Web業務アプリケーション情報管理システム
【課題】Web業務アプリケーションで使用される情報を衝突しないように管理することができるWeb業務アプリケーション情報管理システムを得る。
【解決手段】Web業務アプリケーション1は、アプリケーションプログラムの中の変数等の情報2を持つとともに、Web業務アプリケーション情報管理機能3により情報2が管理され、このWeb業務アプリケーション情報管理機能3は、情報2をグループに振り分ける自動振分機能4と、自動振分機能4が情報2を振り分けるときに参照する振分ルールを定義した振分ルール設定機能5と、自動振分機能4が振分ルールに従って振分けした情報2を管理する情報管理機能6とにより構成されている。
【解決手段】Web業務アプリケーション1は、アプリケーションプログラムの中の変数等の情報2を持つとともに、Web業務アプリケーション情報管理機能3により情報2が管理され、このWeb業務アプリケーション情報管理機能3は、情報2をグループに振り分ける自動振分機能4と、自動振分機能4が情報2を振り分けるときに参照する振分ルールを定義した振分ルール設定機能5と、自動振分機能4が振分ルールに従って振分けした情報2を管理する情報管理機能6とにより構成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、Web業務アプリケーションで使用される情報を管理するWeb業務アプリケーション情報管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のWeb業務アプリケーション情報管理は、HTMLコンテンツやオブジェクトの構造を解析し、その結果を元に情報を管理するもの(例えば特許文献1、2参照)である。
【0003】
【特許文献1】特開平11−242673号公報(第15〜35頁、図1)
【特許文献2】特開2005−4428号公報(第8〜16頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、HTMLコンテンツを解析し、その中の情報を自動で管理することで、Web業務アプリケーションの品質と開発効率向上を実現するものであった。この場合、管理できる情報は、解析する対象に含まれる情報に限定されるといった問題がある。
また、従来は、一つのWeb業務アプリケーションで複数の業務機能(サブシステム等)を構成する場合、各業務機能で扱う情報名称が衝突しないように意識して設計しなければならないという問題もあった。それは、ある業務機能で扱っていた情報が、他の業務機能によって更新されてしまうことを防ぐためである。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、Web業務アプリケーションで使用される情報を衝突しないように管理することができるWeb業務アプリケーション情報管理システムを得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係わるWeb業務アプリケーション情報管理システムにおいては、Web業務アプリケーションにおける情報をグループに振り分けるための振分ルールを定義した振分ルール設定機能、この振分ルール設定機能により定義された振分ルールに基づき、情報をグループに振り分ける自動振分機能、及びこの自動振分機能によってグループに振り分けられた情報を管理する情報管理機能を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明は、以上説明したように、Web業務アプリケーションにおける情報をグループに振り分けるための振分ルールを定義した振分ルール設定機能、この振分ルール設定機能により定義された振分ルールに基づき、情報をグループに振り分ける自動振分機能、及びこの自動振分機能によってグループに振り分けられた情報を管理する情報管理機能を備えたので、Web業務アプリケーションで使用される情報を衝突しないように管理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜5に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの全体構成図である。
図1において、Web業務アプリケーション1は、アプリケーションプログラムの中の変数等の情報2を持っている。Web業務アプリケーション情報管理機能3は、情報2をグループに振り分ける自動振分機能4と、自動振分機能4が情報2を振り分けるときに参照する振分ルールを定義した振分ルール設定機能5と、自動振分機能4が振分ルールに従って振分け(グルーピング)した情報2を管理(情報の保持)する情報管理機能6とにより構成されている。
なお、Web業務アプリケーション情報管理機能3の各機能は、Web業務アプリケーション情報管理システムを構成する計算機の中央処理装置で実行されるソフトウエアである。
【0009】
図2は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールによる情報の関連性を示す図である。
図2において、1、3、5、6は図1におけるものと同一のものである。図2は、Web業務アプリケーション1が2つの業務機能(業務A22、業務B23)で構成され、共に「品番」「店舗」という情報を扱う場合の例である。
この場合、業務A22と業務B23がそれぞれ一つのグループである。そして、業務A22を構成するURL(uniform resource locator)情報を(図2の場合、http://A001/ABCと、http://A002/KKKの二つ)振分ルール設定機能5に設定する。同様に業務B23のものも設定する。つまり、業務とURL情報との関連付けを行い、業務に対応する各グループに属するURL情報を定義した。
この設定により、業務Aに関連づけられたURL上での情報(例えば、品番、店舗)は、業務Aという表示がなくても、情報管理機能6にてグループ業務Aとして、管理される。業務Bについても同様である。このように、URL情報によってグループを識別するので、ある業務機能で情報を扱う場合、他の業務機能で同じ名称の情報を扱っていないかどうかを意識(設計)する必要がなくなる。(従来は、例えば「品番」を「業務A用品番」といった名称にすることで、この問題を回避していた。)
【0010】
図3は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図3において、4〜6は図1におけるものと同一のものである。クライアントPC7は自動振分機能4にリクエストを送信する。Webアプリケーション定義ファイル8は、振分ルール33を定義したものである。自動振分機能4は、グループ管理機能35と情報登録/参照機能36を有し、グループ管理機能35は、情報管理機能6のメモリ38上にグループを生成する。情報登録/参照機能36は、グループ管理機能35によって生成されたメモリ38上のグループに情報を登録する。
【0011】
図4は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0012】
