説明

T−DNA挿入変異を利用した稲器官優先遺伝子同定方法及び前記方法で同定された遺伝子

本発明はT-DNA挿入変異を利用した稲器官優先遺伝子同定方法及び前記方法で同定された遺伝子に関する。特に本発明は、T-DNA/GUS挿入変異体に変形された遺伝子を有する稲細胞株生産方法を提供する。前記挿入体のGUS部分はプロモータがなく、したがって、GUS遺伝子は活性遺伝子に挿入された場合にのみ発現される。このような方法で、多様な稲遺伝子の器官優先的発現を確認することができる。本発明はまた、T-DNA/GUS挿入変異体誘発法で確認した器官-優先的遺伝子及びこれから暗号化される蛋白質に関する。また、本発明は稲植物に対する情報、例えば挿入体を有する遺伝子、暗号化された蛋白質、変異体株の表現型特徴及び標識遺伝子のプロモータ活性のような情報があるダイタベースに関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
序列番号18〜34及び序列番号18〜34に相補的なヌクレオチド序列からなる群より選択される1種のヌクレオチド序列、または前記序列の少なくとも10、15、20、25、30、35、40、50、75、100、150、200、300、400、500、750、1000、1250または1500以上の連続ヌクレオチドを含む切片と、デフォルト媒介変数を有するBLASTNバージョン2.0セットで少なくとも70%以上の相同性を有する1種のヌクレオチド序列を含む核酸。
【請求項2】
前記相同性は少なくとも80%以上である、請求項1に記載の核酸。
【請求項3】
前記相同性は少なくとも85%以上である、請求項1に記載の核酸。
【請求項4】
前記相同性は少なくとも90%以上である、請求項1に記載の核酸。
【請求項5】
前記相同性は少なくとも95%以上である、請求項1に記載の核酸。
【請求項6】
前記相同性は少なくとも97%以上である、請求項1に記載の核酸。
【請求項7】
前記相同性は100%である、請求項1に記載の核酸。
【請求項8】
序列番号35〜51及び序列番号35〜51に相補的なヌクレオチド序列からなる群より選択された1種のヌクレオチド序列、または前記序列の少なくとも10、15、20、25、30、35、40、50、75、100、150、200、300、400、500、750、1000、1250または1500以上の連続ヌクレオチドを含む切片と、デフォルト媒介変数を有するBLASTNバージョン2.0セットで少なくとも70%以上の相同性を有する1種のヌクレオチド序列を含む核酸。
【請求項9】
前記相同性は少なくとも80%以上である、請求項8に記載の核酸。
【請求項10】
前記相同性は少なくとも85%以上である、請求項8に記載の核酸。
【請求項11】
前記相同性は少なくとも90%以上である、請求項8に記載の核酸。
【請求項12】
前記相同性は少なくとも95%以上である、請求項8に記載の核酸。
【請求項13】
前記相同性は少なくとも97%以上である、請求項8に記載の核酸。
【請求項14】
前記相同性は100%である、請求項8に記載の核酸。
【請求項15】
序列番号52〜68からなる群より選択される1種のアミノ酸序列、または前記序列の少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、50、75、100、200、400、600、800または1000以上の連続アミノ酸を含む切片と、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで少なくとも25%以上のアミノ酸相同性を有する1種のポリペプチドを暗号化する核酸。
【請求項16】
前記アミノ酸相同性は少なくとも40%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項17】
前記アミノ酸相同性は少なくとも50%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項18】
前記アミノ酸相同性は少なくとも60%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項19】
前記アミノ酸相同性は少なくとも70%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項20】
前記アミノ酸相同性は少なくとも80%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項21】
前記アミノ酸相同性は少なくとも85%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項22】
前記アミノ酸相同性は少なくとも90%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項23】
前記アミノ酸相同性は少なくとも95%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項24】
前記アミノ酸相同性は少なくとも99%以上である、請求項15に記載の核酸。
【請求項25】
前記アミノ酸相同性は100%である、請求項15に記載の核酸。
【請求項26】
序列番号52〜68からなる群より選択される1種のアミノ酸序列、または前記序列の少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、50、75、100、200、400、600、800または1000以上の連続アミノ酸を含む切片と、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで少なくとも25%以上のアミノ酸相同性を有するポリペプチド。
【請求項27】
