説明

X線感知電池セパレータ及び電池内のセパレータの位置を検出する方法

【課題】電池に組み込まれたときに電池内におけるセパレータの位置を比較的に容易に決めることが出来る方法、及び低コストで比較的容易に製造できる電池セパレータ、及び該セパレータを用いたリチウム2次電池を提供する。
【解決手段】分散されたX線検知可能な成分14を有する微細多孔質膜から構成される、2次リチウム電池のためのX線感知可能な電池セパレータ10であって、前記X線検出可能成分は、微細多孔質膜12の0.1重量%以下の含有量であるX線感知可能な電池セパレータに関する。電池内のセパレータの位置を検出する方法は、(1)X線関知可能セパレータを含む電池を用意する工程、(2)前記電池にX線を照射する工程、(3)これによって、前記電池内の前記セパレータの位置を検出する工程を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線感知電池セパレータ及び電池内のセパレータの位置を検出する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電池セパレータは、電池、例えば、リチウム2次電池の正電極と負電極を隔離するために使用される。電池セパレータは最小の提供でイオンの移動を可能にするための通常微細多孔質である。
【0003】
一般的に、電池セパレータは、正電極と負電極の間に挟まれている。電池セパレータは、少しでも位置がずれると電池内の短絡を発生させるので、適切な位置に留まることが重要である。現在、欠陥のある電池の導入、すなわち、製造過程で電池セパレータがずれた電池を市場に流れるのを防ぐための電池内のセパレータの位置を決める有利な技術が存在しない。
【0004】
米国特許第3,861,963号明細書は、無機材料で被覆又は充填された多孔質セパレータを開示している。無機被覆は、Zr、Ti、Sb、W、Si、Sc、Bi、V、Al及びCeの酸化物及び水酸化物のような不溶性の金属酸化物及び不溶性の金属水酸化物であり得る。しかしながら、被覆は、セパレータの15〜32重量%を構成する。
【0005】
米国特許第5,154,988号明細書は、ウェブ基板、ガラスマット及び天然ゴムを含む3層から構成される電池セパレータを開示している。ウェブ基板はシリカ及び少量のみょうばんのような充填剤、及び、カチオン又はアニオン変性高分子ポリアクリルアミドを含むカチオン又はアニオンコポリマーのような他の保存剤を含む。
【0006】
米国特許第5,336,573号明細書は、ポリマーと充填剤が重量比で約1:2.5〜1:30ほぼ均一に混合されてなり、繊維シートでカプセル化された微細多孔質膜シートから構成されるセパレータを開示する。
【0007】
米国特許第5,654,115号明細書は、高い電極容量の卓越した特性及び長い寿命を満たすことができる電池用水素吸蔵合金を開示する。水素吸蔵粒子の重量%を決めるために、X線マイクロアナライザーが導入される。
【0008】
米国特許第6,348,286号明細書は、繊維シートの外側表面において503.5〜531.5eVのピークの結合エネルギーを有する物質を含む繊維シートから構成されるアルカリ電池セパレータを開示する。結合エネルギーのピークは、X線光電子スペクトロメータによって測定される。
【0009】
米国特許第6,420,070号明細書は、リチウムイオンを内位添加又は脱内位添加することができるグラファイト材料からなる電極を開示する。X線源としてCuKαが電極の幅広い角度のX線回折を決めるために使用される。
【0010】
米国特許第6,423,445号明細書は、疎水性部表面の少なくとも一部上に25%以上の結晶度を有するメタクリル/エチレンコポリナーを有する親水性部を含む気体透過性シートから構成される電池セパレータを開示する。蛍光性X線法がX線強度を測定するために利用され、これによって単位面積当たりの硫黄原子の量を決める。
【0011】
米国特許第6,432,586号明細書は、高エネルギー充電可能リチウム電池のセパレータを開示する。このセパレータはセラミック複合材料及びポリマー微細多孔質層から構成される。セラミック複合材料は、無機粒子が分散したマトリックス材料から構成される。無機粒子は、SiO2、CaCO3、TiO2、SiO2、SiPO4等、又はこれらの混合物から選択される。無機粒子はセラミック複合材料の約20〜95重量%を構成する。
【0012】
米国特許第6,713,217号明細書はハイブリッドセパレータを開示する。
【特許文献1】米国特許第3,861,963号明細書
【特許文献2】米国特許第5,154,988号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