図5は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いた自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0013】
次に、動作について説明する。
図1では、Web業務アプリケーション1がもつ情報2は、Web業務アプリケーション情報管理機能3の自動振分機能4に送信される。自動振分機能4は、振分ルール設定機能5の設定情報に従って、情報2のグルーピングを行い、情報管理機能6に登録(情報の保持)する。
また、Web業務アプリケーション1は、情報管理機能6が保持する情報2を参照(利用)する際に、自動振分機能4を介して、適切な情報を検索し取得する。
【0014】
図3で、クライアントPC7からリクエストが送信されると、グループ管理機能35が実行される。グループ管理機能35は、振分ルール設定機能5によって登録された振分ルール33に従って、情報管理機能6のメモリ38上にグループを生成する。振分ルール33は、Webアプリケーション定義ファイル(web.xml)8にて定義されており、Webアプリケーションの起動時に読み込まれる。
次に、グループ管理機能35は、情報登録/参照機能36を実行する。情報登録/参照機能36は、先ほど生成されたグループに情報を登録する。
情報管理機能6に保持された情報を参照するには、グループ管理機能35が実行され、そこから情報登録/参照機能36を実行する。情報登録/参照機能36は、先ほど生成されたグループから該当する情報を検索し取得する。
【0015】
次に、図4により、URLマッピングルールを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作について説明する。
Web業務アプリケーションの起動時(S41)に、Webアプリケーション定義ファイル(web.xml)8より振分ルール33が読み込まれ、メモリ38に保持される(S42)。
この状態でクライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S43)されると、グループ管理機能35は、そのリクエストのURL情報と、先ほどメモリに保持した振分ルール情報を比較し、リクエストに含まれるURL情報が存在するかどうかをチェック(S44)する。存在する場合は、そのルール情報に従って、情報管理機能6にグループがすでに存在するかどうかをチェック(S45)する。存在しない場合は、新たにグループを生成(S46)する。
また、URL情報の存在チェック(S44)にて、該当URLが存在しなかった場合は、Web業務アプリケーションの業務処理内で扱う情報は、グループ外に登録される旨の警告を出力(S47)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S49)に対し、該当URLチェック(S44)の結果より、処理を分岐(S49)する。該当URLがある場合は、グループ内へ登録(S410)し、ない場合はグループ外へ登録(S411)する。
【0016】
次に、図5にて、URLマッピングルールを用いた自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S51)されると、グループ管理機能35は、そのリクエストのURL情報と、先ほどメモリに保持した振分ルール情報を比較し、リクエストに含まれるURL情報が存在するかどうかチェック(S52)する。存在する場合は、情報の検索対象を該当するグループ内と設定(S53)する。
また、URL情報の存在チェック(S52)にて、該当URLが存在しなかった場合は、グループ外を検索対象にする旨の警告を出力(S54)し、情報の検索対象をグループ外と設定(S55)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S56)に対し、先ほど設定した検索対象より、情報を検索(S57)する。検索結果をチェック(S58)し、検索結果があった場合は情報を取得(S59)する。無かった場合は、エラーを出力(S510)する。
【0017】
実施の形態1によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【0018】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図6において、4〜8、33、35、36は図3におけるものと同一のものである。図6では、情報管理機能6での情報管理をデータベース64で実現し、グループとデータベースマッピング定義9が形成される。
【0019】
図7は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
図7において、1、3、5、6、22、23は図2におけるものと、9は図6におけるものとそれぞれ同一のものである。図7では、振分ルール設定機能5のグループが、グループとデータベースマッピング定義9のデータベースと関連付けられている。
【0020】
図8は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0021】
図9は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0022】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、情報管理機能6での情報管理をメモリ上で実現する場合について述べたが、実施の形態2では、図6に示すように、データベースで実現する。
この図6の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)グループ管理機能35は、情報管理機能6に対して、グループの生成を行わない。情報管理機能6は、あらかじめグループに対応づけされたデータベース64を持つ。
(2)情報登録/参照機能36からのグループへの情報登録/参照に対し、情報管理機能6は、グループとデータベースマッピング定義9を参照し、データベース64にアクセスする。
【0023】
次に、図8により、情報管理機能6にデータベース64を用いた場合の情報管理機能6への情報登録までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S81)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかチェック(S82)する。存在しない場合は、その旨の警告を出力(S84)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S83)に対し、該当URLチェック(S82)の結果より、処理を分岐(S85)する。該当URLがある場合は、グループとデータベースマッピング定義9を読み込む(S86)。該当URLがない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S87)する。
