説明

有限会社バイオ情報研究所により出願された特許

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【課題】 唾液アミラーゼ活性分析手法は、唾液の採取後に水分が蒸発して特性が変化することを避けるために、唾液採取後は速やかに唾液アミラーゼ活性を分析する必要があるが、従来の技術では、テストストリップの唾液検体の蒸発防止方法やその器具には検討していなかった。よって現状では、一台の分析機器で一名分の検体しか扱うことができないという問題点が存在した。本発明者らは、この問題の解決のために、水分の蒸発を防ぎ、その活性の損失を防ぎうる手段を種々検討し、しかも安価に課題を解決する方法を検討した。
【課題を解決するための手段】
少なくとも検体採取部を有するシート状担体の検体採取部からの水分の蒸発を簡易に防止するために、検体採取部を水不透過性の被覆物で覆う手段を検討し、このものが一般的に生化学物質を検体の場合にも有効であることを確認し本発明を完成した。 (もっと読む)


【課題】 簡単な構造で設備の大型化を招くことなく、抗原の濃度を迅速かつ高精度に測定するバイオセンサ、成分測定装置を提供する。
【解決手段】 基板11に形成されている作用電極21には、抗体が固定化されている。また、基板11には、作用電極21と対向して対向電極22が形成されている。酵素によって標識化された標識化抗体は、作用電極21に固定化されている抗体に結合している抗原と結合する。作用電極21および対向電極22は、扁平な反応槽13に露出しているため、作用電極21に固定化されている抗体と、抗原および標識化抗体との反応速度が向上し、抗原の濃度は迅速に測定される。また、標識化抗体の酵素による酸化還元反応は、抗体が固定化されている作用電極21の近傍で生じる。そのため、酸化還元物質は作用電極21から効率的に電子を受け取り、作用電極21と対向電極22との間を流れる電流の検出感度が向上する。 (もっと読む)


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