電池セパレータの開発の努力にもかかわらず、電池に組み込まれたときに電池内におけるセパレータの位置を比較的に容易に決めることが出来、かつ低コストで比較的容易に製造できる電池セパレータの必要性が存在する。さらに、比較的容易でコスト性がある電池内の位置を検出する方法の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本出願は、リチウム2次電池のためのX感知可能な電池セパレータ及びリチウム2次電池内のセパレータの位置を検出する方法に関するものである。X線感知可能電池セパレータは、X線検出可能成分を有する微細多孔質膜を含む。X線検出可能成分は、微細多孔質膜の0.1重量%未満を構成する。電池内のセパレータの位置を検出する方法は、次の工程を含む。すなわち、(1)X線関知可能セパレータを含む電池を用意する工程、(2)前記電池にX線を照射する工程、(3)これによって、前記電池内の前記セパレータの位置を検出する工程である。
【0015】
同じ番号は同じ要素を示す図面を参照すると、図1には、X線感知可能な電池セパレータ10の第一の実施態様が示されている。X線感知可能な電池セパレータ10は、X線検出可能成分を分散して含む微細多孔質膜12を含む。
【0016】
微細多孔質膜12は任意の従来の微細多孔質膜であればよい。微細多孔質膜は一般的に公知である。微細多孔質膜12は、任意の材料、例えば、ポリマーからなる。ポリマーは、例えば、任意の合成ポリマー、セルロース又は合成により変性されたセルロースであり得る。好ましい合成ポリマーは、ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブチレン、超高分子重量ポリエチレン、これらのコポリマー及びこれらの混合物であることができる。微細多孔質膜12は任意の孔、例えば、微細多孔質膜12は、約20%〜約80%の範囲の空隙率を有することができる。微細多孔質膜12は、任意の平均孔径を有することができ、例えば、微細多孔質膜12は、約0.1ミクロン〜約5ミクロンの範囲の平均孔径を有することができる。微細多孔質膜12は任意の厚さを有することができ、例えば、微細多孔質膜12は約10ミクロン〜約75ミクロンの範囲の厚さを有することができる。
【0017】
X線検出可能成分14は、任意のX線検出可能材料であることができる。例えば、X線材料は、金属酸化物、金属燐酸塩、金属炭酸塩、X線蛍光材料及びこれらの組み合わせからなる群より選択されることができる。列挙したX線材料に限定されるものではない。金属酸化物の例としては、これに限定されずに、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni及びFeからなる群より選択される金属を有する金属酸化物がある。列挙された金属酸化物に限定されない。金属燐酸塩の例としては、これに限定されずに、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni及びFeからなる群より選択される金属を有する金属燐酸塩がある。列挙された金属燐酸塩に限定されない。金属炭酸塩の例としては、これに限定されずに、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni及びFeからなる群より選択される金属を有する金属炭酸塩がある。列挙された金属炭酸塩に限定されない。X線蛍光材料としては、これに限定されずに、有機材料、無機材料及びこれらの組合せがある。本明細書で使用する蛍光性材料とは、X線照射によって励起されることが可能な電子を有し、これによって検出信号を提供する材料を意味する。列挙されたX線蛍光材料に限定されない。X線検出可能な成分14は膜12の任意の重量%を構成する。例えば、X線検出可能な成分は膜12の0.01〜0.1重量%を構成することができる。
【0018】
あるいは、図2を参照すると、X線感知可能な電池セパレータ10’は多層電池セパレータであることができる。本明細書で使用される多層とは2層以上を意味する。X線電池セパレータ10’は、X線検知可能な成分14’を含む微細多孔質膜12’、及び少なくとも1つの他の層15を含む。好ましくは、X線電池セパレータ10’は、複数の層16を含む。さらに、少なくとも1つの層はシャットダウン層、すなわち、熱暴走、又は内部若しくは外部要因によって引起された内部短絡の際に電極間のイオンの流れをシャットダウンするために適用される層である。
【0019】
微細多孔質膜12’は、任意の微細多孔質膜であることができる。微細多孔質膜は一般的に公知である。微細多孔質膜12’は任意の材料、例えば、ポリマーからなることができる。ポリマーは、例えば、任意の合成ポリマー、セルロース、又は合成により変性されたセルロースであることができる。好ましい合成ポリマーは、ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブチレン、超高分子重量ポリエチレン、これらのコポリマー及びこれらの混合物であることができる。微細多孔質膜12’は任意の孔、例えば、微細多孔質膜12’は、約20%〜約80%の範囲の空隙率を有することができる。微細多孔質膜12’は、任意の平均孔径を有することができ、例えば、微細多孔質膜12’は、約0.1ミクロン〜約5ミクロンの範囲の平均孔径を有することができる。微細多孔質膜12’は任意の厚さを有することができ、例えば、微細多孔質膜12’は約10ミクロン〜約75ミクロンの範囲の厚さを有することができる。
【0020】
