説明

SG装置及びSGシステム及びSS7回線終端装置システムの実装方式

【課題】SS7回線終端装置のSG装置への機能縮退によって低コスト高性能を実現することができしかも既存のSGシステムとの混在も可能なSG装置を提供する。
【解決手段】SG装置100にSS7回線終端カード110を搭載し、SS7回線終端カード110のドライバAPI(Application Programming Interface)とSGアプリケーション140間に、I/Fレイヤ120,130を実現することにより、SS7回線終端カード110を仮想的なSS7回線終端装置と見立て、既存のSGシステムとの混在を可能としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SG装置及びSGシステム及びSS7回線終端装置システムの実装方式に関する。
【背景技術】
【0002】
既存のSGシステムを、図5を参照して説明する。
図5において、既存のSGシステムではSS7信号網とIP網との間での信号メッセージのゲートウェイ機能を有するSG装置100は、SG機能を実現するためのソフトウェア群により構成されるSGアプリケーション140を備え、プリミティブ160と呼ばれる信号メッセージによって外部装置であるSS7回線終端装置115,116との間の通信が行われる。このSS7回線終端装置115,116はSS7網との間でSS7信号を受発信する。
【0003】
この既存のSGシステムではSG装置100及びSS7回線終端装置115,116の個々にコスト負担が発生することから、昨今では、これらの分かれた装置を機能縮退し、低コストで高性能なSGシステムの構築が求められている。
【0004】
特許文献1にはSS7などの様々なプロトコルと通信可能な機能モジュール、ゲートウエイモジュールからなるネットワークアタ゛フ゜タ等を含み、シグナリンク゛ケ゛ートウエイシステムがSS7回線を終端し、ケ゛ートウエイモジュールはSS7上の入力メッセージをリッスンし、さらにモジュールが使用してインタフエース構成するインタフエースマネージャを有し、機能モジュールはネットワークインタフエース等のインタフエース層を有し、アプリケーションプログラミングインタフエース(API)にもとづいて新サービスが開発されるむシグ゛ナリンク゛プロセス統合システム(TAPS10)が開示される。このシグ゛ナリンク゛プロセス統合システム(TAPS10)は様々なシステムIPネットワーク、電話網、INネットワーク、ハイブリッドネットワークと連携して動作可能であり、かつ新しいネットワークサービスが作成可能で、さらに様々なシステムのアップグレード行い、新しいサービスを通信ネットワークに追加し、通信ネットワークから受信したサービスを処理し、冗長性の処理を行ない、機能不良のモジュールを置きかえるソフトウェアによって実施される分散型のサービス統合システムが開示される。
【0005】
特許文献2 にはSS7はメッセーシ゛転送部分にアクセスされ、メッセージ転送部分はフ゜リミティブ゛を使用してインタフエースされ、メッセーシ゛転送部分レイヤはSS7ユーサ゛部分と通信するためにプ゜リミティブを使用し、シグナリングリンク構成がメッセージ転送部分レイヤを介して提供される事が開示される。すなわちSS7がプリミティフ゛をメッセージ転送部分にマッピングし、SS7がシグナリンク゛ケ゛ートウエイにプリミティブ(基本制御命令)マッピングレイヤを介して統合された高速SS7シグナリングアダプテーション装置が開示される。
【0006】
特許文献3にはE2ENP(エンドツーエンド交渉フ゜ロトコル)がセッション確立のためにインタフエースのプリミティフ゛をマッピングし、様々なフ゜リミティブを転送可能で、プ゜リミティフ゛を用いてアクセスの予約を行い、異なる機種が混在する環境でE2ENPをサポートしないアフ゜リケーションは固有の部分で動作でき、プリミティブマッピングを使用する事で異なる機種が混在する環境で相互運用可能通信システム通信システムが開示される。
【0007】
【特許文献1】特表2006−502493号公報
【特許文献2】特表2002−500489号公報
【特許文献3】特表2006−504363号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし以上の従来の各SGシステムでは、交換機に代表されるような全ての機能を一つの装置に集約した大型の装置による実装が主流であった。この様に、大型の装置は高価であり、処理能力・拡張性が低いという問題があった。
【0009】
その後、それぞれの機能を装置ごとに分けることにより、柔軟なシステム構成を可能とするSGシステムが登場した。しかし、装置を分けることにより、拡張性は向上したが、装置ごとの購入・メンテナンスコストは低減されなかった。これらの背景から、昨今では、分けられた装置のいくつかをブレードサーバ装置に機能を縮退した、低コストで高性能な装置が求められている。
【0010】