前記アミノ酸相同性は少なくとも40%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項28】
前記アミノ酸相同性は少なくとも50%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項29】
前記アミノ酸相同性は少なくとも60%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項30】
前記アミノ酸相同性は少なくとも70%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項31】
前記アミノ酸相同性は少なくとも80%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項32】
前記アミノ酸相同性は少なくとも90%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項33】
前記アミノ酸相同性は少なくとも95%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項34】
前記アミノ酸相同性は少なくとも99%以上である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項35】
前記アミノ酸相同性は100%である、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項36】
序列番号52〜68からなる群より選択される1種のアミノ酸序列を含むポリペプチドを暗号化するヌクレオチド序列を含み、
前記ヌクレオチド序列はプロモータに作動可能に連結されたものである再組合核酸。
【請求項37】
ゲルミン-類似蛋白質、代替オキシダーゼ蛋白質、XA21-類似蛋白質キナーゼ遺伝子、受容体-類似蛋白質キナーゼ、メチルマロネートセミ-アルデヒドデヒドロゲナーゼ、RNA-結合蛋白質LAH1相同体、液胞ATP合成酵素サブユニットC、ケイ皮酸4-ヒドロキシラーゼ、H-蛋白質プロモータ結合因子-2a、フラップエンドヌクレアーゼ、熱衝撃蛋白質Hsp70、アンモニウム輸送体、ATP-依存性RNAヘリカーゼ、グルコース-6-ホスフェート/ホスフェート輸送体、RNAメチル基転移酵素、アクチンデポリマライジング因子5及びベータ-グルコシダーゼからなる群より選択される遺伝子が破壊された、遺伝学的に変形された稲植物。
【請求項38】
序列番号18〜34からなる群より選択された1種のヌクレオチド序列を含む遺伝子が破壊された、遺伝学的に変形された稲植物。
【請求項39】
序列番号52〜68からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を含むポリペプチドを暗号化する遺伝子が破壊された、遺伝学的に変形された稲植物。
【請求項40】
1b-115-22、1b-164-43、1b-192-40、1b-207-27、1b-138-07、1d-059-12、1c-087-40、1c-017-14、1c-038-56、1c-041-47、1c-064-20、1c-109-35、1c-109-51、1c-056-07、1c-100-32、1c-142-27、及び1c-140-04からなる群より選択された、遺伝学的に変形された稲植物。
【請求項41】
序列番号52〜68からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を含むポリペプチドが過発現または未発現された、遺伝学的に変形された稲植物。
【請求項42】
a)序列番号18〜34からなる群より選択された1種の遺伝子が破壊された稲植物を収得し、及び
b)前記稲植物を、同定された好ましい特性を持つ植物が許容される条件に露出させることを含む特性を有する稲植物検索方法。
【請求項43】
前記同定された好ましい特性は、光合成力変異、生物学的ストレスに対する反応変異、遠隔作用、無生物学的ストレスに対する反応変異、形態学的変異、穀物収率変異、穀物内栄養物含量変異、成長速度変異、二次代謝産物代謝経路変異、殺虫剤抵抗性変異、穀物模様及び味のような穀物の特性変異、調理品質、収穫物品質変異、最適成長温度変異、除草剤抵抗性変異、開花時期変異、種子充填物特性変異、ホルモン生合成/分解経路変異またはホルモン反応変異からなる群から選択される、請求項42に記載の検索方法。
【請求項44】
(a)植物細胞を序列番号52〜68からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を含む蛋白質の発現または活性が、天然型植物に比べて増加または減少する核酸序列に接触させて形質転換植物細胞を収得し、
(b)前記形質転換植物細胞から植物を生産し、
(c)前記蛋白質を発現する植物を選別することを含む、
天然型に比べて変異された表現型を有する遺伝学的に変形された植物の生産方法。
【請求項45】
前記接触は物理的な手段によるものである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記接触は化学的な手段によるものである、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記植物細胞は全植物で再生される、原形質体、生殖細胞生産細胞及び全植物からなる群より選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記核酸序列は構成性プロモータ、組織特異的プロモータ、器官特異的プロモータ、発生学的特異プロモータ及び誘導性プロモータからなる群より選択された1種のプロモータに作動可能に連結されたものである、請求項44に記載の方法。
【請求項49】