X線検出可能成分14’は、任意のX線検出可能材料であることができる。例えば、X線材料は、金属酸化物、金属燐酸塩、金属炭酸塩、X線蛍光材料及びこれらの組み合わせからなる群より選択されることができる。列挙したX線材料に限定されるものではない。金属酸化物の例としては、これに限定されずに、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni及びFeからなる群より選択される金属を有する金属酸化物がある。列挙された金属酸化物に限定されない。金属燐酸塩の例としては、これに限定されずに、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni及びFeからなる群より選択される金属を有する金属燐酸塩がある。列挙された金属燐酸塩に限定されない。金属炭酸塩の例としては、これに限定されずに、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni及びFeからなる群より選択される金属を有する金属炭酸塩がある。列挙された金属炭酸塩に限定されない。X線蛍光材料としては、これに限定されずに、有機材料、無機材料及びこれらの組合せがある。本明細書で使用する蛍光性材料とは、X線照射によって励起されることが可能な電子を有し、これによって検出信号を提供する材料を意味する。列挙されたX線蛍光材料に限定されない。X線検出可能な成分14’は膜12’の任意の重量%を構成する。例えば、X線検出可能な成分は膜12’の0.01〜0.1重量%を構成することができる。
【0021】
層16は、任意の微細多孔質膜であることができる。微細多孔質膜は一般的に公知である。層16は任意の材料、例えば、ポリマーからなることができる。ポリマーは、例えば、任意の合成ポリマー、セルロース、又は合成により変性されたセルロースであることができる。好ましい合成ポリマーは、ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブチレン、超高分子重量ポリエチレン、これらのコポリマー及びこれらの混合物であることができる。層16は任意の空隙率、例えば、層16は、約20%〜約80%の範囲の空隙率を有することができる。層16は、任意の平均孔径を有することができ、例えば、層16は、約0.1ミクロン〜約5ミクロンの範囲の平均孔径を有することができる。層16は任意の厚さを有することができ、例えば、層16は約10ミクロン〜約40ミクロンの範囲の厚さを有することができる。
【0022】
製造において、図3を参照すると、X線感知可能な電池セパレータ10は、正電極18と負電極20の間に挟まれ、次いで、ゼリーロール15(プラスチックの構成も可能である)に巻き付ける。ゼリーロール15はさらに負のタブ24及び正のタブ22を有する。正電極18は金属シート、例えば、銅ホイル、すなわち、その上に正電極材料又は電極活性配合物(図示しないが従来のもの)が従来の態様で広げられる電流収集器である。次いで、ゼリーロール15が電解質(図示しない)で満たされた缶26に挿入され、缶26はキャップ28で封止される。缶26は、金属(例えば、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム)柱状缶、プラスチックの箱、ホイル(例えば、金属化された)ポーチであることができる。電解質はイオン導伝性のある任意の物質であることができる。電解質は、例えば、液体電解質、固体電解質、又はゲル状電解質であることができる。液体電解質は、一般的に、溶媒に溶解した電解質塩、例えば、無機溶媒又は有機溶媒を含む。ゲル状電解質は、一般的に、非水溶性溶媒に溶解し、ポリマーマトリックスでゲル化された電解質塩を含む。
【0023】
操作手順においては、X線感知可能な電池セパレータ10を含む電池がX線に照射され、これによって、電池内のX線感知可能電池セパレータ10の位置の検出を容易にする。例えば、セパレータは、電極の横端部を超えて延びるように電極より通常幅が広い。セパレータは、電極が物理的に接触してこれにより短絡する潜在的なリスクを防ぐために、電極の横端部を超えて延びている。巻き付けの過程で又は電池アセンブリーにおいて、電極の横端部を超えて延びているセパレータ部が除去されたり、折り曲げられたり、又はずれたりして、電極の物理的接触の可能性を起こすことがあり得る。アセンブルされた電池のX線検出によって、製造過程においてセパレータがきちんとした位置に留まっていることを確認することができる。X線検査によって、X線感知可能なセパレータが観側されることにより、その位置(電極の横端部を超えて延びている位置)を維持していることを確証することができる。さらに、検出速度を高めるために、検出プロセスはコンピュータによって自動化することができる。
【0024】
本発明は、本発明の精神及び本質から離れない限り他の態様で実施することができる。したがって、本発明の範囲については、明細書ではなく特許請求の範囲を参照してなされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明のX線感知可能な電池セパレータの第1の実施態様を示す。
【図2】本発明のX線感知可能な電池セパレータの第2の実施態様を示す。
