説明

ナステック・ファーマシューティカル・カンパニー・インコーポレーテッドにより出願された特許

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コレステロール部分を二本鎖RNA、好ましくは小さな干渉(si)RNAもしくはdsハイブリッドの特定の末端に連結する。このdsハイブリッドは、DNAから成る一本鎖およびRNAから成る一本鎖を有する。好ましくはセンス鎖がdsハイブリッドのDNA鎖であり、アンチセンス鎖がRNA鎖である。本発明は、コレステロール部分をsiRNAのセンス鎖またはアンチセンス鎖の特定の末端(1つまたは複数)に連結した場合に、対応する非複合体化siRNAと比較して、その標的メッセージに対して方向付けられたsiRNAの送達およびサイレンシングの効率を、コレステロール部分が増強することができる、という発見に基づく。本発明の複合体化したsiRNAおよびdsハイブリッドは、所望により第2の送達増強物質、例えば送達増強ペプチドと共に製剤化、または組み合わせて投与して、複合体化したsiRNAおよびdsハイブリッドの細胞内への送達および取り込みを増強する。

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細胞内への核酸の送達を増強するため、ポリヌクレオチド送達増強ポリペプチドを核酸と混合する、複合体形成させる又はコンジュゲートさせる。輸送された核酸は、少なくとも一部RNA干渉(RNAi)により仲介された、標的遺伝子の発現を変調する阻害的低分子核酸(siNA)として、標的細胞中で活性である。本発明のsiNA/ポリペプチド組成物及び方法は、遺伝子発現を変調するための、及び、siNA/ポリペプチド組成物が投与された標的細胞又は対象個体において、疾患症状を除去する又は疾患可能性を改変する様式で表現型を改変することによることを含む、哺乳動物において表現型を改変するための有効なツールを提供する。 (もっと読む)


本発明の方法および組成物は、中枢神経系(CNS)の病気およびその他の障害(例えばアルツハイマー病など)を予防および治療するために、アセチルコリンエステラーゼ(ACE)阻害剤を用いる。ACE阻害剤は、CNSを標的とした送達によって、例えば鼻腔内送達によって投与される。本発明の方法および組成物は、経口または注射送達に付随する不利益、危険および副作用を起こすことなく、CNS組織または区画においてACE阻害剤の治療濃度を達成する。本発明の範囲内で使用するための典型的なACE阻害剤としては、ガランタミン、ならびに、ガランタミンの様々な塩および誘導体が挙げられる。本明細書で説明されているガランタミンのカルボン酸塩(例えば、ガランタミンのグルコン酸塩、ガランタミンの乳酸塩、ガランタミンのクエン酸塩、および、ガランタミンのグルカル酸塩)は、臭化水素酸ガランタミンのようなガランタミンのその他の形態と比較して、溶解性の顕著な増加を示す。 (もっと読む)


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