説明

オーエスジー株式会社により出願された特許

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【課題】 非鉄金属加工においても溶着を防止して、寿命の向上を図ることができる非鉄金属加工用ドリルを提供すること。
【解決手段】 本願発明のドリル1によれば、シンニング根元部8a1の円弧半径Rは切れ刃5の外径Dに対して0.3mm以上かつ0.25D以下の範囲内に設定され、チゼル幅Xは0.02mm以上かつ0.2mm以下の範囲内に設定され、シンニング面8の表面粗さRzは3.0μm以下の範囲内に設定されている。これにより、切り屑の排出性を相乗的に向上させることができる。その結果、切り屑がドリル1先端部に堆積することにより溶着することを防止して、ドリル1の寿命を相乗的に向上させることができる。
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【課題】 要求精度を満足するとともに耐摩耗性および作業性に優れたプラグゲージを安価に提供できるようにする。
【解決手段】 ゲージ部14の表面にはDLC被膜22が0.5〜1.5μmの膜厚でコーティングされているため、DLCの高硬度により高い耐摩耗性が得られるとともに、TiN被膜やCrN被膜に比べて優れた面粗さが得られ、潤滑性が良くなってねじプラグゲージ10をめねじに滑らかに螺合できるようになるなど作業性が向上する。また、膜厚が1.5μm以下のDLC被膜22は、耐摩耗性を維持しつつ膜厚のばらつきが小さくて高い寸法精度が安定して得られるため、超硬合金等の高価な高硬度材料を使用することなく、安価な高速度工具鋼製の工具母材20の表面にDLC被膜22をコーティングすることにより、高精度が要求されるとともに耐摩耗性に優れたねじプラグゲージ10を安価に提供することができる。 (もっと読む)


【課題】 加工コストの増大を防止しつつ、保持強度を確保することができるスローアウェイ式切削工具及びスローアウェイチップを提供すること。
【解決手段】 本願発明のスローアウェイ式切削工具1によれば、スローアウェイチップ2の底面部7は、本体部3へ装着された場合に軸芯Oを挟んで位置する一対の第1及び第2傾斜底面部7b,7cを備え、かかる第1及び第2傾斜底面部7b,7cは、第1及び第2傾斜当接部6a,6bとそれぞれ当接し、当接面積を切削方向後方に確保することができる。よって、従来の本体部のようにV字溝の最底面部にスリットを配設することを不要として、切削加工時の切削抵抗に対して底面部7の当接面積を有効利用することができる。その結果、加工コストの増大を防止しつつ、スローアウェイチップ2の保持強度を確保することができる。
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【課題】 ダイス素材への加工コストを削減して、安価に製造することができる転造ダイス、及び、転造ダイスの製造方法を提供すること。
【解決手段】 第1ダイスの第1転造歯形面には、並目ねじ形成用の加工歯のみを設け、細目ねじ形成用の加工歯の形成を省略する構成とし、研削工数の減少を図る。一方、第2ダイスの第2転造歯形面21には、並目ねじ形成用の加工歯22と細目ねじ形成用の歯形23とを、放電加工によって設ける構成とした。これにより、2重ねじの品質を十分に確保しながら、転造ダイスをより安価に製造することができる。
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【課題】 通り穴加工においても適切に切削油剤を供給可能としつつ、製造コストの増大を防止することができるタップ、タップ本体及び止めねじを提供すること。
【解決手段】 本願発明のタップ1によれば、止めねじ2がタップ本体3に取り付けられた場合に、吐出溝34と油穴33とが第1逃げ部22aと連通溝23とを介して連通される。かかる連通路を経由して吐出される切削油剤は、吐出溝34に沿いつつ径方向外方へ吐出される。これにより、おねじ部31に切削油剤を供給することができるので、通り穴を加工する際にも、おねじ部31の潤滑、冷却、反溶着等の作用を確保して、タップ1の高寿命化を図ることができる。このように、タップ本体3に吐出溝34を凹設すること及び止めねじ2に連通溝23を凹設するだけで、通り穴加工時において適切におねじ部31に切削油剤を供給可能としつつ、製造コストの増大を防止することができるという効果がある。
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【課題】 内径仕上げ刃付き盛上げタップの優れた性能を確実に安定して享受できるようにする。
【解決手段】 内径仕上げ刃付き盛上げタップ10には、タップ部14の外径D、ピッチP、有効径偏差Δd2 に基づいて、ひっかかり率fが110%〜130%の範囲内で(1) 式に従って求められる下穴径dNの下穴を加工するドリル部16が一体に設けられているため、常に適切な下穴径dNの下穴に対してタップ部14によりめねじが盛上げ加工されるようになり、ねじ山の盛り上がり過ぎで加工負荷が過大なることを回避しつつ、内径仕上げ刃28によりねじ山の頂部分の不完全形状の余肉が適切に切削除去されて優れたねじ山形状のめねじが得られるなど、内径仕上げ刃付き盛上げタップ10の優れた性能を確実に安定して享受できるようになる。
dN=D−0.2×P−0.00403×P×f+Δd2 ・・・(1) (もっと読む)