URLに対する該当グループが存在するかどうかをチェック(S88)し、該当グループが存在する場合は、データベースへの情報登録(S89)を行う。存在しない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S810)する。
【0024】
次に、図9にて、情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S91)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかをチェック(S92)する。存在しない場合は、情報参照できない旨を警告出力(S94)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S93)が行われると、グループとデータベースマッピング定義9を読み込み(S95)を行う。その中にURLに対する該当グループが存在するかどうかチェック(S96)する。該当グループが存在しない場合は、情報参照できない旨をエラー出力(S98)する。
該当グループが存在した場合は、グループに該当するデータベースに対し、情報検索処理(S97)を行う。検索結果をチェック(S99)し、検索結果があった場合は情報を取得(S910)する。無かった場合は、その旨をエラー出力(S911)する。
【0025】
実施の形態2によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1は、情報保持にメモリを用いていることより、業務処理中に利用されるテンポラリ(中間)情報に対して利用可能である。これに対し、実施の形態2ではデータベースを用いていることより、永続化したい情報に対しても利用可能である。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【0026】
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図10において、4〜8、33、35、36は図3におけるものと同一のものである。図10では、情報管理機能6での情報管理をファイルシステム65上にファイルとして生成する。グループとファイルマッピング定義10が形成される。
【0027】
図11は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
図11において、1、3,5、6、22、23は図2におけるものと、10は図10におけるものとそれぞれ同一のものである。図11では、振分ルール設定機能5のグループが、グループとファイルマッピング定義10のファイルと関連付けられている。
【0028】
図12は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0029】
図13は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システム能の情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0030】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、情報管理機能での情報管理をメモリ上で実現する場合について述べたが、実施の形態3は、図10に示すようにファイルシステム65で実現する。
この図10の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)グループ管理機能35は、情報管理機能6に対して、グループをファイルシステム上にファイル65として生成する。
(2)情報登録/参照機能36からのグループへの情報登録/参照に対し、情報管理機能6は、グループとファイルマッピング定義10を参照し、ファイルシステム65にアクセスする。
【0031】
次に、図12により、情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S121)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかチェック(S122)する。存在しない場合は、情報登録できない旨を警告出力(S124)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S123)に対し、該当URLチェック(S122)の結果より、処理を分岐(S125)する。該当URLがある場合は、グループとファイルマッピング定義10を読み込む(S126)。該当URLがない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S127)する。
【0032】
URLに対する該当グループが存在するかどうかをチェック(S128)し、該当グループが存在しない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S1210)する。
グループに対する該当ファイルがすでにファイルシステム上に存在するかどうかのチェック(S129)にて、該当ファイルが存在しない場合は、新規にファイル生成(S1211)し、情報を登録(S1212)する。存在する場合は、そこに情報登録(S1212)する。
【0033】
次に、図13にて、情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S131)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかチェック(S132)する。存在しない場合は、情報参照できない旨を警告出力(S134)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S133)が行われると、グループとファイルマッピング定義10の読み込み(S135)を行う。その中にURLに対する該当グループが存在するかどうかチェック(S136)する。該当グループが存在しない場合は、情報参照できない旨をエラー出力(S138)する。
該当グループが存在した場合は、グループに該当するファイルが存在するかどうかチェック(S137)する。存在しなければ、情報参照できない旨をエラー出力(S1310)する。
ファイルに対し、情報検索処理(S139)を行う。検索結果をチェック(S1311)し、検索結果があった場合は情報を取得(S1312)する。無かった場合は、その旨をエラー出力(S1313)する。
【0034】
実施の形態3によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1では情報保持にメモリを用いていることより、業務処理中に利用されるテンポラリ(中間)情報に対して利用可能である。これに対し、実施の形態3では、ファイルシステムを用いていることより、永続化したい情報に対しても利用可能である。
さらに、実施の形態2では、永続化された情報を取り出すのに、データベースから情報を引き出す処理(SQLによる検索処理等)が必要であるが、実施の形態3ではファイルであるので、情報の加工なしに扱える。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【0035】
実施の形態4.
