説明

X線透視撮影装置

【課題】 寝台に被検体を乗せた状態で寝台を傾かせ、被検体の頭部が足部より低い位置となる逆傾斜の位置でX線撮影を行なう際、被検体を寝台に保持するための握り棒の位置を被検体の体格に適した位置に移動可能とするX線透視撮影装置を提供する。
【解決手段】 寝台の長手方向に沿って寝台の両端部にそれぞれ設置した握り棒を、寝台の短手方向に沿って移動させる握り棒移動機構を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寝台上の被検体の頭部が足部より低くなるように寝台を傾斜(以後、逆傾斜)させてX線撮影を行なうX線透視撮影装置において、被検体によって握られ、寝台に対する自身の位置を固定するための握り棒に関する。
【背景技術】
【0002】
X線透視撮影装置は、臨床の場において様々な手技に用いられる。その中で胃部検診のように、被検体が乗る寝台が逆傾斜する場合、被検体は、寝台の短手方向の両端部で、且つ長手方向に沿って設置されて握り棒を握ることで自身の体を寝台に固定していた。また、握り棒の長さを可変にする機構を備えることで、被検体の身長に適した長さに握り棒の長さを調整可能にするX線透視撮影装置が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-219785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1では、被検体の身長に応じた握り棒の位置調整は可能であるが、被検体の体格については考慮されていない。その為、逆傾斜の際、握り棒を握るために細身の被検体は太身の被検体と比較し、両手を体から離す距離が長くなり、自身を寝台に固定するために腕全体に力が必要となる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、被検体の体格に適した握り棒の配置が可能なX線透視撮影装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は以下の様に構成される。
被検体にX線を照射するX線発生部と、被検体を乗せる寝台と、被検体によって握られ寝台の長手方向に沿って寝台の両端部にそれぞれ設置された握り棒と、握り棒を移動させる握り棒移動機構と、握り棒移動機構を制御する制御部と、を備えるX線透視撮影装置において、握り棒移動機構は、握り棒をそれぞれ、寝台の短手方向に沿って移動させる機構を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、逆傾斜の際、被検体の体格に適した握り棒の配置が可能なX線透視撮影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明のX線透視撮影装置の全体構成図。
【図2】実施例1を説明するための図
【図3】図2をX軸方向から見た際の図
【図4】実施例1を説明するための機能ブロック図
【図5】実施例1を説明するためのフローチャート図
【図6】実施例1の別の例を説明するための図
【図7】実施例1の別の例を説明するための図
【図8】実施例2を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面に従って本発明のX線透視撮影装置について詳説する。なお、発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0010】
図1は、本発明のX線透視撮影装置の全体構成を示す図である。
本発明のX線透視撮影装置1は、被検体101を乗せる寝台102と、被検体101にX線を照射するX線発生部103と、被検体101に対するX線照射領域を設定するX線絞り装置104と、X線発生部103を支持する支柱105と、支柱105を移動させ、X線発生部103を寝台102の短手方向(Y方向)に移動可能とさせる支柱移動機構部106と、寝台102及び支柱移動機構部106を支持し、寝台102及び支柱移動機構部106を寝台102の長手方向(X方向)に移動可能とさせる支持枠107と、支持枠107を支持する連結部108と、連結部108を床面に対し鉛直となる方向(Z方向)、に移動させることにより、寝台102及びX線発生部103をZ方向に移動させ、また、寝台102及びX線発生部103を、短手方向(Y方向)を軸とした回転方向に回転移動可能とさせる連結部移動機構109と、床面に設置し連結部移動機構109を設置するスタンド部110と、X線発生部103に電力供給を行なう高電圧発生部111と、X線発生部103に対向する位置に配置され、被検体を透過したX線を検出するX線検出器112と、X線検出器112から出力されたX線信号に対して画像処理を行なうX線画像処理部114と、X線画像を表示する表示装置115と、X線画像処理部114から出力されたX線画像を記憶する外部記憶部116と、上記各構成要素を制御する制御部117と、制御部117に対して指令を行なう操作部118と、を備えている。
【0011】
X線発生部103は、高電圧発生部112から電力供給を受けてX線を発生させるX線管球を有する。また、X線発生部103には、特定のエネルギーのX線を選択的に透過させるX線フィルタなどを有していてもよい。
【0012】
X線絞り装置104は、X線発生部103から発生したX線を遮蔽する可動制限羽根を複数有し、複数の可動制限羽根(特に図示しない)をそれぞれ制御することにより移動し、被検体に対するX線照射領域を決定する。