【課題】 小径タップの剛性を向上させるとともに応力集中を分散させるようにして、タッピング加工時や製造時の折損強度を向上させる。
【解決手段】 加工部16とシャンク12との間に中間の径寸法D2 の中間軸部14が設けられているため、加工部16の突出寸法を確保しつつ小径の加工部16の長さ寸法が短くなって剛性が向上し、研削砥石を押し付けておねじ22を研削加工する際の撓み変形が抑制されて折損強度が高くなる。これにより、製造時の歩留りが向上するとともに、研削砥石の押付力を大きくして加工能率を高くすることができる。また、おねじ22の後端の切上げ部28の山数を3山としたため、その切上げ部28における応力集中が分散されて折損強度が高くなり、中間軸部14の存在による剛性の向上と相まって、タッピング加工時の折損が抑制されて耐久性が向上する。 (もっと読む)


【課題】 ダイヤモンド被膜の上にPVD法によって表皮膜を設ける場合の付着強度を向上させて優れた耐久性が得られるようにする。
【解決手段】 ダイヤモンド被膜22にはボロンが5.0原子%程度の割合でドーピングされているため、そのダイヤモンド被膜22が導電性を有するようになり、その上にPVD法によってTiAlNの表皮膜24を設ける際に、コーティングプロセス初期より十分な導電特性でコーティングすることが可能で、ダイヤモンド被膜22に対する表皮膜24の付着強度が向上する。また、ダイヤモンド被膜22自体もボロンドープによって耐酸化性が向上するため、表皮膜24の存在と相まって耐酸化性が大幅に向上する。これにより、鉄系の材料を含む複合材料の切削加工や、切削点が高温になるチタン合金等の耐熱合金に対する切削加工においても、表皮膜24の早期摩耗や剥離が防止されて優れた耐久性が得られるようになる。 (もっと読む)


【課題】 ダイヤモンド被膜の耐酸化性や潤滑性を向上させる。
【解決手段】 ボロンドープダイヤモンド被膜20にはボロンが0.5〜1.0原子%の割合でドーピングされているため、そのダイヤモンド被膜20の表面には、酸化を受けた時にボロンの酸化物(例えばB2 3 )の層が形成され、その酸化物の層により被膜内部への酸化の進行が抑制されて、被膜20の耐酸化性が向上するとともに、摩擦係数が小さくなって潤滑性が向上する。これにより、鉄系の材料を含む複合材料の切削加工や、切削点が高温になるチタン合金等の耐熱合金に対する切削加工などにおいても、酸化による被膜20の早期摩耗や剥離が抑制されて優れた耐久性が得られるようになる。また、潤滑性が良くなることから、摩擦による発熱が抑制され、この点でも被膜20の耐久性が向上するとともに、被削材の加工面品質が向上する。 (もっと読む)


【課題】 本体部と切削ヘッドとが着脱可能に構成された場合に、切削ヘッドを本体部へ強固に固定することができる切削工具を提供すること。
【解決手段】 本願発明の切削工具1によれば、切削ヘッド2の合わせ面21から突設する凸部23には、その外周面が軸芯に対して傾斜するテーパ部23aを備えると共に、本体部3の合わせ面31に凹設される凹部33には、その内周面がテーパ部23aに対応して傾斜するテーパ穴33aを備えている。また、凸部23には、軸芯Oに対して傾斜する傾斜部22aを有するスリット22が延設されると共に、凹部33の内周面には、スリット22と係合するためのキー32が突設されている。傾斜部22aの傾斜方向は、切削加工時の切削抵抗により切削ヘッド2を本体部3側に引き込ませる方向に設定されているので、テーパ部23aとテーパ穴33aとを強固に当接させ、切削ヘッド2を本体部3へ強固に固定することができる。
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