説明

アラビタ・ファーマシューティカルズ・インコーポレーテッドにより出願された特許

1 - 4 / 4


【課題】出血を増加させることなく、血栓症を防止する方法の提供。
【解決手段】修飾アネキシンタンパク質、好ましくはアネキシンVを用いる方法。アネキシンは、細胞膜外表面上のホスファチジルセリンに結合し、それによって、血栓形成に必要なプロトロンビナーゼ複合体の結合を防止する。しかし、アネキシンは、止血に必要な血小板凝集に影響を及ぼさない。修飾アネキシン分子は、アネキシンのホモ二量体、1以上のポリエチレングリコール鎖にカップリングしたアネキシン分子、または別のタンパク質にカップリングしたアネキシン分子であることも可能である。アネキシンの分子量を増加させることによって、修飾アネキシンを作製して、持続性療法効果を提供するのに十分な時間、循環中に留める。 (もっと読む)


虚血−再灌流障害(IRI)を減弱するおよび/または予防するための組成物および方法が提供される。一つの方法は、それを必要とする患者に、細胞表面に位置するホスファチジルセリン(PS)に結合する剤、すなわちPS結合剤、を投与することを含む。別の方法は、臓器移植レシピエントに、PS結合剤を含む療法用組成物を投与することを含む。細胞に対するIRIを予防する方法もまた提供される。当該方法は細胞を治療するために用いる療法用組成物にPS結合剤を添加することを含む。さらに提供されるのは、IRIになりやすい臓器または組織を保護する方法である。該方法は臓器または組織をPS結合剤と接触させることを含む。そのような剤は、例えば、脳卒中または心筋梗塞、または外科手術後の患者におけるIRIを減弱してもよい。PS結合剤は、修飾アネキシンタンパク質、PS分子に対する抗体、および他の抗PS分子を含む。 (もっと読む)


ヒト・アネキシンVのホモ二量体を含む、修飾アネキシンタンパク質を提供する。出血を増加させることなく、血栓症を防止し、そして虚血-再灌流傷害(IPI)を減弱させるなどのその使用法もまた提供する。修飾アネキシンは、細胞表面上のホスファチジルセリン(PS)に結合し、それによって、プロトロンビナーゼ複合体の組み立てを防止する。修飾アネキシンは、虚血後再灌流中の白血球および血小板の結合を減少させ、それによって微小血管血流を回復し、そして臓器損傷を減少させる。
(もっと読む)


修飾アネキシンタンパク質、好ましくはアネキシンVを用いて、出血を増加させることなく、血栓症を防止する。アネキシンは、細胞膜外表面上のホスファチジルセリンに結合し、それによって、血栓形成に必要なプロトロンビナーゼ複合体の結合を防止する。しかし、アネキシンは、止血に必要な血小板凝集に影響を及ぼさない。修飾アネキシン分子は、アネキシンのホモ二量体、1以上のポリエチレングリコール鎖にカップリングしたアネキシン分子、または別のタンパク質にカップリングしたアネキシン分子であることも可能である。アネキシンの分子量を増加させることによって、修飾アネキシンを作製して、持続性療法効果を提供するのに十分な時間、循環中に留める。 (もっと読む)


1 - 4 / 4