既存のSGシステムのシステム構成における問題について検討した場合には、既存のSGシステムでは、SS7回線終端装置を外部装置とするシステム構成であり、SS7回線終端装置とSG装置が分かれていることにより、次のような問題が発生している。
すなわち第一に各装置が分かれていることにより装置個々に購入・メンテナンスコストがかかる。また第二に物理的な回線種が異なるシステム(TDM:Time Division Multiplexing/ATM:Asynchronous Transfer Mode)では、その都度、SS7回線終端装置を購入する必要があり、コストと拡張性の面から問題がある。
【0011】
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑み、SS7回線終端装置のSG装置への機能縮退によって低コスト高性能を実現することができしかも既存のSGシステムとの混在も可能なSG装置及びSGシステム及びSS7回線終端装置システムの実装方式を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
すなわち本発明のSG装置は、SS7回線終端カードを搭載したことを特徴とする。
【0013】
また本発明のSGシステムは、SG機能を搭載したSG装置にSS7回線終端カードを搭載してなることを特徴とする。
【0014】
さらに本発明のSS7回線終端装置システムの実装方式は、SG機能を搭載したSG装置にSS7回線終端カードを搭載することを特徴とする。
【0015】
以上の本発明のSG装置又はSGシステム又はSS7回線終端装置システムの実装方式ではSS7回線終端カードを搭載したSG装置にI/Fレイヤを実装することができる。
【0016】
以上の本発明のSG装置又はSGシステム又はSS7回線終端装置システムの実装方式ではSS7回線終端カードを搭載したSG装置と外部SS7回線終端装置とプリミティブによって通信が行われるSG装置とを並存させることができる。
【0017】
以上の本発明のSG装置又はSGシステム又はSS7回線終端装置システムの実装方式ではI/Fレイヤのみのカスタマイズで回線種の異なるSS7回線終端カードの搭載に対応可能とすることができる。
【0018】
以上の本発明のSG装置又はSGシステム又はSS7回線終端装置システムの実装方式ではSG装置を2重化構成としてもよい。
【0019】
以上の本発明のSG装置又はSGシステム又はSS7回線終端装置システムの実装方式ではSS7回線終端カードを搭載したSG装置にプリミティブマッピングレイヤを実装することにより、外部SS7回線終端装置とプリミティブによって通信が行われるSG装置を備えたSGシステムで適用されるSS7回線終端装置とSG装置間の通信方式を適用可能とすることができる。

【0020】
[作用]
本発明のSG装置及びSGシステム及びSS7回線終端装置システムの実装方式によれば、SS7回線終端装置をSG装置に機能縮退したため、SG装置内でSS7網とIP網が終端し、さらにプリミティブマッピングレイヤを実装することで、既存のSGシステムで用いられていたSS7回線終端装置とSG装置間の通信方式を変更することなく、機能縮退ができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明のSG装置及びSGシステム及びSS7回線終端装置システムの実装方式によれば、SS7回線終端装置をSG装置に機能縮退したため、装置にかかる購入・メンテナンスコストを低減することができ、既存のSGシステムとの混在にも柔軟に対応できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1は本発明の実施の形態に係るSG装置を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態に係るSG装置を用いたSGシステムのノード構成図、図3は本発明の実施の形態に係るSG装置の動作を示すシーケンス図、図4は本発明を適用した他の実施の形態のSGシステムの構成を示すブロック図であり、各図において同一部分には同一符号を付している。
【0023】
本発明のSG装置及びSGシステム及びSS7回線終端装置システムの実装方式はSG(Signaling Gateway)システムを構成するSS7(Signaling System No.7)回線終端装置を、信号メッセージのゲートウェイ機能を具備するSG装置に機能縮退する際に、SG装置とSS7回線終端カード間のI/F(Interface)を実現することにより、SS7回線終端カードを仮想的なSS7回線終端装置と見立てることを特徴としている。
【0024】
図1に本発明を適用した一実施の形態の構成を示す。
図1において、SG機能を具備したSG装置100は、SS7回線終端カード110と、プリミティブマッピングレイヤ120と、SS7回線終端カードI/Fレイヤ130と、SGアプリケーション140で構成されている。
