説明

本田金属技術株式会社により出願された特許

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【課題】ヘッド部の耐久性に影響を及ぼすことなく,スカート部のスラスト荷重に対する耐久性を効果的に向上させ得る,エンジン用のピストンを提供する。
【解決手段】天井部1a,並びにこの天井部1aの外周部に連なる厚肉円筒部1bよりなるヘッド部1と,天井部1aの下面に突設されてピストン中心軸線Yを挟んで並ぶ一対のピンボス部2,2と,厚肉円筒部1bの下端より延出して両ピンボス部2,2間を連結する一対のスカート部3,4とよりなる,エンジン用のピストンにおいて,少なくともエンジンの膨張行程時,シリンダ内周壁5からスラスト荷重Fを受ける側のスカート部3内周面の周方向中央部に,厚肉円筒部1bの下端から該スカート部3の下端部までピストン中心軸線Yに沿って延び,且つ横幅Wが厚肉円筒部1bに向かって増加する補強リブ12を形成した。 (もっと読む)


【課題】複合強化材に,これを破損させずに溶湯を効果的に浸透,複合させ,しかも溶湯のチル化物をキャビティ内に封じ込めることを回避して,高品質のピストンを得る。
【解決手段】金型Mのキャビティ10底面に複合強化材5を設置し,この複合強化材5の半径方向外方でキャビティ10の底面に開口してキャビティ10の天井面を指向する複数のゲート22と,これらゲート22との対向位置でキャビティ10の天井面に開口する複数のオーバーフロー出口23とが金型Mに設けられており,ゲート22からオーバーフロー出口23に向けて溶湯30を射出することにより,最初にキャビティ10を通過した溶湯30をオーバーフロー出口23から排出させた後,溶湯30をキャビティ10に加圧,充填しながら複合強化材5に浸透させる。 (もっと読む)


【課題】マグネシウム電池用の負極として有用な電極材料、この電極材料を用いた電極を負極とする電池を提供する。
【解決手段】Mg初晶と共晶物を含む鋳造材等の初晶の選択的腐食反応を利用し、表面から所定の深さまで粒界に残存したネットワーク状の共晶物からなる多孔質状マグネシウム合金表面を有する電極材料とその製造方法。この電極材料を用いた電極を負極とし、この負極上に電解質及びセパレータを介して対向して設けられる正極を収容したハウジングからなる電池。 (もっと読む)


【課題】簡易な方法で鋳型の内部に形成された冷却通路に発生しているクラックの大きさが許容基準値を超えているか否かを検知することにより、該クラックから冷媒が漏出することを確実に防止することができる鋳造方法を提供する。
【解決手段】金属製の鋳型の内部に形成された冷却通路に圧縮空気を導入した後に、冷却通路への圧縮空気の導入と冷却通路からの圧縮空気の排出とを遮断する遮断工程と、遮断工程の後に行われ、冷却通路内の圧縮空気の圧力を取得する取得工程と、取得工程で取得された圧力に基づいて冷却通路内に発生しているクラックCrの大きさが許容基準値を超えているか否かを判定する判定工程と、判定工程において、クラックの大きさが許容基準値以内であると判定された場合に、冷却通路に冷却水を流通すると共に、鋳型に溶湯を注湯する注湯工程と、を行う。 (もっと読む)


【課題】スカート部のスラスト面の,特に軸方向中間部の潤滑性を効果的に高めて摩擦を低減すると共に,その部分の低摩擦樹脂被膜の摩耗を防ぐ。
【解決手段】スカート部3のスラスト面3aに,ヘッド部1側からピストン軸線Yに沿って並ぶ上部領域7,中間部領域8及び下部領域9を設定し,その中間部領域8の低摩擦樹脂被膜6にオイルピット10を設ける一方,上部領域7の低摩擦樹脂被膜6には,ピストンPの上昇行程時,エンジンのシリンダCの内壁Caとの間に介在する潤滑オイルを捕捉して中間部領域8へ誘導する複数の第1オイル捕捉誘導溝11を,また下部領域9の低摩擦樹脂被膜6には,ピストンPの下降行程時,シリンダCの内壁Caとの間に介在する潤滑オイルを捕捉して中間部領域8へ誘導する複数の第2オイル捕捉誘導溝12をそれぞれ設けた。 (もっと読む)


