッチングの内容にある冗長バージョン(redundancy version;RV)といわれる。サブパケットまたはRVは、受信機からのACK/NACKフィードバックに応答して転送される。
【0033】
ランクが転送時に2から1に変更される場合の、図13に示した2つの符号語のHARQ再転送の例を図14に示す。2つの符号語からのサブパケットの転送が初めの試みで失敗したと仮定する。ランクがサブパケット再転送時に1に変化したように、単一の符号語のみランク−1で再転送できる。これは、プロセスIDが0(PID=0)である同一プロセス数を用いた2つのサブパケット及び単一PIDの下で単一サブパケットがランク−1で再転送できるためである。第2符号語の転送は、その後で、サブパケットSP21の転送によって、始めから開始されなければならない。これは、以前にランク−2で転送されたサブパケットSP21の損失をもたらす。
【0034】
可能なハイブリッドARQフィードバックメッセージフォーマットが、<表1>に列挙される。
【0035】
【表1】


【0036】
ランクが再転送時に1から2に変更される場合の、HARQ再転送の例を図15に示す。単一符号語が与えられたサブフレームにおいてランク−1で転送できるため、2つの符号語が2つのサブフレームにおいてランク−1で転送される。2つの符号語が再転送を必要とすると仮定する。また、MIMOランクは1より大きいランクに変更されて2つの符号語の転送を可能にすることと仮定する。2つの符号語が異なるハイブリッドARQプロセス上で転送される必要があるため、2つの符号語に対する再転送はランク−2で実行できないことに留意する。
【0037】
本発明では、ランクが再転送時に変更される場合に、再転送をスケジューリングすることを可能にする方式を開示する。
【0038】
本発明の原理に従う第1実施形態において、ランク−2転送で、第2のCWのプロセスIDが第1符号語のプロセスIDにリンクされる。これは、CW2に対するPIDが<表2>に示すように、CW1から誘導される一方、ランク−2転送の間、制御メッセージにおいてCW1 PIDの表示のみを必要とする。この方式は、MIMOランクが図16に示すように2から1に変更される場合の、HARQ再転送を考慮する。図16に示すように、第1転送はランク−2転送である。第1転送で、CW1に対するPID1が明示的に転送され、CW2に対するPID2が<表2>に基づいてPID1から誘導される。第2転送(再転送)で、ランクがランク−2からランク−1に変更される。このランク−1転送では、CW2に対するPID1及びCW2に対するPID2の間に如何なるリンクもないので、PID1及びPID2の両方とも明示的にランク−1で転送される。<表2>は、ランク−1転送ではなくランク−2転送のみのためのものである。ランク−1での利用可能なプロセス表示の数は16であり、ランク−2での利用可能なプロセス表示の数は8である。しかしながら、このHARQ再転送はランク−1でのPIDフィールドがランク−2でのPIDフィールドより1−ビット長いことを必要とする。例えば、0から7までのCW1 PID(無条件的に誘導された8から15までのCW2 PIDを含む)を示す3−ビットPIDがランク−2で用いられる場合、0から15までのPIDを示す4−ビットのPIDがランク−1で必要とされる。
【0039】
図16の例で、4個の符号語からのサブパケットがランク−2(2つの同時符号語転送を可能にする)の2つのサブフレームで転送される。図16で、CW3に対するPID3とCW4に対するPID4の間のリンク方式は、PID1とPID2との間のリンク方式と同一なものであることに留意する。4個の符号語の全ては否定的に受信確認されてHARQ再転送を要求することと仮定する。一方、ランクは1に変更されるので、4個の符号語からの次のサブパケットが、各サブフレームで転送された1つのサブパケットを有する4個のサブフレームで転送される。ハイブリッドARQプロセスID(PID)の数がランク−2でよりランク−1で2倍さらに大きいので(ランク−1で16個のPIDである反面、ランク−2では8個のPID)、サブパケットはサブフレーム毎に1つのサブパケットを有するランク−1で再転送できる。本発明の原理は、2つ以上の符号語が多重符号語MIMOを用いて同時に転送される場合に拡張できる。例えば、MIMO符号語の数が4の場合、4個の符号語に対してHARQ方式には全体的に32個のチャンネルがあるので、3−ビットプロセスIDがランク−4で4個の符号語の転送に用いられることができ、これら4個の符号語に対するサブパケットがPIDを4倍以上提供することで、ランク−1で転送できる。同様に、4個の符号語が同時に転送された2個の符号語を有するランク−2で転送される場合、ランク−2でのPIDサイズは4−ビットになることができる。ランク−2転送の場合に、PID1とPID2との間の第1リンク方式があり、PID3とPID4との間に第2リンク方式がある。
【0040】
【表2】


【0041】
<表2>で、CW2(PID2)に対するプロセスIDは、下記のようにCW1(PID1)に対するプロセスIDにリンクされる:
【0042】
PID2=PID1+8 (1)
【0043】
CW1とCW2との間をリンクさせるハイブリッドARQ PIDのための他の関数も利用できる。他の例を<表3>に示す。ここで、CW2プロセスID(PID2)は、下記のようにPID1にリンクされる:
【0044】
PID2=16−PID1 (2)
【0045】
【表3】


【0046】