前記プロモータは内因性プロモータ及び異種プロモータからなる群より選択されたプロモータである、請求項44に記載の方法。
【請求項50】
前記アミノ酸は序列番号52〜68からなる群より選択されたアミノ酸序列を含む1種のポリペプチドと、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで少なくとも90%以上のアミノ酸相同性を有することを含むアミノ酸である、請求項44に記載の方法。
【請求項51】
前記アミノ酸は序列番号52〜68からなる群より選択されたアミノ酸序列を含む1種のポリペプチドと、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで少なくとも95%以上のアミノ酸相同性を有することを含むアミノ酸である、請求項44に記載の方法。
【請求項52】
前記蛋白質を暗号化する核酸序列は序列番号18〜34及び序列番号35〜51からなる群より選択される1種のヌクレオチド序列を含む、請求項44に記載の方法。
【請求項53】
前記植物は双子葉植物である、請求項44に記載の方法。
【請求項54】
前記植物は単子葉植物である、請求項44に記載の方法。
【請求項55】
序列番号52〜68からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで評価し、少なくとも80%以上のアミノ酸相同性を有するポリペプチドを暗号化する核酸序列が導入された、遺伝学的に変形された種子。
【請求項56】
前記核酸は序列番号52〜68からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで評価し、少なくとも85%以上のアミノ酸相同性を有するポリペプチドを暗号化するものである、請求項55に記載の遺伝学的に変形された種子。
【請求項57】
前記核酸は序列番号52〜68からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで評価し、少なくとも90%以上のアミノ酸相同性を有するポリペプチドを暗号化するものである、請求項55に記載の遺伝学的に変形された種子。
【請求項58】
前記核酸は序列番号52〜68からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を、デフォルト媒介変数を有するBLASTP、BLASTXまたはTBLASTNで評価し、少なくとも95%以上のアミノ酸相同性を有するポリペプチドを暗号化するものである、請求項55に記載の遺伝学的に変形された種子。
【請求項59】
序列番号52〜68またはこれらの切片からなる群より選択された1種のアミノ酸序列を含む分離されたポリペプチドに結合する抗体。
【請求項60】
(a)序列番号18〜34からなる群より選択された1種の序列の転写させるプロモータを収得し、
(b)前記プロモータに遺伝子を作動可能に連結させ、
(c)前記遺伝子が作動可能に連結された前記プロモータを稲植物に導入することを含む稲の特定組織または組織における遺伝子発現方法。
【請求項61】
序列番号18〜34及び序列番号18〜34に相補的なヌクレオチド序列からなる群より選択された1種のヌクレオチド序列、または前記序列の少なくとも10、15、20、25、30、35、40、50、75、100、150、200、300、400、500、750、1000、1250または1500以上の連続ヌクレオチドを含む切片を含むヌクレオチド序列が保存されたコンピュータ認識可能な媒体。
【請求項62】
前記コンピュータ認識可能な媒体は前記核酸序列が転写される組織または器官を示すデータがさらに含まれた、請求項61に記載の媒体。
【請求項63】
序列番号35〜51及び序列番号35〜51に相補的なヌクレオチド序列からなる群より選択された1種のヌクレオチド序列を、または前記序列の少なくとも10、15、20、25、30、35、40、50、75、100、150、200、300、400、500、750、1000、1250または1500以上の連続ヌクレオチドを含む切片を含むヌクレオチド序列が保存されたコンピュータ認識可能な媒体。
【請求項64】
前記コンピュータ認識可能な媒体は前記コーディング序列を有するmRNAが発現される組織または器官を示すデータがさらに含まれた、請求項63に記載の媒体。
【請求項65】
序列番号52〜68、序列番号52〜68に相補的なヌクレオチド序列からなる群より選択された1種のアミノ酸序列、または前記序列の少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、50、75、100、200、400、600、800または1000以上の連続アミノ酸を含む切片を含むアミノ酸序列が保存されたコンピュータ認識可能な媒体。
【請求項66】
前記コンピュータ認識可能な媒体は前記アミノ酸序列が存在する組織または器官を示すデータがさらに含まれた、請求項65に記載の媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公表番号】特表2006−507819(P2006−507819A)
【公表日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−553256(P2004−553256)
【出願日】平成15年11月14日(2003.11.14)
【国際出願番号】PCT/KR2003/002461
【国際公開番号】WO2004/046357
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
マッキントッシュ
【出願人】(502258417)ポスコ (73)
【出願人】(503367099)ポステック ファンデーション (15)
【Fターム(参考)】