【0013】
X線検出器112は、例えば、X線を検出する複数の検出素子が二次元アレイ状に配置されて構成されており、X線発生部103から照射され、被検体を透過したX線の入射量に応じたX線信号を検出する機器である。
【0014】
X線画像処理部114は、X線検出器112から出力されたX線信号を画像処理し、画像処理されたX線画像を出力する。画像処理は、ガンマ変換、階調変換処理、画像の拡大・縮小等である。
【0015】
外部記憶部116は、X線画像処理部114から出力されたX線画像を記憶する。
表示装置115は、X線画像処理部114から出力されたX線画像、又は外部記憶部116に記憶されたX線画像を表示する。
【0016】
寝台102は、連結部移動機構109によって、短手方向(Y方向)を軸とした回転移動をすることにより、寝台102上の被検体101の姿勢を立位、臥位、逆傾斜の位置にすることができる。また、寝台102には、長手方向(X方向)の端部に、被検体101が立位の際に足を乗せる踏み台109と、長手方向(X方向)に沿って寝台102の両端部に、寝台102が逆傾斜になった際に寝台102上の被検体101が自らの体の位置を保持するための2本の握り棒119a、119bが配置されている。被検体101は握り棒119a、119bを握ることで寝台102が逆傾斜になった際、自らの体が寝台102から落ちないように自身の体を保持する。
【実施例1】
【0017】
本発明の実施例1について図1乃至5を用いて説明する。
図2は、本発明の主要部であり、図1で示した握り棒119aの移動機構(以後、握り棒移動機構2)を説明するための詳細図である。図3は、図2で示した握り棒移動機構2をX軸方向から見た場合の一部を示した図である。図4は、本実施例を説明するための機能ブロック図である。図5は、本実施例の動作順序を説明するためのフローチャート図である。
【0018】
図2に示す握り棒移動機構2は、図1で示した握り棒119a、119bを短手方向(Y方向)に沿ってそれぞれ移動可能にする機構である。握り棒移動機構2は制御部117によって制御される。ここでは、説明を容易にするため、握り棒119aの移動機構について説明する。
【0019】
握り棒119bの移動機構は、握り棒119aの移動機構と同一のもので、長手方向(X方向)を軸として対称の位置に配置されている。握り棒移動機構2は、握り棒固定部201aと、リニアガイド202と、リニアシャフト203と、チェーンリンク204と、チェーン205と、歯車206a〜dと、モーター207と、車輪208a、bと、レール209と、を有して構成される。
【0020】
握り棒固定部201aは握り棒119aの一方の端部を固定する治具である。握り棒固定部201aは、リニアガイド202によって支持される。リニアガイド202は、その内部をリニアシャフト203が貫通する構造となっており、これにより短手方向(Y方向)に沿って寝台102の一方の端部に設置したリニアシャフト203上を摺動する。
【0021】
また、握り棒119aの他方の端部を固定する握り棒固定治具201bには、車輪208a、bが設置され、車輪208a、bは、短手方向(Y方向)に沿って寝台102の他方の端部に設置したレール209上を移動する。これにより、握り棒119aを短手方向(Y方向)に沿って移動可能としている。
【0022】
動力にはモーター207を用いており、モーター207により発生する動力は、チェーン205と、歯車206a〜dにより、チェーンリンク204に伝えられる。チェーン205は、歯車206a〜dにより、一部がリニアシャフト203と平行となるように設置される。チェーンリンク204は、チェーン205に固定されており、チェーン205の移動に伴ってチェーンリンク204が短手方向(Y方向)に移動する。チェーンリンク204は、リニアガイド202に設置されているので、握り棒119aはモーター207によって短手方向(Y方向)に移動する。
【0023】
モーター207の動作は、寝台102に設置された移動スイッチ401によって行なわれる。移動スイッチ401は、操作者によって操作される。移動スイッチ401が操作者によって押下されると、制御部117の中のモーター制御部402がその信号を受け取り、モーター207に対し動作開始の信号を送る。モーター207は、モーター制御部402からの信号を受け取り、回転動作を開始する。押下された状態の移動スイッチ401を離すことでモーター207は停止する。
【0024】
特に図示しないが、移動スイッチ401は2つのスイッチから構成されており、一方のスイッチは寝台102の端部から中央部に向けて、他方のスイッチは寝台102の中央部から該端部に向けて、握り棒119aを移動させるようにモーター制御部402に信号を送信する。モーター制御部402は、該信号に基づいてモーター207の回転方向を制御し、握り棒119aを操作者が所望する方向に移動可能にしている。また、チェーンリンク204には図3に示すように制御板301が設置されている。
【0025】
制御板301が短手方向(Y方向)にそれぞれ設置されたリミットスイッチ302a又はリミットスイッチ302bに触れると、その信号をモーター制御部402が受信し、モーター207の回転動作を停止させる。これにより、握り棒119aの可動範囲を制限している。また、握り棒119aには被検体101の肩を固定するための肩当て210が設置されており、肩当て210は握り棒119a上をスライド可能に構成され、固定は肩当て210に設けられた肩当て固定ネジ210aによってなされる。
