説明

高周波鋳造株式会社により出願された特許

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【課題】本体部の湯口部直下部位に硬度低下が生じない、亜共晶組成の高Cr鋳鉄鋳物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の高Cr鋳鉄鋳物は、mass%で、C:2.5〜3.5%、Cr:11〜22%を含む高Cr鋳鉄で鋳造され、押し湯部1から湯口部2を介して本体部3が形成され、前記本体部3の平均横断面積をS、湯口部2の平均横断面積をSnとするとき、Sn/Sを0.10〜0.75とされたものである。この鋳物は、押し湯部1から湯口部2を介して本体部3が形成された鋳造空間を有し、前記Sn/Sを0.10〜0.75とする鋳型に前記高Cr鋳鉄の溶湯を鋳込み、冷却凝固させることで製造することができる。 (もっと読む)


【課題】 衝撃を伴うヒートサイクルを受ける耐摩耗部材用の、耐ヒートクラック性に優れた高Cr鋳鉄およびその熱処理方法を提供する。
【解決手段】 質量%で、C:2.5〜3.5%、Si:0.2〜1.0%、Mn:0.6〜2.0%、Cr:11〜22%、Mo:1.0〜3.0%、N:0.01〜0.15%、を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる高Cr鋳鉄であって、CrとCの含有量の比Cr/Cを4.5〜6.5の範囲とするとともに、MnとMoの含有量の積Mn*Moを1.8〜2.5の範囲とし、この高Cr鋳鉄の焼入れ時の表面の冷却速度を5℃/sec以下とすることによって、組織中の残留γを体積率で30%以下とし、耐ヒートクラック性を向上させる。 (もっと読む)


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