説明

有限会社表面改質研究所により出願された特許

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【課題】 高い硬度を持つ窒化物あるいは炭窒化物皮膜を、冷間加工用工具に適用しようとすると、高い内部応力のために、皮膜が剥離する危険性が高かった。このため、大きい衝撃を受ける冷間加工用工具に適用することができなかった。
【解決手段】 本発明は、高い硬度を持つ(TixSi1-x)または(CrxSi1-x)、但しx=0.05〜0.20、の窒化物あるいは炭窒化物皮膜とTiまたは Crの窒化物または炭窒化物皮膜を、両層の組成混合層を介して交互に50周期以上積み重ねることによって、高硬度を維持しながら、大きな衝撃を受けても剥離しがたい皮膜を有する冷間加工用工具を提供するものである。 (もっと読む)


【課題】歯の矯正治療において、治療期間を短縮し、疼痛を和らげ、色彩的な違和感なく治療を行うため、強度が高く、低い弾性率を有し、治療のために屈曲加工した際、破断しない延性を有し、低い摩擦係数を有し、長時間安定したばね性有し、歯と違和感のない色彩を有する歯科矯正用ワイヤーを提供する。
【解決手段】ゴムメタルと称せられる高強度で低弾性率のβ型Ti合金を素材とし、これを冷間または温間で線引き加工し、円形あるいは矩形断面形状のワイヤーにした後、物理的蒸着法で金色あるいは歯の色に近い白色系の色彩を持つ、IVa族、Va族およびVIa族の窒化物薄膜、炭化物薄膜、炭窒化物薄膜あるいは金属薄膜を被覆する。引抜加工条件および皮膜形成条件を制御して、ワイヤーに捩れや曲がりなく、高強度と低い弾性率およびワイヤーを折り曲げた際、破断しない延性を維持させ、低い摩擦係数で長時間安定したばね性をもたせる。 (もっと読む)


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