説明

財団法人ダム水源地環境整備センターにより出願された特許

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【課題】クマタカは起伏の激しい山地帯を生息環境とするため、広大な調査対象地域において、狩り場の位置を実際に一つ一つ確認していくことは難しい。また、調査時点では狩りに関する行動が観察されていない場所であっても、狩り場として利用される可能性はある。
【解決手段】調査対象地域をメッシュ分割し、メッシュ毎に狩りに関する行動の有無を含む観察データと、環境要素のデータとが付与されたメッシュデータを作成し、メッシュ毎に、狩りに関する行動の有無を目的変数とし、環境要素を説明変数としてロジスティック回帰分析を行って、環境要素に基づいて狩りに関する行動の発生確率を算出するための確率式を作成する。好ましくは、ハンティング以外の探餌止まりおよび林への出入りの行動が有ったために目的変数とする狩りに関する行動が有ったと区分されたメッシュから所定距離内のメッシュは確率式の作成には利用しない。 (もっと読む)


【課題】所定時間毎にゲートを操作して貯水池から放流することにより、貯水池の水位を一定の範囲に保持する制御方法であって、実質的に定水位制御を行うことができ、風やゲート操作等の攪乱に伴う水位の変動の影響が少ない方法を提供する。
【解決手段】放流量Qn を下記の(1)式に従って算出する。 Qn =Qn-1 +K2 (Vn −Vn-1 )+K1 (Vn −v0 )‥‥(1) 式中、Qn-1 は1ステップ前の放流量であり、K1 は放流量が流入量へ収束する周期に関わる係数であって1/ΔTより小さい値であり、Vn は現時点での貯水量であり、Vn-1 は1ステップ前の時点での貯水量であり、K2 は放流量の流入量への収束し易さに関わる係数であって1/ΔTより小さい値であり、v0 は目標水位に対応した貯水量である。 (もっと読む)


【課題】 ダムの貯水位の変動に対応した制御が可能な、規模が比較的小さく安価なダム式魚道及び魚道制御方法を提供することである。
【解決手段】 ダムの堤体を実質的に水平方向に貫通する魚道路と、魚道路の上流側に配置され、魚道路を開閉するための開閉ゲートと、魚道路に所定間隔隔てて配置された複数の隔壁と、魚道路において開閉ゲートの下流側に配置された流量調整ゲートと、流量調整ゲートの下流側であって、かつ、最上流隔壁の上流側に配置された開閉スライド格子ゲートと、魚道路のうち開閉ゲートと最上流隔壁との間によって構成される放流プールに、ダム貯水池の水を給水する手段と、魚道路のうち最上流隔壁の下流側に、ダム貯水池の水を給水する手段とを備え、開閉スライド格子ゲートが、開閉ゲートの直ぐ下流の位置までスライドするように構成されている。 (もっと読む)


【課題】超音波の水中での減衰・散乱特性を用いて懸濁物質濃度を測定する。
【解決手段】測定用音波を被測定媒質中に出力する送信器として機能するトランスデューサ101aと、被測定媒質による測定用音波の反射波を入力とする受信器として機能するトランスデューサ101aとを含み、両者が分離して構成する(a)。このように、送信器と受信器とを分離した構成を採用することにより、両者を一体化した構成(b)に比べて、反射波を捕らえることができないブランク領域を小さくすることができる。このため、装置直近をも測定でき、計測範囲を広くすることができる。 (もっと読む)


【課題】 ダム等の高落差で、かつ、上流側の水位が変動するような横断工作物の魚道の出口に接続して使用することができ、河川を遡上した魚類等を横断工作物の下流側に滞留させることなく上流側に確実に誘導する魚道出口装置の提供。
【解決手段】 魚道出口装置は、水路形成部10と、水路形成部10内の水路を横断して設けられ、水路形成部10の水路の上流側からの流水を越流させて、その長さ方向略全体にわたって下流側へ落下する剥離流を形成する越流壁50と、水路形成部10において、越流壁50の下流側で、かつ、越流壁50の近傍位置に設けられ、水路形成部10を遡上した魚類等を内部に落下自在な落とし口60と、落とし口60と河川の横断工作物よりも上流側とを連通し、落とし口60に落下した魚類等を河川の横断工作物よりも上流側まで誘導する誘導管71とを備える。 (もっと読む)


