説明

戸畑共同火力株式会社により出願された特許

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【課題】再熱器を有するボイラから工場設備へプロセス用蒸気を供給するにあたり、当該ボイラの運転範囲の制限やプロセス用蒸気の供給量の制限を従来よりも緩和し、且つ再熱器の温度上昇を抑制する。
【解決手段】ボイラタービン発電設備1から工場設備2へプロセス用蒸気を供給する蒸気供給系統3と制御装置4を有する蒸気供給システム5は、ボイラ10の再熱蒸気系統14へ蒸気を混気する混気系統51を有し、蒸気供給系統3は、ボイラ10から発生した蒸気の一部を取り出す抽気管40と、抽気弁41を備えている。混気系統51は、再熱器24と低圧タービン27とを接続する低温再熱蒸気管50における、再熱器24入口より上流側に接続された混気管60と混気弁62を備えている。制御装置4は、再熱器24の温度が上昇した場合に、混気弁62の開度を調整して、再熱器の温度上昇が予め定められた範囲内に収まるように混気量を制御する。 (もっと読む)


【課題】再熱器を有するボイラの主蒸気系統から工場設備へプロセス用蒸気を供給するにあたり、当該ボイラの圧力変動を抑制することで、プロセス用蒸気の供給制限を従来よりも緩和する。
【解決手段】ボイラタービン発電設備1から工場設備2へプロセス用蒸気を供給する蒸気供給系統3と制御装置4を有する蒸気供給システム5は、再熱蒸気管29における再熱器27の下流側であって、且つ低圧タービン16の上流側に接続された再熱蒸気抽気管60と、再熱蒸気抽気管60に設けられた再熱蒸気抽気弁61を有している。蒸気供給系統3は、ボイラ10から発生した蒸気の一部を取り出す抽気管40と、抽気弁41を備えている。制御装置4は、主蒸気抽気弁41が開かれて工場設備へ蒸気が供給され、注水制御弁34が開かれて減温器28から再熱蒸気管に注水が行われた場合に、再熱蒸気抽気弁61を開いて再熱蒸気管29から蒸気を工場設備2に供給する。 (もっと読む)


【課題】外部へ送気される蒸気の送気量の変動に適切に対応しながら、高圧蒸気を外部へ送気することが可能な蒸気送気システム及び蒸気送気方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る蒸気送気システム1は、過熱器9及び再熱器12を有する石炭焚ボイラ2と、過熱器9にて加熱された蒸気の一部を外部へ送気する工場送気管17と、過熱器9にて加熱された蒸気のうち工場送気管17へ供給された蒸気以外の蒸気によって駆動される高圧タービン4と、高圧タービン4を通過し再熱器12にて再加熱された蒸気によって駆動される低圧タービン5と、高圧タービン4及び低圧タービン5の回転出力によって発電する発電機6とを備え、再熱器12において再加熱される蒸気の再熱温度が、工場送気管17を通過する蒸気の送気量と、発電機6において要求される発電量に基づいて調整される。 (もっと読む)


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