図14は、この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図14において、4〜7、35、36は図3におけるものと同一のものである。図14では、振分ルール11をWeb業務アプリケーションとは別のファイルに独自のフォーマットにより記述している。
【0036】
図15は、この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録/参照までの動作を示すフローチャートである。
【0037】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、振分ルールをWebアプリケーションでの標準仕様であるweb.xmlを用いたWebアプリケーション定義ファイル(web.xml)8に定義したが、実施の形態4は、振分ルールを、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義している。
この図14の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)振分ルール設定機能5は、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義している振分ルール11に対して、ルール設定を行う。
(2)グループ管理機能35は、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義している振分ルール11を参照する。
【0038】
次に、図15により、振分ルールを、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義した場合の情報管理機能への情報登録/情報参照までの動作について説明する。
リクエストが送信(S151)されると、グループ管理機能35は、振分ルール11をすでに読み込んだかどうかのチェック(S152)を行う。まだ読み込んでいなければ、読み込み(S153)を行い、読み込んだことを示すフラグをセット(S154)する。
以降の情報登録処理は、図4のS44〜終了と同じ(S155)である。また、情報参照処理は、図5のS52〜終了と同じ(S155)である。
【0039】
実施の形態4によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1はWeb業務アプリケーションの標準仕様であるweb.xmlに振分ルールを記述したが、web.xmlにはWeb業務アプリケーションを動作させるための様々な情報が設定されている。これに比べ、実施の形態4では、本発明機能のための定義(振分ルール)を専用のファイルに記述しているため、他の情報と切り離して管理することができ、メンテナンス性が高い。
【0040】
実施の形態5.
図16は、この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図16において、4、6、7、35、36、38は図3におけるものと同一のものである。図16では、クライアントPC7にブラウザにより表示される画面のHTML(hyper text markup language)で記述された画面情報ファイルに、この画面が属するグループを定義しておく。この定義がグループタグ(グループを識別するための情報)71であり、これを用いて自動振分機能を実現する。つまり、URL情報の代わりに、HTMLで記述された画面情報ファイルでもってグループを定義したものである。
【0041】
図17は、この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0042】
図18は、この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0043】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、URLマッピングルールによって、振分を行ったが、実施の形態5は、HTMLで記述された画面情報ファイルにグループを識別するための情報であるグループタグ11を定義し、これを用いて自動振分を実現する。
この図16の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)HTMLで記述された画面情報ファイルにグループ識別情報(グループタグ71)を埋め込む。
(2)グループ管理機能35は、自動振分けに振分ルールファイルを必要としない。
【0044】
次に、図17により、HTMLで記述された画面情報ファイルでのグループタグを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S171)されると、グループ管理機能35は、HTMLで記述された画面情報ファイルを解析し、グループタグ71よりグループ情報を取得(S172)し、そのグループがすでに情報管理機能6に存在するかどうかをチェック(S173)する。存在しない場合は、新規にグループを生成(S174)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S175)に対し、グループ管理機能35は、グループへ情報登録(S176)する。
【0045】
次に、図18にて、情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S181)されると、グループ管理機能35は、HTMLで記述された画面情報ファイルを解析し、グループタグ71よりグループ情報を取得(S182)し、そのグループがすでに情報管理機能に存在するかどうかをチェック(S183)する。存在する場合は、グループを検索対象とする(S184)。存在しない場合は、情報参照できない旨をエラー出力(S185)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S186)が行われる。以降の処理は、図5のS57〜終了と同じ(S187)である。
【0046】
実施の形態5によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1は、情報の自動振分け用の設定ファイルが必要であったが、実施の形態5は、グループタグの情報をそのまま利用するため、設定ファイルは不要となる。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの全体構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールによる情報の関連性を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いた自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図15】この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録/参照までの動作を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図17】この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1 Web業務アプリケーション
3 Web業務アプリケーション情報管理機能
4 自動振分機能
5 振分ルール設定機能
6 情報管理機能
7 クライアントPC
8 Webアプリケーション定義ファイル
9 グループとデータベースマッピング定義
10 グループとファイルマッピング定義
11 振分ルール
22 業務A
23 業務B
33 振分ルール
