説明

ヤクモ株式会社により出願された特許

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【課題】効率良く振動のエネルギー吸収が可能で、建物の剛性を高める耐震機能を併せ持つ制振装置を提供する。
【解決手段】建物の軸組みフレームに取り付けられる制振装置20であって、上部取付金具を用いて軸組みフレームの上部仕口部に連結された一対構成のブレース9と、軸組みフレームの下部に設置された箱型状のケース1と、このケース1に設けた一対の軸2により隅部を回動可能に支持された一対構成の可動プレート8と、粘弾性材14とこの粘弾性材14を挟んだケース取付板13、プレート取付板12とを具備し、ケース1と可動プレート8との間に介在配置した粘弾性体4と、可動プレート8の他端側に配置した前記可動プレート8を介してブレース9に張力を作用する張力付与機構部17とを具備し、軸2とプレート取付板12の可動プレート8に対する取り付け位置との寸法を、軸2と前記隅部との寸法より大きく設定する制振機構部を有する。 (もっと読む)


【課題】本発明は、微振動から大地震まで効率よく振動のエネルギー吸収が可能なコンパクトで軽く、極めて設置が容易である制振装置を提供するものである。
【解決手段】本発明の制振装置は、建物の梁23と柱22とで構成される軸組みフレーム21の上下の仕口部24、25間に斜めに取り付けられる制振装置20であって、上部の仕口部24にターンバックル10、上部取り付け金具26を介して上端側が連結される軸体1と、この軸体1に取り付けた一辺に粘弾性体8を含む軸体1を挟んで対称構造の一対の四辺リンク機構部とを具備し、軸体1の振動に伴う変位に連動して一対の四辺リンク機構部を各々変形させて粘弾性体8にせん断力を作用し、そのせん断変形により振動エネルギーを吸収する制振機構部30と、下部の仕口部25に下部取付金具27を介して下端側を連結し、上端側に内蔵したブッシュにより制振機構部30の軸体1を引張り側、圧縮側にスライド可能に支持する支持パイプ4と、を有するものである。 (もっと読む)


【課題】微振動から大地震まで効率よく振動のエネルギー吸収が可能な制振装置を提供するものである。
【解決手段】建物の梁と柱との仕口部間に設置される上ブレース6a、下ブレース6bからなるブレースと、上ブレース6a、下ブレース6b間に連結配置した制振機構部8と、を有する制振装置1であって、制振機構部8は、下部側が下ブレース6bに連結された四角箱形状のケース9と、このケース9内に設けた軸14を支軸としてケース面と平行方向に回動可能に配置されるとともに軸14とは異なる位置が上ブレース6aの端部に連結された可動プレート11と、ケース9内で可動プレート11とケース9との間に取り付けた可動プレート11の回動に伴い回転せん断変形又はせん断変形する粘弾性体15と、ケース9内で可動プレート11とケース9との間に取り付けた上ブレース6aに張力を作用する引張りばね16、とを有する構成とした。 (もっと読む)


【課題】被免震物を上下に揺動させず、緩衝器設置の簡素化、全体の省スペース化を実現でき、X方向、Y方向の変位を確実に検出することができる直交レール式免震・制振装置を提供する。
【解決手段】直交レール式免震・制振装置1は、設置面上に配置する下架台2と、下架台2上方に平行配置した被免震物Mを搭載する上架台3と、下架台2、上架台3に各々対応配置に固着したX−Y直交配置のスライドレール11、12と、上架台3と下架台2とを相対的にX方向、Y方向及びX,Y合成方向に自在に摺動させる所要数のX・Yレール連結ユニット4と、各々X方向、Y方向の緩衝作用を与える緩衝機構部と、上架台3、下架台2間の相対的な位置関係を初期位置に復元させるバネ機構部7及びX方向アクチェータ機構部27、Y方向アクチェータ機構部37と、上架台3のX方向変位、Y方向変位を各々個別に検出する変位検出機構部6とを有するものである。 (もっと読む)


【課題】本発明は、狭小な設置箇所に容易に設置でき、制振能力に優れ、固有振動数や減衰力の調整も簡略な薄型制振装置を提供する。
【解決手段】本発明の薄型制振装置20は、OAフロア等に設置される四角枠状の薄型のベースフレーム1と、このベースフレーム1上で軸受5により支持したトーション軸7により一端側が回動可能に支持された角柱体2、2と、この角柱体2、2に取り付けた板体2aとからなる固定マスと、該固定マスにおける板体2aに対して取り付け位置を調整可能に取り付けたチューニングマス3と、ベースフレーム1と固定マスにおける角柱体2との間に取り付け位置を調整可能に取り付けた粘弾性ダンパ4と、板体2aの他端下部とベースフレーム1の他端との間に弾性力を調整可能に、且つ、脱着可能に配置したコイルバネ9とを有するものである。 (もっと読む)


【課題】本発明は、簡略な構成にて自動販売機や陳列棚等の地震時の免震、更には転倒防止を的確に図ることができる免震装置を提供する。
【解決手段】本発明の免震装置は、設置面2と、自動販売機、棚等の免震対象物3の底部との間に配置され、地震時に免震対象物3の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置1であって、設置面2上に配置した基体10と、免震対象物3の底部側に配置した受体11と、基体10、受体11間の免震対象物3の前側に対応する位置に配置した免震対象物3の中立位置に対応する位置を最低部12cとし、その前、後が異なる角度で上昇する傾斜部12a、12bとした傾斜誘起体12と、基体10、受体11間の免震対象物3の後側に対応する位置に配置した平坦体13と、受体10、傾斜誘起体12間及び受体11、平坦体13間に各々配置した転動体14とを有する免震機を、2台並列配置としたものである。 (もっと読む)


【課題】本発明は、減衰方向とは異なる方向への偏荷重による変位が発生しても振動減衰性能を効果的に発揮でき、且つ、横転したような場合でも内部の粘性液体の流出を防止できる粘性・流体ダンパ装置を提供する。
【解決手段】本発明の粘性・流体ダンパ装置は、設置体21と支持体22との間に配置して支持体22を一定量浮上させた位置を基点としてその振動減衰を行う粘性・流体ダンパ装置1であって、設置体21上に配置する粘性流体4を収納したダンパ本体6と、支持体22に固定する取り付けプレート8に一端を連結し他端をダンパ本体6の開口側から前記粘性流体4内に臨ませたシャフト3と、粘性流体4内でダンパ本体6の内壁との間にクリアランスtをもって、且つ、シャフト3に対して直交する方向の自由度を持って連結した粘性流体4との間で減衰力を得る減衰プレート5と、ダンパ本体6の開口側を密封状態で閉塞するカバー体2とを有するものである。 (もっと読む)


【課題】本発明は、優れた振動伝達低減性能を有し、且つ、建築物へ容易に設置可能とする振動低減材を提供する。
【解決手段】本発明の振動低減材1は、弾性材或いは弾性材であるゴムチップと、土砂とを主材とし、結合材としてアスファルトを混練して形成したものであり、建築物6への振動伝達を大幅に低減するものである。 (もっと読む)


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