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Fターム[4L055BA22]の内容

 (82,557) | パルプ化 (740) | 化学的パルプ化 (267) | 蒸解 (101) | ソルボリシス (2)

Fターム[4L055BA22]に分類される特許

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【課題】 パルプおよびリグニンの収率を高める。使用する高沸点有機溶剤を再利用して、経済性を高めるとともに、パルプ化工程での圧力を低くして、設備費、運転コストの軽減を図ることができるパルプの製造方法を提供する。
【解決手段】 木質材料および農産物廃棄物等を含む植物バイオマス原料(パルプ原料)と、アルコール類に可溶であってかつ常圧での沸点が150〜290℃の高沸点有機溶剤を含むアルコール性溶媒とを耐圧容器に充填して加熱処理し、パルプ化する。パルプ化後の蒸解液からパルプ(粗パルプ)と廃液とを分離し、分離されたパルプを高沸点有機溶剤を含むアルコール性溶媒で洗浄して、パルプを取得する。パルプ化工程からの廃液と、パルプ洗浄排出液とに水を加えてリグニンを沈殿させ、リグニン分離後の濾液から高沸点有機溶剤を含む溶剤を回収し、回収した高沸点有機溶剤を、パルプ化工程および/またはパルプ洗浄工程において再利用する。 (もっと読む)


【課題】植物原料からエタノール、リグニン、パルプ等の有用成分を容易に回収できる植物原料の処理方法の提供を目的とする。
【解決手段】酸素雰囲気下にて植物系原料をアルコール溶媒中で加熱処理し第1液状成分と第1固形成分とを含有する加熱処理物を得、両成分を固液分離する工程を包含する植物系原料の処理方法。酸素の存在下、アルコール溶媒中で植物系バイオマスを加熱処理することによって、植物系バイオマス中のリグニンの大部分が酸化分解されて処理溶媒中に溶解し、植物系バイオマス中のセルロース及びヘミセルロースの大部分が処理溶媒に不溶な固形分残渣となることを見出した。植物原料中に含まれるリグニン成分が、セルロースやヘミセルロースのような炭水化物成分に比べて酸化されやすいという特徴を生かして比較的マイルドな条件下で酸素酸化することにより効率的に製紙用パルプや酵素糖化のための前処理物を得る。 (もっと読む)


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