35 グループ管理機能
36 情報登録/参照機能
38 メモリ
64 データベース
65 ファイルシステム
71 グループタグ
【技術分野】
【0001】
この発明は、Web業務アプリケーションで使用される情報を管理するWeb業務アプリケーション情報管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のWeb業務アプリケーション情報管理は、HTMLコンテンツやオブジェクトの構造を解析し、その結果を元に情報を管理するもの(例えば特許文献1、2参照)である。
【0003】
【特許文献1】特開平11−242673号公報(第15〜35頁、図1)
【特許文献2】特開2005−4428号公報(第8〜16頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、HTMLコンテンツを解析し、その中の情報を自動で管理することで、Web業務アプリケーションの品質と開発効率向上を実現するものであった。この場合、管理できる情報は、解析する対象に含まれる情報に限定されるといった問題がある。
また、従来は、一つのWeb業務アプリケーションで複数の業務機能(サブシステム等)を構成する場合、各業務機能で扱う情報名称が衝突しないように意識して設計しなければならないという問題もあった。それは、ある業務機能で扱っていた情報が、他の業務機能によって更新されてしまうことを防ぐためである。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、Web業務アプリケーションで使用される情報を衝突しないように管理することができるWeb業務アプリケーション情報管理システムを得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係わるWeb業務アプリケーション情報管理システムにおいては、Web業務アプリケーションにおける情報をグループに振り分けるための振分ルールを定義した振分ルール設定機能、この振分ルール設定機能により定義された振分ルールに基づき、情報をグループに振り分ける自動振分機能、及びこの自動振分機能によってグループに振り分けられた情報を管理する情報管理機能を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明は、以上説明したように、Web業務アプリケーションにおける情報をグループに振り分けるための振分ルールを定義した振分ルール設定機能、この振分ルール設定機能により定義された振分ルールに基づき、情報をグループに振り分ける自動振分機能、及びこの自動振分機能によってグループに振り分けられた情報を管理する情報管理機能を備えたので、Web業務アプリケーションで使用される情報を衝突しないように管理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜5に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの全体構成図である。
図1において、Web業務アプリケーション1は、アプリケーションプログラムの中の変数等の情報2を持っている。Web業務アプリケーション情報管理機能3は、情報2をグループに振り分ける自動振分機能4と、自動振分機能4が情報2を振り分けるときに参照する振分ルールを定義した振分ルール設定機能5と、自動振分機能4が振分ルールに従って振分け(グルーピング)した情報2を管理(情報の保持)する情報管理機能6とにより構成されている。
なお、Web業務アプリケーション情報管理機能3の各機能は、Web業務アプリケーション情報管理システムを構成する計算機の中央処理装置で実行されるソフトウエアである。
【0009】
図2は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールによる情報の関連性を示す図である。
図2において、1、3、5、6は図1におけるものと同一のものである。図2は、Web業務アプリケーション1が2つの業務機能(業務A22、業務B23)で構成され、共に「品番」「店舗」という情報を扱う場合の例である。
この場合、業務A22と業務B23がそれぞれ一つのグループである。そして、業務A22を構成するURL(uniform resource locator)情報を(図2の場合、http://A001/ABCと、http://A002/KKKの二つ)振分ルール設定機能5に設定する。同様に業務B23のものも設定する。つまり、業務とURL情報との関連付けを行い、業務に対応する各グループに属するURL情報を定義した。
この設定により、業務Aに関連づけられたURL上での情報(例えば、品番、店舗)は、業務Aという表示がなくても、情報管理機能6にてグループ業務Aとして、管理される。業務Bについても同様である。このように、URL情報によってグループを識別するので、ある業務機能で情報を扱う場合、他の業務機能で同じ名称の情報を扱っていないかどうかを意識(設計)する必要がなくなる。(従来は、例えば「品番」を「業務A用品番」といった名称にすることで、この問題を回避していた。)
【0010】
図3は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図3において、4〜6は図1におけるものと同一のものである。クライアントPC7は自動振分機能4にリクエストを送信する。Webアプリケーション定義ファイル8は、振分ルール33を定義したものである。自動振分機能4は、グループ管理機能35と情報登録/参照機能36を有し、グループ管理機能35は、情報管理機能6のメモリ38上にグループを生成する。情報登録/参照機能36は、グループ管理機能35によって生成されたメモリ38上のグループに情報を登録する。
【0011】
図4は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0012】
図5は、この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いた自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0013】
次に、動作について説明する。
図1では、Web業務アプリケーション1がもつ情報2は、Web業務アプリケーション情報管理機能3の自動振分機能4に送信される。自動振分機能4は、振分ルール設定機能5の設定情報に従って、情報2のグルーピングを行い、情報管理機能6に登録(情報の保持)する。
また、Web業務アプリケーション1は、情報管理機能6が保持する情報2を参照(利用)する際に、自動振分機能4を介して、適切な情報を検索し取得する。
【0014】
図3で、クライアントPC7からリクエストが送信されると、グループ管理機能35が実行される。グループ管理機能35は、振分ルール設定機能5によって登録された振分ルール33に従って、情報管理機能6のメモリ38上にグループを生成する。振分ルール33は、Webアプリケーション定義ファイル(web.xml)8にて定義されており、Webアプリケーションの起動時に読み込まれる。
次に、グループ管理機能35は、情報登録/参照機能36を実行する。情報登録/参照機能36は、先ほど生成されたグループに情報を登録する。
情報管理機能6に保持された情報を参照するには、グループ管理機能35が実行され、そこから情報登録/参照機能36を実行する。情報登録/参照機能36は、先ほど生成されたグループから該当する情報を検索し取得する。
【0015】
次に、図4により、URLマッピングルールを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作について説明する。