【図3】図1のX線感知可能な電池セパレータを含む電池の分解図を示す。
【符号の説明】
【0026】
10 X線感知可能電池セパレータ
10’ X線感知可能電池セパレータ
12 微細多孔質膜
12’ 微細多孔質膜
14 X線検出可能成分
14’ X線検出可能成分
15 ゼリーロール
16 層
18 正電極
20 負電極
22 正のタブ
24 負のタブ
26 缶
28 キャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リチウム2次電池内の電極に対するセパレータの相対的な位置を検出する方法であって、
正電極、負電極、前記電極間に位置するX線感知可能セパレータ、及び前記2つの電極及びセパレータを収容する缶を含むリチウム2次電池を供給する工程であって、前記X線感知可能なセパレータは分散されたX線検出可能な成分を有する微細多孔質膜から構成され、前記X線検出可能成分は、前記微細多孔質膜の0.1重量%以下の含有量であるリチウム2次電池を供給する工程、
前記リチウム2次電池にX線を照射する工程、
前記電極に対する前記セパレータの相対的な位置を検出する工程、
前記電極に対する前記セパレータの相対的な位置に基づいて、前記リチウム2次電池を許容又は拒絶する工程
を含むリチウム2次電池内の電極に対するセパレータの相対的な位置を検出する方法。
【請求項2】
前記X線検出可能成分の含有量は、微細多孔質膜の0.01〜0.1重量である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記X線検出可能成分の含有量は、金属、金属酸化物、金属燐酸塩、金属炭酸塩、X線蛍光材料又はこれらの混合物からなる群より選択され、前記金属は、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni、Fe及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記金属は、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項3に記載の方法。
【請求項5】
分散されたX線検知可能な成分を有する微細多孔質膜から構成される、リチウム2次電池のためのX線感知可能な電池セパレータであって、前記X線検出可能成分の含有量は、微細多孔質膜の0.1重量%以下であるX線感知可能な電池セパレータ。
【請求項6】
前記X線検出可能成分の含有量は、微細多孔質膜の0.01〜0.1重量である請求項5に記載のX線感知可能な電池セパレータ。
【請求項7】
前記X線検出可能成分は、金属、金属酸化物、金属燐酸塩、金属炭酸塩、X線蛍光材料又はこれらの混合物からなる群より選択され、前記金属は、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni、Fe及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項5に記載のX線感知可能な電池セパレータ。
【請求項8】
前記金属は、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項7に記載のX線感知可能な電池セパレータ。
【請求項9】
X線検出のためのリチウム2次電池であって、正電極、負電極、前記電極間に位置するX線感知可能セパレータ、及び前記2つの電極及びセパレータを収容する缶を含み、前記X線感知可能なセパレータは分散されたX線検知可能な成分を有する微細多孔質膜から構成され、前記X線検出可能成分の含有量は、微細多孔質膜の0.1重量%以下であるリチウム2次電池。
【請求項10】
前記X線検出可能成分の含有量は、微細多孔質膜の0.01〜0.1重量である請求項9に記載のリチウム2次電池。
【請求項11】
前記X線検出可能成分は、金属、金属酸化物、金属燐酸塩、金属炭酸塩、X線蛍光材料又はこれらの混合物からなる群より選択され、前記金属は、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni、W、Hg、Si、Cs、Sr、Ca、Rb,Ta、Zr、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ni、Fe及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項9に記載のリチウム2次電池。
【請求項12】
前記金属は、Zn、Ti、Mn、Ba、Ni及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項11に記載のリチウム2次電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−110937(P2009−110937A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−240920(P2008−240920)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【出願人】(598064680)セルガード エルエルシー (17)
【Fターム(参考)】