説明

三栄商事株式会社により出願された特許

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【課題】靭性を損なうことなく規格降伏点以上の溶接強度となるようにせん断補強筋を梁主筋にスポット溶接するにあたり、溶接作業の効率化および溶接品質のばらつきの低減を図ること。
【解決手段】住宅用鉄筋コンクリート梁の梁主筋に所定ピッチでスポット溶接されるせん断補強筋のスポット溶接方法において、予熱工程を行わず、梁主筋およびせん断補強筋に溶接電流を流して本溶接を行い(本溶接工程A)、その後、通電を切ることなく、溶接温度を維持する程度の低い電流を流し(冷却溶接工程B)、その後に焼き戻し電流を通電して焼き戻し溶接を行い(焼き戻し溶接工程C)、梁主筋に対するせん断補強筋の溶接強度を、せん断補強筋の規格降伏点強度以上の値とする。本溶接工程Aおよび焼き戻し溶接工程Cにおいて、電流値を徐々に増加させるアップスロープ制御と、電流値を徐々に減少させるダウンスロープ制御を行う。 (もっと読む)


【課題】シングル配筋構造の鉄筋コンクリート梁の上面および側面における割裂ひび割れを抑制すること。
【解決手段】鉄筋コンクリート梁1における組立鉄筋ユニット3の上下端に沿って一定間隔で異形棒鋼4を固定する。各異形棒鋼4は鉄筋コンクリート梁1の幅方向に水平に延びており、その中央部分が組立鉄筋ユニット3の上端主筋5aあるいは下端主筋6bに溶接されている。実大寸法の鉄筋コンクリート梁を用いた確認試験により、異形棒鋼4を上端主筋5aあるいは下端主筋6bに溶接したことによる鉄筋コンクリート梁の上面および側面における割裂ひび割れの抑制効果、および、最大せん断耐力および限界変形性能の改善効果について確認できた。 (もっと読む)


【課題】主筋側の異形棒鋼の伸び性を阻害することなく、主筋側の異形棒鋼とあばら筋側の異形棒鋼とを良好な溶着力で溶接可能なスポット溶接方法を提案すること。
【解決手段】鉄筋コンクリート用棒鋼として用いられる主筋側の異形棒鋼1とあばら筋側の異形棒鋼2を、異形棒鋼1の一方の縦リブ11に接するように異形棒鋼2を交差状態に重ね合わせ、これらの重ね合わせ位置を相互に溶接するスポット溶接方法において、主筋側の異形棒鋼1の他方の縦リブ12の側に押し付けられるスポット溶接用のスポット溶接電極3として、その先端面31が縦リブ12に掛からないように、当該先端面31に一定幅の溝32が形成されている溝付きスポット溶接電極を使用する。先端面31における溝32の両側の縁端部33a、34aを、異形棒鋼1の縦リブ12の両側から延びている竹節13、14の部位に押し付け、この状態でスポット溶接を行う。 (もっと読む)


【課題】靭性を損なうことなく規格降伏点強度以上の溶接強度となるように、せん断補強筋を梁主筋にスポット溶接可能なスポット溶接方法を提案すること。
【解決手段】住宅用鉄筋コンクリート梁の梁主筋に所定ピッチでスポット溶接されるせん断補強筋のスポット溶接方法において、予熱工程を経ることなく、梁主筋およびせん断補強筋に溶接電流を流して本溶接を行い(本溶接工程A)、溶接電流の通電時間とほぼ同一の焼き戻し冷却時間をおき(焼き戻し冷却工程B)、溶接電流の約75%の焼き戻し電流を、溶接電流の通電時間とほぼ同一の時間だけ通電して焼き戻し溶接を行い(焼き戻し溶接工程C)、梁主筋に対するせん断補強筋の溶接強度を、せん断補強筋の規格降伏点強度以上の値とする。 (もっと読む)


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