説明

財団法人秋田県資源技術開発機構により出願された特許

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【課題】 導電率が高くかつ、単分散性に優れた球状ニッケル微小粒子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 結晶質構造を有し、粒子径がd50:1〜10μmであり、粒度分布が[(d90−d10)/d50]≦1.0(d90、d10、d50:積算分布曲線において、90体積%、10体積%、50体積%を示す粒子径)の球状ニッケル微小粒子である。ニッケル塩の水溶液と、pH調整剤および錯化剤を含んだpH調整水溶液と、還元剤水溶液とを混合して還元析出反応させ、球状ニッケル微小粒子を製造する方法であって、pH調整剤には水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カリウムを使用し、錯化剤にはアンモニアを使用し、かつpH調整水溶液に占める水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カリウム濃度を0.05〜1.3(kmol/m)、アンモニア濃度を0.5〜2.0(kmol/m)とする球状ニッケル微小粒子の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】 粒子自体の導電抵抗と単分散性に優れた球状NiP微小粒子およびその製造方法と、異方性導電フィルム用導電粒子を提供する。
【解決手段】 Niを主体にPを含む成分組成であり、その構造は結晶質構造を有する中心部と、非晶質にNiP金属間化合物が分散した構造を有する表層部とからなる球状NiP微小粒子であって、その表層部のP含有量が中心部のP含有量よりも高い球状NiP微小粒子である。そして、上記の球状NiP微小粒子の表面にAuを被覆した異方性導電フィルム用導電粒子である。
上記の球状NiP微小粒子は、ニッケル塩の水溶液と、pH調整剤およびpH緩衝剤の混合水溶液と、リンを含む還元剤の水溶液とを混合して還元析出反応させる手法に際し、混合して還元析出反応を開始させる時のpHを7超のアルカリ性となるように調整し、還元析出反応によって得られた球状NiP微小粒子には、300℃以上の加熱処理を行なうことで製造する。 (もっと読む)


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