Web業務アプリケーションの起動時(S41)に、Webアプリケーション定義ファイル(web.xml)8より振分ルール33が読み込まれ、メモリ38に保持される(S42)。
この状態でクライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S43)されると、グループ管理機能35は、そのリクエストのURL情報と、先ほどメモリに保持した振分ルール情報を比較し、リクエストに含まれるURL情報が存在するかどうかをチェック(S44)する。存在する場合は、そのルール情報に従って、情報管理機能6にグループがすでに存在するかどうかをチェック(S45)する。存在しない場合は、新たにグループを生成(S46)する。
また、URL情報の存在チェック(S44)にて、該当URLが存在しなかった場合は、Web業務アプリケーションの業務処理内で扱う情報は、グループ外に登録される旨の警告を出力(S47)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S49)に対し、該当URLチェック(S44)の結果より、処理を分岐(S49)する。該当URLがある場合は、グループ内へ登録(S410)し、ない場合はグループ外へ登録(S411)する。
【0016】
次に、図5にて、URLマッピングルールを用いた自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S51)されると、グループ管理機能35は、そのリクエストのURL情報と、先ほどメモリに保持した振分ルール情報を比較し、リクエストに含まれるURL情報が存在するかどうかチェック(S52)する。存在する場合は、情報の検索対象を該当するグループ内と設定(S53)する。
また、URL情報の存在チェック(S52)にて、該当URLが存在しなかった場合は、グループ外を検索対象にする旨の警告を出力(S54)し、情報の検索対象をグループ外と設定(S55)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S56)に対し、先ほど設定した検索対象より、情報を検索(S57)する。検索結果をチェック(S58)し、検索結果があった場合は情報を取得(S59)する。無かった場合は、エラーを出力(S510)する。
【0017】
実施の形態1によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【0018】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図6において、4〜8、33、35、36は図3におけるものと同一のものである。図6では、情報管理機能6での情報管理をデータベース64で実現し、グループとデータベースマッピング定義9が形成される。
【0019】
図7は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
図7において、1、3、5、6、22、23は図2におけるものと、9は図6におけるものとそれぞれ同一のものである。図7では、振分ルール設定機能5のグループが、グループとデータベースマッピング定義9のデータベースと関連付けられている。
【0020】
図8は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0021】
図9は、この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0022】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、情報管理機能6での情報管理をメモリ上で実現する場合について述べたが、実施の形態2では、図6に示すように、データベースで実現する。
この図6の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)グループ管理機能35は、情報管理機能6に対して、グループの生成を行わない。情報管理機能6は、あらかじめグループに対応づけされたデータベース64を持つ。
(2)情報登録/参照機能36からのグループへの情報登録/参照に対し、情報管理機能6は、グループとデータベースマッピング定義9を参照し、データベース64にアクセスする。
【0023】
次に、図8により、情報管理機能6にデータベース64を用いた場合の情報管理機能6への情報登録までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S81)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかチェック(S82)する。存在しない場合は、その旨の警告を出力(S84)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S83)に対し、該当URLチェック(S82)の結果より、処理を分岐(S85)する。該当URLがある場合は、グループとデータベースマッピング定義9を読み込む(S86)。該当URLがない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S87)する。
URLに対する該当グループが存在するかどうかをチェック(S88)し、該当グループが存在する場合は、データベースへの情報登録(S89)を行う。存在しない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S810)する。
【0024】
次に、図9にて、情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S91)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかをチェック(S92)する。存在しない場合は、情報参照できない旨を警告出力(S94)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S93)が行われると、グループとデータベースマッピング定義9を読み込み(S95)を行う。その中にURLに対する該当グループが存在するかどうかチェック(S96)する。該当グループが存在しない場合は、情報参照できない旨をエラー出力(S98)する。
該当グループが存在した場合は、グループに該当するデータベースに対し、情報検索処理(S97)を行う。検索結果をチェック(S99)し、検索結果があった場合は情報を取得(S910)する。無かった場合は、その旨をエラー出力(S911)する。
【0025】
実施の形態2によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1は、情報保持にメモリを用いていることより、業務処理中に利用されるテンポラリ(中間)情報に対して利用可能である。これに対し、実施の形態2ではデータベースを用いていることより、永続化したい情報に対しても利用可能である。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【0026】
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図10において、4〜8、33、35、36は図3におけるものと同一のものである。図10では、情報管理機能6での情報管理をファイルシステム65上にファイルとして生成する。グループとファイルマッピング定義10が形成される。
【0027】
図11は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
