説明

エイチ. リー モフィット キャンサー センター アンド リサーチ インスティテュート, インク.により出願された特許

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【課題】5’−置換アデノシン、その製造、及び、S−アデノシルメチオニン脱炭酸酵素の阻害剤としての使用の提供。
【解決手段】S−アデノシルメチオニンメチルエステルと変異体hAdoMetDC F223Aとの複合体の結晶構造に関し、該結晶構造においては、F7、アデニン及びF223の芳香族環のスタッキングが解消されていると考えられる。エステルが付加されたこの変異体の構造では、F7とのπ−π相互作用、Glu67のバックボーンとの水素結合、及び、静電相互作用が寄与して、リガンドのsyn配座が変わらず維持される。アデニンの8位が様々な基で置換されている数種類のAdoMet基質類似体を合成し、それらのhAdoMetDC阻害能を分析した。この結果を理解する上で、酵素阻害剤複合体の仮想モデリングを行い、5’−デオキシ−5’−[N−メチル−N−[2−(アミノオキシ)エチル]アミノ−8−メチル]アデノシン(MAOEMA)及び5’−デオキシ−5’−[N−メチル−N−[4−(アミノオキシ)ブチル]アミノ−8−エチル]アデノシン(MAOBEA)が活性部位に結合したヒトAdoMetDCの結晶構造を実験的に求めた。 (もっと読む)


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