本発明の原理に従う第2実施形態において、ランクが再転送時に1から2に変更される場合の、本発明の原理に従うHARQ再転送の例を図17に示す。プロセスIDの利用は、<表3>に従うことと仮定する。4個のサブパケットがランク−1で4個の異なる転送ブロック(符号語)から転送されることと仮定する。ランクが2に変更される場合の再転送時に、PID#7とPID#8に転送されたサブパケットは、<表3>でのマッピングにより許容されるように、ランク−2で共にスケジューリングできる。しかしながら、元のPID#5とPID#6に転送されたサブパケットは、この組み合せが<表3>でのマッピングにより許容されないので、共にスケジューリングできない。<表3>での同一列の2つのプロセス表示は、許容された組み合せであることに留意する。
【0047】
本発明の原理に従う第3実施形態において、CW1とCW2に対するプロセスIDは<表4>のように単一3−ビットフィールドから誘導される。CW1は奇数PIDを利用し、CW2は偶数PIDを利用する。この方式では、2つのサブパケットのPIDが<表4>の同一列に存在する場合、ランク−1からランク−2への2つのサブパケット再転送の同時スケジューリングを許容する。図18に示すように、CW1(SP11)に対するPID1は4であり、CW2(SP21)に対するPID2は5である。PID#4とPID#5は<表4>で同一列に存在するので、各々の該当符号語であるCW1及びCW2の再転送はランクが1から2に変更される場合、共にスケジューリングできる。しかしながら、この方式では、プロセスIDが同一列に存在しない場合、プロセスIDのサブパケットの再転送を許容しない。例えば、PID#4とPID#5が<表3>で同一列に存在しないので、PID#4及びPID#5のサブパケットはランク−2で共に再転送できない。
【0048】
【表4】


【0049】
本発明の原理に従う第4実施形態において、全体PIDフィールドと差動プロセスID(DPID)フィールドが2つの符号語転送に用いられる。CW2 PIDとCW1 PIDをリンクする1−ビットDPIDの例を<表5>に示す。DPIDフィールドが‘0’に設定される場合、下記の関係によって与えられたように、CW1 PIDは偶数となり、CW2 PIDは奇数となる:
【0050】
PID2=(PID1+1)mod16、ここで、DPID=‘0’ (3)
【0051】
DPIDフィールドが‘1’に設定される場合、CW1とCW2のPIDは全て偶数となる。しかしながら、下記の関係によって与えられたように、CW2に対するPIDは2だけシフトされる:
【0052】
PID2=(PID1+2)mod16、ここで、DPID=‘1’ (4)
【0053】
この原理は、DPIDフィールドに対し、1−ビット以上を用いてさらに拡張できる。例えば、2−ビットDPIDフィールドの場合、CW1とCW2 PIDは、次のようにリンクできる:
【0054】
PID2=(PID1+1)mod16、ここで、DPID=‘00’ (5)
【0055】
PID2=(PID1+5)mod16、ここで、DPID=‘01’ (6)
【0056】
PID2=(PID1+9)mod16、ここで、DPID=‘10’ (7)
【0057】
PID2=(PID1+13)mod16、ここで、DPID=‘11’ (8)
【0058】
DPIDフィールドが大きくなるほど、MIMOランクが元の転送と再転送との間で変更される場合、ハイブリッドARQ再転送にはより大きい柔軟性が許容される。
【0059】
【表5】


【0060】
本発明の原理に従う第5実施形態において、3−ビットプロセスIDは2つの符号語転送(ランク−2以上)で用いられ、4−ビットプロセスIDは1つの符号語転送(ランク−1)で用いられる。しかしながら、レイヤマッピング(CLM)ビットに対する余分の符号語は2つの符号語転送に用いられる。このビットが設定される場合、このビットは、図19に示すように、符号語のマッピングをレイヤにフリップさせる。CLMビットが‘0’に設定される場合、例えば、PID#6とPID#7は<表4>に従って各々レイヤ−1(CW1)とレイヤ−2(CW2)に移動する。一方、CLMビットが‘1’に設定される場合、PID#6とPID#7は、図19に示すように、レイヤ−2(CW2)とレイヤ−1(CW1)に移動する。このように、全体ビット数が単一符号語と2つの符号語転送との間で同一であり、これはランク−1に対して4−ビットプロセスID、ランク−2以上に対して3−ビットプロセスID+1−ビットCLM表示となる。
【0061】
本発明の原理に従う第6実施形態において、2つの4−ビットプロセスID(全体8−ビット)は2つの符号語転送に用いられ、<表6>に与えられた通り、単一4−ビットプロセスIDは単一符号語転送に用いられる。この方式では、ランクが変更されて、ある時には単一符号語が転送され、他の時には2つの符号語が転送できる場合、再転送時にスケジューリングとサブパケットのペアリングでの全体的な柔軟性を許容するようになる。図20に示した例を考慮して、このような柔軟性を説明する。ランク−2で転送された4個のサブパケットはランク−1での再転送を必要とすることと仮定する。4−ビットPIDはランク−1で利用可能であるので、4個の符号語が4個のサブフレームで転送されることができ、各々の符号語は現在のPIDを必要とする。IDが0及び3であるプロセス上のサブパケットはまた失敗し、またランク−2で再転送される。各々の符号語は自体に4−ビットプロセスIDを有しているので、これら2つの符号語からサブパケットがランク−2で共にスケジューリングできる。
【0062】
【表6】


【0063】