図11において、1、3,5、6、22、23は図2におけるものと、10は図10におけるものとそれぞれ同一のものである。図11では、振分ルール設定機能5のグループが、グループとファイルマッピング定義10のファイルと関連付けられている。
【0028】
図12は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0029】
図13は、この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システム能の情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0030】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、情報管理機能での情報管理をメモリ上で実現する場合について述べたが、実施の形態3は、図10に示すようにファイルシステム65で実現する。
この図10の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)グループ管理機能35は、情報管理機能6に対して、グループをファイルシステム上にファイル65として生成する。
(2)情報登録/参照機能36からのグループへの情報登録/参照に対し、情報管理機能6は、グループとファイルマッピング定義10を参照し、ファイルシステム65にアクセスする。
【0031】
次に、図12により、情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S121)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかチェック(S122)する。存在しない場合は、情報登録できない旨を警告出力(S124)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S123)に対し、該当URLチェック(S122)の結果より、処理を分岐(S125)する。該当URLがある場合は、グループとファイルマッピング定義10を読み込む(S126)。該当URLがない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S127)する。
【0032】
URLに対する該当グループが存在するかどうかをチェック(S128)し、該当グループが存在しない場合は、情報登録できない旨をエラー出力(S1210)する。
グループに対する該当ファイルがすでにファイルシステム上に存在するかどうかのチェック(S129)にて、該当ファイルが存在しない場合は、新規にファイル生成(S1211)し、情報を登録(S1212)する。存在する場合は、そこに情報登録(S1212)する。
【0033】
次に、図13にて、情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S131)されると、グループ管理機能35は、リクエストに含まれるURL情報が振分ルール情報に存在するかどうかチェック(S132)する。存在しない場合は、情報参照できない旨を警告出力(S134)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S133)が行われると、グループとファイルマッピング定義10の読み込み(S135)を行う。その中にURLに対する該当グループが存在するかどうかチェック(S136)する。該当グループが存在しない場合は、情報参照できない旨をエラー出力(S138)する。
該当グループが存在した場合は、グループに該当するファイルが存在するかどうかチェック(S137)する。存在しなければ、情報参照できない旨をエラー出力(S1310)する。
ファイルに対し、情報検索処理(S139)を行う。検索結果をチェック(S1311)し、検索結果があった場合は情報を取得(S1312)する。無かった場合は、その旨をエラー出力(S1313)する。
【0034】
実施の形態3によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1では情報保持にメモリを用いていることより、業務処理中に利用されるテンポラリ(中間)情報に対して利用可能である。これに対し、実施の形態3では、ファイルシステムを用いていることより、永続化したい情報に対しても利用可能である。
さらに、実施の形態2では、永続化された情報を取り出すのに、データベースから情報を引き出す処理(SQLによる検索処理等)が必要であるが、実施の形態3ではファイルであるので、情報の加工なしに扱える。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【0035】
実施の形態4.
図14は、この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図14において、4〜7、35、36は図3におけるものと同一のものである。図14では、振分ルール11をWeb業務アプリケーションとは別のファイルに独自のフォーマットにより記述している。
【0036】
図15は、この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録/参照までの動作を示すフローチャートである。
【0037】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、振分ルールをWebアプリケーションでの標準仕様であるweb.xmlを用いたWebアプリケーション定義ファイル(web.xml)8に定義したが、実施の形態4は、振分ルールを、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義している。
この図14の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)振分ルール設定機能5は、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義している振分ルール11に対して、ルール設定を行う。
(2)グループ管理機能35は、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義している振分ルール11を参照する。
【0038】
次に、図15により、振分ルールを、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイル(web.xml)とは別のファイルにより定義した場合の情報管理機能への情報登録/情報参照までの動作について説明する。
リクエストが送信(S151)されると、グループ管理機能35は、振分ルール11をすでに読み込んだかどうかのチェック(S152)を行う。まだ読み込んでいなければ、読み込み(S153)を行い、読み込んだことを示すフラグをセット(S154)する。
以降の情報登録処理は、図4のS44〜終了と同じ(S155)である。また、情報参照処理は、図5のS52〜終了と同じ(S155)である。
【0039】
実施の形態4によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1はWeb業務アプリケーションの標準仕様であるweb.xmlに振分ルールを記述したが、web.xmlにはWeb業務アプリケーションを動作させるための様々な情報が設定されている。これに比べ、実施の形態4では、本発明機能のための定義(振分ルール)を専用のファイルに記述しているため、他の情報と切り離して管理することができ、メンテナンス性が高い。
【0040】
実施の形態5.
