説明

株式会社 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングにより出願された特許

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【課題】搬送中に受ける可能性のあるダメージから培養組織を保護することのできる培養組織のための包装体を提供する。
【解決手段】培養組織を包装するための包装体において、包装体内に収容される培養組織を内包するキャリアの周縁領域の少なくとも一部を包装体内に固定してキャリアを包装体内の所定領域に保持可能とする固定手段を備えるようにする。こうすることで、培養組織に対する搬送中のダメージを効果的に回避できる。 (もっと読む)


【課題】 培地に由来する除去対象成分を三次元培養物から効率的に除去する。
【解決手段】 除去対象成分を含む培地を用いて培養対象となる細胞を培養することにより作製された三次元培養物を、除去対象成分を含まない洗浄液に浸漬し、そのあと又はこれと並行して、三次元培養物のうち培養時に培地と境界をなしていた面以外の部分を洗浄液に露出させることによって三次元培養物から除去対象成分が洗浄液に溶出するのを促進させる。これにより、三次元培養物に含まれる除去対象成分が洗浄液に溶出しやすくなるため、培地に由来する除去対象成分を三次元培養物から効率よく除去することができる。 (もっと読む)


【課題】組織片培養を容易に行うことができる培養キットを提供する。
【解決手段】組織片Tの培養キットを、組織片Tを培養する培養面6を有する培養基材4と、組織片Tを貫通して組織片を培養基材4に対して固定可能な組織片固定具24と、を備えるようにする。組織片Tの培養開始時における組織片の培養面6への密着と培養終了時における培養組織の回収との双方の操作を容易化することができる。 (もっと読む)


本発明は、培養細胞シートを損傷させることなく運搬することができると共に培養細胞シートの容易な取り出しを可能とする培養細胞シート包装体を提供するものである。本発明の培養細胞シート包装体は、トレイ20とリッド10とを備え、培養細胞シートTが液体に浸漬された状態で包装される空間を形成する培養細胞シート包装体2において、培養細胞シートTの周縁にほぼ一致するかあるいは該周縁より所定距離外側に膨出した輪郭を有する培養細胞シートの収容領域24をトレイ20の底面上に規定し培養細胞シートTの揺動を抑制可能に配置される揺動抑制手段21と、少なくとも培養細胞シートTの取り出し時において収容領域24に収容された培養細胞シートTを操作可能に収容領域24の外側に形成される側方操作用空間22を形成する。
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【課題】簡易な操作で組織片を培養面へ接着させて組織片培養を開始することができる培養方法を提供する。
【解決手段】組織片の培養方法において、前記組織片を遠心力によって培養面に接着させる接着工程と、該接着工程後の前記組織片を前記培養面上で培養する組織片培養工程と、を具備するようにする。組織片に対して培養面方向の遠心力を作用させることで、組織片の培養開始に適した接着状態を得ることができる。 (もっと読む)


接着依存性細胞であって単層化あるいは重層化された第1の細胞を培養基材の培養面に準備し、該第1の細胞に対して、接着依存性細胞であって磁性微粒子を保持させて磁性化した第2の細胞を播種し、前記第2の細胞を磁力によって前記第1の細胞に対して所定位置に誘導し、該磁気誘導によって得られた細胞配置状態で前記第1の細胞及び第2の細胞を培養するようにする。この細胞培養方法によれば、細胞シートをシート毎に調製した後、温度を変化させ剥離し単層シートを積層することなく細胞を重層することができる。 (もっと読む)


磁性微粒子を取り込んでいない表皮角化細胞と磁性微粒子を取り込んだ表皮角化細胞を24ウェル超低接着プレートに播種し、ウェルの底面外側にネオジ磁石を設置したあと1日間培養した。その結果、磁性微粒子を取り込んでいないコントロールの表皮角化細胞は、ウェルの底面に接着せず、未分化細胞シートを形成しなかった。これに対して、磁性微粒子を取り込んだ表皮角化細胞は、磁力により底面に吸引されたまま重層化細胞シートを形成した。この細胞シートは、ウェルの底面外側に設置したネオジ磁石を外した後、親水性膜を付着させた磁石を上方から近づけてこの膜を介して磁石に吸引し引き上げることにより、容易に回収することができた。 (もっと読む)


磁性微粒子を取り込んでいない表皮角化細胞と磁性微粒子を取り込んだ表皮角化細胞を24ウェル超低接着プレートに播種し、ウェルの底面外側にネオジ磁石を設置したあと1日間培養した。その結果、磁性微粒子を取り込んでいないコントロールの表皮角化細胞は、ウェルの底面に接着せず、未分化細胞シートを形成しなかった。これに対して、磁性微粒子を取り込んだ表皮角化細胞は、磁力により底面に吸引されたまま重層化細胞シートを形成した。この細胞シートは、ウェルの底面外側に設置したネオジ磁石を外した後、親水性膜を付着させた磁石を上方から近づけてこの膜を介して磁石に吸引し引き上げることにより、容易に回収し移送することができた。 (もっと読む)


【課題】 容器表面に接着した細胞を簡便な操作により剥離する。
【解決手段】 本発明の細胞シート剥離剤は、アミノ化ポリロタキサンを含有するものである。ここで、本発明の細胞剥離剤の骨格をなすポリロタキサンは、線状分子に環状分子を複数貫通した状態で線状分子の両端に環状分子が外れないような嵩高いキャップを結合させた構造を有している。また、本発明の細胞剥離剤に含まれるアミノ化ポリロタキサンは、ポリロタキサンに含まれるシクロデキストリン骨格中の少なくとも一部の水酸基がアミノ基を有する置換基で置換された化合物である。この細胞シート剥離剤によれば、細胞にダメージを与えることなく、また、温度をコントロールすることなく容器表面に接着した培養細胞を剥離することができる。 (もっと読む)


制御部60は、供給管40を通じて液体貯留部20へトリプシン溶液を投入し組織保持部12に保持された生体組織をトリプシン溶液で浸漬し、モータ32により液体貯留部20を低速回転させる。すると、その水流とトリプシンの作用とにより表皮組織から細胞が徐々に分離される。続いて、供給管40を通じて液体貯留部20へ分散停止液を投入してトリプシンの作用を停止させ、モータ32により液体貯留部20を高速回転させる。これにより液体貯留部20に貯留されたトリプシン溶液に勢いのある水流が発生し、細胞はこの水流によって外向きの遠心力を受けて細胞集積部26に集積していく。その後、液体貯留部20に貯留している溶液を排出管50を通じて外部へ排出するが、細胞は細胞集積部26に集積しているため、廃液のみが排出される。 (もっと読む)


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