【0026】
次に、図5のフローチャート図を用いて、本実施例の動作順序を説明する。
ステップS501では、移動スイッチ401が押下(以降、ONと略記)されたか押下されていないか(以降、OFFと略記)をモーター制御部402が判定する。移動スイッチ401がOFFの場合は、ステップS501を繰り返し、移動スイッチ401がONの場合は、ステップS502に進む。
【0027】
ステップS502では、移動スイッチ401のON信号を受信したモーター制御部402によってモーター207を回転動作させ、握り棒119aの移動が開始され、ステップS503に進む。
【0028】
ステップS503では、ON状態の移動スイッチ401がOFFになったか否かをモーター制御部402が判定する。ここで、移動スイッチ401がOFFになった場合は、ステップS506に進み、移動スイッチ401がONのままであれば、ステップS504に進む。
【0029】
ステップS504では、制御板301が、リミットスイッチ302a又はリミットスイッチ302bが触れた場合(以降、ONと略記))、ステップS505に進み、制御板301が、リミットスイッチ302a又はリミットスイッチ302bが触れていない場合(以降、OFFと略記))、ステップS503に戻る。
【0030】
ステップS505では、リミットスイッチ302a又はリミットスイッチ302bのON信号を受信した制御部117は、通知部403に対し操作者にその旨を音声等で通知する。
【0031】
ステップS506では、リミットスイッチ302a又はリミットスイッチ302bのON信号を受信したモーター制御部402がモーター207の動作を制御し、握り棒119aの移動を停止させる。
【0032】
以上説明した様に本実施例のX線透視撮影装置は、長手方向(X方向)に沿って寝台102の両端部に配置された握り棒119a、握り棒119bを、短手方向(Y方向)に沿って移動可能にする握り棒移動機構2を備えることで、被検体101の体格応じた最適な握り棒119a、握り棒119bの位置に調整可能とすることができる。なお、握り棒119bは、握り棒119aと同様に移動スイッチ401によって短手方向(Y方向)に沿って移動する。その際、握り棒119aと握り棒119bは、互いに逆向きの方向で、それぞれ同一距離を移動する。また、握り棒119a、握り棒119bでそれぞれ異なる移動スイッチを設置し、それぞれ独立に移動の向き、及び移動距離を制御するよう構成してもよい。被検体101が寝台102の中央に位置していない場合などに有効である。
【0033】
また、本実施例では、握り棒119a、119b共に同一の移動機構により構成した場合について説明したが、図6に示すように握り棒119aと握り棒119bを互いに逆向きの方向でそれぞれ同一距離を移動するように制御する場合は、単一のモーター207で握り棒移動機構6を構成することができる。握り棒移動機構6は、歯車206dの回転動作を、チェーン602によってその回転方向と逆向きとなるように歯車601aに伝えるように構成されており、歯車601a、歯車601bによって張られたチェーン603が、チェーン205と逆向きに回転移動する。これにより、握り棒119aと握り棒119bは、互いに逆向きの方向でそれぞれ同一距離を移動可能になる。
【0034】
また、本実施例では電動により握り棒119a、握り棒119bの移動を行なったものを説明したが、当然、手動によるものであってもよい。その場合は、図7に示す握り棒移動機構7のようにチェーンリンク204、チェーン205、歯車206a〜c、モーター207が不要となる。握り棒119aの固定は、リニアガイド202に設けた固定ネジ701により、リニアガイド202をリニアシャフト203に固定することによってなされる。握り棒119a、握り棒119bの動きを連動させたい場合は、図6で示した握り棒移動機構6の構成を用いればよい。
【実施例2】
【0035】
次に、本発明の実施例2について、図8を用いて説明する。また、実施例1と異なる点について説明する。
図8に示す握り棒移動機構8は、図2で示した握り棒移動機構2に対し、センサ801a〜801fを備えている点で異なる。センサ801a〜801c、及び、センサ801d〜801fは、それぞれ握り棒119a、握り棒119bに設置させており、操作者により移動スイッチ802(特に図示しない)がONされると、各センサにより、握り棒119a、握り棒119bと寝台102上の被検体101との距離を検出する。
【0036】
検出結果は制御部117に送られる。握り棒119aの場合、制御部117は、3つのセンサ801a〜801cの内、握り棒119aと被検体101までの距離が最も短く検出された値が、予め定めた値になるように握り棒移動機構8を用いて握り棒119aを寝台102の端部から中央部に向けて移動制御する。
【0037】
