説明

いなほ化工株式会社により出願された特許

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【課題】製造が安価で土壌溶出性に優れたケイ酸質・リン酸質複合肥料の提供を目的とする。
【解決手段】ケイ酸質・リン酸質複合肥料は、ケイ酸ソーダにリン酸を添加してケイ酸をゲル化した後に、そのまま乾燥することで得られることを特徴とする。
ゲル化後に水洗工程を経ないので、固形物の中にリン酸のみならず、ソーダ(ナトリウム)成分をそのまま含有しているため、ケイ酸質肥料とリン酸質肥料の複合化において、ナトリウム成分が存在することで土壌中にナトリウムが水酸化ナトリウムとして溶解し、土壌中の鉄成分を水酸化鉄として不活性化するため、鉄成分によるリン酸の不溶化を防止するとともに、リン酸とケイ酸との相互作用により土壌への溶出性が高くなる。 (もっと読む)


【課題】散布性に優れ、ケイ酸質肥料(資材)として利用しやすいALC廃棄物利用の新規ケイ酸質肥料の提供を目的とする。
【解決手段】軽量気泡コンクリート廃材を粉砕し、これにバインダーを混合し、造粒する。
ALCの廃棄物を粉末に粉砕した後にバインダーを混合して造粒化すると、みかけ比重が0.90〜1.10レベルにまで高くなるとともに、粒度分布が安定するので農業機械で機械散布が可能になる。
造粒化してもALCの有する多孔性は維持され、土壌へのケイ酸の溶出性が高い。 (もっと読む)


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