説明

株式会社南武により出願された特許

1 - 8 / 8


【課題】ピストンに内蔵した常閉の制御弁をストローク端で開状態とし、作動油を流通させて冷却や空気抜きを行う油圧シリンダ装置において、小型の油圧シリンダにも構成できる制御弁機構を実現する。
【解決手段】ピストン12には後端面側からロッド11と平行な方向に非貫通孔31を形成すると共に、前端面側から非貫通孔31の中間位置へ連通孔33を形成しておく。非貫通孔31には、コイルばね34と同孔31内を摺動する管状のスプール35を直列に嵌装し、スプール35はその端部を所定量だけ後方へ突出させた状態でストッパー36により係止する。ピストン・ロッドの後退限でスプール35が押し込まれると、スプール35に形成されている周方向溝39と連通孔41,42とそれ自体の管内流路を介して連通孔33と後方シリンダ室を連通させ、作動油が前方シリンダ室から後方シリンダ室(給排ポート17)へ流通する。 (もっと読む)


【課題】ピストン・ロッドの中間停止位置を簡単な操作で変更設定できる流体圧シリンダ装置を提供する。
【解決手段】小径ピストン11のロッド12に大径フリーピストン15が外嵌摺動するピストン-ロッド構成とし、シリンダチューブ17は大径フリーピストン15の内嵌摺動区間と調整作動部30に外嵌する区間とからなる。調整作動部30は筒部31と桿部32からなり、筒部31は小径ピストン11を内嵌させると共に、後端側外周面の雄ねじ35に環状の調整操作部39の雌ねじ40が螺合しており、桿部32はヘッドカバー42の孔に内嵌貫通している。ヘッドカバー42は調整操作部39をシリンダチューブ17との間に挟装し、調整操作部39の外側でスペーサを介してシリンダチューブ17に連結されている。調整操作部39の回動によって移動する調整作動部30の筒部31の前端面がロッド12の中間停止位置となる。 (もっと読む)


【課題】局部スクイズ鋳造で複数のスクイズピンを駆動させるスクイズピン作動装置は個別の仕様に合せて設計・製造され、複雑な構成で加工工数や部品点数が多くなるが、その問題を規格化したシリンダの積層組立体で構成して解消する。
【解決手段】複数の複動シリンダ10,20,30の積層構成とし、各複動シリンダ10,20,30はその外部形状は同一であり、短軸の長さが一定で長軸の長さの異なる楕円形のピストン12,22,32でロッド11,21,31を駆動させる。また、シリンダ室17,27,37の上下の肉厚内とロッドカバー内を通じる通水路(51-52-53,54-55-56),(61-62-63,64-65-66),(71-72-73,74-75-76)を形成して冷却も可能とする。 (もっと読む)


【課題】ダイカスト鋳造で金型に挿着される中子ピンには疲労破壊が生じ易く、従来は中子ピンの形状的工夫で対処しているが十分ではない。
【解決手段】ロッド15aの先端に中子ピン19が連結されるシリンダ部11と、そのヘッドカバー14で回動自在に軸支された回転制御軸20と、ヘッドカバー14の後端に連結されたワンウェイクラッチ22とからなるシリンダ装置を適用する。シリンダ部11のピストン・ロッド15の後端から軸心方向へリード角78°の雌ネジ17を形成した深穴16を設け、回転制御軸20の前方軸部分20aの雄ネジ20sと螺合させてある。クラッチ22は回転制御軸20のCCW回転を阻止し、CW回転は許容する。ピストン・ロッド15の往復の度に、ロッド15aと回転制御軸20が角度θ(=50°)ずつ回転し、中子ピン19から見た溶湯の凝固収縮による曲げ力の作用方向を変化させる。 (もっと読む)


【課題】ねじ中子をそのねじピッチで回転させながら前進/後退させるシリンダ装置を提供し、ダイカスト鋳造等においてねじ孔が形成された製品を得られるようにする。
【解決手段】ヘッドカバー14に立設・固定したねじ棒30とピストン・スリーブ15のピストン部33に内設したボールねじ機構35との螺合関係に基づいて、各ポート38,39への給油制御によりピストン・スリーブ15を回転させながら前進/後退させる。ピストン・スリーブ15のスリーブ部34にはロッド12の後端側が内嵌しており、係合キー41とキー溝42を用いた嵌合連結機構によってピストン・スリーブ15の回転トルクだけをロッド12へ作用させる。ロッド12はその先端にねじ中子22を連結させており、ロッドカバー13に螺合関係を有して貫通しているが、その螺合に係るねじピッチはねじ中子22のねじピッチと同一とされている。 (もっと読む)


【課題】ピストンに内蔵させた常閉の制御弁をストローク端で開放してシリンダの冷却及び/又は空気抜きを行う油圧シリンダ装置において、制御弁のチャタリング発生を防止する。
【解決手段】制御弁はチェック弁部と作動部とからなる。チェック弁部は弁体ホルダ41の両端部に内嵌させた鋼球44,45をコイルばね46a,46bで外側へ付勢して2つの逆向きチェック弁を構成する。作動部はプランジャ48をコイルばね49で後方へ付勢した状態で摺動自在に支持しており、ピストン12の後退限でシリンダの内壁で押されたプランジャ48がチェック弁部を開放させる。弱いコイルばね46aが適用でき、作動油が隙間50a,50bを流れるために鋼球44に作用する圧力の変動が小さく、また隙間50a,50b等の流路がオリフィスとなり鋼球44の手前の圧力を高める。それら条件によりチャタリングを有効に防止できる。 (もっと読む)


【課題】油圧シリンダの初期駆動や修理後の再駆動の際に実行されるエア抜き工程を効率的に実行できる構成を提供する。
【解決手段】ピストン12に常閉の制御弁40を内蔵せしめ、後退限で制御弁40を開放させた前方シリンダ室と後方シリンダ室の連通状態で作動油を供給してエア抜きを行う油圧シリンダにおいて、ピストン12の前方シリンダ室側端面にシリンダチューブ14に対する嵌合面の外径よりも僅かに小さい外径の筒部31を設け、その筒部31の内部に中央から外周面へ連通する流路32-1〜4を放射状に形成し、その流路32-1〜4の中央交差部と後方シリンダ室との間に制御弁40を設ける。また、筒部31の端面におけるロッド11の近傍に前記流路32-1〜4に通じる孔33-1〜8を穿設しておく。エアの移動態様を考慮した流路32-1〜4や孔33-1〜8の配置によりエアを効率的に吸収できる。 (もっと読む)


【課題】直動形アクチュエータと揺動形アクチュエータを連結した複合動作形アクチュエータにおいて、2ポートの給排制御だけで各種動作が得られ、安価で汎用性の高いアクチュエータを提供する。
【解決手段】 直動形アクチュエータ部10の前方シリンダ室17と揺動形アクチュエータ部の前方シリンダ室37とがチェック弁付きシーケンス弁40を介して接続され、また直動形アクチュエータ部10の後方シリンダ室18と揺動形アクチュエータ部30の後方シリンダ室とが止め弁50を介して接続されている。シリンダ室37とシーケンス弁40の接続流路、及びシリンダ室18と止め弁50の接続流路にそれぞれポート61,62をとって給排制御を行う。前記の各弁40,50の設定条件に基づいて、ピストン・ロッド11に通常の往復のみの動作や回動と直進の組合せ動作を行わせることが可能である。 (もっと読む)


1 - 8 / 8