説明

有限会社地圏探査技術研究所により出願された特許

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【課題】単体ではSN比が十分ではないMEMS加速度センサーを複数用いて安価で小型な単一の地震計として動作させる。
【解決手段】MEMS加速度センサーの出力に対して、電気回路による処理と数値演算処理とを組み合わせてノイズを低減する。電気回路による処理は、複数のMEMES加速度センサーの出力を、時系列電圧信号の段階で電気的に加算する。ここでMEMS加速度センサーの個数をNとすれば加算処理することによりノイズ成分はNの平方根の逆数に比例して減少する。加算後の出力は帯域通過フィルターを通り不要な周波数範囲のノイズが除去される。数値演算処理は、10倍以上オーバーサンプリングしたのち、低域通過フィルターを通過させることにより量子化誤差および数値化以前に混入したノイズを除去する。これらの数値演算処理はIIRフィルターによりリアルタイムで連続的に処理されてリサンプリングされ、地震計の出力となる。 (もっと読む)


【課題】
本発明が解決しようとする従来技術の課題は、電気探査および電気検層において、同時に多地点で通電し、観測電位波形から数学的処理によって任意の通電点で単独に通電した場合の応答電位を算出することにより、測定品質を低下することなく測定時間を大幅に短縮することにある。
【解決手段】
多点から同時に通電するときの通電波形に、それらの間の共分散がゼロになるような波形を選ぶことにより、観測された電位波形と任意の通電波形との共分散を通電波形の分散で除することで任意の通電点で単独に通電した場合の応答を求めることができる。共分散がゼロになるような波形にはM系列符号の末尾にゼロを加えたものを適用する。 (もっと読む)


【課題】
電気探査および電気検層は、通電電流が不安定な場合には計測精度が低下するため、高性能な電流制御回路を組み込んだ通電装置が必要であり、また電位の観測には自然電位保障機能や電流同期機能などの特殊な機能が必要だった。さらに、通電サイクル1回につき1個以上の応答電位データが得られないため、計測時間刻みは通電周期よりも短くすることができなかった。
【解決手段】
通電電流波形と電位波形とを同時に観測しながら、それらの波形を計算処理することによって、観測電位波形に含まれる自然電位成分を除去し、任意の通電電流波形に対して応答電位を連続的に算出する。自然電位成分の抽出には最小二乗法を用い、観測電位から自然電位成分を差し引く。応答電位の算出は、自然電位除去後の観測電位波形を通電電流波形で除することによって得る。 (もっと読む)


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