SG装置100は、ブレードサーバ装置などの装置により実現され、SS7信号網とIP網との間での信号メッセージのゲートウェイ機能を有する。
SS7回線終端カード110は、SS7インターフェース機能を有したPCIなどのカード規格準拠したカード装置である。
【0025】
プリミティブマッピングレイヤ120は、プリミティブ160とSS7回線終端カードI/Fレイヤ130のAPI(Application Program Interface)間のマッピング機能を有する。
SS7回線終端カードI/Fレイヤ130は、プリミティブマッピングレイヤ120から自APIが実行されることによりSS7回線終端カード110のドライバAPIを実行する機能を有する。
【0026】
SGアプリケーション140は、SG機能を実現するためのソフトウェア群により構成されている。これらのソフトウェア群により、SS7信号網とIP網間の信号メッセージのゲートウェイ機能を実現する。
なお、SG装置100は本図では1台で記載しているが、本発明により、SG装置にSS7回線終端機能を縮退させたことにより、SG装置100を1ノードとして取り扱えることから、これらが複数で構成された場合においても、本発明を容易に実施できるというのは当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
【0027】
図1においてSG装置100にSS7回線終端カード110を搭載し、SS7回線終端カード110のドライバAPI(Application Programming Interface)とSGアプリケーション140間に、I/Fレイヤ120,130を実現することにより、SS7回線終端カード110を仮想的なSS7回線終端装置と見立て、既存のSGシステムとの混在を可能としている。
【0028】
図1においてSS7回線終端カード110はSS7インターフェース機能を有したPCI(Peripheral Component Interconnect)などの規格に準拠したカード装置である。このSS7回線終端カード110をSG装置に搭載することにより、SS7回線終端カード110を仮想的なSS7回線終端装置として見立てることを可能とし、SGシステムの機能縮退を実現する。
【0029】
このように、既存のSGシステムにおいて、分かれていた2つの装置を1つの装置に機能縮退することにより、購入・メンテナンスコストを抑えることができる。また、SS7回線終端カード110は比較的安価で装置への搭載が容易である為、回線種が異なるシステムにおける問題についても、コストと拡張性の面から問題を解決することができる。
【0030】
次にSS7回線終端カード110のドライバAPIとSG装置100のSGアプリケーション140間のI/Fについて説明する。
図5に示す既存のSGシステムでは、SS7回線終端装置115,116とSG装置100間の通信に、プリミティブ160と呼ばれる信号メッセージを用いている。この既存の通信方式を変更することなく、機能縮退を実現するためにSG装置100内に、プリミティブマッピングレイヤ120とSS7回線終端カードI/Fレイヤ130の2つのレイヤをソフトウェアアプリケーションで実装する。
【0031】
この様に2つのレイヤを実装することにより、既存の通信方式を変更することなく、SS7回線終端カード110とSG装置100間のI/Fを実現することができる。また、プリミティブマッピングレイヤ120とSS7回線終端カードI/Fレイヤ130間のAPIを統一することにより、回線種の異なるSS7回線終端カード110を搭載する際に、SS7回線終端カードI/Fレイヤ130のみのカスタマイズで対応可能である。
【0032】
このように、本発明のSS7回線終端装置の機能縮退の実装方式を、SG装置に適用することにより、回線種に依存しないシステム構成が可能となり、既存SGシステムとの混在を考えたときも、SG装置内でSGシステムが包括されるため、柔軟に対応することができる。
【0033】
既存のSGシステムと、本発明を適用したSGシステムが混在する場合の例を図2のノード構成図を用いて説明する。
同一シャーシ220に、既存SGシステム200と本発明を適用したSGシステム210が混在して搭載されている場合、それぞれのSGシステムは枠で囲ったように、独立した1つのノードとして扱われるため、既存SGシステム200が搭載されたシャーシ220に、本発明を適用したSGシステム210を追加搭載しても影響はない。これは、それぞれの枠で囲ったSGシステム内で、SS7網とIP網がそれぞれ終端しているためである。また、図ではSGシステム内のSG装置を2重化構成で記載しているが、1重化構成であっても本発明が適用可能である事は、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
【0034】
図3に、本発明を適用したSG装置の動作をシーケンス図で示す。