図21に示した本発明の原理に従う第7実施形態において、互いに異なるレイヤ上で転送された2つの符号語からの再転送は、OFDMで異なる周波数サブバンド上にスケジューリングできる。まず、4個のサブパケットがランク−2で2つのレイヤと2つのサブフレームの上に転送される。4個のサブパケットのうち、2つは失敗し、2つのOFDMサブバンド上のランク−1で単一レイヤに再転送される。2つの新たなサブパケットSP51とSP61は、各々0と9のPIDの2つのサブバンドにスケジューリングされる。各々3と9のPIDに対するSP32とSP61は、単一サブフレームでランク−2の2つのレイヤに再転送される。周波数ドメインでの再転送を許容することによって、2つのサブパケットは単一サブフレームで同時にスケジューリングできるので、再転送の速度が増加し、パケット転送の遅延は低減する。各々0と9のPIDにスケジューリングされたサブパケットSP51とSP61の場合と同様に、2つのサブパケットを他のサブバンド上に転送することが可能になる。<表1>に与えられたランク−2転送の2つの符号語に対する同一ACK/NACKフィードバック構造は、2つのサブパケットが異なるサブバンドにスケジューリングされる場合に利用できる。この2つの場合で、2つの符号語に対する2−ビットACK/NACKが必要である。
【0064】
本発明の原理の上記実施形態、即ち、プロセス表示を転送する方法は、ランクが元の転送と再転送との間で変更される場合の非同期式HARQ転送のみに適用されたものである。
【0065】
本発明は好ましい実施形態と関連して説明したが、特許請求範囲により規定されたように、本発明の範囲を逸脱しない限り、変形及び変更が可能であることを当業者は明確に理解することができる。
【符号の説明】
【0066】
110 送信機チェーン
111 データ
112 変調器
113 S/P変換機
114 逆方向高速フーリエ変換(IFFT)ユニット
116 CP挿入ユニット
117 送信機前端処理ユニット
120 受信機チェーン
121 受信機前端処理ユニット
122 CP除去ユニット
124 高速フーリエ変換ユニット
130 送信機
131 チャンネルコーダ
132 サブパケット生成器
140 受信機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ネットワークにおける通信方法であって、
少なくとも2個のトランスポートブロックでビットをエンコーディングするステップと、
変調シンボルを生成するために前記エンコーディングされたビットを変調するステップと、
トランスポートブロックの各々で前記変調されたシンボルを対応するレイヤーの各々にマッピングするステップと、
マッピングされたレイヤーを通して前記変調シンボル及び前記変調シンボルに関連した制御情報を送信するステップとを有し、
前記制御情報は、変調、割り当てられたリソース、及びレイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックを含むことを特徴とする無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項2】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックは、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係を示すことを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項3】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックが設定される場合に、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係が交換されることを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項4】
前記制御情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスアイデンティティーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項5】
再転送時点でレイヤーの個数を変更するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項6】
無線ネットワークにおける通信方法であって、
変調シンボル及び制御情報を受信するステップと、
前記受信された変調シンボル及び制御情報を分離するステップと、
変調、割り当てられたリソース、及びレイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックを前記制御情報から取得するステップと、
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックに基づいてレイヤーの各々で前記変調されたシンボルを対応するトランスポートブロックの各々にマッピングさせることにより前記受信された変調シンボルを空間処理するステップと、
前記変調に基づいて前記空間処理された変調シンボルの復調及びデコーディングを行うステップと
を有することを特徴とする無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項7】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックは、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係を示すことを特徴とする請求項6に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項8】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックが設定される場合に、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係が交換されることを特徴とする請求項6に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項9】