【課題】 河川を降下または遡上する魚類等がダム等の横断工作物を通過する際の降下経路または遡上経路を形成し、魚類等の自己防衛本能や習性等を利用することにより、魚類等を河川の横断工作物より下流側または上流側に確実に誘導することができると共に、その構造を簡単にして設置費用を大幅に低減することができる魚類等誘導装置の提供。
【解決手段】 魚類等誘導装置は、河川の横断工作物より上流側に横断して配置され、河川を降下する魚類等を脅して、魚類等の通過を阻止する脅し手段10と、脅し手段10の近傍に配置され、脅し手段10の上流側近傍を移動する魚類等を内部に落下させる落下手段20と、一端が落下手段20に接続されると共に、他端が河川の横断工作物より下流側で開口し、落下手段20に落下した魚類等を河川の横断工作物より下流側へと誘導する誘導流路を形成する誘導手段30とを備える。 (もっと読む)


【課題】より一層正確に遡上魚及び降下魚の有無、種類、数量を計測する。
【解決手段】河川にある魚道3の隔壁9を設けた複数の潜孔部11から魚を通過せしめ、水中に設けた超音波送受波器15により前記各潜孔部11を通過する魚類13に対して斜め方向に向けて水中からほぼ水平に指向特性を制御した超音波を送信すると共に魚類13に反射した反射波を受信し、この反射波により魚類13の有無と数量とを時系列に自動的に計測する。超音波が魚類13に対して斜め方向に向けて送受信されることで、ターゲットを大きく捉えることができ、反射波を大きくできる。さらに、各潜孔部11を通過する魚類13を水中から魚類撮像手段31で撮影する。記録した映像は、後日、人手により各超音波送受波器15によるデータと併せて通過時間、移動方向、魚数、魚種を確認、集計できる。 (もっと読む)


【課題】 魚の遡上に適した勾配を維持し、上流水位の変動に追従する浮動式魚道装置を提供する。
【解決手段】 ダムの直下流側の河床に凹部を穿設し、該凹部に上流側流水を充填させて、台座26とその上に載せたらせん状の水路25とからなる魚道本体27を浮かせ、上流側の放流水路52開口に水路25上端を連絡し、水路25下端を魚道本体27を囲む下流側の環状水槽48に合流させる。台座26下部には上流側流水を充填した膨縮室39を形成し、膨縮室39に流入する上流側流水を調節する。上流水位の変動により、膨縮室39の水圧で魚道本体27が上昇あるいは降下し、水路25上端の連絡位置が高くても低くても放流水路52と連絡され、水路25下端は埋没するが合流水面は環状水槽48水面と一致する。 (もっと読む)


【目的】 湖上の景観を改善し、ダム湖の水質浄化を行う。
【構成】 浮構造本体2の上面間に草木の根が活性着装可能になる着根性層構造体11を掛架し、樹木a及び草木bを植える。微生物の付着可能な連続空隙を有する多孔性漁礁ブロック14を浮構造本体2の周囲に固設し、水質浄化能を有する微生物を繁殖せしめ、周囲に水生生物が棲息可能な漁礁18を形成する。フロート31を浮遊端部に連繋した浮遊網状構造体30の上端をアンカーパイル32によって地層に連繋固定し、湖岸から連続して湖面に載置する。網状浮遊構造体30は着根性を有し、草木を植えることができることを特徴とする。 (もっと読む)


【目的】 遡上魚用の水路を形成するための魚道装置を河川内に簡単に設置できるようにすると共にその機能を十分に発揮できるようにする。
【構成】 河川1に設けた既設の固定堰2の下流側に壁部に切欠部12を形成した複数の魚道ブロック4,5,6を平面視、扇状に積重ねて配設する。そして、この積重ねた魚道ブロック4,5,6を上流側から下流側に階段状にして接続させる。これによって、魚道装置3を河川1の内部の固定堰2の下流に取付けることができる。また、魚道装置3を複数の魚道ブロック4,5,6を積重ねることによって形成したので、魚道ブロック4,5,6の段数を調節することによって、河川1に設けた多数の固定堰2の高さに合わせてその高さを調整することが可能となる。これによって、河川1に設けた既設の固定堰2に魚道装置3を容易に取付けることができる。 (もっと読む)


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