SS7網へSS7信号を送信開始する時、まずSGアプリケーション140から送信されたプリミティブ160をプリミティブマッピングレイヤ120にて受信する(ステップ301)。プリミティブ160を受信したプリミティブマッピングレイヤ140は、受信したプリミティブ160をSS7回線終端カードI/Fレイヤ130のAPIにマッピングし、APIを実行する(ステップ302)。
【0035】
SS7回線終端カードI/FレイヤのAPIを実行することにより、SS7信号がSS7回線終端カードI/Fレイヤに送信される(ステップ303)。SS7信号を受信したSS7回線終端カードI/Fレイヤは、SS7回線終端カードの信号送信のドライバAPIを実行し(ステップ304)、SS7信号をSS7回線終端カードのドライバへ送信する(ステップ305)。SS7信号を受信したSS7回線終端カードのドライバは、受信したSS7信号をSS7網へ送信し、SS7網へのSS7信号の送信が完了する(ステップ306)。
【0036】
次に、SS7網からのSS7信号の受信処理の動作を説明する。まず、プリミティブマッピングレイヤは、SS7回線終端カードI/FレイヤのSS7信号受信APIを実行する(ステップ311)。APIを実行されたSS7回線終端カードI/Fレイヤは、SS7回線終端カードのドライバのSS7信号受信APIを実行する(ステップ312)。SS7網からのSS7信号をSS7回線終端カードのドライバが受信した場合(ステップ313)、受信したSS7信号をSS7回線終端カードI/Fレイヤへ送信する(ステップ314)。
【0037】
SS7信号を受信したSS7回線終端カードI/Fレイヤは、そのSS7信号をプリミティブマッピングレイヤへ送信する(ステップ315)。そして、SS7信号を受信したプリミティブマッピングレイヤは、そのSS7信号をプリミティブにマッピングし(ステップ316)、SGアプリケーションへ送信する(ステップ317)。以上のステップ311〜317を周期的に実行することにより、SS7網からのSS7信号の受信処理を実現する。
【0038】
前記の発明の実施の形態には、SS7回線終端装置をSG装置内に機能縮退することにより、本発明を適用したSGシステムと、既存のSGシステムとの混在に柔軟に対応可能であることについて、説明した。
他の実施の形態として、SG装置に搭載するSS7回線終端カードの回線種が異なる場合の実施の形態について以下に説明する。
【0039】
図4に本発明を適用した他の実施の形態の構成を示す。図4のノード構成図を用いて異なる回線種のSS7回線終端カードを搭載した複数のSG装置が同一シャーシ内で混在した場合の例を説明する。
図4において、SG装置400は、SS7回線終端カード(TDM用)401と、プリミティブマッピングレイヤ402と、SS7回線終端カードI/Fレイヤ(TDM用)403と、SGアプリケーション404で構成されている。また、SG装置450は、SS7回線終端カード(ATM用)451と、プリミティブマッピングレイヤ452と、SS7回線終端カードI/Fレイヤ(ATM用)453と、SGアプリケーション454で構成されている。
【0040】
SG装置400,450と、プリミティブマッピングレイヤ402,452と、SGアプリケーション404,454は、前述の実施の形態と同様である。
SS7回線終端カード(TDM用)401は、TDMの回線種に対応したSS7回線終端カードである。
SS7回線終端カード(ATM用)451は、ATMの回線種に対応したSS7回線終端カードである。
SS7回線終端カードI/Fレイヤ(TDM用)403は、プリミティブマッピングレイヤ402から自APIが実行されることによりSS7回線終端カード(TDM用)401のドライバAPIを実行する機能を有する。
【0041】
SS7回線終端カードI/Fレイヤ(ATM用)453は、プリミティブマッピングレイヤ452から自APIが実行されることによりSS7回線終端カード(ATM用)451のドライバAPIを実行する機能を有する。
【0042】
回線種TDMに対応したSS7回線終端カード401を搭載したSG装置400と、回線種ATMに対応したSS7回線終端カード451を搭載したSG装置450が同一シャーシ480内に混在し、それぞれの装置は独立したノードとして扱われるため、回線種が異なっていても、それぞれで干渉は起こらず混在が可能である。
【0043】
また、SG装置内の実装については、プリミティブマッピングレイヤとSS7回線終端カードI/Fレイヤ間のAPIを統一していることから、SS7回線終端カードの対応回線種によりカスタマイズが必要なものは、SS7回線終端カードI/Fレイヤのみとなり、容易に多様な回線種のSGに対応可能である。
図4に示す様に、SS7回線終端カード(TDM用)401の搭載時には、SS7回線終端カードI/FレイヤをTDM用403にカスタマイズするだけで対応可能である。
【0044】
以上の実施の形態のSG装置及びSGシステム及びSS7回線終端装置システムの実装方式によればSG装置に異なる回線種に対応したSS7回線終端カードを搭載し、それらの装置が同一シャーシ内に混在した場合、装置間で干渉を起こすことなく混在が可能である。