同様に握り棒119bの場合は、3つのセンサ801d〜801fの内、最も被検体101までの距離が短く検出された値が、予め定めた値になるように移動制御する。これにより、握り棒119a、握り棒119bが被検体101に接触することなく、各センサにより被検体101に対し最適な握り棒119a、握り棒119bの位置を容易に設定することができる。また、一度、握り棒119a及び握り棒119bが予め定めた値になるまで移動したら、再度、移動スイッチ802をONにするまで、握り棒119a及び握り棒119bの移動は開始されない。これにより、被検体101の微動が続いた場合でも、握り棒119a及び握り棒119bがいつまでも移動しているという状態になることがない。センサは赤外線等によって構成される。
【0038】
以上説明した様に本実施例のX線透視撮影装置は、握り棒119a、握り棒119bに設置したセンサ801a〜801fにより、操作者は容易に、被検体101に対し最適な位置に握り棒119a、握り棒119bを移動させることができる。また、本実施例は握り棒119a、握り棒119bと被検体101との距離を検出するために6つのセンサ801a〜801fを設置したが、これに限定されることがなく、例えば、握り棒119a、握り棒119bの長さ方向の略中央部に1つずつセンサを設けてもよい。
【0039】
また、反対にセンサの数を増やしてもよい。センサの数については特に限定されない。センサの数が多いほうがより被検体101に対し最適な位置に握り棒119a、握り棒119bを移動させることができるが、少ない場合でも上記のような設置位置にすることで対応することは可能である。
【0040】
また、握り棒119aと握り棒119bで、互いに逆向きの方向でそれぞれ同一距離を移動するよう握り棒移動機構8を構成した場合には、センサ801a〜801fの内、一番被検体101までの距離が短く検出された値が、予め定めた値になるように握り棒119aと握り棒119bを移動させる。これにより握り棒移動機構8はモーター207を2つ用いることなく1つでも構成ができる。
【0041】
また、握り棒119a、握り棒119bの移動スイッチ802によるセンサを用いた移動の後、別途設けたスイッチ803により微調整可能としてもよい。これにより、さらに操作性の向上が図れる。
【符号の説明】
【0042】
1 X線透視撮影装置、101 被検体、102 寝台、103 X線発生部、104 X線絞り装置、105 支柱、106 支柱移動機構部、107 支持枠、108 連結部、109 連結部移動機構、110 スタンド部、111 高電圧発生部、112 X線検出器、114 X線画像処理部、115 表示装置、116 外部記憶部、117 制御部、118 操作部、119a、119b 握り棒、2、6、7、8 握り棒移動機構、201a 握り棒固定治具、202 リニアガイド、203 リニアシャフト、204 チェーンリンク、205、602、603 チェーン、206a〜d、601a、601b 歯車、207 モーター、208a、208b 車輪、209 レール、210 肩当て、210a 肩当て固定ネジ、301 制御板、302a、302b リミットスイッチ、401 移動スイッチ、402 モーター制御部、403 通知部、701 固定ネジ、801a〜801f センサ、802 移動スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体にX線を照射するX線発生部と、前記被検体を乗せる寝台と、前記被検体によって握られ前記寝台の長手方向に沿って前記寝台の両端部にそれぞれ設置された握り棒と、前記握り棒を移動させる握り棒移動機構と、前記握り棒移動機構を制御する制御部と、を備えるX線透視撮影装置において、
前記握り棒移動機構は、前記握り棒をそれぞれ、前記寝台の短手方向に沿って移動させる機構を備えることを特徴とするX線透視撮影装置。
【請求項2】
前記握り棒移動機構は、前記握り棒の移動に関し、互いに逆向きで、同一距離を移動させる機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
【請求項3】
前記握り棒移動機構は、前記握り棒の可動範囲を制限するリミットスイッチと、前記握り棒を電動で移動させるためのモーターと、を備え、
前記リミットスイッチが作動した場合、前記制御部は、前記モーターを停止させると共に、前記リミットスイッチが作動したことを、通知部を用いて操作者に通知することを特徴とする請求項1又は2に記載のX線透視撮影装置。
【請求項4】
前記握り棒移動機構は、前記握り棒と、前記寝台に乗せた被検体と、の距離を検出するセンサを備え、前記制御部は、前記センサの検出値に基づいて、前記握り棒移動機構を用いて前記握り棒を移動制御させることを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
【請求項5】
前記センサは前記握り棒に複数配置され、前記制御部は、同一の握り棒に配置された前記複数配置されたセンサの内、該握り棒と前記被検体との距離を最も短く検出したセンサの値に基づいて、該握り棒を移動制御させることを特徴とする請求項4に記載のX線透視撮影装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−90648(P2013−90648A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−232610(P2011−232610)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【出願人】(000153498)株式会社日立メディコ (1,613)
【Fターム(参考)】