前記制御情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスアイデンティティーをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項10】
再転送時点でレイヤーの個数を変更するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の無線ネットワークにおける通信方法。
【請求項11】
無線ネットワークにおける通信装置であって、
少なくとも2個のトランスポートブロックでビットをエンコーディングするエンコーダと、
変調シンボルを生成するために前記エンコーディングされたビットを変調する変調器と、
トランスポートブロックの各々で前記変調されたシンボルを対応するレイヤーの各々にマッピングするプリコーダと、
マッピングされたレイヤーを通して前記変調シンボル及び前記変調シンボルに関連した制御情報を送信する送信機とを有し、
前記制御情報は、変調、割り当てられたリソース、及びレイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックを含むことを特徴とする無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項12】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックは、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係を示すことを特徴とする請求項11に記載の無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項13】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックが設定される場合に、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係が交換されることを特徴とする請求項11に記載の無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項14】
前記制御情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスアイデンティティーをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項15】
前記制御情報は、再転送時点でレイヤーの個数の変更を示す情報をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項16】
無線ネットワークにおける通信装置であって、
変調シンボル及び制御情報を受信し、前記受信された変調シンボル及び制御情報を分離し、変調、割り当てられたリソース、及びレイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックを前記制御情報から取得する受信機と、
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックに基づいてレイヤーの各々で前記変調されたシンボルを対応するトランスポートブロックの各々にマッピングさせることにより前記受信された変調シンボルを空間処理する空間処理器と、
前記変調に基づいて前記空間処理された変調シンボルの復調及びデコーディングを行う復調器と
を有することを特徴とする無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項17】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックは、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係を示すことを特徴とする請求項16に記載の無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項18】
前記レイヤーマッピング情報に対するトランスポートブロックが設定される場合に、トランスポートブロックとレイヤーとの間のマッピング関係が交換されることを特徴とする請求項16に記載の無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項19】
前記制御情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスアイデンティティーをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の無線ネットワークにおける通信装置。
【請求項20】
前記制御情報は、再転送時点でレイヤーの個数の変更を示す情報をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の無線ネットワークにおける通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2013−9402(P2013−9402A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−180050(P2012−180050)
【出願日】平成24年8月15日(2012.8.15)
【分割の表示】特願2010−528807(P2010−528807)の分割
【原出願日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】