【0045】
またSG装置に異なる回線種に対応したSS7回線終端カードを搭載する際に、プリミティブマッピングレイヤとSS7回線終端カードI/Fレイヤ間のAPIを統一することで、カスタマイズはSS7回線終端カードI/Fレイヤのみとなり、容易に多様な回線種のSGに対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施の形態に係るSG装置を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態に係るSGシステムのノード構成図
【図3】本発明の実施の形態に係るSG装置の動作を示すシーケンス図
【図4】本発明を適用した他の実施の形態のSGシステムの構成を示すブロック図。
【図5】従来のSGシステムを示すブロック図
【符号の説明】
【0047】
100,400,450・・・SG装置、110・・・SS7回線終端カード、120,402,452・・・プリミティブマッピングレイヤ、130・・・SS7回線終端カードI/Fレイヤ・・・、140,404,454・・・SGアプリケーション、160・・・プリミティブ、115,116・・・SS7回線終端装置、200,210・・・SGシステム、220・・・シャーシ、401・・・SS7回線終端カード(TDM用)、403・・・SS7回線終端カードI/Fレイヤ(TDM用)、451・・・SS7回線終端カード(ATM用)、453・・・SS7回線終端カードI/Fレイヤ(ATM用)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
SS7回線終端カードを搭載したことを特徴とするSG装置。
【請求項2】
I/Fレイヤを実装してなる請求項1に記載のSG装置。
【請求項3】
I/Fレイヤのみのカスタマイズで回線種の異なるSS7回線終端カードの搭載に対応可能とした請求項1又は請求項2のいずれか一に記載のSG装置。
【請求項4】
プリミティブマッピングレイヤを実装して備える請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のSG装置。
【請求項5】
SG機能を搭載したSG装置にSS7回線終端カードを搭載してなることを特徴とするSGシステム。
【請求項6】
SG装置にSS7回線終端カードを搭載する際に、I/Fレイヤを実装してなる請求項5に記載のSGシステム。
【請求項7】
SS7回線終端カードを搭載したSG機能を搭載したSG装置と、外部SS7回線終端装置とプリミティブによって通信が行われるSG装置とを並存させてなる請求項5又は請求項6記載のSGシステム。
【請求項8】
I/Fレイヤのみのカスタマイズで回線種の異なるSS7回線終端カードの搭載に対応可能とした請求項5乃至請求項7のいずれか一に記載のSGシステム。
【請求項9】
SG装置を2重化構成とした請求項5乃至請求項8のいずれか一に記載のSGシステム。
【請求項10】
SS7回線終端カードを搭載したSG装置にプリミティブマッピングレイヤを実装した請求項5乃至9のいずれか一に記載のSGシステム。
【請求項11】
SG機能を搭載したSG装置にSS7回線終端カードを搭載することを特徴とするSS7回線終端装置システムの実装方式。
【請求項12】
SS7回線終端カードを搭載したSG装置にI/Fレイヤを実装する請求項11に記載のSS7回線終端装置システムの実装方式。
【請求項13】
SS7回線終端カードを搭載したSG装置と外部SS7回線終端装置とプリミティブによって通信が行われるSG装置とを並存させる請求項11又は請求項12記載のSS7回線終端装置システムの実装方式。
【請求項14】
I/Fレイヤのみのカスタマイズで回線種の異なるSS7回線終端カードの搭載に対応可能とする請求項11乃至請求項13のいずれか一に記載のSS7回線終端装置システムの実装方式。
【請求項15】
SG装置を2重化構成とする請求項11乃至請求項14のいずれか一に記載のSS7回線終端装置システムの実装方式。
【請求項16】
SS7回線終端カードを搭載したSG装置にプリミティブマッピングレイヤを実装することにより、外部SS7回線終端装置とプリミティブによって通信が行われるSG装置を備えたSGシステムで適用されるSS7回線終端装置とSG装置間の通信方式を適用可能とする請求項11乃至15のいずれか一に記載のSS7回線終端装置システムの実装方式。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−245154(P2008−245154A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−85922(P2007−85922)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】