説明

神鋼アルコア輸送機材株式会社により出願された特許

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【課題】優れた伸びフランジ性を有するAl合金板と、このAl合金板を確実に得ることのできる製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】特定組成の6000系Al合金板組織の結晶粒径を微細化するとともに、粒界析出物の長さを小さくし、このアルミニウム合金板の特性として、低温短時間加熱の人工時効硬化能を高めた上で、比較的高強度で、かつ実際の穴広げ加工性としての穴広げ率を向上させ、自動車パネル構造体の特に優れた伸びフランジ性を要求されるドアなどのインナパネルとして好適な6000系Al合金板とする。 (もっと読む)


【課題】ヘム曲げ性とベークハード性とを兼備させた6000系アルミニウム合金板の製造方法を提供する。
【解決手段】6000系アルミニウム合金鋳塊を均質化熱処理した後に一旦冷却し、その後更に、熱間圧延を開始する温度範囲まで再加熱して熱間圧延を行い、次いで、冷間圧延によって所定の板厚とした後、溶体化処理および焼入れ処理を行い、この焼入れ処理後、速やかに再加熱して比較低高温に保持する予備時効処理を行ない、自動車パネル用6000系アルミニウム合金板に、ヘム曲げ性とベークハード性とを兼備させる。 (もっと読む)


【課題】集合組織に異方性を持たせた6000系Al合金板の製造方法において、更に、リジングマーク性に優れた、Al合金板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】特定組成の6000系アルミニウム合金鋳塊を、500 ℃以上融点未満の温度で均質化熱処理した後、300 〜400 ℃の温度範囲まで50℃/hr 以上の冷却速度で冷却して熱間圧延を開始し、この熱間圧延を280 ℃以下の温度範囲で終了し、10〜80% の圧下率で冷間圧延後、160 〜240 ℃の温度で中間焼鈍し、更に15% 以上の圧下率で冷間圧延した後、溶体化および焼入れ処理し、得られたアルミニウム合金板の0 °−90°方向の耳率が-13 〜-17%の範囲である集合組織の異方性を持たせるとともに、平均結晶粒径を50μm 以下とすることである。 (もっと読む)


【課題】薄肉であっても、ろう付後強度が高く、かつ、耐食性に優れる熱交換器用アルミニウム合金製ブレージングシートを提供する。
【解決手段】芯材2と、この芯材2の一面側に配置された外面ろう材3と、この芯材2の他面側に配置された内面ろう材4とを備えた熱交換器用アルミニウム合金製ブレージングシート1であって、芯材2は、Mn、SiおよびMgを所定範囲内で含有し、残部がAlと不可避的不純物とからなり、外面ろう材3は、SiおよびZnを所定範囲内で含有し、残部がAlと不可避的不純物とからなり、内面ろう材4は、SiおよびCuを所定範囲内で含有し、残部がAlと不可避的不純物とからなり、外面ろう材3のZn含有量および内面ろう材4のCu含有量がZn≧(7−3Cu)の式を満たすことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】自動車用フードに求められる基本性能を満足すると同時に、歩行者保護性能に優れた自動車用フードを提供する。
【解決手段】アウターパネル2とインナーパネル3とを備える自動車用フード1Aにおいて、インナーパネル3は、アウターパネル2と接合する枠状の第1インナー材3Aと、第1インナー材3Aの枠内側に配置される第2インナー材3Bとからなり、第1インナー材3Aは、外側縁部5aと、空間部4を形成する第1インナー凹状部5と、内側縁部5bとを備え、第2インナー材3Bは、第1インナー材3Aと接合する接合部6を有すると共に、空間部4を形成する第2インナー凹状部7と、パネル中央側となる位置でアウターパネル2に接合するパネル接合部10と、第1インナー凹状部内5に延出してアウターパネル2と接合する延出部8とを備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】室温時効硬化したような6000系アルミニウム合金パネルであっても、良好にヘム加工できる加工方法を提供することである。
【解決手段】アルミニウム合金パネルのヘム加工方法であって、ダウンフランジ工程およびこれに続くプリヘム工程によるパネル折り曲げ部を、フラットヘム工程かロープドヘム工程によって、更にパネル内側に向けて折り曲げて成形するに際し、前記パネル折り曲げ部1bを、ヘム加工後の最終パネル折り曲げ部の厚みt よりも厚い弾性体7 によって、パネル周縁部方向からパネル内側に向けて拘束し、この弾性体7 を前記パネル折り曲げ部1bとともにポンチ4 により押圧することによって、弾性体7 をパネル周縁部方向からパネル内側に向けて変形させ、ポンチ4 とともに、この弾性体7 の変形によってもパネル折り曲げ部1bを押圧して、パネル折り曲げ部1bを略180 °の角度までパネル内側に向けて折り曲げて成形する。 (もっと読む)


