説明

ザ・シャーロット‐メクレンバーグ・ホスピタル・オーソリティ,ドゥーイング・ビジネス・アズ・キャロライナズ・メディカル・センターにより出願された特許

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本発明は、HCVに感染した細胞及びHCV感染に罹患している哺乳動物を、miRNA−196ミミックにより感染細胞をトランスフェクトすることによって治療する方法に関する。miRNA−196ミミックはBach1タンパク質及びHCV遺伝子発現を有意に下方制御し、一方HMOX1遺伝子発現を上方制御する。miRNA−196は、Bach1 mRNAの3’−UTRと結合してBach1の発現を低下させる。miRNA−196は、肝細胞でのHCV複製及びHMOX1/Bach1発現の制御において重要な役割を果たし得る。本発明はまた、Bach1及びHCV遺伝子発現を下方制御し、一方HMOX1発現が増加するように治療有効量のmiRNA−196を含有する、HCVを発現する細胞の治療のための製剤を提供する。製剤は、HCVタンパク質を発現する肝細胞へのmiRNA−196ミミックのトランスフェクションを可能にするように適合される。 (もっと読む)


本発明は、金属ポルフィリンによるC型肝炎感染症の治療に関する。特に、本発明は、NS5Aタンパク質が、ポリタンパク質切断、インターフェロン応答及び細胞内シグナル伝達経路に関与することにより、HCVのRNAの複製において重要な役割を果たすという発見に基づく。金属ポルフィリン、例えば亜鉛ポルフィリンが、ユビキチン−プロテアソーム分解経路におけるHCVのNS5Aタンパク質の翻訳後のダウンレギュレーションを誘導することが見出されている。すなわち、金属ポルフィリンを使用して、NS5Aタンパク質の異化に関するユビキチン−プロテアソーム経路を活性化することができる。その結果、金属ポルフィリンを使用して、HCVに感染した細胞におけるHCVのウイルス複製を顕著に抑制することができる。 (もっと読む)


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