【課題】溶湯の一部が異物として制御弁内に侵入したときは,それを簡単に取り去ることができるようにしたダイカストマシンのガス抜き装置を提供する。
【解決手段】キャビティ5に真空通路21を接続し,この真空通路に制御弁26を設けダイカストマシンのガス抜き装置において,制御弁26が,真空通路21に介入するよう可動金型4に形成される弁室29と,この弁室に抜き差し可能に収容される弁部材30と,可動金型に着脱可能に取り付けられて弁部材を作動するアクチュエータ31とを備え,弁部材には,アクチュエータ31に連結されるピストンロッド30aと,このピストンロッドの先端に形成され,弁部材30の閉じ位置C及び開き位置Dに応じて下流側真空通路28の閉鎖及び開放を行う弁ピストン30bを備え,下流側真空通路から弁室29に侵入した異物Fが弁ピストン30bのピストンロッド側端面に乗るようにした。 (もっと読む)


【課題】オイルが不要な方向に流れることを抑制して冷却効率を高める。
【解決手段】頂部21から垂下した一対のスカート部22・23を互いに連結する態様で設けられた一対のサイドウォール部24・25に、ピストンピンを保持する一対のピンボス部26・27が形成されたピストンにおいて、頂部の裏面に一対のスカート部間に亘って延在するオイル案内路31が形成され、オイルジェット装置からオイル案内路の一端側に向けて噴射されたオイルがオイル案内路の他端側に向けて案内されるようにすると共に、オイル案内路の両脇に沿って、一対のスカート部を相互に連結する態様で、サイドウォール部側に向かうオイルの流れを規制する段部45・46を形成する。 (もっと読む)


【課題】冠面に開口した凹部を冠部に有して鋳造成形される内燃機関用ピストンにおいて、製造コストを低減するとともに凹部の形状自由度を増大する。
【解決手段】凹部13の周壁13aの少なくとも一部をアンダーカット形状となるように傾斜させて凹部13が金型22,25で形成される。 (もっと読む)


【課題】エンジン用ピストンの鋳造時,溶湯の滞留や合流に起因する湯紋がクラウン部に発生しないようにして,クラウン部の高温強度の増強を図る。
【解決手段】鋳型M内のピストン成形用キャビティ20に,その下部から重力注湯して,エンジン用ピストン10を鋳造する,エンジン用ピストンの製造方法において,ピストン10のクラウン部11の頂面11aに対応するキャビティ20の底面21aを水平面Hに対して15〜35°傾斜させた状態でキャビティ20への注湯を行う。 (もっと読む)


【課題】単一の複合工具により,中ぐり及び溝切り加工を可能にして,工具の交換作業を不要とし,製作コストの低減に寄与し得る,中ぐり及び溝切り方法を提供する。
【解決手段】ワークWの下孔013の内周面を中ぐり加工した後,その内周面に環状溝14を加工する,中ぐり及び溝切り方法であって,工具本体20に,中ぐり刃具21,21′と,刃先を中ぐり刃具21,21′の刃先より後退させた溝切り刃具22とを付設してなる複合工具Tを,その軸線Aを回転中心Oに整合させて回転しながら軸方向に送ることで,中ぐり刃具21,21′により下孔013の内周面を中ぐり加工し,次いで複合工具Tの軸線Aを,回転中心Oからオフセットして複合工具Tを回転することで,溝切り刃具22により中ぐり加工後の孔13の内周面に環状溝14を加工する。 (もっと読む)


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