図16は、この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
図16において、4、6、7、35、36、38は図3におけるものと同一のものである。図16では、クライアントPC7にブラウザにより表示される画面のHTML(hyper text markup language)で記述された画面情報ファイルに、この画面が属するグループを定義しておく。この定義がグループタグ(グループを識別するための情報)71であり、これを用いて自動振分機能を実現する。つまり、URL情報の代わりに、HTMLで記述された画面情報ファイルでもってグループを定義したものである。
【0041】
図17は、この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【0042】
図18は、この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【0043】
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、URLマッピングルールによって、振分を行ったが、実施の形態5は、HTMLで記述された画面情報ファイルにグループを識別するための情報であるグループタグ11を定義し、これを用いて自動振分を実現する。
この図16の場合、実施の形態1とは以下が異なる。
(1)HTMLで記述された画面情報ファイルにグループ識別情報(グループタグ71)を埋め込む。
(2)グループ管理機能35は、自動振分けに振分ルールファイルを必要としない。
【0044】
次に、図17により、HTMLで記述された画面情報ファイルでのグループタグを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S171)されると、グループ管理機能35は、HTMLで記述された画面情報ファイルを解析し、グループタグ71よりグループ情報を取得(S172)し、そのグループがすでに情報管理機能6に存在するかどうかをチェック(S173)する。存在しない場合は、新規にグループを生成(S174)する。
次に、業務処理中の情報登録処理実行(S175)に対し、グループ管理機能35は、グループへ情報登録(S176)する。
【0045】
次に、図18にて、情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作について説明する。
クライアントPC7からWeb業務アプリケーションにリクエストが送信(S181)されると、グループ管理機能35は、HTMLで記述された画面情報ファイルを解析し、グループタグ71よりグループ情報を取得(S182)し、そのグループがすでに情報管理機能に存在するかどうかをチェック(S183)する。存在する場合は、グループを検索対象とする(S184)。存在しない場合は、情報参照できない旨をエラー出力(S185)する。
次に、業務処理中の情報参照処理実行(S186)が行われる。以降の処理は、図5のS57〜終了と同じ(S187)である。
【0046】
実施の形態5によれば、Web業務アプリケーションでの各業務機能内の業務処理における情報登録/参照にて、複数の業務機能で重複した情報名称が存在しないか意識して開発する必要がなくなる。
また、実施の形態1は、情報の自動振分け用の設定ファイルが必要であったが、実施の形態5は、グループタグの情報をそのまま利用するため、設定ファイルは不要となる。
これにより、Web業務アプリケーションの設計コスト削減と、運用時の情報重複による障害発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの全体構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールによる情報の関連性を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いて自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態1によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのURLマッピングルールを用いた自動振分機能を実現した場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態2によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にデータベースを用いた場合の情報の関連性を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態3によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図15】この発明の実施の形態4によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録/参照までの動作を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムのサーブレットフィルタによる自動振分機能を示す図である。
【図17】この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報登録までの動作を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施の形態5によるWeb業務アプリケーション情報管理システムの情報管理機能にファイルシステムを用いた場合の情報管理機能への情報参照までの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1 Web業務アプリケーション
3 Web業務アプリケーション情報管理機能
4 自動振分機能
5 振分ルール設定機能
6 情報管理機能
7 クライアントPC
8 Webアプリケーション定義ファイル
9 グループとデータベースマッピング定義
10 グループとファイルマッピング定義
11 振分ルール
22 業務A
23 業務B
33 振分ルール
35 グループ管理機能
36 情報登録/参照機能
38 メモリ
64 データベース
65 ファイルシステム
71 グループタグ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Web業務アプリケーションにおける情報をグループに振り分けるための振分ルールを定義した振分ルール設定機能、この振分ルール設定機能により定義された上記振分ルールに基づき、上記情報を上記グループに振り分ける自動振分機能、及びこの自動振分機能によって上記グループに振り分けられた上記情報を管理する情報管理機能を備えたことを特徴とするWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項2】
上記情報管理機能は、上記グループに振り分けられた上記情報をメモリ上に保持することを特徴とする請求項1記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項3】
上記情報管理機能は、上記グループに振り分けられた上記情報をデータベース上に保持することを特徴とする請求項1記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項4】
上記情報管理機能は、上記グループに振り分けられた上記情報をファイルシステム上に保持することを特徴とする請求項1記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項5】
上記情報管理機能により管理される上記情報を参照する情報参照機能を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項6】
上記振分ルールは、上記情報が属するグループと、このグループを構成するURL情報とを定義したものであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項7】
上記振分ルールは、HTMLで記述された画面情報ファイルに、その画面が属するグループを識別するための情報を定義したものであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項8】
上記振分ルールは、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイルとは別のファイルにより定義することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項1】
Web業務アプリケーションにおける情報をグループに振り分けるための振分ルールを定義した振分ルール設定機能、この振分ルール設定機能により定義された上記振分ルールに基づき、上記情報を上記グループに振り分ける自動振分機能、及びこの自動振分機能によって上記グループに振り分けられた上記情報を管理する情報管理機能を備えたことを特徴とするWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項2】
上記情報管理機能は、上記グループに振り分けられた上記情報をメモリ上に保持することを特徴とする請求項1記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項3】
上記情報管理機能は、上記グループに振り分けられた上記情報をデータベース上に保持することを特徴とする請求項1記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項4】
上記情報管理機能は、上記グループに振り分けられた上記情報をファイルシステム上に保持することを特徴とする請求項1記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項5】
上記情報管理機能により管理される上記情報を参照する情報参照機能を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項6】
上記振分ルールは、上記情報が属するグループと、このグループを構成するURL情報とを定義したものであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項7】
上記振分ルールは、HTMLで記述された画面情報ファイルに、その画面が属するグループを識別するための情報を定義したものであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【請求項8】
上記振分ルールは、Web業務アプリケーションを動作させるための情報を定義するファイルとは別のファイルにより定義することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のWeb業務アプリケーション情報管理システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2009−187286(P2009−187286A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−26565(P2008−26565)
【出願日】平成20年2月6日(2008.2.6)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年2月6日(2008.2.6)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
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