説明

妙中パイル織物株式会社により出願された特許

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【課題】パイル片14が太い地経糸12に押し倒されて織幅方向Wに強く傾斜した液晶パネル基板用ラビング材を得る。
【解決手段】対を成す細い地経糸11と太い地経糸12が織幅方向に繰り返して配列されており、対を成す細い地経糸と太い地経糸の間にパイル糸17が配置され、その対を成す細い地経糸と太い地経糸が共に上を越える緯糸13の下を潜り抜けたパイル糸が、その下に潜り抜けた緯糸に係止されたパイル片14を形成している経パイル織物に構成された液晶パネル基板用ラビング材において、細い地経糸がパイル片を係止している緯糸に前後して織り込まれる合計2本の緯糸13・13の上を越える緯糸の本数mに比して、太い地経糸がパイル片を係止している緯糸に前後して織り込まれる合計2本の緯糸13・13の上を越える緯糸の本数nを多くする。 (もっと読む)


【課題】パイル片が緯糸に沿って織幅方向に傾斜し、経糸の長さ方向を軸芯方向に平行に向けて回転ロールに装着することが出来る液晶パネル基板ラビング材を得る。
【解決手段】太い経糸21と細い経糸22を2本1組にして配列して織成される綾織組織のベース織地に、その各組の太い経糸と細い経糸の間にパイル糸70を配列して織り込み、製織方向において前後異なる緯糸の下を潜ってパイル片がパイル面に突出し、その前方において突出する前方パイル片31と後方において突出する後方パイル片32との間で他の緯糸の上を越えるファーストパイル40を形成する。ファーストパイルの前方パイル片の沈込部51と、後方パイル片の沈込部52のうちの少なくとも一方の沈込部の上を越える緯糸を、隣り合う組の細い経糸の下に潜らせる。 (もっと読む)


【課題】殊更太い経糸(21)を使用することなく、パイル片が織幅方向(W)に傾斜しており、経糸の長さ方向(L)を軸芯方向に平行に向けて回転ロールに装着することが出来るパイル密度の緻密なラビング材を得る。
【解決手段】経糸がパイル糸1本につき複数本の割合で繰り返し配置されて緯糸と交絡したベース織地の織組織を構成し、パイル面がカットパイルに成る経パイル織物によって構成されるラビング材において、パイル片30のベース織地に沈み込む沈込部50の上を越えて係止する緯糸10を、そのパイル片を間に挟んで隣り合う左右片側の経糸21の下に潜らせ、その左右隣り合う他の片側の経糸22の上を越えるように織り込む。パイル片を間に挟む経糸間21・22の中心線Aが緯糸10の軸芯Bに傾斜するので、その傾斜する経糸間の中心線Aに交叉するパイル片30の軸芯Sも緯糸の軸芯Bに対して傾斜する。 (もっと読む)


【課題】非パイル面を外向きにして使用し得る裏パイル付き衣料用織物を提供する。
【解決手段】経糸が1本の緯糸12の下に潜る毎に3〜7本の緯糸の上を越える4枚綾、5枚綾、6枚綾、7枚綾、8枚綾、4枚破れ朱子、5枚朱子、6枚朱子、7枚朱子および8枚朱子の何れかの織組織に依って裏パイル付き衣料用織物10の非パイル面を構成する。2本〜8本の経糸11につき1本の割合でパイル糸13を配置する。6〜12本の緯糸12につき1個の割合で非パイル面に表裏するパイル面に突き出たファーストパイル14を形成する。その隣り合うパイル糸13a・13bの構成するパイル14a・14bは互いに異なる緯糸に係止する。経糸11の繊度(dtex)をDrとし、経糸密度(本/25.4mm)をNrとする関係式;Kr=Nr×(0.9×Dr)1/2 に依って算定される経糸によるカバーファクターKrを800以上とする。 (もっと読む)


【課題】ラビング材用経パイル織物のパイルを、樹脂や熱による後処理によらず、その製織過程において緯糸の長さ方向(W)に斑なく均一に傾斜させる。
【解決手段】ラビング材用経パイル織物のベース織地の織組織を2本緯畦(2/2緯畦)織組織とし、その引き揃え状態の組を成す各組2本の経糸11・12の間にパイル糸を配置し、その引き揃え状態の組を成す2本の経糸11・12が交絡して上を越える緯糸13に係止されたルーズパイルのカットパイル14を形成する。引き揃え状態の組を成す各組2本の経糸の中の1本の経糸12の繊度(太さ)を他の1本の経糸11の繊度(太さ)よりも大きくし(太くし)、ベース織地において細い経糸11と太い経糸12を交互に配置する。そうすると、太い経糸12と細い経糸11との太さの差に応じて緯糸の長さ方向(W)にパイル14を斑なく均一にパイルを傾斜させることが出来る。 (もっと読む)


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