【課題】量産的な熱延ラインによって6000系Al合金板を製造する場合にでも、プレス成形時のリジングマークを防止した製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】Si:0.4〜1.3%、Mg:0.2〜1.2%、Mn:0.01 〜0.65% 、Cu:0.001〜1.0%を含み、残部がAlおよび不可避的不純物からなり、400mm 以上の厚みを有する大型のアルミニウム合金鋳塊を、500 ℃以上融点未満の温度で均質化熱処理した後、50℃/hr 以上、100 ℃/hr 以下の冷却速度で冷却し、その後、リバース式の粗圧延機とタンデム式の仕上げ圧延機とから構成されて各々複数のパスからなる圧延が施される熱延ラインによって、前記粗圧延における開始温度を350 〜450 ℃の温度範囲とし、前記仕上げ圧延における終了温度を350 ℃以下とした熱間圧延を行い、更に冷間圧延した後に、溶体化および焼入れ処理することである。 (もっと読む)


【課題】室温時効硬化したような6000系アルミニウム合金パネルであっても、良好にヘム加工できる加工方法を提供することである。
【解決手段】アルミニウム合金パネルのヘム加工方法であって、ダウンフランジ工程により、パネル周縁部を略直角の角度に折り曲げた後に、このパネル折り曲げ部を、プリヘム工程によって、更にパネル内側に向けて折り曲げるに際し、パネル折り曲げ部1aの外周側に弾性体7 を配置し、この弾性体7 をポンチ4bにより押圧することによって、弾性体7 をパネル周縁部1a方向からパネル1 内側に向けて変形させ、この弾性体7 の変形のみによってパネル折り曲げ部1aを押圧してパネル1 内側に向けて折り曲げ、その後、この成形したパネル折り曲げ部1aを、フラットヘム工程かロープドヘム工程によって、更に略180 °の角度までパネル内側に向けて折り曲げることを特徴とするアルミニウム合金パネルのヘム加工方法。 (もっと読む)


【課題】剪断加工自体を阻害せずに、容易かつ確実に、切り粉の発生を抑制することができる、6000系アルミニウム合金成形板およびその剪断加工方法を提供することを目的とする。
【解決手段】厚さが5mm 以下で、質量% で、Si:0.3〜2.5%、Mg:0.1〜3.0%を含む6000系アルミニウム合金板を、上刃と下刃との剪断により剪断加工してパネル材とするに際し、剪断加工されるアルミニウム合金板の、JIS Z2242に規定される金属材料の衝撃試験において測定されたシャルピー衝撃値を予め12〜30J/cm2 の範囲として、前記剪断加工時の切り粉発生を抑制する。 (もっと読む)


【課題】 剪断加工自体を阻害せずに、容易かつ確実に、切り粉の発生を抑制することができる、6000系アルミニウム合金成形板のトリミング方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 アルミニウム合金板1 を上刃3 と下刃4 との剪断により剪断加工する方法において、剪断加工中、上刃3 の下面3aが下刃4 の上面4aよりも常に上方に位置しており、この上刃3 の下面3aと下刃4 の上面4aとの間隔d が最も小さくなる時を、アルミニウム合金板1 の板厚t に対する比で15〜70% とする。 (もっと読む)


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