説明

株式会社ナノセラピー研究所により出願された特許

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【課題】 温熱療法を実施するにあたり、媒体の発熱量はクリティカルな問題となり、腫瘍組織に対する加温不足による治療の失敗や正常組織の過加温による熱傷の原因となりうるため、媒体の発熱量は正確にコントロールする必要がある。磁性微粒子のヒステリシス発熱による発熱量は、微粒子の粒子径に影響されることが示されているが、サブミクロンの粒子は全体の粒子径分布を評価することが難しく、通常用いられる電子顕微鏡での観察や光散乱法を用いた粒子径の評価だけでは十分な発熱量のコントロールができなかった。
【解決手段】 酸化鉄磁性微粒子の粒子径及び比表面積を設定することにより負荷する高周波磁場に対する発熱量をコントロールでき、温熱療法を目的とした工業的に開発可能な酸化鉄磁性微粒子及びそれを用いた医療用製剤を提供することである。 (もっと読む)


【課題】ソレノイドコイル内の患部に近い部位に所期の密度の磁束を発生可能であってコイルインピーダンスの小さい生体包囲ソレノイドタイプ生体加温装置を実現する。
【解決手段】生体を遊挿しうる大きさの筒状ソレノイドコイル17と、これに給電するための高周波電源11と、ソレノイドコイル17に遊挿しうる生体保持具15とを備えた生体加温装置10において、ソレノイドコイル17はその横断面に係る輪郭の形状を該輪郭の周方向における過半区間では円弧状17aにし残りの区間では直線状17bにする。また、長さが短く且つ捲回密度が密な副ソレノイドコイルをソレノイドコイル17に内挿する。 (もっと読む)


【課題】 抗HMW−MAA抗体を用いた、悪性黒色腫細胞の効果的かつ低副作用の処置方法やその処置のための医薬組成物を提供する。
【解決手段】 抗HMW−MAA抗体を結合した、磁性微粒子を含むリポソーム。 (もっと読む)


【課題】磁束の集中と分散を生体内部でも自在かつ明瞭に行える生体内部加熱装置を実現する。
【解決手段】可動寝台15などの生体保持台と、それを遊挿しうるソレノイドコイル17と、これに通電するための高周波電源11とを備えた生体内部加熱装置10において、ソレノイドコイル17に遊挿可能な磁性体18を設ける。磁性体18を患者8の患部に向けてソレノイドコイル17に高周波通電すると、ソレノイドコイル17にて生じた磁束が、磁性体18によって集中されてから患部に照射されるとともに、その他のところではソレノイドコイル17内に分散しながら患者8から出るので、正常な体表面を過熱することなく患部を十分に加熱することができる。 (もっと読む)


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